JPS63161106A - 高炉の炉頂分配シユ−ト駆動装置におけるガスシ−ル構造 - Google Patents

高炉の炉頂分配シユ−ト駆動装置におけるガスシ−ル構造

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JPS63161106A
JPS63161106A JP31362586A JP31362586A JPS63161106A JP S63161106 A JPS63161106 A JP S63161106A JP 31362586 A JP31362586 A JP 31362586A JP 31362586 A JP31362586 A JP 31362586A JP S63161106 A JPS63161106 A JP S63161106A
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熊谷 敬一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業、1:の利用分野] この発明は、高炉の炉頂部に備わる分配ノユートの駆動
装置と、炉内との間をシールするガスシール構造に関す
る。
[従来の技術] まず、従来のこの種ガスシール構造を説明するに先立ち
、炉頂分配シュートの駆動装置の構成について概説する
第3図は炉頂分配シュートの駆動装置の縦断面図であり
、Iはその駆動装置本体のケーシングである。このケー
シング!は、その下部のフランジ2を炉頂部に載せるよ
うにして設置されている。
ケーシングlの上部は天板3が設けられており、この天
板3の内側には下方へ延在する内筒4が取り付けられて
いる。また、天板3の下部には、軸受5によって、旋回
テーブル6の上部のフランジ7が炉内中心Oを中心とし
て旋回自在に取り付けられている。この旋回テーブル6
には図示しない分配シュートが取り付けられており、駆
動機構8によって旋回テーブル6と共に旋回するように
なっている。旋回テーブル6の内側には水冷パネル9a
、9b、9cが備えられて、これらの水冷パネル9a1
9b、9c内を通る冷却水によって、旋回テーブル6を
冷却するようになっている。
水冷パネル9a、9b、9c内に冷却水を通すための流
路は次のように構成されている。
すなわち、旋回テーブル6の上側周部には、その全周に
渡って延在する環状の上側トラフIOが構成され(第4
図参照)、またケーシングlの下部のフランジ2には、
その全周に渡って延在する環状の下側トラフ11が構成
されていて(第5図参照)、前者の上側トラフlO内に
供給された冷却水が水冷パネル9a、9b、9c内を通
り、その後、後者の下側トラフ11内に回収されるよう
になっている。上側トラフlOに対しては、ケーシング
lの天板3に配した給水ノズル12から冷却水が供給さ
れる。本例の場合、給水ノズル12からの冷却水は、一
旦、天板3の下面に設けられた環状の溝部3a内に入り
、それから給水パイプ1.3を通って上側トラフ10内
に供給される。また、上側トラフIO内にはオーバーフ
ロー樋I4が設けられており、給水パイプ13からの冷
却水は、まずこのオーバーフロー樋14内に入る。上側
トラフlOに供給された冷却水は、パネル給水連絡管1
5を通して水冷パネル9a、9b、9c内に導かれる。
水冷パネル9a、9b、9c内を通った冷却水は、排水
パイプ■6を通って下側トラフ11内に排出され、その
後、排水パイプ17を通して外部に排出される。
なお、第5図において、18は、下側トラフ11の開口
部を覆うカバー、19は、そのカバー18を旋回テーブ
ル6側にて支えるスタンド、20は炉体の鉄皮、21は
その鉄皮2゛0と排水パイプI7との間をシールするガ
スシール、22はケーシングlの下部のフランジ2が載
る炉体側のトップリングである。
従来、このような構成の炉頂分配シュートの駆動装置に
お1するガスシール構造、つまり旋回テーブル6の内側
と、炉内との間のガスシール構造は、以下のように構成
されていた。
すなわち、旋回テーブル6の上側周縁と天板3との間の
シールについては、第4図に示すように、天板3の下面
に環状の溝3b、3cを設け、そしてこれらの溝3b、
3c内に上側トラフ10の内側板と外側板の上端を嵌め
合わせることによって、炉内空間から旋回テーブル6の
内側空間までの間の経路を屈曲させ、もって、炉内のガ
スを旋回テーブル6の内側に流れ込みに<<シている。
また、旋回テーブル6の下側周縁とケーシングlとの間
のシールについても同様に、炉内空間から旋回テーブル
6の内側空間までの間の経路を屈曲させて、炉内のガス
