JPS631249A - 画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリあるいはスキャナ装置等のよう
に、光源より原稿に光を照射し、その反射光あるいは透
過光を光電変換して画信号を得る画像読取装置に関する
。

従来の技術 ＣＯＤ等の固体イメージセンサを用いた画像読取装置を
構成する場合、１画素毎のシェーディング補正（例えば
特開昭５９−２２６５５８号公報）が実現されている。

以下第２図を用いて従来の画像読取装置について説明す
る。

第２図において、ｌは白基準板、２は原稿、３は白基準
板１あるいは原稿２０表面を照射する光源、４は光源３
から発して白基準板１あるいは原稿２の表面で反射され
た光を集光するレンズ、５は白基準板１あるいは原稿２
を走査して画信号を得る固体イメージセンサ、６は固体
イメージセンサ５かも出力される画信号を適当な振幅に
増幅する増幅器、７はアナログ画信号をディジタル画信
号に変換するＡ／Ｄ変換器、８は白基準板１を走査して
得た画信号のうち１主走査線分の画信号を記憶するＲＡ
Ｍ、９はｒｌ、ＡＭ８に記憶された画信号に基づいてシ
ェーディング補正係数を算出するＲＯＭ、１０はＡ／Ｄ
変換器７から出力されるディジタル画信号とＲＯＭ９か
ら出力されるシェーディング補正係数を乗算する乗算回
路である。

上記構成において、その動作を以下に説明する。

原稿２の走査に先立って、毎回白基準板１を走査する。

その時に得られる画信号は、光源３の光量ムラ、レンズ
４の光量分布の不均一性、固体イメージセンサ５の受光
素子間の感度の不均一性等によるシェーデイング歪を含
んでいる。この画信号の１主走査分をＲＡＭ８に記憶す
る。なお、副走査移動は、図示していない副走査送り手
段によって行なわれる。

次に原稿２を走査し、原稿２に対応したディジタル画信
号をＡ　／　Ｄ変換器７から得る。この時ディジタル画
信号と同期して、几ＡＭ８に記憶された対応するアドレ
スのディジタル画信号が読み出される。このＩｔ　Ａ　
Ｍ　８から出力されたディジタル画信号をアドレスとし
て、ＲＯＭ９から次式を満足する補正係数Ｆを出力する
。

ｆＸＩｒ／２＝定数 （ここで１は原稿２に対応したディジタル画信号の値、
ＮはＡ　／　Ｄコンバータの量子化ビット数である。） このようにして算出される各画素毎の補正係数とディジ
タル画信号との乗算を、乗算回路１０で実行し、シェー
デイング歪を補正する。

乗算回路１０から出力されるディジタル画信号は、２値
化され、あるいは多階調のままで、外部機器あるいはメ
モリ等に出力される。

発明が解決しようとする問題点 シェーデイング歪の要因のうち、光源３の光量ムラに関
しては、経時変化を伴なう。螢光灯を光源３に用いた場
合には、特に経時変化が大きく、その中央部と端部の光
度差は時間がたつにつれて大きくなりながら、全体の光
度も低下してゆく。

そこで、上記構成による従来の画像読取装置では、照度
計等で光源３の光出力を定期的に計測することによって
、光源３の寿命を判断している。

しかしこのような方法では、保守点検に手間がかかると
同時に、正確な判断ができにくく、白基準板１の退色に
対しては何ら検出する手段がない。

本発明は従来技術の以上のような問題を解決するもので
、特別なセンサを用いることなし如、光源３あるいは白
基準板１等の劣化の程度を高精度に検出できる画像読取
装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、白基準板を複数ラ
イン走査して得た画信号の最大値を検出し保持する最大
値検出回路と、光源あるいは白基準板の寿命を判断する
しきい値を設定するしきい値設定器と、前記最大値検出
回路に保持されている値と前記しきい値設定器に設定さ
れている値とを比較する比較器とを設けることにより、
上記目的を達成するものである。

作用 本発明は上記構成により、白基準板キを複数ライン走査
して得た画信号の最大値が、予め設定したしきい値より
も小さければ、光源あるいは白基準板の寿命と判断する
ものである。

