JPS63113844A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲと略記）
等、早送り早戻し態様、停止態様を有する磁気記録再生
装置に関する。

従来の技術 従来よりＶＴＲにおいては、早送り早戻しＢ様から、停
止態様へと移行するブレーキ手段としては、合成樹脂も
しくは合成ゴム製のパッドを接着した回動部材をバネ付
勢してリール台に押圧する方法が一般に用いられている
。

以下その一構成例を第４図により説明する。

まず記録再生態様において、テープリール３ａ。

３ｂに巻回されたテープ２は、回転ドラム１６に巻回さ
れており、キャプスタン１３とピンチローラ１４は協働
してテープ２は一定速度にて移送される。キャプスタン
１３はモータ１と同軸上に配設されて回転する。ここで
、モータ１の回転は、プーリ５，７．ベルト６を介して
、駆動歯車８に伝達される。ここで誼記駆動歯車８の回
転駆動力は回動アーム２３上に回転自在に保持された転
接歯車１０ａを介して、巻取リリール台駆動ユニント１
１ａに伝達される前記回動アーム２３は第７図に示すご
とく、バネ４３とフェルト４６を用いた摩擦手段により
、前記駆動歯車８と同方向に回動するものである。

前記巻取りリール台駆動ユニットｌｌａは第７図に示す
ように、巻取りリール台駆動ユニット１１ａの外周に形
成した歯車部と噛合している上側歯車３６と、前記上側
歯車３６と同軸的に回転する下側歯車とで構成されてい
る。上側歯車３６の回転は周知の手段である、フェルト
４０とバネ４１を用いた摩擦伝達手段により、下側歯車
３５に伝達され、この下側歯車３５と噛合している中継
歯車１２ａに伝達される。

供給リール台駆動ユニットも同様の構成である。

巻取リ−ル駆動ユニットツ　１ａの回転駆動力は、中継
歯車１２ａを介してテープリール３ａと係合して一体的
に回転する巻取りリール台４ａに伝達され、テープ２を
巻取る。

ここで、巻取リリール台４ａおよび供給リール台４ｂの
外周側には合成樹脂もしくは合成ゴム製のパッドが接着
されたブレーキ部材２０ａ。

２０ｂが配設されており、停止態様への移行の際には、
前記両リール台４ａ、４ｂの外周に引張りバネ２１ａ、
２１ｂにより付勢されて、両リール台４ａ、４ｂの回転
を停止する。ここで、記録再生態様においては、ブレー
キ部材２０ａ、２０ｂは、プランジャ３１に連結された
可動部材２２により、両リール台４ａ、４ｂの外周より
、はなす方向には付勢されているので、両リール台４ａ
。

４ｂは回転自在になっている。

次に早送り１巻戻し態様について説明する。第５図にお
いて、テープ２は、カセット（図示せず）内に収納され
、ピンチローラ１４と、キャプスタン１５との挟持も解
除される。ここでプランジャ３０は図の右方向に作動し
て、この動作に連動して駆動歯車８と歯車１０ａとの噛
合は解除される。

また、プランジャ３２は図の上方向に作動し、この動作
に連動して回動アーム９は図の下方向に付勢されるので
、この回動アーム９の先端に回転自在に保持された早送
り巻戻し歯車１０ｂは駆動歯車８と噛合を行う、ここで
、回動アーム９は第８図に示すごとく、バネ４２はフェ
ルト４５を用いた摩擦手段により、前記駆動歯車と同方
向に回動するものである。すなわち、早送りに際しては
、回動アームは、時計方向に回動して、巻取リリール４
ａへと、モータ１からの回転駆動力が伝達されテープ２
を巻取る。また、巻戻しに際しては回動アームは反時計
方向に回動して供給リール４ｂへとモータ１からの回転
駆動力が伝達されテープ２を巻戻す、この時の早送り巻
戻し歯車１０ｂと巻取りリール駆動ユニットｌｌａとの
関係を第８図に示す。

早送り巻戻し歯車１０ｂは、下側歯車３５と噛合う。こ
の場合、早送り巻戻し歯車１０ｂの回転駆動力は、摩擦
伝達手段を介することなく、下側歯車３５と中継歯車Ｌ
２ａとを介して、巻取りリール台４ａへと伝達される。

次に、停止態様への移行時について説明する。

第６図は早送り状態からの停止を示している。この時プ
ランジャ３１は図の左方向に作動し、この動作に連動し
て、可動部材２２が左方向に移動する。これによって、
早送り巻戻し態様ならびに記録再生態様において、両リ
ール台４ａ、４ｂの外周から離す方向に保持されていた
ブレーキ部材２０ａ、２０ｂは、引張バネ２１ａ、２１
ｂにより両リール台４ａ、４ｂの外周を押圧する。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この方式は、ブレーキ部材の他に、可動
部材プランジャ等を設ける必要があり、機器の小型化、
軽量化、低価格化を図る上で妨げとなっていた。

