JPS6314078Y2 - - Google Patents

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JPS6314078Y2
JPS6314078Y2 JP18319583U JP18319583U JPS6314078Y2 JP S6314078 Y2 JPS6314078 Y2 JP S6314078Y2 JP 18319583 U JP18319583 U JP 18319583U JP 18319583 U JP18319583 U JP 18319583U JP S6314078 Y2 JPS6314078 Y2 JP S6314078Y2
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JP
Japan
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cam ring
control
orifice
pump
rotor
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JP18319583U
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JPS6090577U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ロータに対するカムリングの偏心量
を変化させて吐出流量を可変した可変容量ポンプ
に関するものである。
〈従来技術〉 従来のこの種の可変容量形ベーンポンプとし
て、ポンプハウジングとカムリング間にオリフイ
スを設け、このオリフイスの前後圧を前記カムリ
ングに作用させることによりカムリングの偏心量
を変化させ、ロータの回転速度の変化にかかわら
ず流体作動機器への圧力流体の供給流量を所要の
特性に制御するものがある。
しかしながらかかる従来の可変容量形ベーンポ
ンプでは、前記オリフイスを枢支ピンを支点とし
て揺動するカムリングと、ポンプハウジング内周
に取付られた制限部材との間に形成する構成であ
るため、カムリングの揺動位置あるいは制限部材
の取付位置のばらつきによつてオリフイスの開口
面積が変化し、特性の設定がむつかしくなる欠点
があつた。
〈考案の目的〉 本考案は従来のこのような欠点を除去するため
になされたもので、その目的とするところは、オ
リフイスの開口面積のばらつきをなくし、流量特
性の設定が用意な可変容量形ベーンポンプを提供
することである。
〈考案の構成〉 本考案はかかる目的を達成するために、カムリ
ングにはポンプハウジング内周面との間に所定の
すきまを隔てて対向する制御面をカムリングの変
位方向と平行に形成し、このすきまと同径あるい
はそれより小径の制御ピンをその外周が前記制御
面に当接しかつロータ軸線と平行になるようにポ
ンプハウジングに支持し、この制御ピンに形成さ
れた小径部と前記制御面との間でオリフイスを構
成したことを特徴とするものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図および第2図において、10はポンプ
ハウジングを示し、このポンプハウジング10に
は中空室11が形成され、この中空室11内には
固定リング12を挾んで一対のサイドプレート1
9,20が収容され、中空室11の開口端をエン
ドカバー13にて閉塞されている。固定リング1
2内にはカムリング14が径方向に移動可能に収
納され、このカムリング14の外周と固定リング
12の内周との間に三ケ月状の圧力流体通路15
を形成している。カムリング14内には多数のベ
ーン16を放射方向に摺動可能に保持したロータ
17が回転可能に収納され、このロータ17はポ
ンプハウジング10に回転可能に軸承された回転
軸18の一端にスプライン係合されている。
前記カムリング14を挾んで相対向する一対の
サイドプレート19,20の各内側面には、ポン
プ室の吸入域に通ずる吸入ポート21と、ポンプ
室の吐出域に通ずる吐出ポート22が形成されて
いる。吸入ポート21はポンプハウジング10に
設けられた吸入口23に連通され、吐出ポート2
2は前記圧力流体通路15に連通されている。前
記エンドカバー13とサイドプレート20との間
には、スプリング25が介挿されるとともに、圧
力室26が形成され、この圧力室26は吐出域に
対応するポンプ室に連通されている。
前記カムリング14の下端部には平坦な支持面
14aが形成され、この支持面14aと固定リン
グ12の内周に装着されたシートプレート30と
の間に複数のガイドピン31がロータ17の軸線
と平行に介在されている。これらガイドピン31
のうちの1つは第1図に示すようにサイドプレー