を流れに<<シている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、通常、炉内圧は原料の投入時に低下してから
、やがて元の炉頂圧に復帰する。一方、吹抜は事故の時
には、炉頂圧は急激に上昇する。
圧力の変動幅は、萌者の場合は500mm水柱程度であ
り、後者の場合は1500mm水柱にもなる。
このように炉頂圧が変動すると、旋回テーブル6の上側
周縁と天板3との間からは第4図中の矢印Aのように、
して、また旋回テーブル6の下側周縁とケーシングlと
の間からは第5図中の矢印Bのようにして、炉内ガスが
旋回テーブル6の内側に侵入する。侵入した炉内ガスは
、旋回テーブル6の内側のトラフ1O111内やケーシ
ングl内の機械部品側に、熱やダストを持ち込むことに
なる。
このため、ダストや熱による機械部品の損傷を招くとい
う問題があり、また高炉ガス中に20%程度含まれてい
るC Otが冷却水の中に溶解し、イオン化して腐食性
の水となって、冷却パネル9a、9b、9cの配管を腐
食させるという問題があった。
この発明は、このような問題を解決するものである。
[問題点を解決するための手段] 第1の発明の高炉の炉頂分配シュート駆動装置における
ガスシール構造は、高炉の炉頂部に駆動装置本体のケー
シングを設置し、このケーシングの内側に、分配シュー
トが取り付く旋回テーブルを装備し、この旋回テーブル
の上側周縁とケーシング上部の天板の下面とを対向させ
たまま、かつ旋回テーブルの下側周縁とケーシングの内
周面とを対向させたまま、旋回テーブルを上下方向の軸
線を中心として回転させる高炉の炉頂分配シュート駆動
装置において、 旋回テーブルの上側周縁と、高炉の天板の下面との対向
部の一方側に、旋回テーブルの回転方向に沿って延在し
て内部に水が入る環状の上側トラフを設け、かつそれら
の対向部の他方側に、前記上側トラフ内の水面下に没す
る仕切板を前記上側トラフの全周に渡って設けて、これ
ら旋回テーブルの上側周縁と高炉の天板の下面との間を
水封構造とし、 旋回テーブルの下側周縁と、高炉のケーシングとの対向
部の一方側に、旋回テーブルの回転方向に沿って延在し
て内部に水が入る環状の下側トラフを設け、かつそれら
の対向部の他方側に、前記下側トラフ内の水面下に没す
る仕切板を前記下側トラフの全周に渡って設けて、これ
ら旋回テーブルの下側周縁と高炉9ケーシングとの間を
水封構造としたことを特徴とする。
第2の発明の高炉の炉頂分配シュート駆動装置における
ガスシール構造は、高炉の炉頂部に駆動装置本体のケー
シングを設置し、このケーシングの内側に、分配シュー
トが取り付く旋回テーブルを装備し、この旋回テーブル
の上側周縁とケーシング上部の天板の下面とを対向させ
たまま、かつ旋回テーブルの下側周縁とケーシングの内
周面とを対向させたまま、旋回テーブルを上下方向の軸
線を中心として回転させる高炉の炉頂分配シュート駆動
装置において、 旋回テーブルの上側周縁と、高炉の天板の下面との対向
部の一方側に、旋回テーブルの回転方向に沿って延在し
て内部に水が入る環状の上側トラフを設け、かつそれら
の対向部の他方側に、前記上側トラフ内の水面下に没す
る仕切板を前記上側トラフの全周に渡って設けて、これ
ら旋回テーブルの上側周縁と高炉の天板の下面との間を
水封構造とし、 旋回テーブルの下側周縁と、高炉のケーシングとの対向
部の一方側に、旋回テーブルの回転方向に〆0って延在
して内部に水が入る環状の下側トラフを設け、かつそれ
らの対向部の他方側に、前記下側トラフ内の水面下に没
する仕切板を前記下側トラフの全周に渡って設けて、こ
れら旋回テーブルの下側周縁と高炉のケーシングとの間
を水封構造とし、 前記下側トラフの内部に位置する仕切板に、前記下側ト
ラフ内の通常の水位よりも低く位置する切欠部を設けた
ことを特徴する。
[作用コ 第1の発明の高炉の炉頂分配シュート駆動装置における
ガスシール構造は、旋回テーブルの上側周縁と、下側周
縁を水封構造とすることにより、炉内の圧力の変動に拘
わらずに、旋回テーブル内への炉内ガスの侵入を確実に
防止する。
第2の発明の高炉の炉頂分配シュート駆動装置における
ガスシール構造は、旋回テーブルの上側周縁と、下側周
縁を水封構造とし、かつ下側周縁の水封構造(こおける
仕切板の一部に切欠部を設けることにより、炉内の圧力
の変動に拘わらずに。
旋回テーブル内への炉内ガスの侵入を確実に防止し、更
に、炉内の圧力が旋回テーブル内よりも極端に大きくな
ったときは、下側周縁の水封構造部分のみを通して、炉
内のガスを旋回テーブル内に逃がすることにより、水の
