JPS63146735A - イカ釣り機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は漁船上で使用されるイカ釣り機に関するもので
ある。

〔従来技術とその問題点〕

イカ釣り機は、外側ケースを貫通して伸び出したシャフ
トにイカ釣り針巻き上げドラムを固着し、このシャフト
をドラムの巾に等しい距離だけ往復運動させながら回転
させて針をしゃくりながら糸をドラムに巻き取るように
なっているが、このイカ釣り機を漁船上に多数値べて操
業している。ところで、漁船はスペースが狭いために漁
船上で使用されるイカ釣り機は、先ず小型であることが
強く要請され、また、捕！！ｇ１漁を多く積載可能とし
。

かつ十分な船足を確保するために軽量でなければならな
い、更に、潮風に曝される悪い環境で使用されるために
、部品点数が少なくて故障しにくい構造であることが必
要である。

一方、従来のイカ釣り機は、モータに減速機を取付けて
所定の回転数に減速し、この減速機の出力軸と針巻き上
げドラムが固着されたシャフトの両スプロケット間にチ
ェーンを巻き掛けてドラムを回転していた。このため、
チェーンの故障が発生したり、これらの空間占有率が大
きくなり、また、シャフトを往復運動させるための機構
の一つである返しネジ機構を独立した別構造として取付
けていたために、コンパクトな設計が困難となり、結局
のところ、漁船上で使用されるイカ釣り機にとって最も
重要な小型軽量化が非常に困難であった。そして１部品
点数も多く、とりわけチェーン駆動のために故障しやす
く、漁船上で漁船員が点検整備するのに非常に手間を要
するため、操業率を低下させていた。このように、従来
のイカ釣り機は、漁船上で使用するために要求される前
記の条件を十分に満足するものでは決してなかった６〔
発明の目的〕 そこで本発明は、小型軽量化および堅牢化が可能であり
、部品点数が少なくてコンパクトな構造であって故障し
にくいイカ釣り機を提供することを目的とするものであ
る。

〔発明の構成とその作用〕

本発明のイカ釣り機は、モータで駆動されるウオームと
、このウオームと噛合するウオームホイールと、このウ
オームホイールの軸線方向に摺動自在に保持され、ウオ
ームホイールの回転トルクが伝達されるシャフトと、交
差する右ネジと左ネジの２本の螺旋ネジが両端で連結し
てエンドレスの溝が表面に形成され、該シャフトに設け
られた返しネジと、この返しネジの溝に係合するピンと
。

これらウオームギア、返しネジを含むシャフトおよびピ
ンを包む内側ケースと、この内側ケースとモータを包む
外側ケースと、この外側ケースを貫通して伸び出した該
シャフトに固着されたイカ釣り針巻き上げドラムとから
なることを特徴とするものである。

すなわち、内側ケース内にウオームギア、返しネジを含
むシャフトおよびピンを取付けたので。

非常にコンパクトな構造になり、狭いスペースの漁船に
搭載するのに適し、小さな漁船にも多数のイカ釣り機を
搭載できるようになる。更には、平歯車などで構成され
た減速機やスプロケット、チェーンなどを使用しないの
で、部品点数が少なく、軽量化および堅牢化が可能にな
るので、漁船のローリングやピッチングによって衝撃が
加わっても故障しにくく、漁船員がイカ釣り機の保守や
修理に手間を取られることがなくなる。

〔実施例〕

以下に図面に示す実施例に基いて本発明を具体的に説明
する。

ステンレス製の外側ケース１内にはネジ止めされた二つ
割の内側ケース２が配置されている。この内側ケース２
内には所定のギア比を有するウオーム３とウオームホイ
ール４どが噛合した状態で回転自由に配設されているが
、ウオーム３は、内側ケース２の外側に取付けられた定
格４００Ｗ〜７５０Ｗのモータ５によって直接駆動され
る。そして、ウオームホイール４には、必要に応じてワ
ンウェイクラッチ４１が組み込まれる。これは、シャフ
ト６がオーバーランしたときに自由に回転できるように
するためである。ウオームホイール４の中心孔４２には
シャフト６が軸線方向に摺動自在に挿入されているが、
シャフト６の一部分に平面部６１が形成され、一方、ウ
オームホイール４の中心孔４２もこれに対応する形状を
しており、この異形形状によって回転トルクがシャフト
６に伝達される。もっとも、スプライン嵌合やキーと長
溝の嵌合のように、摺動自在の軸に対して回転トルクを
伝達する機構であればいずれでもよい。

