JPS63120015A - スクラツプチヨツパの刃替装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリボン鋼板などの帯状部材を切断するスクラッ
プチョッパの刃替装置に係り、特に刃物交換を迅速に行
ない省力化するに好適なロータリ型スクラップチョッパ
の刃替装置に関する。

〔従来の技術〕

リボン鋼板などの帯状部材を切断するチョッパとしては
、上下１対のドラムにそれぞれ刃物を取付け、これらの
ドラムを回転させてドラム間に帯状部材を通して所定寸
法に切断するロータリ型スクラップチョッパが知られて
いる。そして従来のスクラップチョッパでは、上下ドラ
ムとこれらの上下ドラムを回転する回転軸とはそれぞれ
一体に形成されており、刃物は１枚づつ単独にこれらの
ドラムに取付けられていた。従って刃物交換はライン停
止時に人手によって１枚づつ交換していた。

しかしながらロータリチョッパには複数枚の刃物がそれ
ぞれ上下ドラムに取付けられているため。

刃物交換には多くの時間が必要であった。

この問題を解決するための提案としては、特開昭６０−
１６３１６号公報に記載されたように、刃物ホルダと刃
物駆動軸とを着脱可能とし、刃物ホルダごと刃物交換を
する装置が知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記の従来の装置によると、刃物を１枚づ
つ交換するか、刃物軸と刃物ホルダとを分離したタイプ
では刃物ホルダをクレーンまたはホイストで着脱を行な
わなければならなかった。

このためライン運転中は刃物交換の準備ができず、ライ
ン停止後旧刃または旧ホルダの取外し、及び断力または
新ホルダの取付けをせねばならず、刃替に多大の時間と
労力を要するという問題があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、刃物交
換が容易に短時間で行なうことのできるスクラップチョ
ッパの刃替装置を提供することを目゛的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記の目的を達成するために、１対の刃物軸に
それぞれ着脱可能に装着された刃物ホルダにチョッパ刃
物を設け、これらの刃物ホルダを回転させて前記チョッ
パ刃物により帯状部材を切断するロータリ型スクラップ
チョッパの刃替装置において、前記１対の刃物ホルダを
前記チョッパ本体の１対の刃物軸にそれぞれねじ送り機
構を介して着脱する着脱機構を設けたものである。

〔作用〕

上記の構成によると、チョッパの刃物軸の位置に着脱機
構を設置して、ねじ送りにより刃物ホルダを刃物軸に装
着できるので、従来のようにクレーンやホイストで着脱
する必要がなく作業性が向上し、短時間に容易に刃物ホ
ルダの着脱が可能となる。

〔実施例〕

以下１本発明に係るスクラップチョッパの刃替装置の一
実施例を図面を参照して説明する。

第１図、第２図及び第３図に本発明の一実施例を示す、
第１図において刃替装置本体１のブラケット２には１対
の案内管３，４の一端が固定されており、これらの案内
管３，４にはそれぞれ上刃ホルダ５及び下刃ホルダ６が
摺動可能に装着されている。これらの案内管３，４の内
部には両端が軸受７によって回転自在に支承されたスク
リュー軸８，９が設けられていて、これらのスクリュー
′ｉｓ８，９の前記ブラケット２から突出した一端には
、それぞれギヤ１０．１１が固設されている。

これらのギヤ１０．１１には中間ギヤ１２が噛合してお
り、この中間ギヤ１２はブラケット２に軸受１３を介し
て回転自在に支持された軸１４に、軸方向に移動可能に
取付けられている。そしてこの中間ギヤ１２はクラッチ
レバ−１５により前記ギヤ１０．１１のいずれか一方に
噛合可能となっており、かつハンドル１６によって回転
させることができるようになっている。またクラッチレ
バ−１５は安全ピン１７によって軸１４の所定の位置に
位置決めできるようになっている。

次に上刃ホルダ５及び下刃ホルダ６の構造について説明
するが、これらのホルダ５，６は同じ構造であるので下
刃ホルダ６について説明し、上刃ホルダ５については説
明を省略する。スクリュ軸９にはブツシュ１８に係合さ
れたナツト１９が螺合されており、このナツト１９は案
内管４の相方向に形成された長孔４ａを介して案内管４
の外側に突出し、案内管４の外周面に沿って摺動可能に
装着されたリング状の前記ブツシュ１８と係合している
。このブツシュ１８の外周にはさらに管状のホルダ２０
が係合しており、このホルダ２０は前記下刃ホルダ６の
片側の端面に係合されたリテイナ２１を介して下刃ホル
ダ６に当接している。

