JPS63151006A - 電力伝達装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電力伝達装置、特に電源側と負荷側とを機械的
に極めて容易に分離・着脱ができるとともに、該装置の
外観上の体裁をも良好にすることが可能な電力伝達装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来、電気むげ剃り器などの携帯用充電式電子機器や電
気湯沸かし器等の各種の電気・電子機器への電力供給は
、該機器に設けたＡＣプラグを電源コンセントに差し込
んだり、ＡＣアダプタを使用してそのＡＣアダプタに設
けられたＤＣプラグを機器に設けた入力端子に差し込ん
だりするととＫより行われていた。

しかしながら、このように機器の使用にあたっていちい
ちプラグを差し込むなどの手数を要することは著しく煩
わしいものであった。

また、例えば電気湯沸かし器にあっては、持ち上げて内
部の湯を仲の容器に注ぐときには上記プラグとともに電
源コ゛−ドも持ち上げられてしまい、該電源コードが邪
魔になるなどの不便があった。

さらに、上記機器の外観上も、上記プラグが突出したり
、プラグの差し込み孔が必要となったりするため、体載
が悪いという欠点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は上記従来技術に鑑みてなされたもので、負荷側
にプラグ等を設けることなく電源側と負荷側とを機械的
に極めて容易に分離することができ、負荷たる各種の電
気・電子機器に電力を供給する際に手数を要さず、該電
気・電子機器の外観上の体裁も良くすることができる電
力伝達装置を提供しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため、本発明は、電力供給部と電
力受給部とからなり、電力供給部と電力受給部とを近接
又は接触させたときに、第１のコア及び第２のコアが第
１の磁性体及び第２の磁性体を介して１次巻線及び２次
巻線を貫通する閉磁路を形成する構成としたものである
。

なお、上記電力供給部は、非磁性材料で構成された第１
の筺体にその内側及び外側に露出するように第１の磁性
体が一体に設けられ、しかも、上記第１の磁性体の内側
に当接して交流電圧が人力される１次巻線を巻装した第
１のコアを備えた構成としたものである。また、上記電
力受給部は、上記電力供給部とは分離されて、非磁性材
料で構成された。３）−２の筺体にその内側及び外側に
露出するように第２の磁性体が一体に設けられ、しかも
、上記第２の磁性体の内側に当接して負荷に接続される
２次巻線を巻装した第２のコアを備え、上記負荷と一体
に設けた構成としたものである。

〔作　用〕

本発明によ４ば、電力供給部と電力受給部とを近接又は
接触させると、第１のコア及び第２のコアが第１の磁性
体及び、ｔ＝２の磁性体を介して１次巻線及び２次巻線
を貫通する閉磁路を形成するため、これらが変圧器とロ
ーの作用をなすものである。

したがって、１次巻線に供給された電力が２次巻線に伝
達さね、負荷に供給されるものである。

このように、本発明によれば、電力供給部と負荷に一体
に設げられた電力受給部とを近接又は接触させるだけで
、負荷忙電力を伝達させることができるので、負荷たる
各種の電気・電子機器の使用にあたって従来の如くいち
いちプラグを差し込むなどの煩わしさがなく極めて便利
である。

また、負荷たる電気・電子機器にはプラグやプラグの差
し込み孔などを設ける必要がなくなるため、外観上の体
裁も良くなるものである。

なお、原理的には、本発明における第１の磁性体及び第
２の磁性体を設けずに、第１のコア及び第２のコアの各
対向面が各筺体の外側に直接露出させることも考えられ
るが、この場合には製造上又は使用上の不都合が生ずる
。すなわち、この場合には、筺体を樹脂成形等するにあ
たって、予め巻線を巻装した各ファーを一体に成形−す
るか、あるいは各コアの脚部に適合する孔部を筺体に構
成した後に該孔部に各コアの脚部を嵌合するかしなけれ
ばならないが、前者にあっては樹脂成形等の作業が著し
く困難であり、後者にあっては孔部の隙間かち水滴や埃
等が進入するおそれがある欠点がある。この点、本発明
では、各筺体に各磁性体がそれぞれ一体に設けちれ、該
磁性体にそれぞれ各コアが当接されているため、各筺体
の樹脂成形等にあたって各磁性体を極めて容易に一体に
成形することができ、しかも筺体に孔部を設ける必要が
ないので水滴や埃等が進入するおそれがないものであり
、製造上の不都合及び使用上の不都合が生じないもので
ある。

