JPS63157347A - 磁気テ−プ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気テープの再生又は記録動作と早送り動作
及び巻戻し動作を行なう磁気テープ駆動装置に関するも
のである。

従来の技術 従来より、モータの駆動力を利用して磁気テープの再生
又は記録と早送り及び巻戻しの各モードを切り替えて動
作させる磁気テープ駆動装置が使用されている。

以下、図面を参照しながら、上述した様な従来の磁気テ
ープ駆動装置について説明を行なう。

第４図ないし第６図は、従来の磁気テープ駆動装置の構
成を示すものであり、夫々早送り状態、巻戻し状態及び
再生又は記録状態を表している。

第４図ないし第６図に於て、■は基板、２は可動部材と
して動作するヘッド基板、３．４はヘッド基板２上に取
り付けられた磁気ヘッドとピンチローラ、５はヘッド基
板２と連結されたソレノイド、６はキャプスタン、７は
キャプスタン６に取り付けられたフライホイール、７ａ
はフライホイール７に取り付けられた第１のギア、８は
フライホイール軸を中心に回転自在に取り付けられた可
動部材、９．１ｏは可動部材ｓ上に取り付けられた一対
の第２及び第３のギア、１１は巻取リール台、１１ａは
巻取リール台１１に取り付けられた第４のギア、１２は
供給リール台、１２ａは供給リール台１２に取り付けら
れた第５のギア、１３はモータ、１４はモータ１３とフ
ライホイール７に懸架されたベルト、１５はカセットテ
ープである。

以上の様に構成された従来の磁気テープ駆動装置につい
て、以下その動作について早送り動作、巻戻し動作、再
生又は記録動作の順で説明する。

早送り動作を行なうには、モータ１３を時計方向に回転
させる。モータ１３の回転はベルト１４によりフライホ
イール７に伝達され、フライホイール７及びフライホイ
ール７に取り付けられた第１のギア７ａは時計方向の回
転を始める。一方第２、第３のギア９．１０には図示し
ないバネによって一定の負荷がかけられている。この為
、第１のギア７ａの回転力は可動部材８にも伝えられ、
可動部材８は第２のギア９が巻取リール台の第４のギア
ｌｌａに噛み合う位置まで回転して静止する。この時、
第１・第２及び第４のギア７ａ・９及びｌｌａの３つ５
のギアは噛み合った状態となっており、第４のギアｌｌ
ａ及び巻取リール台１１は時計方向の回転を始める。従
って、カセットテープ１５は巻取リール台１１の時計方
向の回転により早送り動作を行なう事となる。

巻戻し動作を行なうには、モータ１３を反時計方向に回
転させる。モータ１３の回転はベルト１４によりフライ
ホイール７に伝えられ、フライホイール７及びフライホ
イール７に取り付けられた第１のギア７ａは反時計方向
に回転を始める。一方第２、第３のギア９．１０には図
示しないバネによって一定の負荷がかけられている。こ
の為、第１のギア７ａの回転力は可動部材８にも伝達さ
れ可動部材８はギア１０が供給リールの第５のギア１２
ａに噛み合う位置まで回転して静止する。

この時、第１・第３及び第５のギア７ａ・１０及び１２
ａは噛み合った状態となっており、第５のギア１２ａ及
び供給リール台１２は時計方向の回転を始める。従って
、カセットテープ１５は供給リール台の反時計方向の回
転により巻戻し動作を行なう事になる。

再生又は記録動作を行なうには、ソレノイド５に通電す
る事によりヘッド基板２を図中上方に移動させる。この
時、磁気ヘッド３はカセットテープ１５に接触し、ピン
チローラ４はカセットテープ１５を挟んでキャプスタン
６に圧接している。

この状態に於て、モータ１３を時計方向に回転させる。

モータ１３の回転はベルト１４によりフライホイール７
に伝達され、フライホイール７及びフライホイール７に
取り付けられた第１のギア７ａは時計方向の回転を始め
る。一方第２、第３のギア９．１０には図示しないバネ
によって一定の負荷がかけられている。この為、第１の
ギア７ａの回転力は可動部材８にも伝えられ、可動部材
８は第２のギア９が巻取リール台の第４のギア１１ａに
噛み合う位置まで回転して静止する。この時、第１・第
２及び第４のギア７ａ・９及び１１ａの３つのギアは噛
み合った状態となっており、第４のギア１１ａ及び巻取
リール台１１は時計方向の回転を始める為、カセットテ
ープ１５は磁気ヘッド３に接触した状態で図中左方向に
走行を始め、再生又は記録動作が行なわれる事になる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の様な構成では可動部材上に２つの
ギアが取り付けられているにも拘わらず、動作時にはそ
のどちらか一方のみしか駆動力の伝達には寄与しておら
ず、テープ駆動時に無駄な回転部分が存在し、構造が複
雑になるとともにコスト高になるという問題点を有して
いた。

