JPS631593Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS631593Y2
JPS631593Y2 JP1978058808U JP5880878U JPS631593Y2 JP S631593 Y2 JPS631593 Y2 JP S631593Y2 JP 1978058808 U JP1978058808 U JP 1978058808U JP 5880878 U JP5880878 U JP 5880878U JP S631593 Y2 JPS631593 Y2 JP S631593Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed wiring
power
noise
noise potential
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978058808U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54159127U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1978058808U priority Critical patent/JPS631593Y2/ja
Publication of JPS54159127U publication Critical patent/JPS54159127U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS631593Y2 publication Critical patent/JPS631593Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電源線と大地間の雑音電圧を低減し
た電力変換装置に関する。
従来、商用交流電源電圧を入力し、高周波電力
を発生する電力変換回路としてたとえば第1図に
示すように構成したものが考えられている。この
回路は電力変換主回路としてプシユプル形のイン
バータ回路を用いたもので、この回路は商用交流
電源1が印加される入力端子2a,2b間に電源
線間の高周波雑音低減用として一般に設けられる
コンデンサ3および整流回路4を並列接続し、こ
の整流回路4の出力端子間に前記コンデンサ3と
同様なあるいは平滑用コンデンサ5を接続すると
ともに、、正側端子を出力トランス6の1次巻線
6,6の共通接続点に接続し、また負端子をイン
ダクタンス7を介してたとえばNPN形トランジ
スタであるスイツチング素子8および9のエミツ
タに接続している。スイツチング素子8はコレク
タを上記1次巻線6の他端に接続し、ベースをバ
イアス抵抗10を介して上記1次巻線6,6の共
通接続点に接続し、またスイツチング素子9はコ
レクタを上記1次巻線6の他端に接続しベースを
バイアス抵抗11を介して上記1次巻線6,6の
共通接続点に接続している。上記出力トランス6
は1次巻線6,6の間に共振コンデンサ12を接
続する。またこのトランス6は上記1次巻線6,
6の他に2次巻線6および帰還巻線6の一端を上
記スイツチング素子8のベースに、他端を上記ス
イツチング素子9のベースに夫々接続する。しか
して、このような回路にあつてはいま入力端子2
a,2bの間に交流入力が与えられ整流回路4に
よつてバイアス抵抗10,11を介して各スイツ
チング素子8,9のベースにベース電流が与えら
れると、これらスイツチング素子8,9のわずか
なアンバランスによスイツチング素子8又は9の
いずれかが先にオンする。いま仮にスイツチング
素子8が先にオンしたとすると出力トランス6の
1次巻線6に電流が流れ2次巻線6側に起電力が
誘起する。すると、このときの2次巻線6側のイ
ンダクタンス分と共振コンデンサ12による共振
振動電圧によりスイツチング素子8,9が交互に
オンオフし自励発振を生じる。これにより出力ト
ランス6を介して負端13に高周波電力が与えら
れることになる。ところで、このように構成され
た回路は部品を印刷配線に装着されその配線を印
刷配線板に形成されることがある。ところが、こ
のような回路は、特に第1図の太線部分に示すよ
うに、スイツチング素子8,9に接続されたライ
ンにおける高周波雑音電位が高いため、印刷配線
板をそのまま設置ケースに収容すると他に著しい
雑音障害を及ぼすことがある。この理由は第2図
に示す雑音等価回路から説明できる。すなわち、
第2図は第1図の回路の雑音系を等価回路として
表わしたもので、この場合、第2図は第1図と同
一部分には同符合を付しており、これ以外の8
A,9Aはスイツチング素子8,9のスイツチン
グ動作により発生する高周波雑音電圧源、12
A,12Bは共振コンデンサ12をトランス6の
1次巻線6,6の間に等価に置換えたコンデンサ
分、14は電源線と大地間のインピーダンス(又
は商用交流電源1に接続された雑音妨害機器の対
地インピーダンス)、15,16はスイツチング
素子8,9のコレクタの放熱板を介して存在する
大地間の分布容量、17はインダクタンス7のコ
イルおよびコアを通して大地間に生ずる分布容量
をそれぞれ代表して表わしている。図示を省略し
たが、この他にも各部品と大地間には分布容量が
存在している。かかる等価回路から明らかなよう
に特に雑音電位の高いラインと大地間の分布容量
15,16,17等によりインダクタンス7→イ
ンピーダンス14→大地→各分布容量15,1
6,17→高周波雑音電源8A,9A→インダク
タンス7を通る雑音閉ループが形成されこれによ
りインピーダンス14に大きな雑音電圧が発生す
ることになる。すなわち、電源線と大地との間の
