JPS63140217A - 車両用保温機の燃焼制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は積載物を保温して′１ＪＬｖＩする車両用保温
庫を加温する車両用保温機の燃焼制御装置に関する。

（従来の技術） 連撮中に保温を要する物品を積載する車両用の保温庫が
使用されており、この種保温庫に暖気を供給する燃焼装
置として、燃料を燃焼させる八−すと、八−すによる燃
焼熱を回収して保温庫に暖気を導く熱交換器と、保温庫
に設けた室温センサからの信号による暖気の制御装置と
を備えた車両用保温庫の燃焼装置の提案が、特許１１６
０−５３９７２号に示されている。

（発明が解決しようとする問題点） 上述の車両用保温庫の燃焼装置の提案においては、保温
庫の内部温度により熱交換器から導く暖気の制御は可能
であるが、バーナの温度や大気温度の変化に対する燃料
への着火方法の制御がなされておらず、例えば電流消費
量の大きい気化グロープラグや点火グロープラグへの通
電量が固定であるので、バッテリからの電力の消費のみ
ならず、バーナの高温度のときは、気化グロープラグに
て燃料が過熱されてカーボン化し、燃料流路の詰りを生
ずる問題がある。

本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであリ、その
目的は燃料を燃焼させる燃焼器の温度や、燃焼用空気と
して吸入する大気の温度の変化に対応して、気化グロー
プラグや点火グロープラグへの通′屯を制御して、上記
の問題を解決しようとする車両用保温機の燃焼制御装と
を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、燃料の燃焼器の温度を検出する温度検
出手段と、燃焼用空気の温度を測温する４１１温手段と
、これらの手段からの信号に応じて燃＃１を気化する気
化手段および気化燃料に着火する着火手段を制御する制
御手段とを備えた車両用保温機の燃焼制御装置が提供さ
れる。

（作用） 本発明では、燃焼器の温度を抵抗温度係数を有する点火
グロープラグの抵抗値で検出し、燃焼用空気の温度を気
温センサで測温して、燃焼器が高温度のときは燃料の気
化が容易なので気化グロープラグに通電することなく燃
料を燃焼させ、大気温度が低いときは、点火グロープラ
グの直列抵抗器を短絡して通電を行い急速に温度上昇を
計る作用がある。

（実施例） つぎに本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。

第１図は本発明の車両用保温機の燃焼制御装置の一実施
例を示す構成ブロック図である。図において、１は燃料
の燃焼器であり、燃焼用空気を送風する燃焼ブロワ１１
．燃料を気化する気化グロープラグ１２、気化燃料に着
火する点火グロープラグ１３、燃焼器ｌの燃焼温度を検
出するフレームセンサ１４を備え、燃焼ブロワ１１の作
動により着火された高熱の燃焼ガス奢下流方向に接続し
た熱交換器２に送風するものである。なお、気化グロー
プラグ１２は抵抗温度係数を有する加熱ヒータを内蔵し
、直列に接続した微小抵抗値の抵抗器１２ａの電圧降下
値を計測することにより、気化グロープラグ１２の加熱
ヒータの温度により変化する抵抗値を検出可能に構成さ
れている。１２ｂは気化グロープラグ１２への゛を流を
抑制する制御抵抗器、１２ｃは制御抵抗器１２ｂを短絡
して抑制を解除する切換スイッチである。

また、点火グロープラグ１３も抵抗温度係数を有する加
熱ヒータを内蔵し、直列に接続した微小抵抗値の抵抗器
１３ａ、制御抵抗器Ｌ３ｂおよび切換スイッチ１３ｃが
送電回路に接続され、前記の気化グロープラグ１２の送
電回路のそれぞれの部材と同様に作動するよう構成され
ている。なお、これらの両グロープラグの適正温度は気
化グロープラグ１２が４００℃、点火グロープラグが９
００℃に加熱されるものである。

４は燃料タンクであり、燃料供給路には燃料ポンプ４１
．燃料弁４２が設けられ、これらはともに後述する電子
制御装置からの指令にて制御される。

熱交換器２は燃焼器１から送風される燃焼ガスの熱着を
、保温庫５の環流口５２より連通ずる配管２１からの空
気と熱交換して温風ブロワ２２の作動により吹出口２３
から保温庫５内に吹出させるものであり、熱交換器２の
内部には多数の熱交換器のフィン２４が設けられている
。そして、熱交換後の燃焼ガスは排気ガスとして排出口
２５より大気中に排出される。