本発明は上記従来技術に鑑みてなされたもので、無駄な
回転部を省き、構成を簡単なものとしてコストを低減さ
せる事の出来る磁気テープ駆動装置を提供するものであ
る。

問題点を解決する為の手段 この目的を達成する為に本発明の磁気テープ駆動装置は
、磁気テープを巻き取る巻き取りリール軸に取り付けら
れ回転力を伝達する第一の回転部材と、磁気テープを供
給する供給リール軸に取り付けられ回転力を伝達する第
二の回転部材と、モータによって駆動される第三の回転
部材と、第三の部材の軸を中心に回転自在に取り付けら
れた可動部材と、磁気テープを正方向に走行させる場合
には第三の回転部材及び第一の回転部材と接触し、磁気
テープを逆方向に走行させる場合には第三の回転部材及
び第二の回転部材に接触して回転力を伝達する様に可動
部材上に取り付けられた第四の回転部材とから構成され
ている。

作用 この構成によって、モータが正方向に回転した時には回
転伝達部材を載置した可動部材も正方向に回転し、モー
タの回転力が巻き取りリールに伝達され、モータが逆方
向に回転した時には回転伝達部材を載置した可動部材も
逆方向に回転し、モータの回転力が供給リールに伝達さ
れる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図ないし第３図は、本発明の一実施例に於ける磁気
テープ駆動装置を示すものであり、夫々早送り状態、巻
戻し状態及び再生又は記録状態を表している。第１図な
いし第３図に於て、１は基板、２は可動部材として動作
するヘッド基板、３．４はヘッド基板２上に取り付けら
れた磁気ヘッドとピンチローラ、５はヘッド基板２と連
結されたソレノイド、６はキャプスタン、７はキャプス
タン６に取り付けられたフライホイール、７ａはフライ
ホイール７に取り付けられた第１のギア、８はフライホ
イール７の軸を中心に、回転自在に取り付けられた可動
部材、９は可動部材８上に取り付けられた第２のギア、
１０は巻取リール台、１０ａは巻取リール台１０に取り
付けられた第３のギア、１１は供給リール台、ｌｌａは
供給リール台１１に取り付けられた第４のギア、１２は
モータ、１３はモータ１２とフライホイール７に懸架さ
れたベルト、１４はカセットテープである。

以上の様に構成された磁気テープ駆動装置について、以
下その動作について早送り動作、巻戻し動作、再生又は
記録動作の順に説明する。

早送り動作を行なうには、モータ１２を時計方向に回転
させる。モータ１２の回転はベルト１３によりフライホ
イール７に伝達され、フライホイール７及びフライホイ
ール７に取り付けられた第１のギア７ａは時計方向の回
転を始める。一方第２のギア９には図示しないバネによ
り一定の負荷がかけられている。この為、第１のギア７
ａの回転力は、可動部材８にも伝達され可動部材８は第
２のギア９が巻取リール台１０の第３のギア１０ａに噛
み合う位置まで回転して静止する。この時、第１・第２
及び第４のギア７ａ・９及び１０ａの３つのギアは噛み
合った状態となっており、第３のギア１０ａ及び巻取リ
ール台１０は時計方向の回転を始める。従って、カセッ
トテープ１４は巻取リール台１０の時計方向の回転によ
り早送り動作行なう事になる。

巻戻し動作を行なうには、モータ１２を反時計方向に回
転させる。モータ１２の回転は、ベルト１３によりフラ
イホイール７に伝達されフライホイール７及びフライホ
イール７に取り付けられた第１のギア７ａは反時計方向
に回転を始める。一方第２のギア９には図示しないバネ
により一定の負荷がかけられている。この為、第１のギ
ア７ａの回転力は可動部材８にも伝達され、可動部材８
はギア９が供給リール台１１の第４のギアｌｌａに噛み
合う位置まで回転して静止する。この時、第１・第２及
び第４のギア７ａ・９及びｌｌａの３つのギアは噛み合
った状態となっており、第４のギアｌｌａ及び供給リー
ル台１１は反時計方向に回転を始める。従って、テープ
は供給リール台１１の反時計方向の回転により巻戻し動
作を行なう事になる。

