JPS63157177A

JPS63157177A - 電子写真装置における熱定着器の結露水排出装置

Info

Publication number: JPS63157177A
Application number: JP61303799A
Authority: JP
Inventors: Keiichi Akiyama; 秋山　恵一
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1986-12-22
Filing date: 1986-12-22
Publication date: 1988-06-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、電子写真プロヒスにより用紙上に１〜ナー像
を形成する電子写真装置に係り、特に、熱定着器内で発
生ずる結露水を熱定着器から排出して有効に利用し１７
る電子写真装置における熱定着器の結露水排出装置に関
する。

（従来の技術）まず、一般的な電子写真装置の概略を第４図により説明
する。

第４図において、図示しないハウジング内に配設されて
いる感光体の一例としての感光ドラム１は、例えば、Ｓ
ｅ、ＺｎＯ，ＣｄＳなどの光導電性を有する材料を真空
蒸着あるいは表面塗布してなり、この感光ドラム１の外
周には、感光ドラム１をワイヤ２ａからのコロナ放電に
より一定電位に帯電するための帯電器２と、感光ドラム
１の表面に画像情報に応じた静電潜像を露光形成するた
めのレーザー発振器、ＬＥＤアレイなどの光害込み部材
３と、この光書込み部材３により感光ドラム１に形成さ
れたｒｒｐ電潜電工像上ナー４を吸引付着させてトナー
像を形成するための現像器５と、この現像器５により形
成されたｌ・ナー像をワイヤ６ａからのコロナ放電によ
り図示しない給紙力ゼットから搬送されてきた用紙７に
転写するための転写器６と、トナー像を用紙７に転写後
に感光ドラム１に残留している電位を零電位にするため
の除雪器８と、感光ドラム１上の残留トナー４を除去す
るためのクリーナ９とがこの順に配設されている。前記
現像器５は、ケーシング１０内に配設されたトナーカー
トリッジ１１から供給されたトナー４を感光ドラム１に
吸着せしめるための現像ロール１２を有している。また
、前記クリーナ９は、ケーシング１３内に配設され感光
ドラム１に接合して感光ドラム１上の残留トナー４を除
去するスポンジロール１４を有しており、このスポンジ
ロール１４には、スポンジロール１４に付着している１
〜ナー４を吸着するマグネットロール１５が接合してい
る。さらに、このマグネットロール１５にはブレード１
６が圧接しており、マグネットロール１５に吸着してい
るトナー４を掻き取ってケーシング１３内に貯留するよ
うになっている。

前記転写器６より下流側の用紙通路（図示せず）には、
用紙７上に転写されたトナー像を定着する定着器１７が
配設されている。この定着器１７には、上下方向に間隔
を隔てた天板１８および基板１９を有しており、これら
の天板１８および基板１９間に相互に接合されたヒート
ロール２０および圧力ロール２１が配設されている。こ
のうちヒートロール２０内には熱源２０ａが配設されて
おり、この熱源２０ａからの熱と両ロール２０゜２１の
接合圧とにより用紙７上にトナー４を定着するようにな
っている。なお、この定着器１７を通過した用紙７は図
示しない排紙トレイ上に研出されるようになっている。

前述した構成によれば、まず、感光ドラム１を帯電器２
によりコロナ放電して一定電位に帯電し、この帯電器２
に隣接している光書込み部材３により帯電された感光ド
ラム１に画像情報に応じた静電潜像を形成する。ついで
、光書込み部材３に隣接している各現象器５により感光
ドラム１上に感光ドラム１の静電潜像に対応するように
ｌ−ナー４を選択的に吸引付着させ可視間を形成する。

一方、給紙カセット（図示しない）から搬送通路に供給
された用紙７が搬送ローラにより感光ドラム１および転
写器６間に達したら転写器６のワイヤ６ａによりコロナ
放電して感光ドラム１上のトナー４によるトナー像を用
紙７に転写し、１−ナー像を転写された用紙７は搬送通
路を搬送される。

