JPS63156435A - 平衡二線式通信ケ−ブルによる映像音声制御電力多重化伝送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は平衡二線式通信ケーブルによる映像音声制御電
力多重化伝送装置に係り、特には、双方向伝送される音
声信号のような低周波伝送信号に片方向伝送される電力
を多重化して平衡二線式通信ケーブルを介して電力供給
端側から電力受給端側にχ１して電力を伝送する多重化
伝送装置に関する。

（従来技術） 例えば、インターホンは消費電力が比較的に少ないので
、これを駆動する電源としては通常、乾電池が用いられ
ている。しかし、既設のインターホンに来訪者を撮像す
るためのいわゆるドアホンカメラを設置しようとした場
合、ドアホンカメラの消費電力は多いのでインターホン
の電源として用いられている乾電池を兼用してドアホン
カメラを駆動することができない。

そのため、このような場合、ドアホンカメラを駆動する
ための電カケープルを別途に敷設しなければならなくな
り、ドアホンカメラ設置の工事費用が高くなるという問
題がある。

本出願人は、この問題を解決するために、第３図に示す
ような電力伝送装置を提供した（特願昭６１−１００１
８５号、特願昭６．１−１００１８６号、特願昭６１−
１００１８６号参照）。すなわち、第３図はこの従来例
に係る「電力伝送装置」のブロック図であり、第４図は
第３図の定電流レギュレータの回路図である。これらの
図において、１０はこのインピーダンステムにおけろ５
−ｔｔ　ｍ、２０は同しくこのインピーダンステムにお
けろ子機である。４０は１ｖＪ、１０と子機２０とを接
続する平衡二線式通信ケーブルである。

親機１０は、音声信号処理部と映像信号処理部と電力供
給部とを含む。音声信号処理部はインターホン親機１１
、音声振幅リミッタ１２、直流阻止コンデンサ１３およ
び低域フィルタ１４とを含む。映像信号処理部は、高域
フィルタ１５、周波数復調部１５およびテレビモニタ１
７を含む。電力供給部は、直流電源１８と第１の定電流
レギュレータ１９とを含む。

子機２０は、音声信号処理部と映像信号処理部と電力受
給部とから構成されている。音声信号処理部は、インタ
ーホン子機２１、音声振幅リミッタ２２、直流阻止コン
デンサ２３および低域フィルタ２４を含む。映像信号処
理部は、テレビカメラ２５、周波数変調部２６および高
域フィルタ２７を含む。電力受給部は、第２の定電流レ
ギュレータ２８、電流−電圧変換レギュレータ２９およ
び定電圧レギュレータ３０を含む。

第４図において詳細に示されるように、第１の定電流レ
ギュレータ】９は、ダーリントン接続されたトランジス
タＴＲＩ、ＴＲ２から構成され、第２の定電流レギュレ
ータ２８は同様にトランジスタＴＲビ　、ＴＲ２’　で
構成されている。

このような構成を有する従来例の電力伝送装置では、そ
の従来例の明細書にも記載されているごとく、第１の定
電流レギュレータと第２の定電流レギュレータとにより
、電力供給・受給インピーダンスを、伝送される信号の
帯域にわたる伝送インピーダンスよりも充分に高くなる
ようにしている。そのため、定電流レギュレータは通信
ケーブルを伝送される音声信号等の伝送信号の負荷とな
らない。したがって、電力供給のための特別の通信ケー
ブルを別途に敷設することなく音声信号等用の通信ケー
ブルを用いて電力を供給することが可能となる結果、前
記工事費用の問題が解決される。

しかしながら、このような構成を有する従来例ては、こ
のように通信ケーブル敷設費用を安価にすることかでき
る反面、複雑な回路構成の定電流レギュレータが必要で
あるのみならず、そこでの電力損失し…当程度に大きく
なり、特に平衡二線式構成の場合ではアースリターン側
にも定電流レギュレータを挿入する必要があるためにそ
の電力損失ら倍増することから非実用的なものとなって
いる。

（発明の目的） 本発明は上述の事情に鑑みてなされた乙のであって、平
衡二線式通信ケーブルを介して電力を音声信号等の低周
波伝送信号に多重して伝送する場合に、複雑な回路構成
でしかも電力損失を大きくするデメリットの高い定電流
レギュレータを用いず、その代わりに電源チョークコイ
ルという極めて簡素な回路素子でもって伝送信号に電力
を多重して伝送できるようにすることにより電力損失の
低減化を図れるようにすることを目的とする。

（発明の構成） 本発明は前記目的を達成するために電力供給端と電力受
給端とを平衡二線式通信ケーブルを介して接続し、前記
電力供給端において電力を映像音声制御信号等の周波数
変調した伝送信号に多重し、これを多重化信号として前
記平衡二線式通信ケーブルを介して伝送し、前記電力受
給端において前記多重化信号から映像音声制御信号と電
力とを分離する映像音声制御電力多重化伝送装置であっ
て、電力供給端側と電力受給端側とのそれぞれに前記伝
送信号を所定のキャリア周波数で周波数変調する周波数
変調手段を設け、前記電力供給端側と前記電力受給端側
とのそれぞれに前記キャリア周波数で周波数変調された
伝送信号に対してはハイインピーダンスとなるインダク
タンス値を有する電源チョークコイルを設け、前記電源
チョークコイルにより前記電力供給端での前記伝送信号
に対する電力の多重化と、前記電力受給端での前記伝送
信号からの映像音声制御信号と電力の分離とを行うこと
を特徴とするものである。

この構成によれば、電源チョークコイルが前記周波数変
調された伝送信号に対してはハイインピーダンスとなる
から、電力供給端において映像および音声信号等の周波
数変調の伝送信号に電力を多重化し、電力受給端におい
てその周波政変・聞伝送信号から電力を分離することが
できる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。第１図は、本発明の実施例に係る平衡二線式通信ケー
ブルによる映像音声制御電力多重化伝送装置が適用され
たインターポンシステムのブロック図である。第１図に
おいて、１００はこのインターホンシステムにおけろ親
機（室内側に配置されている。）、１０２は同じくこの
インターホンシステムにおける子機（玄関側に配置され
ている。）である。１０４は親機１００と子機１０２と
を接続する平衡二線式通信ケーブルである。

親機１００の構成 親機ｌＯＯは、音声信号を子機１０２側へ送信処理する
ため子機＋０２側の相手との通話用マイクロホン１０６
と、通話用マイクロホン１０６からの音声信号を、たと
えば２２０ｋＨｚのキャリアで周波数変調する音声周波
数変調部１０８と、音声周波数変調部＋０８の出力を増
幅するアンプ１１０と、アンプ１１０出力を親機出力側
へ出力すると同時に子機側からの伝送信号を入力するラ
イントランス１１２とを具備している。

親機１００はまた、子機１０２から送信されてきた映像
周波数変調信号と音声周波数変調信号との多重化信号を
受信処理するため、多重化信号からバイパスフィルタ＋
１７（たとえば、遮断周波数０．８ＭＨｚ）とバンドパ
スフィルタ１１９（たとえば、通過域４２０土２０ＫＨ
２）でそれぞれ分波された映像周波数変調信号と音声周
波数変調信号との内、映像信号を周波数復調する映像周
波数組′８部１１８と、映像周波数復調部１１８出力に
従って動作するテレビモニタ１２０と、分波された音声
信号を周波数復調する音声周波数復調部１２２と、音声
周波数復調部１２２出力に従って動作するスピーカ１２
４とを具備している。なお、１１５は直流阻止コンデン
サである。

親機１００はさらにまた、電力供給部として直流型ａ１
２６と、定電圧レギュレータ１２８とを具備するととも
に、この実施例の特徴構成である電源チョークコイル１
３０，１３１とを具備している。この電源チョークコイ
ル＋３０は電力供給端Ａで直流電力と多重される周波数
変調音声信号に対してはハイインピーダンスを呈する。

子機１０２の構成 子機１０２は、音声信号と映像信号とを親機１００側へ
送信処理するため親機＋００側の相手との通話用マイク
ロホン１３２と、通話用マイクロホン１３２からの音声
信号を、たとえば４２０に１１ｚのキャリアで周波数変
調する音声周波数変調部１３４と、来訪者を撮像するテ
レビカメラ１３６と、テレビカメラ＋３６からの映像信
号を周波数変調する映像周波数変調部１３８と、前記画
周波数変調１３４．１３８出力を増幅するアンプ１４０
と、その出力をケーブルに送出すると同時に親機からの
受信信号を入力するライントランス１４２とを具備して
いる。

子機＋０２は、親機１００から送信されてきた多重化信
号を受信処理するｆ二め、通過帯域がたとえば２２０±
２０Ｋ）［ｚのバンドパスフィルタ１４４と、その出力
を周波数復調する音声周波数復凋部１４８と、スピーカ
１５０とを具備している。

１５２は直流阻止コンデンサである。

子機１０２はさらにまた、電力受給部として電源チョー
クコイル１５４と、定電圧レギュレータ１５６とを具備
している。

本実施例で用いた通信ケーブル＋０４（１００ｍ長さ、
０５Φ、２芯）の特性を第２図に示しておく。ａは親機
１００から子機ｌＯ２への音声信号の周波数変調スペク
トル周波数割り当て域、ｂは子機１０２から親機１００
への音声信号の周波数変調キャリアのスペクトル帯域、
Ｃは白黒（Ｂ／Ｗ）の映像信号の周波数変調キャリアの
配置、ｄはＮＴＳＣまたはＰＡＬ方式のカラー映像信号
の周波数変調キャリアの配置の一例である。

実施例では、映像信号および音声信号の周波数変調キャ
リアのスペクトル帯域を１００ｋＨｚ以上にしているこ
とにより、電力供給端での電力との多重化、電力受給端
での電力の分離に必要な回路素子としての電源チョーク
コイルは、直流電流０．５へ屯畳で、１００マイクロヘ
ンリーを有する小型の乙ので充分に電力の多重化および
分離が可能となる。

なお、実施例では映像信号のみならず、上りと下りそれ
ぞれの音声信号ら６キヤリア周波数をクロストークしな
いように帯域分割しているから、第３図に示される従来
例のような電力伝送装置における音声信号のベースバン
ド伝送に必要とするハイブリッドトランスや双方向アン
プか不要となる。よた、これのみならず、親機や子機の
それぞれでマイクロホン→アンプ→スピーカ→マイクロ
ホンの閉回路経路でのハウリングの発生ら防ｔｈされろ
ことから、スピーカ音量を増大してインターホンでの通
話の向上に役立つ。

さらに、音声信号の周波数変調スペクトル帯域を５００
　ｋ　Ｈｚ　＝　１．５　Ｍｌｌｚｌｌ下帯することお
よび平衡、不平衡変換用のライントランス１１２．１４
２を使うことにより、中波電界強度の高い地域で長いイ
ンターホンケーブルを用いる場合はそのケーブルに誘起
される中波の妨害を軽減することができる。

（発明の効果） 以上説明したことから明らかなように、本発明によれば
、電源チョークコイルが少なくとも１００ＫＨｚ以上の
周波数変調伝送信号に対してはハイインピーダンスとな
るから、電力供給端において音声制御信号および映像信
号の周波数変調伝送信号に電力を多重し、電力受給端に
おいてその周波数変調伝送信号から電力を分離すること
ができる。

したかって、本発明では、電力の伝送には音声信号およ
び映像信号等の通信ケーブルと別途に電力伝送用ケーブ
ルを敷設する必要がないという利点とともに、従来例の
ような複雑な回路構成の定電流レギュレータが不要とな
る結果、そこでの大きな電力損失が解消される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は第１
図の装置に使用される通信ケーブルの伝送特性図、第３
図は従来例のブロック図、第４図は第３図の定電流レギ
ュレータの回路図である。 １００は親機、１０２は子機、ｌＯ・ｔは通信ケーブル
、１３０，１３１，１５４，１５５は電源チョークコイ
ル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像音声制御電力多重化端（以下、電力の送受で
   区別し電力供給端という）と他方の映像音声制御電力多
   重化端（以下、電力受給端という）とを平衡二線式通信
   ケーブルを介して接続し、前記電力供給端において電力
   を映像音声制御等の伝送信号に多重化し、これを多重化
   信号として前記平衡二線式通信ケーブルを介して伝送し
   、前記電力受給端において前記多重化信号から音声制御
   信号および電力を分離する一方、電力供給端では、前記
   電力受給端から送られてくる映像音声制御情報を分離す
   る映像音声制御電力多重化伝送装置であって、 電力供給端側と電力受給端側とのそれぞれに前記伝送信
   号を所定のキャリア周波数で周波数変調する周波数変調
   手段を設け、さらに、所定のキャリア周波数配置による
   映像信号用周波数変調手段を電力受給端に設け、 前記電力供給端側と前記電力受給端側とのそれぞれに前
   記キャリア周波数で周波数変調された伝送信号に対して
   はハイインピーダンスとなるインダクタンス値を有する
   電源チョークコイルを設け、前記電源チョークコイルに
   より前記電力供給端での前記伝送信号に対する電力の多
   重化と、前記電力受給端での前記伝送信号からの音声制
   御信号と電力の分離とを行うことを特徴とする映像音声
   制御電力多重化伝送装置。