JPS6311181Y2 - - Google Patents

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JPS6311181Y2
JPS6311181Y2 JP4920484U JP4920484U JPS6311181Y2 JP S6311181 Y2 JPS6311181 Y2 JP S6311181Y2 JP 4920484 U JP4920484 U JP 4920484U JP 4920484 U JP4920484 U JP 4920484U JP S6311181 Y2 JPS6311181 Y2 JP S6311181Y2
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JP
Japan
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yarn
oil
discharge hole
lubricant
oil agent
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JP4920484U
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JPS60161171U (ja
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は走行糸条へ油剤を均一かつ効率的に付
与する油剤付与装置に関する。
従来技術 通常、走行糸条へ油剤を付与する方法として
は、オイリングローラ方式が一般的であるが、最
近は走行糸条の高速化に対する油剤の均一付着、
あるいは、設備のコンパクト化等の要求から特開
昭57−77366号公報に、示されるような計量オリ
フイス式のもの、或は、第1図に示すように計量
ポンプ等(図示せず)により一定量の油剤を油剤
供給管5に送液し、走行糸条の糸導規制の為のガ
イド2、油剤吐出孔3等を有する油剤付与装置本
体1に下方から上方に糸条を接触走行(A−B
域)させて油剤を付与する方式が用いられるよう
になつてきた。本方式は、とりわけ直延伸プロセ
スでの延伸中又は延伸後でのオイリングなどで
は、高速走行糸条への油剤付与量のコントロール
の容易さや、延伸ゾーンにおける限られたスペー
スでのオイリングが可能という点において極めて
有利である。
しかしながら、走行糸条の速度がさらに高速化
したり走行糸条のデニールが大きかつたり、走行
糸条の張力が高いような場合には、走行糸条への
油剤の付着効率(油剤付着量/油剤供給量)が低
かつたり、油剤が均一付与性が悪い(油剤付着量
の糸長方向でのバラツキ大)という問題を有して
いた。即ち走行糸条が高速になるに従つて走行糸
条と油剤吐出孔3から吐出された油剤との接触時
間が短く糸条を構成する単糸への拡散・浸透が充
分になされない為に、糸条が油剤付与装置から離
れたところや、さらに後方のローラ上で油剤が振
り切られて飛散し、結果として糸条の油剤付着量
が大幅に低下する。また走行糸条が高速でかつデ
ニールが大きくて、油剤吐出孔3を覆つた状態に
なると、油剤吐出孔3の吐出部近傍が一時的に減
圧状態になるなど、圧力バランスが不安定化し計
量ポンプでの一定量供給にもかかわらず、吐出量
が脈動する現象が発生する。この結果、糸長方向
での油剤付着レベルのバラツキとなり、品質の低
下を招くという問題があつた。
発明の構成 本考案はこれら問題点を解決するためになされ
たもので、走行する糸条と接触し該糸条に油剤吐
出孔から流出する油剤を付与する装置において、
油剤吐出孔から糸条に油剤を付与する糸条接触部
に続いて、糸条の走行方向に対して傾斜した糸条
非接触部を設けるとともに該非接触部に油剤吐出
孔へ連通する細孔を設けたことを特徴とする油剤
付与装置である。
以下、糸条が下方から上方に走行する位置に設
けた場合について本考案を図面に基いて説明する
が、逆方向の場合も適用できることは、言うまで
もない。第2図は本考案の実施例を示す縦断面図
である。図において、11は油剤付与装置の本体
で下部の糸条接触部12(A−Bゾーン)とこれ
に続く上部の糸条非接触部13(B−C−ゾー
ン)および側方部に糸導を規制するガイド部14
等を有している。糸条接触部12の下部には油剤
供給管15と連通する油剤吐出孔16が開口し所
定量の油剤を連続的に流出する如くなされてい
る。又糸条接触部13は糸条走行方向(糸条接触
部12表面の延長面)に対して3゜〜30゜の角度で
傾斜した面を形成し、中間位置に油剤吐出孔16
に連通する細孔17が開口するように穿孔されて
いる。
ここで糸条非接触部13の角度θは3゜〜30゜に
することが好ましくこの角度θが30゜を越えると
油剤の滞留が不充分となり付着効率向上が難しく
なることがあり、又3゜より小さくなると走行糸条
との距離が近すぎて油剤滞留量のコントロールが
行い難くなり、付着バラツキ抑制が困難となる傾
向がある。
油剤吐出孔16および細孔17(の開口径)は
通常円形断面でほぼ等しい径にされるが、これに
限定されるものではなくスリツト状域は他の任意
の形状にすることもできる。第3図と第4図は上
記のような本考案に係る装置を紡糸プロセスでの
ゴデツトローラ21と22間に位置した例、およ
び紡糸直延伸プロセスでの延伸ローラ23と24
の間に設けた例を示すもので、糸条が下方から上
方へ高速走行する場合に非常に効果的である。こ
こで上記の例で具体的には本体11は約30×30×
