JPS63159309A - 毛髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は洗髪、乾燥後の毛髪に優れた腰の強さ。

櫛通り性及びなめらかさを与える毛髪化粧料に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点］通常
、毛髪は、ヘアークリームやヘアーオイル等の動植物油
及び毛髪自身から分泌される皮脂等により覆われている
が、石ケンや合成洗剤等で洗髪すると、それらの油脂成
分は必要以上に除去されてしまう。そのため、洗髪後の
毛髪はなめらかさが失なわれ、パサパサした硬い感触と
なり、櫛通りが悪くなって裂毛や枝毛が生じやすくなっ
てしまう。

従来このような不都合を解消するための毛髪化粧料とし
て、ステアリルジメチルアンモニウムクロライドやセチ
ルトリメチルアンモニウムクロライドに代表される第４
級アンモニウム塩と、セチルアルコール、ステアリルア
ルコール、ベヘニルアルコールなどの高級アルコールと
を有効成分とするものが提案されている。これら第４級
アンモニウム塩と高級アルコールとを有効成分とした毛
髪化粧料は毛髪に櫛通り性、柔軟性を付与する効果をあ
る程度有する÷反面、毛髪の腰がなくなり、ふくよかさ
やボリューム感に欠けた猫毛状になってしまい、その後
の毛髪処理（セット、ウェービング等）性が悪化するな
どの問題点を有している。

又、毛髪に腰の強さを与える目的では、高分子物質を配
合した試みがなされているが、多くの場合は毛髪にある
程度の腰の強さは与えるものの、毛髪がごわついたりフ
レーキングをおこしたりあるいは物質特有の不快臭がす
るなど欠点を有している。

このため毛髪毛髪に腰の強さ、櫛通り性、なめらかさを
与えることのできる毛髪化粧料が強く要望されていた。

［問題点を解決するための手段］ 本発明による毛髪化粧料は、一般式（Ｉ）で表わされる
第４級アンモニウム塩の１種又は２種以上を０．１〜１
０重量％と、炭素数が２０以上の１価及び１又は２価の
アルコールと脂肪酸とのエステルで３０℃で固体である
ものを１〜１０重量９６を含むことを特徴とするもので
ある。

［式中、Ｒ１＋　Ｒ２、Ｒ３又はＲ４のうち、１個又は
２個は炭素数８〜２４の直鎖若しくは分枝鎖アルキル基
、ヒドロキシアルキル基又はＲｓ−（ＯＣＨ２ｃ　ｈ２
　）　ａ　（ここでＲ５は数８〜２４のアルキル基又は
ヒドロキシアルキル基を示し、ａは１〜１０の整数であ
る。）であり、他は炭素数１〜３のアルキル基、ベンジ
ル基又は子又はメチル基を示し、ｂは１〜５の整数であ
る。

）Ｘはハロゲン原子又は炭素数１若しくは２のアルキル
硫酸基である。］ 本発明の第１の必須成分である一般式［Ｉ］で表わされ
る第４級アンモニウム塩の代表例として、モノ長鎖アル
キルトリメチルアンモニウムクロライド、ジ長鎖アルキ
ルジメチルアンモニウムクロライド、ジ長鎖アルキル−
ビス−（２−ヒドロキシエチル）アンモニウムクロライ
ド、ジ長鎖アルキルメチル（２−ヒドロキシエチル）ア
ンモニウムクロライド、モノ長鎖アルキルジメチル（２
−ヒドロキシエチル）アンモニウムクロライド、モノ長
鎖アルキルペンタエトキシ化アンモニウムクロライド、
ジ長鎖アルキルポリエトキシ化アンモニウムクロライド
を挙げることができる。これらは単独でも組み合わせて
も用いることができる。

第４級アンモニウム塩の配合量は０．１〜１０１０％で
あり、好ましくは０．１〜５重量％である。

０、１ｆｆ（ｆｕ％未満では本発明の効果が発揮されず
、１０重量％を超えると毛髪にべたつきが生じなめらか
さ櫛通り性が劣化する。

本発明の第２の必須成分である３０℃で固体であるエス
テルの代表例としてモンタン酸セリル。

ベヘニン酸テトラコシル，ヘブタコ酸エイコシル等を挙
げることができる。これらは単独でも組み合わせても用
いることができる。これらエステルの配合量は１〜１０
重量％であり１重量％未満では本発明の効果が発揮され
ず１０重量％を超えると毛髪が重くなり櫛通り性が劣化
する。

本発明組成物中には、その種類、使用目的等に応じ、本
発明の効果に影響を与えない範囲で、任意の他の成分を
配合することができる。このような任意の成分には、次
のものがある。

