JPS63120950A

JPS63120950A - 無段変速機構

Info

Publication number: JPS63120950A
Application number: JP26560886A
Authority: JP
Inventors: Sadatomo Kuribayashi; 定友栗林
Original assignee: K Seven Co Ltd
Current assignee: K Seven Co Ltd
Priority date: 1986-11-10
Filing date: 1986-11-10
Publication date: 1988-05-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は無段変速機構に関し、特にＶベルトを用いて回
転力の伝達を確実に行なう無段変速機構に関する。

［従来の技術及びその問題点］各種機械において回転駆動力を伝達するに際し駆動側の
回転軸の回転数に対する従動側の回転軸の回転数の比を
連続的に変化させる無段変速機構が広く利用されている
。

無段変速機構には各種のタイプがあるが、比較的筒中な
構成のものとしてＶベルト式無段変速機構がある。Ｖベ
ルト式無段変速機構においては、駆動側及び従動側のう
ちの少なくとも一方のＶプーリを可変ピッチプーリとし
、該プーリを構成する可動フランジを固定７ランジに対
し回転軸方向に適宜の駆動手段により移動させることに
よりプーリの有効ピッチ径を変化させ、これにより無段
変速を行なっている。

ところで、最近では駆動側と従動側との回転数の比をか
なりの広い範囲にわたって変化させること及びできるだ
ｔｔａ構の大きさを小さくすることが望まれている。

そこで、Ｖベルト式無段変速機構においても可変ピッチ
プーリの有効ピッチ径がかなり小さくなるまで変化させ
て使用することが要求される。この様な小有効ピッチ径
での使用の際にもイＩ効に作用するために、Ｖベルトを
薄型化することがなされている。

しかるに、小ピツチ径の場合にはベルトとプーリとの接
触面積が小さくなり、このため十分な摩擦力が得られず
、所望の回転数比が得られなかったり空転を生じたりす
ることがある。特に、静止時からの動作開始時において
この様なｒｓａが生じやすい。

そこで、本発明は、以上の様な従来技術の問題点を解決
し１回転数比の広い範囲にわたって回転力を確実に伝達
することができ且つ小型化が回旋な改良された無段変速
機構を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして
、駆動回転軸に付されたプーリと従動回転軸に付された
プーリとの間でＶベルトにより回転駆動力の伝達を行な
い且つ上記２つのプーリのうちの少なくとも一方が可変
ピッチプーリであるＶベルト式無段変速機構において、
Ｖベルトが尚＋ｔｖベルトであり、且つ少なくとも一方
の可変ピッチプーリが■溝底にＬ記Ｖベルトの歯と噛み
合う歯車を有することを特徴とする、無段変速機構、が
提供される。

［実施例］以下、図面を参照しながら本発明の具体的実施例を説明
する。

第１図は本発明にょる無段変速機構の一実施例の要部を
示す断面概略図であり、第２図はその部分分解斜視図で
ある。

第１図において、２は駆動側の回転軸（以下「駆動軸」
と称する）であり、４は従動側の回転軸（以下「従動軸
」と称する）である、これら駆動軸２と従動軸４とは適
宜の間隔をもって平行に配置されている。

上記駆動軸２の端部は少し細くなっており、その外面に
は該駆動軸の方向に沿ってスプライン１２が形成されて
いる。該駆動軸２の端部には無段変速に関与する可変ピ
ッチプーリ１４が付設されている。該プーリは固定フラ
ンジ１４ａと可動フランジ１４ｂとを有する。固定フラ
ンジ１４ａは駆動軸２に固定されており、その可動７ラ
ン゛ジ１４ｂ側には所定の形状の円錐面１５ａをもつ、
−方、可動７ランジ１４ｂは上記スプライン１２に係合
して駆動軸２の方向に沿って適宜のストロークにわたっ
て摺動可能であり、その固定７ランジ１４ａ側には所定
の形状の円錐面１５ｂをもつ。

上記２つの円錐面１５ａ、１５ｂは対応する形状を有し
、これらの間にＶベルトが位置することになる。駆動軸
２の先端には係止部材１６が固定されており、該係１部
材と上記可動フランジ１４ｂとの間には駆動軸２の周囲
において圧縮コイルバネ１８が配置されている。従って
、上記可！１２＋７ランジ１４ｂは常にコイルバネ１８
により駆動軸２に沿って上記固定フランジ１４ａ側へと
押されている。また、上記固定７う／ジ１４ａには無段
変速に関グ・しないプーリ２０が固定されている。