汚染を最小限に抑える。
[実、施例コ 以下、この発明の実施例を第1図および第2図に基づい
て説明する。なお、便宜上、第1の発明と第2の発明を
併せて説明する。また、前述した従来例と同様の部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例の場合は、天板3の下面に、上側トラフlOの
全周に渡って延在する環状の仕切板31か取り付けられ
ている。この仕切板31の下端は、トラフlOの底面と
わずかな隙間をおいて位置しており、これにより、仕切
板31はトラフ11内の水面下に没する・ようになって
いる。したがって、仕切板31は、トラフlO内を炉内
側とケーシングl側とに2分して、水封構造を成してい
る。また、トラフlOに接続されたパネル給水連絡管1
5の中途箇所には、中央に開口を有する水量調整板32
が取り付けられており、その開口寸法は、各水冷パネル
9a、 9b、 9cへの通水量のバランスをとるよう
に、またトラフlO内の水面を一定の高さHlに保つよ
うに定められている。水面を一定の高さHIに保つこと
により、仕切板3【は常にトラフlO内の水面下に没す
ることになる。
また、旋回テーブル6の下側周縁には、その周方向に沿
って複数に分割されたシールプレート33が取り付けら
れている。シールプレート33の分割部分はゴム状のペ
ースト等によって塞がれており、結局、シールプレート
33は、旋回テーブル6の周方向に沿って連続的に延在
する環状体を構成している。このシールプレート33の
外周縁は下側トラフ11の中央付近にまで延在されてお
り、その外周部の下面には、下側トラフ11の全周に渡
って延在する環状の仕切板34が取り付けられている。
この仕切板34の下端は、トラフ11の底面左わずかな
隙間をおいて位置しており、これにより、仕切板34は
トラフ11内の水面下に没するようになっている。した
がって、仕切板34は、トラフ11内を炉内側とケーシ
ングl側とに2分して、水封構造を成している。トラフ
11に接続された排水パイプ17の炉外の端部には、ト
ラフ11内の水面を一定の高さH2に保つための手段(
図示せず)が講じられており、これにより、仕切板34
が常にトラフ11内の水面下に没するようになっている
また、シールプレート33の外周部の上面には、その周
方向に沿って複数に分割されたカバープレート35が取
り付けられている。カバープレート35の分割部分はゴ
ム状のペースト等によって塞がれており、結局、カバー
プレート35は、旋回テーブル6の周方向に沿って連続
的に延在して、トラフ11の上方開口部を閉塞する環状
体を構成している。これ1ミより、カバープレート35
は、旋回テーブル6の駆動機構に使用されているグリー
スがトラフ11内に流入することを防止して、水質の汚
染を回避するようになっている。
以上が第1の発明の構成例である。
第2の発明の場合は、更に、下側トラフ11内に位置す
る仕切板34に、切欠部41を設けている(第2図参照
)。この切欠部41は、下側トラフ11内の通常の水位
Llよりも低い位置に複数設けられていて、その形状は
末広がりの台形となっている。
次に、作用について説明する。
上述したように、第1の発明の場合は、上側トラフlO
の水面下に没する仕切板31が成す水封構造と、下側ト
ラフ11の水面下に没する仕切板34が成ず水封構造に
よって、ケーシングl内は炉内と縁切りされる。したが
って、ケーシング1内に、高温、多粉塵の炉頂ガスが侵
入することを防止し、ケーシングl内の機械部品の故障
や冷却水の汚染を未然に回避する。
更に、第2の発明の場合は、炉内ガスの圧力の変動によ
り、下側トラフ11内の仕切板34の前後で水位に差が
生じて、その前後の内の一方側の水位がL2.、以下と
なった時、仕切板34の切欠部41が水面から出現して
ガスの通路となる。したがって、炉内とケーシング1内
のガスは、下側トラフ11の切欠部4Iを通って出入り
する。上側トラフlOにおける仕切板31には切欠部が
設げられていないため、この」二側トラフ10の部分を
通してのガスの出入りはなく、下側トラフ11の部分を
通してのみガスが出入りして、炉内の圧力とケーシング
l内の圧力がバランスする。ところで、下側トラフ11
の部分を通るガスによって、ダクトの持ち込みや水質変
化が生じることは否めない。しかし、下側トラフ11内
の水は外部に排出されるだけのらのであるため、冷却パ
ネル9a、9b、9cを水冷パイプに何等の悪影響を起
こさない。ちなみに、上側トラフI+の部分を通してガ
スが出入りした場合には、水質変化によって水冷パイプ
に悪影響を及ぼずことになる。