実施例 第１図は本発明の画像読取装置の一実施例を示すブロッ
ク結線図である。

第１図において、１は白基準板、２は原稿、３は光源、
４はレンズ、５は固体イメージセンサ、６は増幅器、７
はＡ　／　Ｄ変換器、９はＩＬＯＭ、１０は乗算回路で
あり、これらは動作も含めて第２図の構成と同様である
。８は白基準板１を複数ライン走査して得た画信号のう
ち各画素位置に対して複数ライン分の画信号の最大値を
記憶するＩｔ　Ａ　Ｍ、１１は白基準板１を複数ライン
走査して得た画信号の最大値を検出し保持する最大値検
出回路、１２は光源３あるいは白基準板ｌの寿命を判断
するしきい値を設定するしきい値設定器、１３は最大値
検出回路１１に保持されている値としきい値設定器１２
に設定されている値とを比較する比較器、１４は比較器
１３の比較結果を表示する表示器である。

上記構成において、以下その動作を説明する。

まず、白基準板１を走査して得たアナログ画信号をＡ／
Ｄ変換器７でディジタル画信号に変換する。白基準板１
にキズ、はこり等が付いている箇所があれば、その箇所
を走査して得た画信号は、局所的に低い値となるため、
このような画信号を基準にしてシェーディング補正を行
なうと画質が低下する。そこで、白基準板１を複数ライ
ン走査して得た画信号のうち各画素位置に対して複数ラ
イン分の画信号の最大値をＲＡＭ８に記憶し、これを基
準にシェーディング補正をする。

最大値検出回路１１も、白基準板１に付いたキズ、はこ
り、あるいは白基準板１の退色の影響を避けるため、白
基準板１を複数ライン走査して得た画信号の最大値を検
出、保持する。

ところで、光源３の光量が低下したり、白基準板１が退
色すると、全体の画信号レベルが低下してくるため、画
質が低下すると同時に、最大値検出回路１１が保持する
最大値も低下してくる。そこで画質を著しく低下させな
いために、最大値検出回路１１が保持すべき値の最小値
を、しきい値設定器１２に設定しておく。そして比較器
１３で、最大値検出回路１１が保持している値と、しき
い値設定器１２に設定した値とを比較し、最大値検出回
路１１が保持している値のほうが小さければ、ランプ等
で構成される表示器１４により表示する。従がって、表
示器１４により、光源３の交換時期あるいは白基準板１
の清掃時期を知ることができる。なお、最大値検出回路
１１は、比較器とラッチ回路により容易に実現できるの
で、その構成については省略する。

以上本実施例によれば、白基準板１を走査して得た画信
号の複数ライン分の最大値としきい値とを比較したこと
により、白基準板１の部分的なキズ、汚れに影響されな
い比較が行なえるので、光源３あるいは白基準板１の劣
化の程度を高精度に検出できる。

発明の効果 以上述べてきたように、本発明によれば、白基準板を走
査して得た画信号の最大値を検出し保持する最大値検出
回路と、任意のしきい値を設定するしきい値設定器と、
前記最大値検出回路に保持された値と前記しきい値設定
器に設定された値とを比較する比較器と、前記比較器の
比較結果を表示する表示手段を設けることにより、前記
白基準板に付いたキズ、汚れに影響されず、光源あるい
は白基準板の劣化の程度を高精度に検出できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における画像読取装置のブロ
ック結線図、第２図は従来の画像読取装置のブロック結
線図である。 １・・・白基準板、３・・・光源、１１・・・最大値検
出回路、１２・・・しきい値設定器、１３・・・比較器
、１４・・・表示器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男ほか１名Ｉｒ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 白基準板と、光源による原稿の反射光あるいは透過光に
   より画信号を得る固体イメージセンサと、前記固体イメ
   ージセンサにより得た画信号をディジタル信号に変換す
   るＡ／Ｄ変換器と、前記Ａ／Ｄ変換器から出力される画
   信号の一主走査分を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
   に記憶された内容によりシェーディング補正係数を決定
   する係数決定手段と、前記係数決定手段のシェーディン
   グ補正係数に基づきシェーディング補正演算を行なう乗
   算回路と、前記白基準板を走査して得た画信号の最大値
   を検出し保持する最大値検出回路と、任意のしきい値を
   設定するしきい値設定器と、前記最大値検出回路に保持
   された値と前記しきい値設定器に設定された値とを比較
   する比較器と、前記比較器の比較結果を表示する表示手
   段を具備することを特徴とする画像読取装置。