JPS63137383A - 文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は光学的に文字を読取る文字読取装置に係わり、
特に文字記入枠がドロップアウトカラーでない色（以下
、読取り可能な色と称す）で印刷された帳票の文字読取
りに最適な文字読取装置に関する。

（従来の技術） 文字読取装置は、帳票を搬送しつつ一次元のラインイメ
ージセンサで光電変換して帳票に記入された文字を読取
るように構成されている。ここで、上記帳票は、一般に
ドロップアウトカラーで印刷された文字記入枠を有して
形成されている。

したがって、上記ラインイメージセンサで帳票を光電変
換した場合には、文字記入枠に記入された文字のみが光
電変換されるものであり、このため、このような帳票を
使用した場合には、文字単位および行串位でその周辺に
充分な余白（以下、クリアエリアと称す）が無くても文
字読取りを行なうことができる。

ところが、上、記ドロップアウトカラーは高価である点
、さらに、その色のｆｌ類にも制限があるなどの点や、
例えば文字記入枠が黒で印刷されていればコピーできた
り、公文書などのような黒が求められる用紙に適応でき
るなどの理由により、近年は文字記入枠が黒色で印刷さ
れた帳票の要求が高まっている。

しかしながら、従来の文字読取装置において、文字記入
枠が黒色のような読取り可能な色で印刷されている帳票
を使用した場合には、記入文字と同時に文字記入枠も光
電変換されてしまうため、上記クリアエリアを充分に確
保しなければ処理できない欠点があった。

（発明が解決しようとする問題点） 上記したように従来の文字読取装置において、文字記入
枠が読取り可能な色で印刷されている帳票の文字読取り
を行なう場合には、その帳票に充分なりリアエリアを必
要とするものであり、例えば充分なりリアエリアを確保
していない帳票に対してしは処理できない欠点があった
。

本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、充分な
りリアエリアを必要とすることなく、文字記入枠が読取
り可能な色で印刷された帳票の文字読取りが可能な文字
読取装置を提供することを目的とする。

［発明の構成〕 （問題点を解決するための手段および作用）すなわち、
本発明に係わる文字読取装置は、文字記入枠が読取り可
能な色で印刷された帳票に対し、文字が未記入の帳票を
読取らせて得た未記入帳票イメージを格納する未記入帳
票イメージ格納手段を設け、文字記入済帳票を読取らせ
て得た記入済帳票イメージに対応する未記入帳票イメー
ジを上記未記入帳票イメージ格納手段から取出し、この
取出した未記入帳票イメージと上記記入済帳票イメージ
との比較により上記文字記入枠に記入された文字イメー
ジを抽出し、この抽出した文字イメージの認識を行なう
ように構成するものであり、このような構成により、充
分なりリアエリアを必要とすることなく、文字記入枠が
読取り可能な色で印刷された帳票の文字読取りが可能と
なる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係わる文字読
取装置を説明する。第１図はその構成を示すブロック図
であり、図中１１は光学的走査により帳票を光電変換し
、この光電変換した結果の走査データを出力する走査部
、１２は複数の未記入帳票のイメージを格納する磁気デ
ィスク装置、１３は記入済帳票に対応する未記入帳票イ
メージを上記磁気ディスク装置１２から取出し、この取
出した未記入帳票イメージと上記走査部から得られる記
入済帳票イメージとを比較して記入データを抽出する記
入データ抽出部、１４はこの記入データ抽出部１３によ
って抽出された記入データに基づいて文字認識処理を施
す認識部、１５はこの装置全体の副葬を司る制御部であ
る。

第２図は未記入帳票の一例であり、この帳票は読取り可
能な色で印刷されている文字記入枠２１を有している。

また、第３図は第２図に示す帳票の文字記入枠２１に文
字を記入した場合の記入済帳票の一例である。

以下、上記のようにして構成される文字読取装置の動作
を説明する。すなわち、この文字読取装置にあっては、
まず、未記入帳票の登録動作が行われる。例えば、オペ
レータのキー人力により制御部１５が未記入帳票の登録
状態に設定されると、制御部１５は走査部１１および記
入データ抽出部１３に対し未記入帳票の登録動作信号を
出力する。この場合、上記未記入帳票とは、例えば第２
図に示すような文字記入枠２１が読取り可能な色で印刷
されている未記入状態の帳票のことである。走査部１１
は未記入帳票がセットされたことを検出すると、このセ
ットされた未記入帳票の走査を開始し、この走査した結
果の走査データを記入データ抽出部１３に出力する。記
入データ抽出部１３は、制御部１５からの登録動作信号
に基づき上記走査データを磁気ディスク装置１２に格納
する。

このようにして磁気ディスク装置１２には、未記入帳票
のイメージが格納されるものであり、この未記入帳票の
登録動作を数種類の帳票について行なうことにより磁気
ディスク装置１２に複数の未記入帳票のイメージが格納
される。

次に、この磁気ディスク装置ｔ１２に複数の未記入帳票
のイメージが格納された状態で記入製帳票の読取り動作
が行われる。すなわち、例えば、オペレータのキー人力
により制御部１５が記入製帳票の読取り状態に設定され
ると、制御部１５は走査部１１、記入データ抽出部１３
およびＷ１識部１４に対し記入製帳票の読取り信号を出
力する。この場合、上記記入製帳票とは、第３図に示す
ような読取り可能な色で印刷された文字記入枠２１に文
字が記入されている帳票のことである。走査部１１は第
３図に示す記入製帳票がセットされたことを検出すると
、このセットされた記入製帳票の走査を開始し、この走
査した結果の走査データを記入データ抽出部１３に出力
する。

