JPS63135514A - 仮撚用ナイロン46繊維 - Google Patents

仮撚用ナイロン46繊維

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JPS63135514A
JPS63135514A JP28496986A JP28496986A JPS63135514A JP S63135514 A JPS63135514 A JP S63135514A JP 28496986 A JP28496986 A JP 28496986A JP 28496986 A JP28496986 A JP 28496986A JP S63135514 A JPS63135514 A JP S63135514A
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JP
Japan
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yarn
false
nylon
peak temperature
twisting
Prior art date
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Pending
Application number
JP28496986A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Kiriyama
桐山 俊一
Sadami Nanjo
南城 定美
Masahiko Miwa
三和 正彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、仮撚加工用に適したナイロン46繊維に係り
、さらに詳しくは、高強度、高伸縮伸長率を有する仮撚
加工糸を加工性よく得ることのできる仮撚用ナイロン4
6繊維に関するものである。
(従来の技術) 従来、ポリアミド系仮撚加工糸としては、ナイロン6や
ナイロン66がよく知られており、これらの仮撚加工糸
はタフネス、耐摩耗性、伸縮伸長率等が優れているため
、各種の衣料用途、産業資材用途に使用されてきた。し
かしながら、産業資材用途では、過酷な条件下での使用
に耐える仮撚加工糸が要望され1例えば自動車用タイミ
ングベルトではエンジンルームのコンパクト化移行につ
れて耐熱性、耐摩耗性、耐衝撃性のある強力加工糸が嘱
望されており、従来のナイロン6やナイロン66の仮撚
加工糸では不十分であった。
衣料用途においても、スポーツウェアーを中心に耐熱性
に優れ、しかも耐摩耗性、高伸縮伸長率の仮撚加工糸の
開発が望まれている。
これらの要望のうち、特に衣料用途に適した仮撚加工糸
として特開昭61−1.08736号公報では、ナイロ
ン46繊維の仮撚加工糸が提案されているが、上記の加
工糸は複屈折率が30 Xl0−3〜50X10−”の
繊維を仮撚加工して得られるため、高い捲縮特性を有す
るものの、仮撚加工時に毛羽や糸切れが発生しやすいと
いう欠点があり。
高強度で、かつ高伸縮伸長率を有する仮撚加工糸を加工
性よく得ることのできる仮撚用ナイロン46繊維は未だ
得られていない。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように、従来のナイロン46繊維を用いた仮撚
加工糸では毛羽や糸切れが多発し、得られる加工糸も強
度や伸縮伸長率が劣るものであった。
本発明は、このような従来の欠点を解消しようとするも
のであり、仮撚加工性が良好で、かつ耐熱性に優れ、し
かも高強度、高伸縮伸長率の加工糸を得ることのできる
仮撚用ナイロン46繊維を提供することを技術的課題と
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、かかる目的を達成するために1次の構成を有
する。すなわち本発明は、相対粘度が2.6〜5.0の
ポリテトラメチレンアジパミドまたはこれを主体とする
ポリアミドからなる繊維であって、乾熱収縮応力曲線(
初荷重0.3g/d)の応力ピーク温度が105℃以上
、240℃以下で、かつ複屈折率が50X10−’以上
であることを特徴とする仮撚用ナイロン46繊維である
以下2本発明の詳細な説明する。
本発明の仮撚加工用ナイロン46繊維は1次の繰り返し
単位 −(NH−(CH12) 4− NHCO−(CH2)
 4−Coヒーを有するポリテトラメチレンアジパミド
またはこれを主体とし、ポリカプラミド、ポリヘキサメ
チレンアジパミド、ポリウンデカメチレンテレフタラミ
ド等の他のポリアミド成分を30モル%以下共重合また
はブレンドしたものである。共重合比率あるいはブレン
