JP2541723Y2 - 高周波加熱装置用インバータ電源 - Google Patents
高周波加熱装置用インバータ電源Info
- Publication number
- JP2541723Y2 JP2541723Y2 JP2406391U JP2406391U JP2541723Y2 JP 2541723 Y2 JP2541723 Y2 JP 2541723Y2 JP 2406391 U JP2406391 U JP 2406391U JP 2406391 U JP2406391 U JP 2406391U JP 2541723 Y2 JP2541723 Y2 JP 2541723Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- printed circuit
- magnetic core
- power supply
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は高周波加熱装置用インバ
ータ電源に関するもので、特にプリント基板と高圧トラ
ンスとの関係に関するものである。
ータ電源に関するもので、特にプリント基板と高圧トラ
ンスとの関係に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】商用交流電源を整流して得られる直流を
スイッチング素子により高周波交流に変換する、いわゆ
るインバータ方式の電源を用いた電子レンジが製品化さ
れている。この方式によれば、マグネトロンに電源を供
給する高圧トランスを小型化軽量化することができ、更
に、スイッチング素子のオンオフ期間を制御することに
より高周波出力を高低無段階に変化させることもできる
利点がある。
スイッチング素子により高周波交流に変換する、いわゆ
るインバータ方式の電源を用いた電子レンジが製品化さ
れている。この方式によれば、マグネトロンに電源を供
給する高圧トランスを小型化軽量化することができ、更
に、スイッチング素子のオンオフ期間を制御することに
より高周波出力を高低無段階に変化させることもできる
利点がある。
【０００３】このインバータ電源に用いられる高圧トラ
ンスでは、高圧二次巻線に約４ＫＶの高電圧が発生する
ため、磁気コアをアースして磁気コアに高電圧が誘起さ
れるのを防止するのが一般的である。一例として、プリ
ント基板のジャンパー線上に磁気コアを接触させるよう
にしたもの（実開平２−９５１９５号公報）などが知ら
れている。
ンスでは、高圧二次巻線に約４ＫＶの高電圧が発生する
ため、磁気コアをアースして磁気コアに高電圧が誘起さ
れるのを防止するのが一般的である。一例として、プリ
ント基板のジャンパー線上に磁気コアを接触させるよう
にしたもの（実開平２−９５１９５号公報）などが知ら
れている。
【０００４】
【考案が解決しようとしている課題】上述の従来技術の
ように、プリント基板上のジャンパー線に磁気コアを単
に接触させるだけで磁気コアをアースに接続し、磁気コ
アをプリント基板に近接させて取り付けた場合は、接触
によるアース接続の不確実性により、プリント基板上に
配置される種々の部品と磁気コアとの間の高圧電流のリ
ークの問題が顕在化してしまうほか、トランスの構造設
計およびプリント基板のパターンレイアウト設計の困難
性が増してしまうという問題がある。
ように、プリント基板上のジャンパー線に磁気コアを単
に接触させるだけで磁気コアをアースに接続し、磁気コ
アをプリント基板に近接させて取り付けた場合は、接触
によるアース接続の不確実性により、プリント基板上に
配置される種々の部品と磁気コアとの間の高圧電流のリ
ークの問題が顕在化してしまうほか、トランスの構造設
計およびプリント基板のパターンレイアウト設計の困難
性が増してしまうという問題がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の課題に鑑み、本考
案においては、高圧トランスの磁気コアと巻線用ボビン
間にバネ性を有する導電性材料で作られたコアアース部
材を挟み込んで設け、磁気コアとプリント基板の間の距
離を必要なだけ保持したままこのコアアース部材をプリ
ント基板の接地配線パターンにハンダ接続する。
案においては、高圧トランスの磁気コアと巻線用ボビン
間にバネ性を有する導電性材料で作られたコアアース部
材を挟み込んで設け、磁気コアとプリント基板の間の距
離を必要なだけ保持したままこのコアアース部材をプリ
ント基板の接地配線パターンにハンダ接続する。
【０００６】
【作用】上述した構成により、磁気コアはプリント基板
上に必要距離を隔てて、確実にアース接続される
上に必要距離を隔てて、確実にアース接続される
【０００７】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に用いて説明
する。
する。
【０００８】図１は高圧トランスの正面図、図２は左側
面図である。これらの図中、１ａおよび１ｂはそれぞれ
Ｕ形磁気コア、２はボビン、３は一次入力巻線、４は二
次高圧巻線、５は上述Ｕ形磁気コア１ａおよび１ｂを図
２のように組み付けて保持する保持金具、６はプリント
基板、７は上述磁気コア１ａとボビン２に挟まれて取り
付けられてプリント基板６のアース回路にコアの電位を
接続するコアアース金具、８はプリント基板のアースパ
ターンを筐体のアースへ導くアース用リード線である。
そして、コアアース金具の外観形状を示すと図３の通り
である。
面図である。これらの図中、１ａおよび１ｂはそれぞれ
Ｕ形磁気コア、２はボビン、３は一次入力巻線、４は二
次高圧巻線、５は上述Ｕ形磁気コア１ａおよび１ｂを図
２のように組み付けて保持する保持金具、６はプリント
基板、７は上述磁気コア１ａとボビン２に挟まれて取り
付けられてプリント基板６のアース回路にコアの電位を
接続するコアアース金具、８はプリント基板のアースパ
ターンを筐体のアースへ導くアース用リード線である。
そして、コアアース金具の外観形状を示すと図３の通り
である。
【０００９】さて、磁気コア１ａ、１ｂはそれぞれＵ字
形をしており、ボビン２の中空部を両端から貫通し、針