50mmの角状体で糸条接触部12の長さ25mm、油剤
吐出孔16および細孔17の直径はそれぞれ2mm
と3mm、細孔の高さ25mmであり糸条非接触部13
の角度θは8度である。特に500デニール以上の
太デニールの糸条に適用すると効果が大きい。
尚、糸条が上方から下方に向かつて走行する場
合には油剤は油剤付与装置の本体に沿つて下方に
流下するので油剤吐出孔16は糸条接触部の上
部、好ましくは直上方位置で細孔17の下方位置
に設けるのが好ましい。
作用効果 このような装置において走行糸条Yは糸条接触
部12で油剤吐出孔16より吐出される油剤を付
与されるが、本考案にあつてはこの接触走行ゾー
ンであるA−B域に続いて糸条走行方向に対して
所定角度に傾斜した非接触ゾーンのB−C域を形
成しているので、第1図に示すような従来の装置
では、特に第1図に示す装置本体1を出た位置
(B点直後)で、激しく飛散するはずの油剤が走
行糸条Yと非接触部13のB−C域及びガイド部
14に囲まれた領域13′(第2図の点線で示す
部分)に滞留し、この油剤が再び走行糸条Yと接
触して糸条Yに付与されるためその付着効率を大
きく向上させる。さらに非接触部13には油剤吐
出孔16と連通する細孔17が開口しているため
前記領域13′に滞留した油剤が所定量以上に達
すると細孔17を通つて油剤吐出孔16へ還流
し、滞留油剤量はほぼ一定に維持される。同時に
高速の糸条Yが走行することによつて生じる油剤
吐出孔16での減圧状態が大気に解放した細孔1
7により解消され、従来の装置に生じていた油剤
吐出のバラツキ(脈動)が防止できる。この結
果、糸条への油剤付着量のバラツキが大巾に抑制
され品質の均質化が可能となり安定した品質の製
品を得ることができる。
このような本考案によれば油剤の飛散を大きく
抑制し油剤付着効率を高めると共に油剤吐出量の
バラツキを解消し均一付着性を向上させることが
可能になるという顕著な効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の実施例を示す縦断面図、第2図
は本考案の実施例を示す縦断面図、第3図と第4
図は本考案の使用態様を示す配置図である。 11……油剤付与装置本体、12……糸条接触
部、13……糸条非接触部、14……ガイド部、
16……油剤吐出孔、17……細孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行する糸条に接触し該糸条に油剤吐出孔から
    流出する油剤を付与する装置において、油剤吐出
    孔から糸条に油剤を付与する糸条接触部に続い
    て、糸条の走行方向に対して傾斜した糸条非接触
    部を設けるとともに、該非接触部に油剤吐出孔へ
    連通する細孔を設けることを特徴とする油剤付与
    装置。
JP4920484U 1984-04-05 1984-04-05 油剤付与装置 Granted JPS60161171U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4920484U JPS60161171U (ja) 1984-04-05 1984-04-05 油剤付与装置

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JP4920484U JPS60161171U (ja) 1984-04-05 1984-04-05 油剤付与装置

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Publication Number Publication Date
JPS60161171U JPS60161171U (ja) 1985-10-26
JPS6311181Y2 true JPS6311181Y2 (ja) 1988-04-01

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ID=30566181

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JP4920484U Granted JPS60161171U (ja) 1984-04-05 1984-04-05 油剤付与装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH077330Y2 (ja) * 1988-02-02 1995-02-22 帝人株式会社 糸条集束ガイドを兼ねた油剤付与ノズル
WO2009141426A2 (de) * 2008-05-23 2009-11-26 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Verfahren zum abziehen und verstrecken eines multifilen fadens beim schmelzspinnen sowie eine vorrichtung zur durchführung des verfahrens

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Publication number Publication date
JPS60161171U (ja) 1985-10-26

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