雑音電圧が大きくなる。そこで、従来第3図に示
すように第1図の主回路パターンを形成した印刷
配線板18と設置ケース19の間に絶縁板20で
挟持された導伝性のシールド板21を配置し、こ
のシールド板21を第1図の回路の電源側例えば
整流回路4の正側端子に接続することにより雑音
電位の高いラインと大地間の分布容量を低減し雑
音障害を防止するようなことが考えられている。
ところが、このような構成ではシールド板21を
特別に用意しなければならないためそれだけ部品
点数および組立工数が多くなり高価なものになる
欠点があつた。
他の従来技術として、たとえば実公昭37−
31965号公報に示されるように、、アースパターン
を印刷配線板面に広範囲に形成したものがある。
しかしこのものは前記のようにアース(大地)に
接続するものであるから、本願のような高周波電
力を発生するものに適用すると、本願第2図を参
照して明らかなように、高周波雑音源と大地とが
一層短絡的になつて、電源線と大地との間との雑
音は大きくなり、ラジオなど他の機器に与える影
響は大きくなるものである。
この考案はこのような欠点を解消するためにな
されたもので、安価にして電源線の一線・大地間
の雑音電圧の大幅な低減を図ることができる電力
変換装置を提供することを目的とする。
本考案は印刷配線板面に入力電源と接続され相
対的に高周波雑音電位が低い電源ライン用印刷配
線部分を上述のように高周波雑音電位の高い配線
部分に近接し、かつ印刷配線板の余白を利用し
て、雑音電位の高い配線部分を囲むように形成し
たことを特徴とするものである。
なお、本発明において、配線部分とは所要の接
続端子(あるいは電気部品)と他の所要の接続端
子(あるいは電気部品)とを電気接続するもの
で、印刷導体およびジヤンパ線を含むものであ
る。また、印刷配線部分とは同様に所要の電気接
続を行なうもので、印刷導体からなるものであ
る。
以下、この考案の一実施例を図面に従い説明す
る。第4図は説明の便宜上この考案の電力変換装
置の印刷配線板のみを示している。即ち、図中3
は印刷配線板で、この印刷配線板22の板面は第
1図で述べた電力変換主回路の印刷配線部分が形
成される。この場合、印刷配線板22の板面は、
第1図中斜線で示した相対的に高周波雑音電位の
低い整流回路4の正側電源ラインの印刷配線部分
23の銅箔を、印刷配線板22の余白を利用して
全面にかけて広範囲(たとえば5割以上)に形成
し、上述した雑音電位の高い部分の印刷配線部分
24に近接し、かつ、この雑音電位の高い印刷配
線部分24を囲むように形成する。しかして、こ
のようにすると、第5図に示すように印刷配線部
分23、印刷配線部分23と雑音電位の高いライ
ンとの間に存在する相対的に大きい分布容量25
によつて、高周波雑音源8A,9A−分布容量2
5−印刷配線部分23−インダクタンス7−高周
波雑音源8A,9Aの閉回路を形成し、インピー
ダンス14に印加される雑音電圧を大幅に低減す
ることができ、他の機器への雑音障害を大幅に抑
制することができるのである。すなわち、前記印
刷配線部分23、分布容量25、インダクタンス
7および高周波雑音電源8A,9Aの閉回路内に
高周波雑音を封じ込めたものと理解される。これ
に対して前記実公昭37−31965号公報に示される
技術は前記印刷配線部分23をアースするのであ
るから、インピーダンス14および高周波雑音源
8A,9Aを含む閉回路を形成してインピーダン
ス14の雑音電圧を大きくすることは明らかであ
る。なお、電源1の一極は通常接地されている
が、これは低周波的に接置されるのであつて、本
考案で問題とするラジオノイズなどの高周波に対
して接地されているものではない。したがつて、
本考案における電源ライン用印刷配線部分23と
電源1の接地点とが高周波的には全く異なる電位
であることに注意すべきである。本考案者らの実
験によれば第1図のものとして電源1が100V,
50Hz、負端子13が40Wけい光ランプであつて、
電力変換回路が30KHzの高周波電力を出力するも
のであるとき、第4図のように構成したものは、
印刷配線部分23を施さないものに比し、525K
Hz〜1605KHzの電源線・大地間の雑音を3〜5dB
低減できた。なお、印刷配線部分23は印刷配線
板22の余白部分を利用しているので印刷配線板
22の利用率をより高めることもできる。ここ
で、上述ではシールド効果をもたせる印刷配線部
分23は整流回路4の正側電源ラインとしたが、
同整流回路4の負側電源ライン(インダクタンス
7の電源側)あるいは交流電源ラインにより形成
しても上述と同様の効果が期待できる。しかし、
第1図におけるコンデンサ3,5がない場合は、
印刷配線部分23と接続されない電源線と大地と
の間の雑音電圧低減の効果は小さいものである。
なお、この考案は上記実施例にのみ限定されず
要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。例えば相対的に高周波雑音電位の高いライン
は出来るだけ印刷配線板上に少なくしてシールド
効果を有する印刷配線部分をより広くとるため雑
音電位の高いラインをジヤンパ線にしてこのジヤ
ンパ線を上記印刷配線部分によつて囲まれるよう
に設けたり一部が上記印刷配線部分の上を通るよ
うに配してもよい。こうすれば分布容量を一層小
さくでき雑音電圧をより低減できることになる。
以上述べたようにこの考案によれば印刷配線板
面上に、相対的に高周波雑音電位の低い電源ライ
ン用印刷配線部分を相対的に高周波雑音電位の高
い部分と近接させて両者間に分布容量を介在さ
せ、かつ印刷配線板の余白を利用して雑音電位の
高い部分を囲むように形成することにより安価に
して電源と大地との間の雑音電圧を大幅に低減で