保温庫５は保温を要する積載物品を収納して吹田口２３
からの温風を熱源として保温するものである。

５１は庫温計であり保温庫５の内部に取付けられ、電子
制御装置７に検出した温度信号を送信する。

電子制御装置７はマイクロコンピュータよりなり、演算
処理や、後述する制御信号の時間をカウントするタイマ
処理を行う中央処理装置、燃焼器の制御プログラムなど
を格納する各種メモリ装置、入／出力装置などを備えて
おり、庫温計５１からの信号の外、燃焼器１に設けた気
化グロープラグ１２、点火グロープラグ１３の温度に対
応して変化する抵抗値の信号や、フレームセンサ１４か
らの信号を入力するものである。また熱交換器２に設け
た熱交換器温度センサ２６、吹出口２３に設けた温風セ
ンサ２７からの温度に基づく信号も入力されている。

なお、電子制御装置７の出力としては燃料ポンプ４１、
燃料弁４２．燃焼器ｌの燃焼ブロワ１１、切換スイッチ
１２ｃおよび１３ｃ、温風ブロワ２２、異常信号灯８４
などにそれぞれの制御指令を発するよう構成されている
。

８１は大気の温度を検出する気温センサ、８２は保温庫
５の内部温度を設定する温度調節スイッチ、８３は動作
スイッチであり、それぞれ電子制御装置７に信号を伝達
するよう接続されている。

第２図は本実施例の作動の一例を示す処理フロー図であ
り、つぎに第２図を用いてその作動を説明する。

まず、動作スイッチ８３がオンに投入され、保温庫５に
設けた庫温計５１の温度信号ＴＲが積載物品を保温する
所定温度Ｔ１より低い場合は燃焼器ｌの温度に対応する
点火グロープラグ１３の抵抗値Ｒ■を計測する（ステッ
プ１〜３）。

ステップ４では点火グロープラグ１３の温度をチェフク
し、ステップ３にて求めた抵抗６１′ｉＲｒ　と所定抵
抗値Ｒ，とを比較し、Ｒ）＞Ｒ，のときは燃焼器ｌの温
度が高いので、ステップｌＯに進んで気温センサ８１か
らの温度信号ＴＡＭにより大気温度をチェックする。こ
こでは大気温度ＴＡＭを所定気温Ｔ２と比較し、大気温
度ＴＡＮが高温度の場合はステップ１１に進んで点火グ
ロープラグ１３に通電する。そして通電した点火グロー
プラグ１３の温度が９００℃のときの抵抗値Ｒ９０゜よ
り高くなったときは、ステップ９に進んで燃料弁４２を
開いて燃料供給して燃焼を開始させる。これは、燃焼器
１が高温度であり、また大気温度が高いため燃料の気化
が容易で、気化グロープラグ１２の通゛屯がなくとも点
火が容易であるからである。

前記のステップ４で燃焼器ｌの温度が低い場合はステッ
プ５に進み、点火グロープラグ１３に通電して点火グロ
ープラグ１３の温度が９００℃に達したら、ステップ６
よりステップ７に移って気化グロープラグ１２に通電す
る。そして、ステップ８にて、気化グロープラグ１２の
温度が４００°Ｃのときの抵抗値Ｒ４０Ｇに達している
ときはステップ９に進んで燃料弁４２を開いて燃料供給
して燃焼を開始させる。

以上のフローにて、ステップ６およびステップ１２にお
いて、点火グロープラグに通電してもその温度が９００
℃に達しない場合は、温度を急上昇させるため直列接続
された制御抵抗器１３ａを切換スイッチ１３ｃにて短絡
して通電量を増し。

その通電時間をタイマ制御するステップ１８，１９およ
びステップ１３．１４の処理を行う。

また、ステップｌＯにて大気温度ＴＡＭが所定気温Ｔ２
より低い場合は、燃焼器ｌが高温度でも燃焼用空気とな
る大気温度が低いので、点火グロープラグ１３の温度の
急上昇のため、ステップ１５にて通電後は、直列接続の
制御抵抗器１３ｂを切換スイッチ１３ｃにて短絡させて
通電量を増し、通゛を時間をタイマ制御するステップ１
６，１７に進んでからステップ９に移ることになる。

なお、ステップ２０．２１は気化グロープラグ１２の温
度急−に昇のためのフローであり、制御抵抗器１２ｂを
切換スイッチ１２ｃにて短絡して通電時間をタイマ制御
することにより、気化グロープラグ１２の温度急上昇を
計るものである。

