JPS63134432A - 紙葉類分離繰り出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙葉類分離繰り出し装置に関し、特に紙葉類の
左右方向の寸法（以下、「幅」という）に影響されず、
紙葉類の幅方向の位置を適正位置に規制して分離、繰り
出しを行うのに好適な紙葉類分離繰り出し装置に関する
ものである。

〔従来の技術〕

従来の紙葉類の分離繰り出し装置においては、挿入口の
幅方向の寸法は、紙葉類の幅にかかわらず、紙葉類の最
大寸法で側板が固定されていた。

あるいは、特開昭５８−２２４９０号公報に記載されて
いる如く、片側基準とし、片側にのみ偏位させるもので
あった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述の如き従来技術においては、ホッパの幅方向の寸法
が大型紙葉類を基準に規定されているため、幅の狭い紙
葉類を挿入すると、ホッパ内で紙葉類が片寄り、紙葉類
判別時の鑑別ミス、あるいは、搬送異常を惹起する可能
性が高いという問題があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来の紙葉類分離繰り出し装置における
上述の如き問題を解消し、紙葉類の幅に影響されず１紙
葉類の幅方向の位置を適正位置に規制して分離、繰り出
しを行うのに好適な紙葉類分離繰り出し装置を提供する
ことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の上記目的は、挿入されろ紙葉類を左右方向に位
置規制する側板と前後方向に規制する前板および押板を
有するホッパと１紙葉類の繰り出し手段および分離手段
を備えた紙葉類分離繰り出し装置において、前記側板を
、紙葉類の挿入時には左右方向の最小の紙葉類に対応す
る位置に設定し、紙葉類の挿入後は該紙葉類を前記前板
および押板により挟持した後拡幅方向に退避可能に構成
したことを特徴とする紙葉類分離繰り出し装置によって
達成される。

〔作用〕

本発明においては、紙葉類を挿入するホッパ内の左右方
向を規制する側板の間隔を、紙葉類の挿入時には最も狭
幅の紙葉類に合せ、゛これにより小型の紙葉類の位置規
制を行うとともに、広幅の紙葉類が挿入された場合には
、ホッパ内で紙葉類が一時的に変形するが、前記側板を
上記広幅の紙葉類に合せて拡幅退避させた後、分離動作
を行うことができるように、側板の構造を改良したもの
である。また、この側板は、大型の紙葉類が多数挿入さ
れた場合には、上記拡幅動作を行う前に紙葉類自身の圧
力で移動可能に構成しであるので、大型の紙葉類が挿入
し難いということはない。

大型紙葉類と小型紙葉類とが混合して挿入された場合に
は側板退避時の大型紙葉類の変形回復により小型紙葉類
が左右方向に移動するおそれがあるが、これに対しては
、混合状態の紙葉類を軽く押圧した状態で、前記拡幅を
行うようにして、上記移動を阻止している。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示す紙葉類分離繰り出し装
置の平面図、第２図はそのＡ−Ａ矢視図である。両図に
おいて、１０は紙葉類７を挿入するホッパであり、該ホ
ッパ１０は側板１ａ、ｌｂと押板２と前板３および底板
１１から構成されている。

上記側板１ａ、ｌｂは、常時は、最も幅の狭い紙葉類７
の幅によって決定される間隔を有する如く位置付けられ
ており、これより幅の広い紙葉類を受入れた場合には、
弱いスプリング６ａに抗して図の記号１口」方向に容易
に移動可能に構成されている。また、上記側板１ａ、ｌ
ｂは、ソレノイド４の駆動力により、リンク５を介して
上記１口」方向に移動させることも可能に構成されてい
る。

ホッパ１０を構成している他の要素である押板２は、図
示されていない駆動手段により、図の記号「イ」方向に
移動可能であり、ホッパ１０内に挿入された紙葉類７を
適当な圧力で前板３に押付ける機能を有する。該前板３
には、紙葉類７を繰り出すための繰り出しローラ８が設
けられており、該繰り出しローラ８は、図示されていな
い駆動手段により回転して、ホッパ１０内の紙葉類７を
順次繰り出し、分離ローラ９によって一枚づつに分離し
次工程に搬送する機能を有する。

上述の如く構成された本実施例の紙葉類分離繰り出し装
置の動作を、以下、第３図（ａ）〜（ｃ）に基づいて説
明する。

前述の如く、紙葉類７の挿入時、側板１ａ、ｌｂの間隔
は本装置で取扱う紙葉類７のうちで最も幅の狭い紙葉類
（「７ａ」とする）を基準として設定されている。従っ
て、上記紙葉類７ａが挿入された場合には、両側板１ａ
、ｌｂの間に丁度規制されることになる。

また、幅がこれより広い紙葉類（ｒ７ｂ」とする）が追
加挿入された場合には、第３図（ａ）に示す如く１紙葉
類７ｂが変形することになる。そこで、本実施例におい
ては、ホッパ１０内に紙葉類７が挿入されたことを検知
した後、前記押板２を第３図（ｂ）に示す如く、矢印「
イ」方向に移動させて紙葉類７を加圧し、押板２と前板
３とにより紙葉類７を挟持する。これに続けて側板１ａ
、ｌｂを、前記ソレノイド４により、第３図（ｃ）に示
す如く、拡幅方向（記号１口」方向）に移動させる。こ
れにより、上記広幅の紙葉類７ｂの変形は解消し、狭幅
の紙葉類７ａの左右方向への移動も防止することができ
る。

上記実施例によれば、挿入時の側板の間隔を狭幅の紙葉
類７ａに対応する間隔に設定しているので、狭幅の紙葉
類７ａがいずれか一方の側板側に片寄ることがない。ま
た、広幅の紙葉類７ｂを最。

初に挿入する場合、その量によっては、前記スプリング
６ａに抗して早期に側板１ａ、ｌｂの拡幅が実施される
ので、広幅の紙葉類が挿入し難いということはない。

〔発明の効果〕

以上述べた如く１本発明によれば、挿入される紙葉類を
左右方向に位置規制する側板と前後方向に規制する前板
および押板を有するホッパと、紙葉類の繰り出し手段お
よび分離手段を備えた紙葉類分離繰り出し装置において
、前記側板を、紙葉類の挿入時には左右方向の最小の紙
葉類に対応する位置に設定して、紙葉類の挿入後は該紙
葉類を前記前板および押板により挟持した後拡幅方向に
退避可能に構成したので１紙葉類の幅に影響されず１紙
葉類の幅方向の位置を適正位置に規制して分離、繰り出
しを行うのに好適な紙葉類分離繰り出し装置を実現でき
るという顕著な効果を奏するものであるう

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す紙葉類分離繰り出し装
置の平面図、第２図はそのＡ−Ａ矢視図また、第３図（
ａ）〜（ｃ）は動作を説明する平面図である。 ｌａ、ｌｂ：側板、２：押板、３：前板、４：ソレノイ
ド、６，６ａニスプリング、７：紙葉類、８：繰り出し
ローラ、９：分離ローラ、１０：ホッパ、１１：底板。 第　　　　　１　　　　　図 第　　　　　３　　　　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、挿入される紙葉類を左右方向に位置規制する側板と
   前後方向に規制する前板および押板を有するホッパと、
   紙葉類の繰り出し手段および分離手段を備えた紙葉類分
   離繰り出し装置において、前記側板を、紙葉類の挿入時
   には左右方向の最小の紙葉類に対応する位置に設定し、
   紙葉類の挿入後は該紙葉類を前記前板および押板により
   挟持した後拡幅方向に退避可能に構成したことを特徴と
   する紙葉類分離繰り出し装置。