シャフト６の平面部６１に隣接した部分に返しネジ７が
固着されているが、この返しネジ７は、右ネジと左ネジ
の２本の螺旋ネジが交差し、それぞわの両端部で連結し
てエンドレスの螺旋状の溝７１が表面に形成されたもの
であり、溝７１のピッチはイカ釣り糸の外径より少し大
きめになっている。一方、この溝７１に係合するピン７
２が内側ケース２に取付けられており、従って、返しネ
ジ７の少なくとも一部は内側ケース２に包まれている。

シャフト６が一定方向に回転すると、ピン７２がエンド
レスの螺旋状の溝７１に係合しているので、シャフト６
が左右にネジ送りされ、往復運動を繰り返す。この往復
運動のストロークはドラム８の巻取面の＋［１寸法に等
しくなっている。シセット６は、外側ケース１に取付け
られたスライドベアリング１１で軸受されて外側ケース
１の両側から外へ伸び出ているが、シャフト６の両端に
はイカ釣り糸（図示せず）が巻取られるドラム８がそれ
ぞれ取付けられている。なお、場合によってはシャフト
６が外側ケース１の片側からのみ伸び出し、その端部に
１個のドラム８が取付けられることがある。このドラム
８は、略楕円形状をしており、ドラム８が一様に回転し
ても糸はしゃくり運動をしながらドラム８に巻取られる
。

しかして、漁船上に備付けられたかかる構成のイカ釣り
機において、ドラム８を逆回転して糸を所定の水深にセ
ットし、イカを捕獲する。そして。

モータ５に通電するとウオームギアが回転してシャフト
６が往復運動を繰り返しながら回転し、ドラム８も同じ
動きをする。従って１．糸はしゃくりながらドラム８の
巻取面に偏ることなく端部から端部まで一様に巻き取ら
れ、イカが釣り揚げられる。

このように、ウオーム３、ウオームホイール４、返しネ
ジ７を含むシャフト６およびピン７２を内側ケース２内
に包むように取付けたので、安価でかつ部品点数が少な
く、非常にコンパクトな構造になり、従って、小型化が
図れるとともに、故障が少なく１点検整備に手間を要し
ない、更には、平歯車などで構成された減速機やスプロ
ケット。

チェーンなどを使用しないので、軽量堅牢化が可能にな
る。

因に、平歯車で構成された減速機やスプロケット、チェ
ーンなどを使用する従来のイカ釣り機の外側ケースの大
きさは、約５万一、重量は６０に＆程度であったが１本
発明によれば、同等の能力のイカ釣り機の外側ケースの
大きさが、約４万一、重量が５０Ｋｇ程度となり、小型
軽量化に極めて大きな効果を得ることが出来る。

【発明の効果〕

以上説明したように、本発明のイカ釣り機は、モータで
駆動されるウオームと、このウオームと噛合するウオー
ムホイールと、このウオームホイールの軸線方向に摺動
自在に保持され、ウオームホイールの回転トルクが伝達
されるシャフトと、交差する右ネジと左ネジの２本の螺
旋ネジが両端で連結してエンドレスの溝が表面に形成さ
れ、このシャフトに設けられた返しネジと、この返しネ
ジの溝に係合するピンと、これらウオームギア。

返しネジを含むシャフトおよびピンを包む内側ケースと
、この内側ケースとモータを包む外側ケースと、この外
側ケースを貫通して伸び出した該シャフトに固着された
イカ釣り針巻き上げドラムとからなることを特徴とする
ので、漁船上で使用する際に最も強く要請される小型軽
量化に大きな効果があり、狭いスペースの漁船に搭載す
るのに適し、小さな漁船にも多数のイカ釣り機を搭載で
きるようになる。また１部品点数が少なくてコンパクト
な構造であって故障しにくいので、漁船員が保守や修理
に手間を取られることがないイカ釣り機とすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の断面図、第２図は第１図の■−
■線での断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. モータで駆動されるウォームと、このウォームと噛合す
   るウォームホィールと、このウォームホィールの軸線方
   向に摺動自在に保持され、ウォームホィールの回転トル
   クが伝達されるシャフトと、交差する右ネジと左ネジの
   ２本の螺旋ネジが両端で連結してエンドレスの溝が表面
   に形成され、該シャフトに設けられた返しネジと、この
   返しネジの溝に係合するピンと、これらウォームギア、
   返しネジを含むシャフトおよびピンを包む内側ケースと
   、この内側ケースとモータを包む外側ケースと、この外
   側ケースを貫通して伸び出した該シャフトに固着された
   イカ釣り針巻き上げドラムとからなるイカ釣り機。