ド比率が30モル%を超えると。
ポリマー融点が低下するので高温仮撚加工ができず、こ
のため高温使用時の特性ならびに耐摩耗性などのナイロ
ン46本来の物性が損なわれるので好ましくない。
また、ナイロン46繊維形成時、必要に応じて各種の添
加剤5例えば艶消し剤、顔料、光安定剤。
熱安定剤、酸化防止剤等を添加してあってもよい。
上記ナイロン46繊維は、相対粘度(ηrel)が2.
6好ましくは2.8〜4.5のものでなければならない
。相対粘度が2.6より低いと繊維の物性、特に強度が
著しく劣ったものとなり、一方5.0を超えると繊維形
成(溶融紡糸)が困難となるので好ましくない。
さらに、仮撚加工時に毛羽や糸切れの発生がなく、かつ
高強度、高伸縮伸長率の仮撚加工糸を得るために3本発
明の仮撚用ナイロン46繊維は。
乾熱収縮応力曲線(初荷重0.3g/d)の応力ピーク
温度が105℃以上、240℃以下で、かつ複屈折率が
50×10−3以上でなければならない。
すなわち、応力ピーク温度が105℃未満の場合は、配
向、結晶化レベルが低く、仮撚加工時仮撚数を多くする
ことができないので毛羽や糸切れが多発するという欠点
があり、さらにヒータ温度を下げて仮撚加工しても上記
欠点は解消せず、目的とする仮撚加工糸は得られない。
一方、応力ピーク温度が240℃を超えると。
原糸製造段階での熱履歴が多大で、配向、結晶化が進み
すぎているため仮撚加工時の熱セット性に難点があり、
高伸縮伸長率の仮撚加工糸は得られない。さらに応力ピ
ーク温度が本発明の範囲内であっても、複屈折率が50
X10−’未満の場合。
高伸縮伸長率の仮撚加工糸は得られるが、高強度仮撚加
工糸は得られない。仮撚加工を施すことによって、加工
性よく高強度、高伸縮伸長率の仮撚加工糸を得るために
は、仮撚用ナイロン46繊維の配向、結晶化レベルとし
て、乾熱収縮応力曲線(初荷重0.3g/d)の応力ピ
ーク温度が105℃以上、240℃以下で、かつ複屈折
率が50 Xl0−3以上であることが必須である。
次に1本発明の仮撚用ナイロン46繊維の製法例につい
て説明する。
本発明の仮撚用ナイロン46繊維は3例えばポリテトラ
メチレンアジパミドにヘキザメチレンアジパミドを5重
量%共重合した相対粘度が2.8〜5.2のテップを溶
融し、これを口金から紡出し。
冷却固化して得られた未延伸糸を一旦捲取り、延伸を行
う方法と、未延伸糸を引取後、捲取ることなく連続して
、延伸し、捲取る方法のいずれによって得ることができ
、その際延伸温度を90℃以上、200℃以下に設定し
て延伸と同時に熱処理を施し、延伸後の複屈折率が50
X10−3以上になるように紡糸、延伸条件を選択すれ
ばよい。
次に2本発明における物性値の測定方法について説明す
る。
乾熱収縮応力曲線の応力ピーク温度は、サーマルストレ
ステスターKE−2型(カネボウエンジニアリング社製
)を用い、試料は8cmのループとし、初荷重0.3g
/dの条件下、昇温速度100℃/minで乾熱収縮応
力曲線を描き、この曲線でピークの応力を示す温度を応
力ピーク温度とした。また応力ピーり温度が2点以上存
在する場合は、高温側のピーク温度を意味する。
複屈折率は、光学顕微鏡とコンペンセーターの組合せで
繊維側面に観察される偏光のりタープ−ジョンより求め
た。
相対粘度は、96%硫酸100/m#に繊維1gを溶解
し、25°Cで常法により測定した。仮撚加工糸の強度
および伸縮伸長率は、 JTS L 1090に準じて
測定した。なお、伸縮伸長率はA法(10本束ねて測定
する場合)により求めた数値である。
さらに加工性は、仮撚加工糸の捲糸体表面を目視して。
O:毛羽、糸切れ無し、×:毛羽、糸切れ有りと評価し
た。
(実施例) 以下2本発明を実施例により、さらに具体的に説明する
実施例1.比較例1 ヘキサメチレンアジパミドを5重量%共重合したポリテ
トラメチレンアジパミドチップを紡糸温度307℃、引
取り速度4.20m/分で溶融紡糸した。得られた未延
伸糸を用い、IA度1倍率を種々変更して延伸を行い、
相対粘度3.2の仮撚用ナイロン46繊維(原糸)を得
た。
次いで、上記で得られた原糸を用いて、温度。
F/D比を種々変更して仮撚加工を行った。延伸条件、
原糸物性、仮撚加工条件および仮撚加工糸の物性を表1
に、乾熱収縮応力曲線を第1図に示す。
なお3各実験漱とも、得られる仮撚加工糸の繊度が21
0d/48fとなるように紡糸時、吐出量を調整した。
表  1 ((1)  Fは供給ローラ速度 Dは引取りローラ速
度であり、応力ピーク温度し割り一反縮応力のピーク温
度である。
表1から明らかなように2本発明の仮撚用原糸を用いた
実験隘1〜3では、目的とする高強度。
高伸縮伸長率の仮撚加工糸が得られ、かつ仮撚加工性も