再生又は記録動作を行なうには、ソレノイド５に通電す
る。これによりヘッド基板２を図中上方に移動させる。

この時、磁気ヘッド３はテープ１４を挟んでキャプスタ
ン６に圧接している。この状態に於て、モータ１２を時
計方向に回転させる。モータ１２の回転はベルト１３に
よりフライホイール７に伝達され、フライホイール７及
びフライホイール７に取り付けられた第１のギア７ａは
時計方向の回転を始める。一方策２のギア９には図示し
ないバネにより一定の負荷がかけられている。この為、
第１のギア７ａの回転力は、可動部材８にも伝達され可
動部材８は第２のギア９が巻取リール台１０の第３のギ
ア１０ａに噛み合う位置まで回転して静止する。この時
、第１・第２及び第４のギア７ａ・９及び１０ａの３つ
のギアは噛み合った状態となっており、第３のギア１０
ａ及び巻取リール台１０は時計方向の回転を始める為、
カセットテープ１４は磁気ヘッド３に接触した状態で図
中左方向に走行を始め再生又は記録動作が行なわれる事
になる。

尚、本実施例では、モータ１２の動力をベルト１３、第
１のギア７　ａ　ｓ第２のギア９を介して巻取リール第
１０の第３のギア１０ａ或は、供給リール台１１の第４
のギアｌｌａに伝達しているが、第１〜第４のギア７ａ
１９．１０　ａ　ｓ　１１　ａは外周がゴムで構成され
たローラで構成しても同様の効果が得られる。

発明の効果 以上の様に本発明は、磁気テープを巻き取る巻き取りリ
ール軸に取り付けられ回転力を伝達する第一の回転部材
と、磁気テープを供給する供給リール軸に取り付けられ
回転力を伝達する第二の回転部材と、モータによって駆
動される第三の回転部材と、第三の部材の軸を中心に回
転自在に取り付けられた可動部材と、磁気テープを正方
向に走行させる場合には第三の回転部材及び第一の回転
部材と接触し、磁気テープを逆方向に走行させる場合に
は第三の回転部材及び第二の回転部材に接触して回転力
を伝達する様に可動部材上に取り付けられた第四の回転
部材を有するため、第４の回転部材が磁気テープの正方
向および逆方向の両方向で回転の伝達作用をし、よって
無駄な回転部を省き、構成を簡単なものとしてコスト低
減をする事が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は、本発明の磁気テープ駆動装置の
一実施例に於ける早送り状態巻戻し状態及び再生又は記
録状態を示す上面図、第４図ないし第６図は従来の磁気
テープ駆動装置の早送り状態巻戻し状態及び再生又は記
録状態を示す上面図である。 １−ｍ−一基板 ２−−−−ヘッド基板 ３−一一一磁気ヘッド ４−−一一ピンチローラ ５−一一一ソレノイド ６−−−−キヤブスタン ７−−−−フライホイール ７ａ−一第１のギア ８−一一一可動部材 ９−一一一第２のギア １０−−−一巻取リール台 １０ａ−一第３のギア １１−−−一供給リール台 １１ａ−第４のギア １２−−−−モータ １３−−−−ベルト １４−−−一カセットテープ 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名１−　本成 ？−−−ヘツＹ゛纂猪、 ３−・−（肱！（へ、ト。 樗−・〜℃・ン＋ローテ ５−・−ソレノイＹ Ｃ−−キＦ７’ズグン ７°−７り噌、Ｔイー＋Ｖ ｔ−・オ１−イ°ア ？−・−司′勧音ｆ壕 ｑ−−−ｔｒａ′＋“７ １１−−４失摩１ｒワ一ル台 １ｔα−一一刊一イ′ア １２−−モータ ＋３−“ｉ′ルＹ ＋４．”°刀σツ１ｈｆ−〕゛ 第　６　図 −フ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気テープを正方向に走行させる際に磁気テープ
   を巻き取るリールを駆動する第一のリール軸に回転力を
   伝えるとともに他の部材より回転力が伝達される第一の
   回転部材と、磁気テープを逆方向に走行させる際に磁気
   テープを巻き取るリールを駆動する第二のリール軸に回
   転力を伝えるとともに他の部材より回転力が伝達される
   第二の回転部材と、モータによって回転駆動される第三
   の回転部材と、前記第三の回転部材の軸に回転自在に取
   り付けられた可動部材と、磁気テープを正方向に走行さ
   せる場合には前記第三の回転部材及び前記第一の回転部
   材と接触し磁気テープを逆方向に走行させる場合には前
   記第三の回転部材及び前記第二の回転部材に接触して回
   転力を伝達する様に前記可動部材上に回転自在に取り付
   けられた第四の回転部材とを備えた事を特徴とする磁気
   テープ駆動装置。
2. （２）第一の回転部材、第二の回転部材、第三の回転部
   材及び第四の回転部材がギアである事を特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の磁気テープ駆動装置。
3. （３）第一の回転部材、第二の回転部材、第三の回転部
   材及び第四の回転部材の外周が摩擦の大きな材料よりな
   るローラである事を特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の磁気テープ駆動装置。