きる電力変換装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電力変換回路の一例を示す回路図、第
2図は従来装置の雑音等価回路図、第3図は従来
の雑音を低減するための手段を示す概略構成図、
第4図はこの考案の一実施例を示す概略構成図、
第5図は第4図の雑音等価回路図である。 1……交流電源、2a,2b……入力端子、
8,9……スイツチング素子、15〜17……分
布容量、18,22……印刷配線板、23,24
……印刷配線部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 印刷配線板を用いて構成され、スイツチング
    素子を含み入力される商用交流電源電圧を高周
    波電力に変換する電力変換装置において、 前記スイツチング素子に接続されて相対的に
    高周波雑音電位の高い回路部分を構成する配線
    部分に近接させて、相対的に高周波雑音雑音電
    位の低い電源ライン用印刷配線部分を配設し
    て、前記高周波雑音電位の高い配線部分と高周
    波雑音電位の低い電源ライン用印刷配線部分と
    の間に分布容量を介在させるとともに、 前記電源ランイ用印刷配線部分を前記印刷配
    線板の余白を利用して前記雑音電位の高い配線
    部分を囲むように形成したことを特徴とする電
    力変換装置。 (2) 前記雑音電位の高い回路部分の配線を印刷配
    線によつて形成したことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲(1)記載の電力変換装置。 (3) 前記雑音電位の高い回路部分の配線をジヤン
    パ線により行なつたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲(1)記載の電力変換装置。
JP1978058808U 1978-04-28 1978-04-28 Expired JPS631593Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978058808U JPS631593Y2 (ja) 1978-04-28 1978-04-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978058808U JPS631593Y2 (ja) 1978-04-28 1978-04-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54159127U JPS54159127U (ja) 1979-11-06
JPS631593Y2 true JPS631593Y2 (ja) 1988-01-14

Family

ID=28957953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978058808U Expired JPS631593Y2 (ja) 1978-04-28 1978-04-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS631593Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509069A (ja) * 1973-05-30 1975-01-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509069A (ja) * 1973-05-30 1975-01-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54159127U (ja) 1979-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1063195A (en) Inverter circuit including transformer with shielding of undesired radiations
JP2003086436A (ja) 変圧器シ−ルド
JPH06325949A (ja) 電磁気回路の実装構造
US20240136926A1 (en) Switching power supply device
JPH11122909A (ja) 電力変換装置のノイズフィルタ
JPS631593Y2 (ja)
KR100375849B1 (ko) 전자렌지
JP2000341951A (ja) スイッチング電源装置
JP2541723Y2 (ja) 高周波加熱装置用インバータ電源
JP2831257B2 (ja) E級プッシュプル電力増幅回路
JPH0731559Y2 (ja) ノイズ対策部品の取付け構造
WO2023276796A1 (ja) スイッチング電源装置
JPH0642397Y2 (ja) 放電灯用インバータ装置のシールド構造
JPS63110960A (ja) インバ−タ装置
JPH0412789Y2 (ja)
JP2790684B2 (ja) スイッチング電源装置
JPS627774B2 (ja)
JPH0223108Y2 (ja)
JP2000041383A (ja) 系統連系インバータ
JPS6021920Y2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3714168B2 (ja) トランス装置
JPS6349935Y2 (ja)
JP2598259Y2 (ja) スイッチング電源
JPH0528952Y2 (ja)
JPS5924201Y2 (ja) 電源回路