〔実施例〕

以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を説明する。

第１図において、（α）は電力供給部、Ｉｈ）は電力受
給部、（Ｃ）は負荷たる各種の電気・電子機器である。

本発明では、上記電力供給部（α）の第１の筺体（１）
は非磁性材料で構成され、該第１の筺体（１）にはその
内側及び外側に露出するように第１の磁性体（２）が設
けられる。そして、交流電圧が入力される１次巻線（３
）が巻装された第１のコア（４）が上記第１の磁性体（
２）の内側に当接され、これらが電力供給部（α）を構
成している。

なお、第１図実施例の場合、電力供給部（α）には交流
電圧を出力をする交流電源回路（５）が設けられており
、その出力端子に上記１次巻線（３）が接続されている
。なお、１次巻線（３）には各種の交流電圧を入力する
ことができるが、３０　ＫＨｚ〜１００　ＫＨ２程度の
高周波電圧を入力することが望ましい。巻線の巻数を少
なくすることができる等の利点が得られるからである。

なお、図中（６）はコイルボビンである。

また、電力受給部（６）の第２の筺体（７）も、上記電
力供給部（α）の第１の筺体（１）と同様に、非磁性材
料で構成され、該第２の筺体（７）にはその内側及び外
側に露出するように第２の磁性体（８）が設けられる。

そして、負荷（ｃ）に接続される２次巻線（９）が巻装
された第２のコア（１（１１が上記第２の磁性体（８）
の内側に当接され、これらが電力受給部＋Ａ＋を構成し
ている。なお、図中、旧）はコイルボビンである。

なお、該電力受給部（１）ｌは上記電力供給部（ａｌと
は分離されて、上記負荷ｆＣ１たる各種の電気・電子機
器と一体に設げられる。第１図実施例の場合には、電力
受給部（，５）の第２の筺体（７）が負荷（０１の筺体
を兼ねている。もつとも、電力受給部１％）の第２の゛
筺体（７）が負荷ｆＣ１の筺体と個別であっても機械的
に結合されている構成であれば良いことは言うまでもな
い。

そして、本発明では、上記電力供給部（α）と電力受給
部ｆｈｌとを近接又は接触させたときに上記第１のコア
（４）及び第２のコア００）が上記第１の磁性体（２１
及び第２の磁性体（８）を介して上記１次巻線（３）及
び２次巻線（９）を貫通する閉磁路を形成する構成とす
る。

第１図実施例の場合、第１の磁性体（２）及び第２の磁
性体（８）はそれぞれ第１の筺体（１）及び第２の筺体
（７）と面一に構成されており、負荷（Ｃ１に一体に設
けた電力受給部（ＡＩを電力供給部（α）上に載置する
ことにより、第１の磁性体（２）と第２の磁性体（８）
とが接触して上記閉磁路を形成するようになっている。

また、第１図実施例の場合、第１の磁性体（２）及び第
２の磁性体（８）の各対向面（２α）及び（８α）の面
積を、第１のコア（４）の１次巻線（３）が巻装された
部位（４α）の断面積及び第２のコアＱ（Ｉｔの２次巻
線（９）が巻装された部位（１０α）の断面積より大き
くしている。したがって、第１の磁性体（２）及び第２
の磁性体（８）とを接触させてもその各対向面（２α）
及び（８α）は完全な平面ではないのでその間に極微小
のギャップが存在するものの゛、該ギャップによる磁気
抵抗が小さくなるので閉磁路全体としての磁気抵抗も十
分小さくすることができ、電力伝達特性が向上するもの
である。もつとも、第１の磁性体（２）及び第２の磁性
体（８）の各対向面の面積を、第１のコア（４１の１次
巻線（３）がとしても５．ｆ−１の磁性体ｒ２１と第２
の磁性体（８）とを接触させる場合には、実用上十分な
電力伝達の特性を得ることができるものである。なお、
第１の磁性体（２）と第２の磁性体（８）とを接触させ
ずにその間にギャップがある場合でも、上記第１図示の
如く第１の磁性体（２）及び第２の磁性体（８）の各対
向面（２α）及び（８α）の面積を大きくした場合には
、実用上十分な電力伝達の特性を得ることができるもの
である。