また、ブレーキ部材に接着された、合成樹脂。

もしくは合成ゴム等を用いているので、環境変化や、経
年変化に対して、摩擦係数の変化が大きいので、ブレー
キトルクに大きなバラツキが生じ易いので、機器の性能
が不安定となり、たとえば、テープたるみや、テープ損
傷が生じることもあった。

本発明はかかる問題点を解決して、機器の小型。

軽量化、低価格化を図るようにするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する本発明の技術的手段は、モータか
ら巻取り、供給両リール台へと回転駆動力を伝達する伝
達系路の中に両リール台の内、−方にモータの回転方向
に応じて、選択的に所定のトルクで伝達するための回転
伝達手段と、リール台の回転を検出する、回転検出手段
とを設けて、早送り巻戻し態様から停止態様への移行時
に、前記リール台が停止するまで前記モータを逆転する
ことによるものである。

作用 この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、上記のごとく、早送り巻戻し態様から停止態
様へと移行する際に、モータを逆転させるので、上記回
転伝達手段によってモータの回転駆動力は、たとえば早
送り時は、巻取リリール台へ伝達されていたものが、供
給リール台へと伝達されることになるので、テープたる
みを生ずることなく、リール台の回転を停止することが
できるようになる。また、所定のトルクだけが供給リー
ル台に与えられるのでテープ損傷は極少に抑えることが
できる。上記により、ブレーキ部材、プランジャ、可動
部材を廃止でき、機器の小型化、軽量化が可能になる。

実施例 以下本発明の一実施例を図面に基いて説明する。

第１図および第２図は、本発明の一実施例における磁気
記録再生装置であり、第１図は早送り時を示し、第２図
は早送りから停止態様へと移行した状態を示している。

まず早送りＢ様においては、モータ１の回転駆ＩＪＪ力
はプーリ５．７．ベルト６を介して、駆動歯車８に伝達
される。前記駆動歯車８と同軸上に回動自在に軸承され
た回動アーム９の先端部には一体的に回転する転接歯車
１０が回転自在に保持されており、前記転接歯車１０は
前記駆動歯車８と噛合っている。上記回動アーム９は周
知のごとく、フェルト等を用いた摩擦手段により、前記
駆動歯車８の回転方向と同方向に回動して、転接歯車１
０が巻取リール台駆動ユニットｌｌａもしくは供給リー
ル台１１ｂを回転駆動する。

前記巻取リリール台駆動ユニッ）ｌｌａは第３図に示す
ように、巻取リリール台駆動ユニ７）１１ａの外周に形
成した歯車部と噛合している上側歯車３６と、前記上側
歯車３６と同軸的に回転する下側歯車とで構成されてい
る。上側歯車３６の回転は周知の手段である、フェルト
４０とバネ４１を用いた摩擦伝達手段により、下側歯車
３５に伝達され、この下側歯車３５と噛合している中礒
歯車１２ａに伝達される。

供給リール台駆動ユニットも同様の構成である。

モータ１と駆動歯車８の回転方向は互いに同方向であり
、たとえば第１図においてモータ１が反時計方向に回転
し、磁気テープ２を巻取りリール台４ａの方向へ送り出
す時には、上記駆動歯車８は時計方向へ回転し、第１図
に示すごとく回動アーム９を上記巻取りリール台４ａの
方向へ回動変位させ、転接歯車１０を巻取りリール右駆
動ユニソ）ｌｌａの上側歯車３６に噛合させ、上記巻取
りリール台４ａを時計方向に回転させ、上記磁気テープ
２を巻取る。

なお、上記モータ１が時計方向に回転して、上記磁気テ
ープ２を供給リール台４ｂ方向へ送り出す、巻戻し態様
においては、第２図に示すようにモータ１時計方向に回
転させると駆動歯車８は時計方向に回転し、回動アーム
９は供給リール台４ｂの方向に回動変位し、転接歯車１
０を供給リール右駆動ユニッ）ｌｌｂの上側歯車３６に
噛合させ、上記供給リール台４ｂを反時計方向に回転さ
せ、磁気テープ２を巻取る。

次に停止ＬＪｉ　４％への移行について説明する。ここ
では早送り態様から停止態様への移行について述べる。

機器が、停止態様への指令を受けると、モータ１は逆転
を開始する。従って回動アーム９は、第２図に示すよう
に反時計方向に回動し、転接歯車１０は供給リール台駆
動ユニフ）ｌｌｂの上側歯車３６に噛合う。