ト19を貫通して両端部をポンプハウジング10
とサイドプレート20とに担持されており、他の
ガイドピン31はカムリング14の幅とほぼ等し
い長さで両サイドプレート19,20に配置され
てカムリング14を回り止めしている。カムリン
グ14はポンプ室の流体圧作用により下方に押圧
されて前期ガイドピン31に圧着され、これによ
り前記圧力流体通路15の下部をガイドピン31
にてシールするとともに、カムリング14を径方
向に直線的に移動可能にガイドしている。
またカムリング14の上端部には第3図および
第4図に示すように前記固定リング12の内周面
に対して所定のすきまを隔てて対向する制御面1
4bがカムリング14のスライド方向と平行すな
わち前記支持面14aと平行に形成されている。
一方ポンプハウジング10には前記すきまと同径
の制御ピン32がその外周を制御面14bに当接
させかつ前記ロータ17の軸線と平行になるよう
支持されている。この制御ピン32はその中央に
小径部32aを有し、この小径部32aと前記制
御面14bならびに固定リング12の内周面との
間にオリフイス40が形成されている。このオリ
フイス40によつて前記圧力流体通路15を吐出
ポート22に通じる第1圧力作用室15Aと、吐
出口33に通じる第2圧力作用室15Bとに区分
している。前記制御面14bには小径部32aの
幅ならびに段差より若干小さな幅ならびに高さを
有する制御突起14cが形成されている。この制
御突起14cは前記カムリング14の径方向変位
に伴い、オリフイス40に侵入し、その開口面積
を小さくするようになつている。
前記ポンプハウジング10には固定リング12
を貫通してスプリング受け37が嵌着され、この
スプリング受け37とカムリング14との間にリ
ング押付用スプリング38が介挿されている。か
かるリング押付用スプリング38の撥力によりカ
ムリング14を第1圧力作用室15A側(第2図
左方向)に付勢して通常なストツパ39が固定リ
ング12に当接する最大偏心位置にカムリング1
4を保持している。
次に上記した構成における作用について説明す
る。非駆動時14は第2図に示すように、ストツ
パ39が固定リング12に当接する最大偏心位置
に保持されており、この状態よりエンジンの駆動
によつて回転軸18およびロータ17が回転され
ると、吸入口23および吸入ポート21を通して
ポンプ室に吸入された流体は圧力流体として吐出
ポート22を通して第1圧力作用室15Aに吐出
され、さらにオリフイス40を通して第2圧力作
用室15Bへ流入し、吐出口33より動力舵取装
置に供給される。
回転軸18およびロータ17が所定の回転速度
に上昇して第1圧力作用室15Aへの圧力流体の
吐出量が増加すると、第1圧力作用室15Aと第
2圧力作用室15Bとの間に生じた差圧によりカ
ムリング14がリング押付用スプリング38に抗
して第2図の右方向に移動される。この結果、ロ
ータ17に対するカムリング14の偏心量は差圧
の増大、換言すればポンプ回転数の上昇に応じて
減少してポンプ1回転当りの吐出量を減少させ、
動力舵取装置へ供給する圧力流体の供給量を第5
図に示すようにポンプ回転速度に拘らずQ1に制
御する。
ロータ17の回転速度がさらに上昇して第1圧
力作用室15Aと第2圧力作用室15B間の差圧
が増大すると、カムリング14がさらに右方向に
移動し、その結果制御突起15cがオリフイス4
0に侵入し、その開口面積を小さくする。このた
め、第1圧力作用室15Aと第2圧力作用室15
B間の差圧が増大してカムリング14が今まで以
上に右方向へ移動される。これによりロータ17
に対するカムリング14の偏心量が小さくなつて
ポンプ1回転当りの吐出量を減少させ、動力舵取
装置へ供給する圧力流体の供給量をQ2に減少さ
せる。
なお、上記実施例では、制御面14bに形成さ
れる制御突起14cの上面形状を平らに形成して
いるが、この形状に限定されるものではなく、例
えば第6図に示すように上面を山形に形成した場
合には、第7図に示すように回転数の増大に伴い
吐出流量を徐々に低下させる流量特性となり、こ
の制御突起14cの形状を種々選択することで
種々の特性が得られる。
また上記実施例では、いずれもカムリング14
を焼結合金で構成しており、このカムリング14
と一体に制御突起14cを焼結することで制御突
起14cを容易に形成することができる。
〈考案の効果〉 以上詳述したように本考案の可変容量形ベーン
ポンプは、カムリングにはポンプハウジング内周
面との間に所定のすきまを隔てて対向する制御面
をカムリングの変位方向と平行に形成し、このす
きまと同径あるいはそれより小径の制御ピンをそ
の外周が前記制御面に当接しかつ前記ロータ軸線
と平行になるように前記ポンプハウジングに支持