なお、第１図実施例の場合１，１−１のコア（４）及び
第２のコアＱｒｊの形状は略々コ字状の形状としている
が、電力供給部（ａｌと電力受給部ｆｈｌとを近接又は
接触させたときに、ｆＦｌのコア（４）及び第２のコア
ＱＯＩが第１の磁性体（２）及び第２の磁性体（８）を
介して１次巻線（３）及び２次巻線（９）を貫通する閉
磁路を形成すればよく、他の形状、例えばＥ字状の形状
としてもよい。なお、第１のコア（４）及び第２のコア
ａＣｊｌの形状を例えばＥ字状の形状とした場合には、
それに合わせて第１の磁性体（２）及び才２の磁性体（
８）が３つずつ設けられる。

また、第１図実施例の場合、第１の磁性体（２）の対向
面（２α）の面積が第２の磁性体（８）の対向面（８α
）の面積より大きくなっており、電力供給部（α）と電
力受給部ｆＡ）とを近接又は接触させる際に位置ずれが
生じても所要の電力伝達が行えるようになっている。逆
に、第２の磁性体（８）の対向面（８α）の面積より大
きくしても同様であり、例えば第１図示の第１の磁性体
（２）と第２の磁性体（８）とを入れ替えて使用しても
よい。なお、λ・１の磁性体（２）の対向面（２α）の
面積及び第２の磁性体（８）の対向面（８α）の面積を
所要の電力伝達を行うに足る面積より大きくしておけば
同一面積でもよく、例えば第２の磁性体（８）も第１図
示の第１の磁性体テ２）と同一のものを使用すれば、上
記位置ずれが生じても所要の電力伝達を行うことができ
るものである。もつとも、電力供給部（ａｌに位置決め
突起を設ける等の手段を講じ、上記位置ずれが生じない
ようにしてもよいことは勿論である。

なお、上記、１′７１のコア（４）及び第２のコアα０
）は、うず電流損を軽減させるために、フェライトコア
を用いて構成することが望ましい。

上記構成の本発明によれば、電力供給部（α）と電力受
給部（ｈ）とを近接又は接触させることにより、第１の
コア（４）及び第２のコア００）が第１の磁性体（２）
及び第２の磁性体（８）を介して１次巻線（３）及び２
次巻線（９）を貫通する閉磁路を形成するため、これら
が変圧器と同一の作用をなすものである。

したがって、１次巻線（３）に供給された電力が２次巻
線（９）に伝達され、負荷ＦＣ＋に供給されるものであ
る。なお、負荷ｆＣ）には必要に応じて整流回路が設け
られるものである。

このように、本発明によれば、電力供給部（α）と負荷
ｆＣ１に一体に設けちれた電力受給部ＩＭとを近接又は
接触させるだけで、負荷ＩＣ＋に電力を伝達させること
ができるので、負荷（・Ｃ）たる各種の電気・電子機器
の使用にあたって従来の如くいちいちプラグを差し込む
などの煩わしさがなく極めて便利である。