ここで、記入データ抽出部１３には、ａｉｌｌ　！ＩＩ
部１５より現在、読取りを行なっている記入製帳票に対
応する未記入帳票イメージを磁気ディスク装置１２から
取出すための選択信号が出力されており、記入データ抽
出部１３はこの選択信号に基づいて磁気ディスク装置１
２から未記入済帳票イメージを取出して、この取出した
未記入帳票イメージを記入データ抽出部１３内部に設け
られた図示せぬメモリに格納する。なお、制御部１５か
ら上記選択信号が出力されなかった場合には、記入デー
タ抽出部１３は走査部１１からの走査データと磁気ディ
スク装置１２に格納された複数の未記入帳票イメージそ
れぞれとの相関を取り、この相関の最も大きい未記入帳
票イメージを取出して上記メモリに格納する。この場合
、このメモリには第２図に示す未記入帳票のイメージが
格納される。

上記メモリに未記入帳票イメージが格納されると、記入
データ抽出部１３は上記走査部１１からの走査データに
よって得られる記入製帳票のイメージと上記メモリ内の
未記入帳票のイメージとを比較して異なる部分の検出を
行なう。この異なる部分が第３図に示す記入製帳票の文
字記入枠２１に記入された文字を示すものであり、記入
データ抽出部１３はこの異なる部分を記入データとして
認識部１４に出力する。

認識部１４はこの記入データを入力することにより、こ
の記入データから一文字分の文字パターンを切出し、こ
の切出した文字パターンを予め基準となる文字パターン
と比較して文字認識処理を施す。このようにして、文字
Ｗ１１Ｉｉされた結果を第４図に示す。

このように、この文字読取装置にあっては、磁気ディス
ク装置に予め複数の未記入帳票のイメージを格納した状
態で記入製帳票の文字読取りが行われるもので、記入製
帳票の読取りを行なった場合には、読取りを行なう記入
製帳票に対応する未記入帳票のイメージが上記磁気ディ
スク装置から取出され、この取出された未記入帳票のイ
メージと上記記入製帳票のイメージとが比較されて文字
記入枠に記入された文字のみが抽出される。

したがって、文字記入枠が読取り可能な色で印刷されて
いる場合でも、その帳票にクリアエリアが確保されてい
るか否かに係わらず、文字記入枠に記入された文字のみ
を抽出して文字認識処理を施すことが可能となる。さら
に、この文字読取装置によれば、未記入帳票のイメージ
を格納する際に、予めブリプリントされた部分を削除し
ておくことにより、上記ブリプリント部の文字読取りを
行なうこともできる。

なお、この実施例では、磁気ディスク装置１２から記入
製帳票に対応する未記入帳票のイメージの取出しを制御
部１５からの選択信号に基づいて行なうように構成した
が、本発明はこれに限るものではなく、例えば記入デー
タ抽出部１３が帳票のＩＤ欄によって記入製帳票の種類
を判別し、この判別した結果によって磁気ディスク装置
１２から未記入帳票のイメージを取出すことも可能であ
り、このようにして構成した場合でも上記実施例と同様
の効果が得られるものである。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、文字記入枠が読取り可能
な色で印刷された帳票に対し、文字が未記入の帳票を読
取らせて得た未記入帳票イメージを格納する未記入帳票
イメージ格納手段を設け、文字記入済帳票を読取らせて
得た記入済帳票イメージに対応する未記入帳票イメージ
を上記未記入帳票イメージ格納手段から取出し、この取
出した未記入帳票イメージと上記記入済帳票イメージと
の比較により上記文字記入枠に記入された文字イメージ
を抽出し、この抽出した文字イメージの認識を行なうよ
うに構成したことにより、充分なりリアエリアを必要と
することなく、文字記入枠が読取り可能な色で印刷され
た帳票の文字読取りが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる文字読取装置の回路
構成を示すブロック図、第２図は文字記入枠が読取り可
能な色で印刷された未記入帳票の一例を示す図、第３図
は上記文字記入枠に文字を記入した場合の記入済帳票の
一例を示す図、第４図は上記記入済帳票に対する読取り
結果を示す図である。 １１・・・走査部、１２・・・磁気ディスク装置、１３
・・・記入データ抽出部、１４・・・認識部、１５・・
・制御部、２１・・・文字記入枠。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第　１　図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 文字記入枠が読取り可能な色で印刷された帳票と、 光学的走査により上記帳票を読取り、その帳票イメージ
   を出力する帳票読取り手段と、 文字が未記入の帳票を上記帳票読取り手段によつて読取
   らせて得た未記入帳票イメージを格納する未記入帳票イ
   メージ格納手段と、 上記帳票読取り手段から出力された文字記入済帳票の記
   入済帳票イメージに対応する未記入帳票イメージを上記
   未記入帳票イメージ格納手段から取出す未記入帳票イメ
   ージ取出し手段と、 上記帳票読取り手段から出力される文字記入済帳票の記
   入済帳票イメージと上記未記入帳票イメージ取出し手段
   によつて取出した未記入帳票イメージとを比較して上記
   文字記入枠に記入された文字イメージを抽出する文字抽
   出手段と、 この文字抽出手段によつて抽出された文字イメージを認
   識する文字認識手段とを具備したことを特徴とする文字
   読取装置。