」二記従動軸４の端部も少し細くなっており、その外面
には該従動軸の方向に沿ってスプライン２２が形成され
ている。該従動軸の端部には無段変速に関かする可変ピ
ッチプーリ２４が付設されている。該プーリは固定フラ
ンジ２４ａと可動フランジ２４ｂとを有する。固定７ラ
ンジ２４ａは従動軸４に固定されており、そのｎｆ動７
ランジ２４ｂ側には所定の形状の円錐面２５ａをもつ、
−方、可動７ランジ２４ｂは上記スプライン２２に係合
して従動軸４の方向に沿って適宜のストロークにわたっ
て摺動可能であり、その固定フランジ２４ａ側には所定
の形状の円錐面２５ｂをもつ。

上記２つの円錐面２５ａ、２５ｂは対応する形状を有し
、これらの間にＶベルトが位こすることになる。尚、２
６は可動フランジ２４ｂに付されたカバ一部材である。

従動軸４には１記可動フランジ２４ｂとカバ一部材２６
とで囲まれる空間内にカム部材２８が固定されている。

第２図に示される様に、カム部材２８の可動フランジ２
４ｂ側には従動軸４の径方向に放射状に延びている４つ
のポケット２９が形成されており、該ポケット内にはウ
ェイ）３０が配置されている。ポケット２９は上記可動
７ランジ２４ｂの円錐面２５ｂと対向して該円錐面とは
反対の向きの円錐面を有し、ウェイ）３０はこれらの面
形状に対応する様なビヤダル形状をなしている。また、
上記固定フランジ２４ａと可動フランジ２４ｂとの間に
は従動軸４の周囲において圧縮コイルバネ３２が配置さ
れている。従って、上記可動７ランジ２４ｂは常に該コ
イルバネ３２により従動軸４に沿って上記固定７ランジ
２４ａ側と反対の側（即ちカム部材２８側）へと押され
ている。また、１−足固定フランジ２４ａには％、段変
速に関テしないプーリ３４が固定されている。

第１図において、４２はＶベルトであり、該ベルトは駆
動軸２のプーリ１４と従動軸４のプーリ２４との間に巻
回されている。

本実施例においては、従動側のプーリ２４を構成する可
動フランジ２４ｂが該プーリのＶ溝底を形成する部分に
歯車３６を有する。そして、上記Ｖベルト４２は内側に
該可動フランジ２４ｂの歯車３６と噛み合う様なｆＭ３
８を有する尚付ベルトである。

次に１以上の様な本実施例における動作を説明する。

第１〜２図は駆動軸２の回転数が比較的小さい場合の図
である。この場合には、従動軸４の回転数も比較的小さ
いので、上記ウェイ）３０に作用する遠心力はそれ程大
きくはなく、このためコイルバネ３２による押圧力に抗
して可動７ランジ２４ｂを図中左向きに移動させるに十
分な力は発生せず、ウェイト３０は図示される位置即ち
最も従動軸４に近い位置に存在する。そして、この状態
において、可動７ランジ２４ｂの歯車３６はＶベルト４
２の１３８と噛み合っている。

第３図は駆動軸２の回転数が比較的大きい場合を示す図
である。この場合には、従動軸４の回転数も比較的大き
くなるので、上記ウェイ）３０に作用する遠心力も大き
くなり、このため該ウェイト３０がポケット２９内を従
動軸４の径方向に外方へと移動し、コイルバネ３２によ
る押圧力に抗して可動フランジ２４ｂを従動軸４に沿っ
て図中左方へと移動させる。これにともない、従動側の
プーリ２４の有効ピッチ径が大きくなり、ベルト４２を
全体として従動軸４側へと引き寄せる０図示はしないが
、このベルト移動の張力により駆動側のプーリ１４の可
動７ランジ１４ｂがコイルバネ１８の押圧力に抗して図
中左方へと移動せしめられ、駆動側のプーリ１４の有効
ピッチ径が小さくなる。かくして、各種の力が釣り合う
状態にて定常状態が実現する。