なお、仕切板31,34は、いずれもトラフl01ll
内における炉内寄りの位置に設けることが望ましい。そ
れは、高炉ガスと水との接触面積を少なくして、Cot
ガスの溶解量を少なくできるからである。
[発明の効果] 以上説明したように、第1、第2の発明の高炉の炉頂分
配シュート駆動装置におけるガスシール構造は、旋回テ
ーブルの上側周縁と、下側周縁を水封構造としたから、
炉内の圧力が変動して上昇したとしても、旋回テーブル
内への炉内ガスの侵入を確実に防ぐことができる。
この結果、炉内への熱やダストの侵入によるケーシング
内の機械部品の損傷を回避すると共に、炉内ガスが冷却
パネル用の冷却水と反応して腐食性の水となることを回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の概略構成図、第2図は同
実施例の下側トラフにおける仕切板の説明図である。 第3図、第4図、第5図は従来例を説明するための図で
あり、第3図は炉頂部の縦断面図、第4図は上側トラフ
部分の構成図、第5図は下側トラフ部分の構成図である
。 I・・・・・ケーノング、  3・・・・・・天板、6
・・・・・・旋回テーブル、  1o・・・・L側トラ
フ、II・・・・下側トラフ、  3I、34・・・・
IJ: 切1.41・・・・切欠部。 出願人 石川島播磨重工業株式会社 第1図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高炉の炉頂部に駆動装置本体のケーシングを設置
    し、このケーシングの内側に、分配シュートが取り付く
    旋回テーブルを装備し、この旋回テーブルの上側周縁と
    ケーシング上部の天板の下面とを対向させたまま、かつ
    旋回テーブルの下側周縁とケーシングの内周面とを対向
    させたまま、旋回テーブルを上下方向の軸線を中心とし
    て回転させる高炉の炉頂分配シュート駆動装置において
    、旋回テーブルの上側周縁と、高炉の天板の下面との対
    向部の一方側に、旋回テーブルの回転方向に沿って延在
    して内部に水が入る環状の上側トラフを設け、かつそれ
    らの対向部の他方側に、前記上側トラフ内の水面下に没
    する仕切板を前記上側トラフの全周に渡って設けて、こ
    れら旋回テーブルの上側周縁と高炉の天板の下面との間
    を水封構造とし、 旋回テーブルの下側周縁と、高炉のケーシングとの対向
    部の一方側に、旋回テーブルの回転方向に沿って延在し
    て内部に水が入る環状の下側トラフを設け、かつそれら
    の対向部の他方側に、前記下側トラフ内の水面下に没す
    る仕切板を前記下側トラフの全周に渡って設けて、これ
    ら旋回テーブルの下側周縁と高炉のケーシングとの間を
    水封構造としたことを特徴とする高炉の炉頂分配シュー
    ト駆動装置におけるガスシール構造。
  2. (2)高炉の炉頂部に駆動装置本体のケーシングを設置
    し、このケーシングの内側に、分配シュートが取り付く
    旋回テーブルを装備し、この旋回テーブルの上側周縁と
    ケーシング上部の天板の下面とを対向させたまま、かつ
    旋回テーブルの下側周縁とケーシングの内周面とを対向
    させたまま、旋回テーブルを上下方向の軸線を中心とし
    て回転させる高炉の炉頂分配シュート駆動装置において
    、旋回テーブルの上側周縁と、高炉の天板の下面との対
    向部の一方側に、旋回テーブルの回転方向に沿って延在
    して内部に水が入る環状の上側トラフを設け、かつそれ
    らの対向部の他方側に、前記上側トラフ内の水面下に没
    する仕切板を前記上側トラフの全周に渡って設けて、こ
    れら旋回テーブルの上側周縁と高炉の天板の下面との間
    を水封構造とし、 旋回テーブルの下側周縁と、高炉のケーシングとの対向
    部の一方側に、旋回テーブルの回転方向に沿って延在し
    て内部に水が入る環状の下側トラフを設け、かつそれら
    の対向部の他方側に、前記下側トラフ内の水面下に没す
    る仕切板を前記下側トラフの全周に渡って設けて、これ
    ら旋回テーブルの下側周縁と高炉のケーシングとの間を
    水封構造とし、 前記下側トラフの内部に位置する仕切板に、前記下側ト
    ラフ内の通常の水位よりも低く位置する切欠部を設けた
    ことを特徴とする高炉の炉頂分配シュート駆動装置にお
    けるガスシール構造。
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