し、この制御ピンに小径部を形成し、この小径部
の幅ならびに高さより若干小さな幅ならびに高さ
をもつた制御突起を前記制御面に突設形成し、こ
の制御突起と前記小径部との間に前記カムリング
の偏心量の減少に伴つて開口面積の減少するオリ
フイスを形成したので、設定によるオリフイスの
開口面積のばらつきがなくなるとともに制御面に
制御突起を形成するだけの簡単な構成でもつて流
量降下特性を得ることができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案に係る可変容量形ベーンポンプの縦断面
図、第2図は第1図の−線矢視断面図、第3
図は制御ピン取付部を拡大して示す要部断面図、
第4図は第3図の−線断面図、第5図は可変
容量形ベーンポンプの流量特性を示すグラフ、第
6図は制御ピン取付部の他の実施例を示す要部断
面図、第7図は他の実施例における可変容量形ベ
ーンポンプの流量特性を示すグラフである。 10……ポンプハウジング、14……カムリン
グ、14b……制御面、14c……制御突起、1
5……圧力流体通路、16……ベーン、17……
ロータ、32……制御ピン、32a……小径部、
40……オリフイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプハウジング内にカムリングを径方向に直
    線的に変位可能に収納し、このカムリング内にロ
    ータを回転可能に収納し、このロータと前記カム
    リング間に複数のベーンにて区画されたポンプ室
    を形成し、このポンプ室より外部に圧力流体を送
    出する圧力流体通路にオリフイスを形成し、この
    オリフイス前後圧を前記カムリングに作用させて
    前記カムリングを変位させるようにした可変容量
    形ベーンポンプにおいて、前記カムリングにはポ
    ンプハウジング内周面との間に所定のすきまを隔
    てて対向する制御面をカムリングの変位方向と平
    行に形成し、このすきまと同径あるいはそれより
    小径の制御ピンをその外周が前記制御面に当接し
    かつ前記ロータ軸線と平行になるように前記ポン
    プハウジングに支持し、この制御ピンに小径部を
    形成し、この小径部の幅ならびに高さより若干小
    さな幅ならびに高さをもつた制御突起を前記制御
    面に突設形成し、この制御突起と前記小径部との
    間に前記カムリングの偏心量の減少に伴つて開口
    面積の減少するオリフイスを形成したことを特徴
    とする可変容量形ベーンポンプ。
JP18319583U 1983-11-28 1983-11-28 可変容量形ベ−ンポンプ Granted JPS6090577U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18319583U JPS6090577U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 可変容量形ベ−ンポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18319583U JPS6090577U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 可変容量形ベ−ンポンプ

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Publication Number Publication Date
JPS6090577U JPS6090577U (ja) 1985-06-21
JPS6314078Y2 true JPS6314078Y2 (ja) 1988-04-20

Family

ID=30396541

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18319583U Granted JPS6090577U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 可変容量形ベ−ンポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8518558D0 (en) * 1985-07-23 1985-08-29 Hobourn Eaton Ltd Variable delivery pumps

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JPS6090577U (ja) 1985-06-21

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