ステップ９にて燃焼器１の内部にて気化燃料に着火して
燃焼開始後は、ステップ２２にて温風ブロワ２２はオフ
にして、燃焼ブロワ１１を作動させ、燃焼状態が良好に
なるよう所定時間の経過を待ち（ステップ２３．２４）
、ステ、・ブ２５にて燃焼器１に設けたフレームセンサ
１４からの温度信号Ｔｐｓをチェックする。そして温度
信号ＴＦＳが燃焼状態の良好な所定温度Ｔ３に達してい
るときはステップ２６に進んで温風ブロワ２２を作動さ
せて保温庫５の内部に温風を送風する。

ステップ２７では熱交換器２に設けた熱交換器温度セン
サ２６からの温度信号ＴＨＥをチェックして熱交換器２
の異常温度Ｔ５と比較して異常温度Ｔ５に達していない
ときはステ１・ブ２９に進むが、Ｔ５に達しているとき
はス阜ツブ２８に進んで異常信号を発し２、燃焼停止に
のフローに進むことになる。なお、ステップ２５にてフ
レームセンサ１４からの温度信号ＴＦ　ｓが前記所定温
度Ｔ３に達していないときは燃焼状態不良のためステッ
プ２８に進んで異常信号を発する。

ステップ２９では保温庫５の内部温度を設定する温風３
１ｍスイッチ８２のポジションをチェックし、そのポジ
ションが１ｓｔに操作されているときはステップ３０．
３１に進み、燃料ポンプ４１と温風ブロワ２２とをそれ
ぞれ１ｓｔ位鐙に制御して保温庫内に温風を送風する。

ステップ２９にてポジションがｔｓｔでなく、２ｎｄの
ボジシ言ンの場合はステップ３３〜３６に進み、燃焼ブ
ロワ１１、燃料ポンプ４１、温風ブロワ２２とをそれぞ
れ１ｓｔより強めの２ｎｄのポジションに制御して、保
温庫内の温度を高める制御を行う。

また、温風調節スイッチ８２が３ｒｄのポジションの場
合はステップ３３からステップ３７〜３９に進み、燃焼
ブロワ１１、燃料ポンプ４１、温風ブロワ２２とをそれ
ぞれ最強の３ｒｄポジシヨンに制御して、保温庫５の内
部温度を高い温度にてｖ１１！物品を保温するよう制御
することになる。

ステップ３２では保温庫５に設けた庫温計５１の温度信
号ＴＡを読込み、所望する温度Ｔ、１より高温度の場合
は、燃焼器１や関連するブロワなどの作動を停止するた
め、ステップ４０．４１における。温風ブロワ２２、燃
焼ブロワ１１をともにオフにするとともに、燃料ポンプ
４１を逆転させて送油管の内部の燃料を回収して、余熱
にての炭化によるパイプ詰まり防止した後、燃料ポンプ
４１の通電を断にする（ステップ４３．４４）。

なお、ステップ３２における庫温計５１からの温度信号
ＴＡが所望する温度Ｔ４に達しない場合は、前記ステッ
プ２７に戻ってフローを繰返すことになる。

以上１本発明を上記の実施例により説明したが、本発明
の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、木実流側で
は車両用保温機を例にとり説明したが１通常の暖房機や
保温機の燃焼制御装置への応用も可能であり、これらの
変形や応用について本発明の範囲から排除するものでは
ない。

（発明の効果） 本発明では燃焼熱を熱源とする車両用保温機の燃焼器の
温度や燃焼用空気となる大気温度の変化に応じて、燃料
の気化や着火に必要時のみ気化グロープラグや点火グロ
ープラグに通電制御するので、これらプラグへの電力が
節減でき、さらに、気化グロープラグの過熱による燃焼
流路のカーボン詰りか抑制できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の車両用保温機の燃焼制御装置の一実施
例を示す構成ブロック図、第２図はその作動の一例を示
す処理フロー図である。 ｌ・・・燃焼器、２・・・熱交換器、５・・・保温庫、
７・・・電子制御装置、１２・・・気化グロープラグ、
１３・・・点火グロープラグ、１２ｂ、１３ｂ・・・制
御抵抗器、１２ｃ、１３ｃ・・・切換スイッチ、８１・
・・気温センサ。 第２図（￥の幻

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）燃料の燃焼器の温度を検出する温度検出手段と、
   燃焼用空気の温度を測温する測温手段と、これらの手段
   からの信号に応じて燃料を気化する気化手段および気化
   燃料に着火する着火手段を制御する制御手段とを備えた
   ことを特徴とする車両用保温機の燃焼制御装置。
2. （２）前記制御手段として、気化手段および着火手段へ
   の供給電流を制御することを特徴とする特許請求の範囲
   第（１）項記載の車両用保温機の燃焼制御装置。