第４図（ａ）、（ｂ）はそれぞれ上記第１〜２図の状態
及び第３図の状態での駆動側プーリ１４と従動側プーリ
２４との関係を示す図である。第４図（ａ）においては
駆動側プーリ１４の有効ピッチ径が比較的大きく且つ従
動側プーリ２４の有効ピッチ径が比較的小さい、これに
対し、第４図（ｂ）においては駆動側プーリ１４の有効
ピッチ径が比較的小さく■つ従動側プーリ２４の有効ピ
ッチ径が比較的大きい、これらの中間的な状態が可１＠
であることはもちろんである。

以北の様な本実施例においては、駆動軸２の回転数が比
較的小さいときには上記歯車３６とｔｈ３８とが噛み合
った状態にて従動輪４は駆動軸２に正確に比例した回転
数で回転するが、駆動軸２の回転数が大きくなるにつれ
て自動的に次第に回転数比が低下し、かくして従動軸４
の過大な回転数での回転が防止できる。この様な回転制
御をともなう無段変速ａ構は、たとえば自動車のエンジ
ンの出力軸から各種補機へ回転力を伝達する際に有効に
利用される。

上記実施例においては、駆動側プーリ及び従動側プーリ
の双方とも可変ピッチプーリである場合が示されており
、これによれば双方の回転軸凹陥を変化させる必要がな
いが、本発明においては駆動側または従動側のプーリを
固定ピッチプーリとしてもよく、この場合には駆動軸と
従動輪との凹陥を適宜変化させる手段を付設すればよい
。

また、上記実施例では可動フランジ側にプーリ溝底歯車
を形成しているが、本発明においては固定フランジ側に
プーリ溝底歯車を形成してもよい。

更に、上記実施例では従動側にのみプーリ溝底に歯車を
設けているが、本発明においては駆動側に歯車を設けて
もよい、双方に設けることももちろん可能である。

尚、本発明において、可変ピッチプーリのピッチ変化駆
動手段は上記の様にコイルバネ及びウェイトを利用した
手段のみに限定されることはなく、その他の適宜のピッ
チ可変手段を用いることができる。

［発明の効果］以上詳細に説明した様に、本発明によれば。

プーリ有効ピッチ径が小さい場合にはプーリ溝底のｌ＆
ＩＩＩ（と１Ｍ＋ＩＶベルトの歯とが噛み合うのでプー
リ側面とＶベルトとの間の摩擦力が小さくとも確実に回
転力を伝達でき、このため無段変速の回転数比の範囲を
大きくし且つ機構を小型化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による無段変速機構の要部を示す断面概
略図であり、第２図はその部分分解斜視図である。第３図は本発明による無段変速機構において駆動軸の回
転数が大きい場合の要部を示す図である。第４図（ａ）、（ｂ）は駆動側プーリと従動側プーリと
の関係を示す図である。２：駆動軸、　　４：従動輪、１４．２４：可変ピッチプーリ、１４ａ、２４ａ：固定フランジ、１４ｂ、２４ｂ：可動フランジ、１８．３２：コイルバネ、２８：カム部材、　　　３０：ウェイト、３６：歯車、
　　　３８：歯、４２：Ｖベルト。第４（Ｑ）ゝ１４（ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）駆動回転軸に付されたプーリと従動回転軸に付さ
れたプーリとの間でＶベルトにより回転駆動力の伝達を
行ない且つ上記２つのプーリのうちの少なくとも一方が
可変ピッチプーリであるＶベルト式無段変速機構におい
て、Ｖベルトが歯付Ｖベルトであり、且つ少なくとも一
方の可変ピッチプーリがＶ溝底に上記Ｖベルトの歯と噛
み合う歯車を有することを特徴とする、無段変速機構。
（２）Ｖ溝底に歯車を有する可変ピッチプーリが従動側
であり、該プーリの可動フランジが常に回転軸に沿って
固定フランジ側と反対の側へと付勢されており、該可動
フランジに隣接して回転軸に固定されたカム部材が配置
されており、該カム部材と可動フランジとの間には回転
軸の周囲に複数のウェイトが配置されており、上記カム
部材は上記ウェイトが該カム部材に沿って回転軸の径方
向に移動する時に上記可動フランジを上記付勢力に抗し
て回転軸に沿って移動させる様な構造である、特許請求
の範囲第１項の無段変速機構。
（３）可動フランジの付勢手段がバネである、特許請求
の範囲第２項の無段変速機構。