即ち流動パラフィン、ワセリン、固形パラフィン、スク
ワラン及びオレフィンオリゴマーなどの炭化水素；イソ
プロピルミリステート、イソプロピルパルミテート及び
２−エチルヘキサン酸トリグリセライドなどのエステル
：ツバキ油，オリーブ油，アボガド油．パーシック油等
の植物油：ベヘニルアルコール及びヘキシルデカノール
などの高級アルコール：グリセリル脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステルなどの乳化剤；メチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース及びカチオン化セルロースなどの
セルロース誘導体；天然高分子類等の増粘剤；エチレン
グリコール、プロピレングリコール、１，３−ブチレン
ゲリコール、グリセリン及びツルビートルなどの保湿剤
；ポリエチレングリコール、高級脂肪酸エタノールアミ
ド、雲母チタン及び魚すン箔等のパール光沢付与剤；そ
の他溶剤、殺菌剤、キレート剤。

紫外線吸収剤１着色剤、香料などであり、これらの１種
又は２種以上を配合することができる。

［発明の効果］ 本発明の毛髪化粧料によれば、例えば均一状態。

不均一状態、乳化状態等のいずれの状態においても、ま
たすすぎを必要とするタイプ、しないタイプのいずれの
タイプにおいても、毛髪に腰の強さ、櫛通り性及びなめ
らかさを与えることができる。

従ってヘアリンス剤、ヘアトリトートメント、ディスペ
ンサー型のヘアコンディイショナー、ヘローローション
など様々な用途手に用いることができる。

［実施例］ 次に本発明の実施例を示し、本発明の効果をより具体的
に説明する。なお各側の説明に先立ち、試験方法につい
て説明する。

く腰の強さ〉 シャンプー処理された毛束（Ｉ０９，２００１）に試料
１９を直接塗布し、手で毛束全体に均一に伸ばした。次
いで約４０℃の湯で軽くすすいだ後、２５℃φ相対湿度
６５％の恒温恒湿雰囲気下で一昼夜放置乾燥した。

この毛束のしっとり感について、２０名の試験者により
官能評価した。毛束のしっとり感についての評価は、１
重量％のステアリルトリメチルアンモニウムクロライド
、３ｉＩｆｌｉｌ＜％のセチルアルコール。１０′ｆｒ
１ｍ％のプロピレングリコール及び水（残部）からなる
標準試料を用いて得た評価を基準とし、これとの比較に
よる下記５段階による評価で判定した。

◎：基準と比べてよい Ｏ：基準と比べてややよい Δ：基準と同等 ×：基準と比べてやや劣る ××：基準と比べて劣る くなめらかさ〉 前述の腰の強さと同様の評価方法、評価基準で判定した
。

実施例１〜５及び比較例１〜８ 第１表に示す組成の１３種の毛髪化粧料を調製し、その
効能を試験した。結果を同表に示す。なお表中の数字は
重量％を示す。

この表から本発明の毛髪化粧料は第４級アンモニウム塩
、又はエステルのいずれかを欠いたもの（比較例１〜４
）、エステルの配合量が１重量％未満のもの（比較例５
）及び第４級アンモニウム塩の配合量が０．１重量％未
満のもの（比較例７）は、腰の強さ、なめらかさ及び櫛
通り性の全てにわたって所望の効果を得ることがないこ
とが分かる。又、エステルの配合量が１０重量％を超え
るもの（比較例６）、及び第４級アンモニウム塩の配合
量が１０重量％を超えるもの（比較例８）は、腰の強さ
は与えるものの反面なめらかさ、櫛通り準試料に比し乾
燥後の毛髪の腰の強さ、なめらかさおよび櫛通り性のい
ずれもがより優れていることが知見される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一般式（ I ）で表わされる第４級アンモニウム塩の１
   種又は２種以上を０．１〜１０重量％と、炭素数が２０
   以上の１価及び１又は２価のアルコールと脂肪酸とのエ
   ステルで３０℃で固体であるものを１〜１０重量％を含
   むことを特徴とする毛髪化粧料。 ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） ［式中、Ｒ＿１、Ｒ＿２、Ｒ＿３又はＲ＿４のうち、１
   個又は２個は炭素数８〜２４の直鎖若しくは分枝鎖アル
   キル基、ヒドロキシアルキル基又はＲ＿５−（ＯＣＨ＿
   ２ＣＨ＿２）＿ａ（ここでＲ＿５は炭素数８〜２４のア
   ルキル基又はヒドロキシアルキル基を示し、ａは１〜１
   ０の整数である。）であり、他は炭素数１〜３のアルキ
   ル基、ベンジル基又は−（−ＣＨＣＨ＿２Ｏ）＿ｂＨ（
   ここでＲ＿６は水素原子又はメチル基を示し、ｂは１〜
   ５の整数である。）Ｘはハロゲン原子又は炭素数１若し
   くはＺのアルキル硫酸基である。］