そして、用紙７は定着器１７のヒートロール２０および
圧ノコロール２１間を通過する際にヒートロール２０の
熱および両ロール２０．２１の圧力によりトナー像を定
着され、その後用紙７は、図示しない排紙トレイ上に排
出される。

一方、前述したように転写器６により用紙７に可視像を
転写された部位の感光ドラム１は、除雪器８からの発光
により残留しているトナー４を除去されて１工程を終了
する。また、スポンジロール１４に付着されたトナー４
はマグネットロール１５に付着された後にこのマグネッ
トロール１５に圧接している用紙７により掻き取られ、
ケーシング１０内に落下し再使用に供される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、前述した従来の電子写真装置においては
、用紙７が定着器１７のヒートロール２０および圧力ロ
ール２１間を通過する際に用紙７内に含有されている水
分がヒートロール２０の熱により蒸発し、定着器１７の
天板１８の内側に到達する。そして、天板１８の低温の
部分に蒸気が接触して結露し、第５図に示すように水Ｉ
Ｄとなり、この水滴りの大きさがある程度大きくなると
、水滴りは落下することになる。そしてこの水滴りが定
着器１７を通過する用紙７上に落下すると、画像汚れが
生じたり、あるいは用紙７にしわが出るといった問題点
がある。

本発明は、前述した従来のものにおける問題点を克服し
、熱定着器内における結露水を熱定着器から良好に排出
でき、しかもこの結露水を有効利用し得るようにした電
子９頁装置における熱定着器の結露水排出装置を提供す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、ケーシング内に配設したワイヤからのコロナ
放電により一定電位を与えられ書込み部材により静ｆｆ
ｌ潜像が形成される感光体と、この感光体上にトナー像
を形成するための現像器と、前記感光体上のトナー像を
ケーシング内に配設したワイヤからのコロナ放電により
用紙に転写する転写器と、相互に接合されたヒートロー
ルおよび加圧ロールを備え両ロール間に用紙を挿通”せ
しめて用紙上にトナー像を定着する熱定＠器とを有して
なる電子写真袋δにおいて、前記熱定着ムの両ローラの
上方に形成された天板の周縁に、この天板の下面に結露
した結露水を受容し得る樋を形成し、この樋内の結露水
を前記転写器のケーシング内に導入する連通路を前記樋
および帯電器、転写器の少なくとも一方のケーシング間
に形成したことを特徴としている。

（作　用〕本発明によれば、熱定着器の天板の下面に結露した結露
水を樋に受容して熱定着内への落下を防出するとともに
、この結露水を連通路を介して帯電器、転写器の少なく
とも一方のケーシング内に導入して、このケーシング内
を多湿の雰囲気にし、低電圧で放電が生じるようにする
ことができる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示ず実施例により説明する。なお
、前述した従来のものと同一の構成については、図面中
に同一の符号を付し、その説明は省略する。

第１図および第２図は本発明に係る熱定着器の結露水排
出装置を示すものであり、熱定着器１７Ａの天板１８Ａ
は全体として長方形状をなしてかつ周縁部より中央部が
上位に位置するように傾斜しており、この天板１８Ａか
らは相互に接続された４枚の側壁２２．２２・・・が垂
設されている。そして、各側壁２２の下端には、内側に
弯曲されるようにしてほぼＵ字形の樋２３が形成されて
おり、この樋２３は隣接する１対の側壁２２．２２にお
いて相互に連通している。さらに４枚のうちの１枚の側
壁２２Ａにおける樋２３Ａは、第２図に示ずように、中
間部が低位となるようにＶ字状に形成されており、この
６ｉ１２３　Ａの中間の最低部位には、ｔＪ２３Ａ内に
貯留された結露水をｆＪＩ出するための連通管２４の一
端が接続されている。そして、この連通管２４の他端は
、樋２３Ａより低位とされている転写Ｐ３６のケーシン
グ２５に接続されており、結露水をケーシング２５内に
導入し得るようになっている。