金状のコア保持金具５により両端から押さえつけられて
保持されている。コア保持金具５は磁気コア１ａ、１ｂ
を同電位にする働きも有している。コアアース金具７
は、磁気コア１ａとボビン２に挟まれて取り付けられる
とともに、ボビン２に開設された金具支持部１０を通っ
てプリント基板６のアースパターンに至り、半田付けさ
れている。コアアース金具７はバネ性を有しているた
め、磁気コア１との電気的な接触が確実に行われる。ア
ース用リード線８はプリント基板６のアースパターンと
高周波加熱装置の匡体アースを接続する。これによっ
て、磁気コア１ａ、１ｂはプリント基板６上の必要距離
隔たった位置のプリント基板の自由設計を阻害しないと
ころに取り付けが可能となり、そこからコアアース金具
７、プリント基板６のアースパターン、そしてアース用
リード線８を通じて匡体アースに接続されることにな
る。
形をしており、ボビン２の中空部を両端から貫通し、針
金状のコア保持金具５により両端から押さえつけられて
保持されている。コア保持金具５は磁気コア１ａ、１ｂ
を同電位にする働きも有している。コアアース金具７
は、磁気コア１ａとボビン２に挟まれて取り付けられる
とともに、ボビン２に開設された金具支持部１０を通っ
てプリント基板６のアースパターンに至り、半田付けさ
れている。コアアース金具７はバネ性を有しているた
め、磁気コア１との電気的な接触が確実に行われる。ア
ース用リード線８はプリント基板６のアースパターンと
高周波加熱装置の匡体アースを接続する。これによっ
て、磁気コア１ａ、１ｂはプリント基板６上の必要距離
隔たった位置のプリント基板の自由設計を阻害しないと
ころに取り付けが可能となり、そこからコアアース金具
７、プリント基板６のアースパターン、そしてアース用
リード線８を通じて匡体アースに接続されることにな
る。
【００１０】
【考案の効果】以上本考案によれば、確実に磁気コアを
アースに接続することができる。また、磁気コアをプリ
ント基板に近接させる必要がないため、トランスの構造
設計とプリント基板のパターンレイアウト設計の自由度
が増し、インバータの低価格化を達成することができ
る。
アースに接続することができる。また、磁気コアをプリ
ント基板に近接させる必要がないため、トランスの構造
設計とプリント基板のパターンレイアウト設計の自由度
が増し、インバータの低価格化を達成することができ
る。
【図１】本考案一実施例の高圧トランスの正面図であ
る。
る。
【図２】同じく左側面図である。
【図３】同じくコアアース金具の外形図である。
１ａ、１ｂ 磁気コア ２ ボビン ６ コアアース金具
Claims (1)
- 【請求項１】 磁気コア、巻線ボビン、入力一次巻線、
高圧二次巻線を備えた高圧トランスをプリント基板上に
取り付けたインバータ電源において、前記磁気コア（１
ａ）をプリント基板（６）上に必要距離隔てて取り付
け、前記磁気コア（１ａ）と巻線用ボビン（２）間にバ
ネ性を有する導電性材料で作られた前記コアアース部材
（７）の一端を挟み込んで接続するとともに他端を前記
プリント基板のアースパターンにハンダ接続したことを
特徴とする高周波加熱装置用インバータ電源。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2406391U JP2541723Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 高周波加熱装置用インバータ電源 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2406391U JP2541723Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 高周波加熱装置用インバータ電源 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04120220U JPH04120220U (ja) | 1992-10-27 |
| JP2541723Y2 true JP2541723Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=31909096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2406391U Expired - Lifetime JP2541723Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 高周波加熱装置用インバータ電源 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2541723Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101535525B1 (ko) * | 2014-05-22 | 2015-07-09 | 김기남 | 코아의 자동 접지 단자가 구비된 트랜스포머 및 그 제작 방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4531736B2 (ja) * | 2002-09-17 | 2010-08-25 | パナソニック株式会社 | トランスユニット |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP2406391U patent/JP2541723Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101535525B1 (ko) * | 2014-05-22 | 2015-07-09 | 김기남 | 코아의 자동 접지 단자가 구비된 트랜스포머 및 그 제작 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04120220U (ja) | 1992-10-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |