JPS63153129A - フッ素樹脂塗装アルミニウム合金板 - Google Patents
フッ素樹脂塗装アルミニウム合金板Info
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- JPS63153129A JPS63153129A JP30123787A JP30123787A JPS63153129A JP S63153129 A JPS63153129 A JP S63153129A JP 30123787 A JP30123787 A JP 30123787A JP 30123787 A JP30123787 A JP 30123787A JP S63153129 A JPS63153129 A JP S63153129A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、両面のうち少くとも片面にフッ素樹脂が塗
装されたフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板に関する。
装されたフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板に関する。
この明細書おいて「%」は「重量%」を示すものとする
。
。
従来技術とその問題点
フッ素樹脂は、耐薬品性、耐水性、耐油性、耐熱性等に
優れているので、これらの性能が要求される種々の製品
に塗装して使用されているが、このような製品は、フッ
素樹脂が塗装されたフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板
に成形加工を施すことによりつくられる。
優れているので、これらの性能が要求される種々の製品
に塗装して使用されているが、このような製品は、フッ
素樹脂が塗装されたフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板
に成形加工を施すことによりつくられる。
従来、上記のようなフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板
としては、A3004合金や、市販されているA/−M
g−Mn合金からなるアルミニウム合金板の両面のうち
少くともいずれが一面に下地処理を施し、この下地処理
の施された面がフッ素樹脂塗膜で被覆されているものか
用いられていた。そして、上記下地処理は、サンドブラ
スティング法、ブライマーコーティング法、化学的また
は電気化学的エツチング法等により行なわれていた。と
ころが、サンドブラスティング法によれば、生じる凹凸
が粗く、フッ素樹脂塗膜と基板との密着性が悪くなると
いう問題があった。ブライマーコーチインク法ニよれば
、水分、湿気等によってフッ素樹脂塗膜と基板との密着
力が悪くなるという問題があった。また、エツチング法
によれば、サンドブラスティング法およびブライマーコ
ーティング法における上記問題を解決することができる
が、A3004合金等の従来から使用されていたアルミ
ニウム合金を基板として使用した場合、なおもフッ素樹
脂塗膜と基板との密着性が十分ではなく、この合金板か
らつくられた製品において、フッ素樹脂塗膜と合金板と
が剥離するおそれがあった。
としては、A3004合金や、市販されているA/−M
g−Mn合金からなるアルミニウム合金板の両面のうち
少くともいずれが一面に下地処理を施し、この下地処理
の施された面がフッ素樹脂塗膜で被覆されているものか
用いられていた。そして、上記下地処理は、サンドブラ
スティング法、ブライマーコーティング法、化学的また
は電気化学的エツチング法等により行なわれていた。と
ころが、サンドブラスティング法によれば、生じる凹凸
が粗く、フッ素樹脂塗膜と基板との密着性が悪くなると
いう問題があった。ブライマーコーチインク法ニよれば
、水分、湿気等によってフッ素樹脂塗膜と基板との密着
力が悪くなるという問題があった。また、エツチング法
によれば、サンドブラスティング法およびブライマーコ
ーティング法における上記問題を解決することができる
が、A3004合金等の従来から使用されていたアルミ
ニウム合金を基板として使用した場合、なおもフッ素樹
脂塗膜と基板との密着性が十分ではなく、この合金板か
らつくられた製品において、フッ素樹脂塗膜と合金板と
が剥離するおそれがあった。
この発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、従
来のものと比較して基板となるアルミニウム合金板とフ
ッ素樹脂塗膜との密着力の大きなフッ素樹脂塗装アルミ
ニウム合金板を提供することを目的とする。
来のものと比較して基板となるアルミニウム合金板とフ
ッ素樹脂塗膜との密着力の大きなフッ素樹脂塗装アルミ
ニウム合金板を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
この発明によるフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板は、
鉄0.5〜3%、不純物としてのケイ素0.15%以下
、不純物としての銅およびマンゴ230.1%以下を含
み残部アルミニウムよりなるアルミニウム合金板の両面
のうち少くともいずれか一面が、山と谷との距離が5〜
50μでかつ微細な凹凸を有する粗面となされ、この粗
面がフッ素樹脂塗膜で被覆されているものである。
鉄0.5〜3%、不純物としてのケイ素0.15%以下
、不純物としての銅およびマンゴ230.1%以下を含
み残部アルミニウムよりなるアルミニウム合金板の両面
のうち少くともいずれか一面が、山と谷との距離が5〜
50μでかつ微細な凹凸を有する粗面となされ、この粗
面がフッ素樹脂塗膜で被覆されているものである。
上記において、フッ素樹脂を塗装すべきアルミニウム合
金板として鉄0.5〜3%、不純物としてのケイ素0.
15%以下、不純物としての銅およびマンゴ230.1
%以下を含み残部アルミニウムよりなるアルミニウム合
金板を用いるのはつぎの理由による。
金板として鉄0.5〜3%、不純物としてのケイ素0.
15%以下、不純物としての銅およびマンゴ230.1
%以下を含み残部アルミニウムよりなるアルミニウム合
金板を用いるのはつぎの理由による。
すなわち、通常フッ素樹脂塗装アルミニウム合金板にお
けるフッ素樹脂を塗装すべき基板となるアルミニウム合
金板に施す下地処理としては、上述したように化学的ま
たは電気化学的エツチング法が好ましいが、下地処理を
施したアルミニウム合金板とフッ素樹脂との密着性を向
上させるためにはフッ素樹脂を塗装すべきアルミニウム
合金板がエツチングのさいに、条件(a)・・・エツチ
ングにより生じる凹凸における山と谷との距離が5〜5
0μ の範囲内にあること。
けるフッ素樹脂を塗装すべき基板となるアルミニウム合
金板に施す下地処理としては、上述したように化学的ま
たは電気化学的エツチング法が好ましいが、下地処理を
施したアルミニウム合金板とフッ素樹脂との密着性を向
上させるためにはフッ素樹脂を塗装すべきアルミニウム
合金板がエツチングのさいに、条件(a)・・・エツチ
ングにより生じる凹凸における山と谷との距離が5〜5
0μ の範囲内にあること。
条件(b)・・・エツチングによる粗面形態が微細な凹
凸となること。
凸となること。
条件(C)・・・はぼ均一にエツチングされること。
という3条件のすべてを満たすことが必要である。なぜ
ならば、エツチングにより生じる凹凸における山と谷と
の距離が5μ未満であると上記密着性が悪(なり、50
μを越えるとフッ素樹脂が多く必要になるからである。
ならば、エツチングにより生じる凹凸における山と谷と
の距離が5μ未満であると上記密着性が悪(なり、50
μを越えるとフッ素樹脂が多く必要になるからである。
また、エツチングによる粗面形態が微細な凹凸となって
いなければ上記密着性が悪くなるからである。さらに、
エツチングが不均一であると平均高さくエツチングによ
り生じた高低差のある凸部のうちほぼそろっている凸部
の高さをいう)より突出した凸部が発生し、その上にフ
ッ素樹脂を塗装すると、フッ素樹脂とアルミニウム合金
板との密着性が悪くとなるとともに樹脂塗膜から平均高
さを越える凸部が露出したり、局部的に樹脂塗膜が薄く
なって樹脂塗膜形成後のピンホールが発生し、樹脂塗膜
表面の平滑性が阻害されるうえに、アルミニウム合金板
が直接水、水蒸気、油脂および薬品などに接触すること
になって耐食性が悪くなるからである。
いなければ上記密着性が悪くなるからである。さらに、
エツチングが不均一であると平均高さくエツチングによ
り生じた高低差のある凸部のうちほぼそろっている凸部
の高さをいう)より突出した凸部が発生し、その上にフ
ッ素樹脂を塗装すると、フッ素樹脂とアルミニウム合金
板との密着性が悪くとなるとともに樹脂塗膜から平均高
さを越える凸部が露出したり、局部的に樹脂塗膜が薄く
なって樹脂塗膜形成後のピンホールが発生し、樹脂塗膜
表面の平滑性が阻害されるうえに、アルミニウム合金板
が直接水、水蒸気、油脂および薬品などに接触すること
になって耐食性が悪くなるからである。
フッ素樹脂を塗装すべきアルミニウム合金板として、鉄
0.5〜3%、不純物としてのケイ素0.15%以下、
不純物としての銅およびマンゴ230.1%以下を含み
残部アルミニウムよりなるものを用いるのは、このアル
ミニウム合金板が上記3つの条件(a)〜(c)をすべ
て満たしエツチング特性が優れているからである。
0.5〜3%、不純物としてのケイ素0.15%以下、
不純物としての銅およびマンゴ230.1%以下を含み
残部アルミニウムよりなるものを用いるのは、このアル
ミニウム合金板が上記3つの条件(a)〜(c)をすべ
て満たしエツチング特性が優れているからである。
上記において、鉄はこれをアルミニウム中に含有せしめ
ることにより、フッ素樹脂を塗装すべきアルミニウム合
金板に通常の化学的エツチングまたは電気化学的エツチ
ングを施した際の合金板が上記条件(a) (b) (
c)をすべて満たしつるようにさせる性質を有する。そ
の理由は明確ではないが、鉄は電位的にアルミニウムよ
りも貴であるとともに、そのアルミニウムに対する固溶
範囲か広いために、アルミニウム中にこれを含有せしめ
ると、化学的または電気化学的エツチングを施すことに
より、合金板が上記条件(a) (b) (c)を満た
すようになるのであると考えられる。しかしながら、そ
の含有量が065%未満では上記合金板が条件(a)
(b) (c)を満たさなくなるとともに結晶粒が粗大
化し、エツチングしたときにエツチング模様が現われ商
品価値をなくし、3%を越えると粗大品出物が生じ上記
合金板が条件(a) (b) (c)を満たさなくなる
。
ることにより、フッ素樹脂を塗装すべきアルミニウム合
金板に通常の化学的エツチングまたは電気化学的エツチ
ングを施した際の合金板が上記条件(a) (b) (
c)をすべて満たしつるようにさせる性質を有する。そ
の理由は明確ではないが、鉄は電位的にアルミニウムよ
りも貴であるとともに、そのアルミニウムに対する固溶
範囲か広いために、アルミニウム中にこれを含有せしめ
ると、化学的または電気化学的エツチングを施すことに
より、合金板が上記条件(a) (b) (c)を満た
すようになるのであると考えられる。しかしながら、そ
の含有量が065%未満では上記合金板が条件(a)
(b) (c)を満たさなくなるとともに結晶粒が粗大
化し、エツチングしたときにエツチング模様が現われ商
品価値をなくし、3%を越えると粗大品出物が生じ上記
合金板が条件(a) (b) (c)を満たさなくなる
。
したがって、鉄の含有量は0.5〜3%の範囲内で選ぶ
べきであるが、特に1%前後が好ましい。ケイ素、銅お
よびマンガンはアルミニウム中に不純物として含まれる
ものであってこの種合金の性質に悪影響をおよぼすもの
であり、ケイ素の含有量が0.15%を越えると上記合
金板が条件(a) (b) (c)を満たさなくなると
ともにフッ素樹脂塗装後上記合金板を探しぼりで成形加
工するときに耳高が高くなる。銅の含有量が0.1%を
越えると上記合金板の耐食性が悪くなる。マンガンの含
有量が0.1%を越えると上記合金板が条件(C)を満
たさなくなるとともに肌荒れしやすくなる。したがって
これら不純物の含有量は、ケイ素0.15%以下、銅0
゜1%以下およびマンガン0.1%以下にすべきである
。
べきであるが、特に1%前後が好ましい。ケイ素、銅お
よびマンガンはアルミニウム中に不純物として含まれる
ものであってこの種合金の性質に悪影響をおよぼすもの
であり、ケイ素の含有量が0.15%を越えると上記合
金板が条件(a) (b) (c)を満たさなくなると
ともにフッ素樹脂塗装後上記合金板を探しぼりで成形加
工するときに耳高が高くなる。銅の含有量が0.1%を
越えると上記合金板の耐食性が悪くなる。マンガンの含
有量が0.1%を越えると上記合金板が条件(C)を満
たさなくなるとともに肌荒れしやすくなる。したがって
これら不純物の含有量は、ケイ素0.15%以下、銅0
゜1%以下およびマンガン0.1%以下にすべきである
。
上記アルミニウム合金板に施される通常の化学的エツチ
ング法および電気化学的エツチング法としては種々存在
するが、化学的エツチング法には、たとえば塩酸水溶液
中に浸漬する方法がある。また、電気化学的エツチング
法には、たとえば塩化物よりなる電解質を含む水溶液中
で直流電流により陽極処理する方法がある。
ング法および電気化学的エツチング法としては種々存在
するが、化学的エツチング法には、たとえば塩酸水溶液
中に浸漬する方法がある。また、電気化学的エツチング
法には、たとえば塩化物よりなる電解質を含む水溶液中
で直流電流により陽極処理する方法がある。
エツチングを施して粗面化したアルミニウム合金板への
フッ素樹脂の塗装は、従来の方法で行なう。またフッ素
樹脂の塗装は、エツチング処理後すぐに行なってもよい
し、またはエツチング処理を施して粗面化した部分に化
成処理、陽極酸化処理等の表面処理を施した後に行なっ
てもよい。
フッ素樹脂の塗装は、従来の方法で行なう。またフッ素
樹脂の塗装は、エツチング処理後すぐに行なってもよい
し、またはエツチング処理を施して粗面化した部分に化
成処理、陽極酸化処理等の表面処理を施した後に行なっ
てもよい。
実 施 例
この発明の実施例を、以下図面を参照して説明する。
この発明によるフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板(1
)は、アルミニウム合金板(2)の片面が、山と谷との
距離(H)が5〜50μでかつ微細な凹凸(3)を有す
る粗面となされ、この面がフッ素樹脂塗膜(4)で被覆
されたものである。
)は、アルミニウム合金板(2)の片面が、山と谷との
距離(H)が5〜50μでかつ微細な凹凸(3)を有す
る粗面となされ、この面がフッ素樹脂塗膜(4)で被覆
されたものである。
アルミニウム合金板(2)としては、鉄0.5〜3%、
不純物としてのケイ素0.15%以下、不純物としての
銅およびマンガン各0.1%以下を含み残部アルミニウ
ムよりなるアルミニウム合金からなる。
不純物としてのケイ素0.15%以下、不純物としての
銅およびマンガン各0.1%以下を含み残部アルミニウ
ムよりなるアルミニウム合金からなる。
つぎにこの発明のフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板お
よび比較品の評価試験を行なった結果を示す。
よび比較品の評価試験を行なった結果を示す。
合金A 鉄0.74%、ケイ素0.09%、マンガン0
.01%および銅0.0 1%以下を含み残部アルミニウムよ りなるアルミニウム合金。
.01%および銅0.0 1%以下を含み残部アルミニウムよ りなるアルミニウム合金。
合金B A3004゜
合金CA/−Mg−Mn系合金(市販品)上記3種のア
ルミニウム合金を通常の製法により厚さ1.5+amの
板とした後焼鈍した。つぎに常法通りの化学エツチング
を施した後、すなわち15%の塩酸水溶液中に7分間浸
漬した後、フッ素樹脂を35μの厚さに塗装して得られ
たフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板の引張強さおよび
成形加工前後のピーリング強度(フッ素樹脂塗膜の合金
板への密着力を現わす)を7Illl定した。得られた
結果を下表に示す。
ルミニウム合金を通常の製法により厚さ1.5+amの
板とした後焼鈍した。つぎに常法通りの化学エツチング
を施した後、すなわち15%の塩酸水溶液中に7分間浸
漬した後、フッ素樹脂を35μの厚さに塗装して得られ
たフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板の引張強さおよび
成形加工前後のピーリング強度(フッ素樹脂塗膜の合金
板への密着力を現わす)を7Illl定した。得られた
結果を下表に示す。
(以下余白)
上表から明らかなように、この発明によるフッ素樹脂塗
装アルミニウム合金板は、従来ものに比較して、アルミ
ニウム合金板とフッ素樹脂塗膜との密着力が極めて大き
い。
装アルミニウム合金板は、従来ものに比較して、アルミ
ニウム合金板とフッ素樹脂塗膜との密着力が極めて大き
い。
発明の効果
上述のように、この発明によるフッ素樹脂塗装アルミニ
ウム合金板は、鉄0.5〜3%、不純物としてのケイ素
0.15%以下、不純物としての銅およびマンガン各0
.1%以下を含み残部アルミニウムよりなるアルミニウ
ム合金板の両面のうち少くともいずれか一面が、山と谷
との距離が5〜50μでかつ微細な凹凸を有する粗面と
なされ、この粗面がフッ素樹脂塗膜で被覆されているも
のであるから、アルミニウム合金板とフッ素樹脂塗膜と
の密着力が大きなフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板を
得ることができる。
ウム合金板は、鉄0.5〜3%、不純物としてのケイ素
0.15%以下、不純物としての銅およびマンガン各0
.1%以下を含み残部アルミニウムよりなるアルミニウ
ム合金板の両面のうち少くともいずれか一面が、山と谷
との距離が5〜50μでかつ微細な凹凸を有する粗面と
なされ、この粗面がフッ素樹脂塗膜で被覆されているも
のであるから、アルミニウム合金板とフッ素樹脂塗膜と
の密着力が大きなフッ素樹脂塗装アルミニウム合金板を
得ることができる。
図面はこの発明の実施例を示す断面図である。
(1)・・・フッ素樹脂塗装アルミニウム合金板、(2
)・・・アルミニウム合金板、(3)・・・凹凸、(4
)・・・フッ素樹脂塗膜、(N)・・・山と谷との距離
。 以 上
)・・・アルミニウム合金板、(3)・・・凹凸、(4
)・・・フッ素樹脂塗膜、(N)・・・山と谷との距離
。 以 上
Claims (1)
- 鉄0.5〜3%、不純物としてのケイ素0.15%以下
、不純物としての銅およびマンガン各0.1%以下を含
み残部アルミニウムよりなるアルミニウム合金板の両面
のうち少くともいずれか一面が、山と谷との距離が5〜
50μでかつ微細な凹凸を有する粗面となされ、この粗
面がフッ素樹脂塗膜で被覆されているフッ素樹脂塗装ア
ルミニウム合金板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30123787A JPS63153129A (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | フッ素樹脂塗装アルミニウム合金板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30123787A JPS63153129A (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | フッ素樹脂塗装アルミニウム合金板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63153129A true JPS63153129A (ja) | 1988-06-25 |
JPS6356062B2 JPS6356062B2 (ja) | 1988-11-07 |
Family
ID=17894432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30123787A Granted JPS63153129A (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | フッ素樹脂塗装アルミニウム合金板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63153129A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS488211U (ja) * | 1971-06-11 | 1973-01-30 | ||
JPS5025866A (ja) * | 1973-07-10 | 1975-03-18 | ||
JPS5193984A (ja) * | 1975-02-14 | 1976-08-18 | ||
JPS5230940A (en) * | 1975-09-03 | 1977-03-09 | Tdk Corp | High-frequency heating apparatus |
-
1987
- 1987-11-27 JP JP30123787A patent/JPS63153129A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS488211U (ja) * | 1971-06-11 | 1973-01-30 | ||
JPS5025866A (ja) * | 1973-07-10 | 1975-03-18 | ||
JPS5193984A (ja) * | 1975-02-14 | 1976-08-18 | ||
JPS5230940A (en) * | 1975-09-03 | 1977-03-09 | Tdk Corp | High-frequency heating apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6356062B2 (ja) | 1988-11-07 |
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