つぎに、前述した実施例の作用について説明する。

熱定着器１７Ａにおいて用紙７へのトナー像の定着を繰
返し行なうと、ヒートロール２０の熱により用紙７内に
含有されている水分が蒸発し、熱定着器１７Ａの天板１
８Ａの内側に到達する。そして、この蒸気が天板１８Ａ
の低温の部分に接触すると結露するが、この結露は傾斜
状の天板１８Ａから各側壁２２へ移動し、各側壁２２に
沿って落下して各［２３内に受容される。その後、結露
水は樋２３Ａから連通管２４を介して転写器６のケーシ
ング２５内に導入されるので、結露水が熱定者’５１７
　Ａの天板１８Ａから落下するおそれがない。この結果
、結露水により用紙７に画像）ηれが生じたり、あるい
は、用紙７にしわが出るという事態は回避されることに
なる。

一方、前述した結露水が転写器６のケーシング２５内に
導入されると、このケーシング２５内が多湿の雰囲気に
なるが、第３図のグラフより明らかなように、転写器６
のワイヤ６ａは多湿であればあるほど低電圧においてコ
ロナ放電を生じることができるので、コロナ放電のため
の使用電流を少なくすることができる。

このように本実施例によれば、熱定着器１７Ａの天板１
８Ａの内側において結露した結露水を熱定着器１７Ａ外
に排出できるので、熱定着器１７を通過する用紙７に画
惟汚れやしわの生じるおそれがないし、また、転写器６
内を多湿雰囲気にして放電電圧を低くし、使用電流を少
なくすることができる。

なお、前述した実施例においては結露水を転写器６のケ
ーシング２５に導入するように説明したが、帯電器２の
開口が下向きでなＧノれば、結露水を帯電器２のケーシ
ングにど）入して放電電圧を低くすることも可能である
。また、本発明は、前述した実施例に限定されるもので
はなく、種々の変更が可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、熱定着器にＪ３け
る結露水を熱定着冴外に排出して通過する用紙に対する
悪影響を防止することができるし、また、この結露水に
より帯電器、転写器の少なくとも一方のケーシング内を
多湿雰囲気にしてコロナ放電に要する電流を少なくする
ことができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電子写真装置における熱定着器の
結露水排出Ｖｔ置の実施例を示Ｊ′縦断面正面図、第２
図は第１図の熱転９礪の天板と転写器との連通状態を示
ず斜視図、第３図は湿度とコロナ放電に要する電圧との
関係を示すグラフ、第４図は従来の電子写真装置を示を
概略正面図、第５図は第４図の定着器における結露水の
落下状態を示づ°縦断面正面図である。１・・・感光ドラム、２・・・帯ＴＸ器、３・・・光書
込み部材、５・・・現＠器、６・・・転写器、７・・・
用紙、８・・・除電器、９・・・クリーナ、１７．１７
Ａ・・・熱定着器、１８．１８Ａ・・・天板、２ｏ・・
・ヒートロール、２１・・・圧力ロール、２２．２２Ａ
・・・側壁、２３．２３△・・・樋、２４・・・連通管
、２５・・・ケーシング。第１図第３図ワイｖ６Ｑ圧　（に■）第４図

Claims

【特許請求の範囲】１）ケーシング内に配設したワイヤからのコロナ放電に
より一定電位を与えられ書込み部材により静電潜像が形
成される感光体と、この感光体上にトナー像を形成する
ための現像器と、前記感光体上のトナー像をケーシング
内に配設したワイヤからのコロナ放電により用紙に転写
する転写器と、相互に接合されたヒートロールおよび加
圧ロールを備え両ロール間に用紙を挿通せしめて用紙上
にトナー像を定着する熱定着器とを有してなる電子写真
装置において、前記熱定着器の両ローラの上方に形成さ
れた天板の周縁に、この天板の下面に結露した結露水を
受容し得る樋を形成し、この樋内の結露水を前記転写器
のケーシング内に導入する連通路を前記樋および帯電器
、転写器の少なくとも一方のケーシング間に形成したこ
とを特徴とする電子写真装置における熱定着器の結露水
排出装置。２）前記樋は、前記熱定着器の天板の側壁の下端を内側
に弯曲して形成されている特許請求の範囲第１項記載の
電子写真装置における熱定着器の結露水排出装置。