そしてスクリュ軸９の回転によりナツト１９、ブツシュ
１８．ホルダ２０及びリテイナ２１を介して下刃ホルダ
６を押す構造となっている。この下刃ホルダ６は円筒状
に形成されており、内周面に設けられたキー溝２２とチ
ョッパ本体２３の刃物してハンドル２６が固設されてお
り、このハンドル２６を回転させることにより下刃ホル
ダ６を回転させ、この下刃ホルダ６の内周のキー？ｌ１
２２と刃物軸２４のキー２５の位置を整合させるように
なっている。またホルダ２０の外周の一部には外径ねじ
２０ａが形成されており、このねじ２０ａにはハンドル
２７が螺合されていて、このハンドル２７を回転させる
ことにより、下刃ホルダ６の端面に固設されたリング２
８にホルダ２０を固定させるようになっている。また刃
物２９は第２図に示すように下刃ホルダ６の外周上に複
数個１例えば４個着脱可能に装着さ九でいる。

上記のように構成された刃替装置本体１は、第３図に示
すようにチョッパ本体２３の刃物軸２４と整合する実線
で示す位置と、脱離する２点ＩＩｉ線で示す位置３０と
の間を、シリンダ３１によって傾動されるようになって
いる。

一次に本実施例の動作を説明する。刃替装置本体゛＼。

１は第３図に示すように待機位置３０において待機して
いる。別治具で新しい刃物２９が装着された上刃ホルダ
５及び下刃ホルダ６をこの位置３０で刃替装置本体１に
組込んでおき、ラインが停止して刃替をするときはシリ
ンダ３１を作動させて刃替位置まで傾動させ、チョッパ
本体２３の刃物軸２４の位置と上刃ホルダ５及び下刃ホ
ルダ６の位置とを整合させる１次に先ず下刃ホルダ６を
刃物軸２４に組込む、このときクラッチレバ−１５によ
り中間ギヤ１２とギヤ１１とを噛合させ、安全ビン１７
を挿入してハンドル１６を回転させる。

この回転によりスクリュー軸９が回転し、ナツト１９が
軸方向に移動し、更にブツシュ１８．ホルダ２０及びリ
テイナ２１を介して下刃ホルダ６が刃物軸３４に押込ま
れる。このとき下刃ホルダ６の振れを防ぐためハンドル
２７により下刃ホルダ６に固設されたリング２８にホル
ダ２０を押付けて固定する。押込みの途中でキー２５と
キー溝２２との位置合せをハンドル２６を回転させて行
なう、第１図の２点鎖線部は上下刃物ホルダ５゜６を刃
物軸２４に組込んだ状態を示す０以上の動作で組込みを
完了した後にハンドル１６を逆転させ、当初の状態に戻
した後にクラッチレバ−１５を動作させて、ギヤ１０と
中間ギヤ１２とを噛合させ、前述の動作をくり返して上
刃ホルダ５を組込む、そしてリボン鋼板などの帯状部材
３２を通常の手段によって切断する。

本実施例によれば、あらかじめ新しい刃物２９を装着し
た上刃ホルダ５及び下刃ホルダ６に組付けておき、ライ
ン停止時に極めて短かい時間にスクリュ軸を回転するこ
とにより容易にホルダ５゜６をチョッパ本体２３の刃物
軸２４に組付けることができる。従って従来クレーンや
ホイストなどを使用して組付を行なっていた場合に比較
して、安全性や稼動率を向上させることができる。

〔発明の効果〕

上述したように本発明によれば、刃物ホルダをチョッパ
本体の刃物軸にねじ送り機構を介して着脱するようにし
たので、スクラップチョッパの刃物交換を短時間に容易
に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るスクラップチョッパの刃替装置の
一実施例を示す縦断面図、第２図は第１図のＩ−Ｉ線断
面図、第３図は第１図の刃替装置の取付状態を示す側面
図である。 １・・・刃替装置本体、５・・・上刃ホルダ、６・・・
下′刃ホルダ、８，９・・・スクリュー軸、２３・・・
チョッパ本各Ｚ口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、１対の刃物軸にそれぞれ着脱可能に装着された刃物
   ホルダにチョッパ刃物を設け、これらの刃物ホルダを回
   転させて前記チョッパ刃物により帯状部材を切断するロ
   ータリ型スクラップチョッパの刃替装置において、前記
   １対の刃物ホルダを前記チョッパ本体の１対の刃物軸に
   それぞれねじ送り機構を介して着脱する着脱機構を設け
   たことを特徴とするスクラップチョッパの刃替装置。 ２、着脱機構はチョッパ本体と整合する位置と、チョッ
   パ本体から離脱する位置との間を傾動可能に構成された
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のスクラッ
   プチョッパの刃替装置。