問題がなく1本発明の繊維は仮撚加工用原糸として優れ
た繊維であることがわかる。一方。
応力ピーク温度が低く、複屈折率が小さな原糸を用いた
実験歯4 (比較例)では、仮撚数を多くすることがで
きず2毛羽や糸切れが多発し、このため、ヒータ温度を
低く設定しても仮撚加工性は良化せず、加工性、糸質と
もに不良な仮撚加工糸しか得られなかった。また、逆に
応力ピーク温度が240℃以上、複屈折率が50X10
−″以上の原糸を用いた実験No、6(比較例)では、
原糸の配向。
結晶化が進みすぎているので仮撚時の熱セント性が劣り
、低伸縮伸長率の仮撚加工糸しか得られなかった。さら
に応力ピーク温度が好適な範囲にもかかわらず、複屈折
率が50X10−″以下の原糸を用いた実験11k15
 (比較例)では、仮撚加工性ならびに伸縮伸長率は、
良好であるが、低強度の仮撚加工糸しか得られなかった
比較例2 ナイロン6ポリマーを紡糸温度280℃、引取り速度1
200m/分で溶融紡糸した。得られた未延伸糸を、延
伸倍率3.0倍で室温下に延伸し、相対粘度3.0の仮
撚加工用原糸を得た後、仮撚加工を行った。延伸条件、
原糸物性、仮撚加工条件および仮撚加工糸の物性を表2
に示す。
なお、各実験歯とも、得られる仮撚加工糸の繊度が21
0 d /40 fとなるように紡糸時、吐出量を調整
した。
表2 実験歯7,8では、ナイロン6仮撚用原糸(複屈折率5
3X10−’)について検討した。No、7は。
仮撚温度190°Cで行った場合で、仮撚加工性には問
題ないが、高伸縮伸長率を有する仮撚加工糸は得られな
かった。またNo8は、仮撚温度265℃で行った場合
で、糸切れが多発して満足な仮撚加工糸が得られず、仮
撚加工糸の物性値は省略した。
(発明の効果) 上述したように2本発明の仮撚用ナイロン46繊維は、
相対粘度が2.6〜5.0.乾熱収縮応力曲線の応力ピ
ーク温度が150℃以上、240℃以下で、かつ複屈折
率が50×10−3以上の物性値を有するので、仮撚加
工を施ずさいに毛羽や糸切れが発生することがなく、加
工性が良好であり。
また得られる仮撚加工糸は耐熱性に優れているのは勿論
のこと、高強度でかつ高伸縮伸長率を有し。
衣料分野および産業資料分野の広範な要望に適応できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は仮撚用ナイロン46繊維の乾熱収縮応力曲線の
一例を示すグラフであり2図中の階は実施例1または比
較例1の実験歯で、No、2は本発明例、No、4〜5
は比較例である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)相対粘度が2.6〜5.0のポリテトラメチレン
    アジパミドまたはこれを主体とするポリアミドからなる
    繊維であって、乾熱収縮応力曲線(初荷重0.3g/d
    )の応力ピーク温度が105℃以上、240℃以下で、
    かつ複屈折率が50×10^−^3以上であることを特
    徴とする仮撚用ナイロン46繊維。
JP28496986A 1986-11-28 1986-11-28 仮撚用ナイロン46繊維 Pending JPS63135514A (ja)

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JP28496986A JPS63135514A (ja) 1986-11-28 1986-11-28 仮撚用ナイロン46繊維

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JP28496986A JPS63135514A (ja) 1986-11-28 1986-11-28 仮撚用ナイロン46繊維

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5786964A (en) * 1994-03-08 1998-07-28 Fujitsu Limited Magnetic disk drive unit with improved signal feeding and extracting arrangement

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843484A (ja) * 1981-09-03 1983-03-14 ゼロツクス・コ−ポレ−シヨン ベルトの横方向位置制御装置
JPS61108736A (ja) * 1984-10-27 1986-05-27 東洋紡績株式会社 ナイロン46繊維の仮撚加工方法

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