ここで、上側歯車３６と下側歯車３５は、同軸上に保持
されているが、ハネ４１とフェルト４０による摩擦伝達
機器を介しているため、下側歯車３５へは所定の回転駆
動力のみが伝達される。この回転駆動力は中継歯車１２
ｂを介して、供給リール台４ｂへと伝達され、テープ２
の送出を止める方向にブレーキトルクとして働く。

なおモータ１の逆転はリール台が回転している間だけ行
ない、リール台が停止したことを回転検出器（図示せず
）により検出すると、モータ１は停止する。

なお、巻戻し態様から停止態様への移行も同様にモータ
１を逆転させることで行う。

次にこの実施例における作用を説明する。

早送り巻戻し態様から停止態様への移行はモータ１を逆
転させるだけでできるので機器の小型化。

軽量化、低価格化が図ることができる。

また、テープを送出する側のリール台にブレーキトルク
を印加するので、テープテンションが０になることはな
いので、テープたるみは発生しない。

さらに、フェルトとバネによる摩擦伝達機構を用いてい
るので、環境変化や経年変化に対して、機器の特性のバ
ラツキも小さくでき、従ってバネの圧縮力を適当に設定
することで過大なテンションによるテープ損傷も防ぐこ
ともできる。

なおモータは、キャプスタンと同軸上に配置してキャプ
スタンを直接駆動するものであっても、問題はない、ま
たベルトを介して、キャプスタンを駆動しても良い、さ
らには、キャプスタンのみを駆動するモータを別途設け
たものであっても何ら問題はない。

またモータからリール台への回転駆動力の伝達系路の中
で、所定のトルクのみを伝達する手段としては、本実施
例に述べたようなバネとフェルトによる摩擦伝達機構に
限定されるものではなく、たとえば、多極着磁されたマ
グネットとヒステリシス材料とを用いて、ヒステリシス
損失を利用したヒステリシスカップラ等であっても良い
。

また本実施例においては、従来用いていたブレーキ部材
、可動部材、プランジャとを完全に廃したが、従来の方
式と併用して、停止態様へと移行する構成であっても良
い。

発明の効果 本発明は正逆いずれの方向にも回転可能なモータと、こ
のモータの回転を一対のリール台の内−方に、モータの
回転方向に応じて選択的に所定のトルクで伝達するため
の回転伝達手段とを有した磁気記録再生装置であって、
停止態様への移行時は、モータを逆転させることにより
、テープ送出を停止するものであり、これにより、ブレ
ーキ部材や、それを駆動するプランジャ、可動部材等を
廃することが可能になり、機器の小型化、軽量化。

低価格化、性能の向上を図ることが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における早送り態様を示す要
部平面図、第２図は同本発明の一実施例における早送り
Ｂ様から停止態様への移行を示す要部平面図、第３図は
同本発明の実施例の要部断面図、第４図は従来の構成に
おける記録再生態様を示す要部平面図、第５図は、同従
来の構成例における早送り態様を示す要部平面図、第６
図は同従来の構成例における早送り態様から停止態様へ
の移行を示す要部平面図、第７図、第８図は同従来の構
成例における要部断面図である。 １・・・・・・モータ、２・・・・・・テープ、３ａ、
３ｂ・・・・・・テープリール、４ａ・・・・・・巻取
リリール台、４ｂ・・・・・・供給リール台、９・・・
・・・回動アーム、１０゜ｉｏａ、１０ｂ・・・・・・
転接歯車、ｌｌａ・・・・・・巻取りリール台駆動ユニ
ット、ｌｌｂ・・・・・・供給リール台駆動ユニット、
２０ａ、２０ｂ・・・・・・ブレーキ部材、２１ａ、２
１ｂ・・・・・・引張りバネ、２２・・・・・・可動部
材、２３・・・・・・回動アーム、３０，３１．３２・
・・・・・プランジャ、４０・・・・・・フェルト、４
１・・・・・・バネ。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名３Ｓ−ｍ−
“Ｆ俣り　　〃 ３Ｃ−−−よ剥′ｌ ４Ｑ−一−７ニルト ４ｆ−−−バ・年 第４図 Ｇ 第５図 第６図 イＧ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 正逆いずれの方向にも回転可能なモータと、磁気テープ
   を巻取るための一対のテープリールと、前記一対のテー
   プリールと各々係合して、一体的に回転する一対のリー
   ル台と、前記モータの回転を前記一対のリール台のうち
   一方に前記モータの回転方向に応じて選択的に所定のト
   ルクで伝達するための回転伝達手段と、前記一対のリー
   ル台のうち少くとも一方の回転を検出する回転検出手段
   とを具備してなり、早送り、巻戻し態様から停止態様へ
   の移行時に、前記リール台が停止するまで前記モータを
   逆転することを特徴とする磁気記録再生装置。