また、負荷ＩＣ）たる電気・電子機器にはプラグの差し
込み孔などを設ける必要がなくなるため、外観上の体裁
も良くなるものである。

なお、原理的には、本発明における第１の磁性体（２）
及び第２の磁性体（８）を設けずに、第１のコア（４）
及び第２のコア（１０）の各対向面が各筺体（１）及び
（７）の外側に直接露出させることも考えられるが、こ
の場合には製造上又は使用上の不都合が生ずる。すなわ
ち、この場合には、筺体（１１または（７）を樹脂成形
等するにあたって、予め巻線（３）または（９）を巻装
した各コア（４）または００）を一体に成形するか、あ
るいは各コア（４）またはＧＯ＋の脚部に適合する孔部
を筺体（１）または（７）に構成した後に該孔部に各コ
ア（４）またはＧＯ＋の脚部を嵌合するかしなければな
らないが、前者にあっては樹脂成形等の作業が著しく困
難であり、後者にあっては孔部の隙間から水滴や埃等が
進入するおそれがある欠点がある。この点、本発明では
、各筺体（１）または（７）に各磁性体（２）または（
８）がそれぞれ一体に設けられ、該磁性体（２１または
（８）にそれぞれ各コア（４）または００）が肖接さ４
ているため、各筺体（１）または（７）の樹脂成形等に
あたって各磁性体（２）または（８）を極めて容易に一
体に成形することができ、しかも筺体（１）または（７
）に孔部を設ける必要がないので水滴や埃等が進入する
おそれがないものであり、製造上の不都合及び使用上の
不都合が生じないものである。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、上記第１図
と同一構成部分には同一符号を附しである。この実施例
が第１図実施例と異なる所は、第１の磁性体（２）が第
１の筺体（１）面から若干落ち込み、第２の磁性体（８
）が第２の筺体（７）の面から若干突出するように構成
されている点である。この実施例によれば、第１の磁性
体（２）と第２の磁性体（８）とを接触させたときに、
第１の筺体（１１と第２の筺体（７）との間に若干隙間
があくため、筺体（１）及び（７）の面に微小の凹凸が
あっても第１の磁性体（２）と第２の磁性体（８）とが
確実に接触するものである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、負荷側にプラグ等を設けることなく電
源側と負荷側とを機械的に極めて容易に分離することが
でき、負荷たる各種の電気・電子機器に電力を供給する
際に手数を要さず、該電気・電子機器の使用が簡便にな
るとともに、該電気・電子機器の、外観上の体裁を良く
することができる他、製造上及び使用上も有利である効
果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は他の
実施例を示す構成図である。 （１）・・・第１の筺体、（７）・・・第２の２体、（
２）・・・第１の磁性体、（３）・・・１次巻線、（４
）・・・第１のコア、（８）・・・第２の磁性体、（９
）・・・２次巻線、ＧＯ＋・・・第２のコア、（α）・
・・電力供給部、（Ａｌ・・・電力受給部、（Ｃ１・・
・負荷。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）非磁性材料で構成された第１の筺体に、その内側
   及び外側に露出するように第１の磁性体を一体に設ける
   とともに、上記第１の磁性体の内側に当接して交流電圧
   が入力される１次巻線を巻装した第１のコアを備えてな
   る電力供給部と、 上記電力供給部とは分離されて、非磁性材 料で構成された第２の筺体に、その内側及び外側に露出
   するように第２の磁性体を一体に設けるとともに、上記
   第２の磁性体の内側に当接して負荷に接続される２次巻
   線を巻装した第２のコアを備え、上記負荷と一体に構成
   された電力受給部とからなり、 上記電力供給部と電力受給部とを近接又は 接触させたときに、上記第１のコア及び第２のコアが上
   記第１の磁性体及び第２の磁性体を介して上記１次巻線
   及び２次巻線を貫通する閉磁路を形成することを特徴と
   する電力伝達装置。
2. （２）第１の磁性体及び第２の磁性体の各対向面の面積
   を、第１のコアの上記１次巻線が巻装された部位の断面
   積及び第２のコアの上記２次巻線が巻装された部位の断
   面積より大きくしたことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の電力伝達装置。
3. （３）上記第１の磁性体及び第２の磁性体の各対向面の
   うちいずれか一方の面積を他方の面積より大きくしたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電力伝達装
   置。