JPS63111273A - 気化器のアイシング防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はエンジンの気化器におけるアイシング防止装置
に関する。

Ｃ従来の技術） エンジンを寒冷時に運転するとき、気化器の吸気通路が
氷結するいわゆるアイシング現象が生じる。これを防止
するために従来実公昭５３−４２６６４号の考案のよう
に、気化器と吸気マニホルドの間にエンジン冷却水の一
部を流す７ランジを配設することが知られている。

（発明が解決しようとする問題点） 上記の従来技術は、７ランジの外面にアイシングジヨイ
ントを配設する念め、気化器周辺の配管類を複雑化する
きらいがあった。

Ｃ問題点を解決する念めの手段） 本発明は、吸気マニホルドと気化器の間に介在させる断
熱板を利用し、これに温水通路を形成して配管をなくす
ると共に、気化器に充分な受熱面ｆＭヲ与えようとする
もので、その手段は、吸気マニホルドの集合室の上面に
断熱板を介して気化器を取付け、気化器をに接する温水
通路を設けてエンジン冷却水を流通させるようにした気
化器のアイシング防止装置において、断熱飯の一次側吸
気通路に隣接して断熱板上面に温水溜を設け、該温水溜
と気化器の下面で形成する空間に断熱板下面から連通ず
る流入穴と流出穴を隔離して設け、該流入穴を吸気マニ
ホルドの温水室に連通し、該流出穴を断熱板下面の横溝
及び吸気マニホルドの壁内の排出路を経て冷却水流路に
連通したことを特徴とする。

（作用） 上記の構成により、吸気加熱器から分流した温水は、断
熱板の流入穴から温水溜に入り、気化器の一次通路側の
下面に接触して加熱し、気化器にアイシング現象が発生
するのを防止する。

熱交換後の温水は、流出穴から断熱板下面の横溝を通っ
て吸気マニホルドの壁に設は九排出路を介して冷却水の
通路に戻る。

（実ｍＶＡ） 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。第１図
において、（１）は吸気マニホル）”、（２＋はその吸
気流入室、（２ａ）は該室（２）の上面の７ランジで、
該７ランジ上に気化器（３）をガスケット（４）、断熱
板（５）ヲ介して取り付ける。

断熱板（５）には、板厚方向に一対の温水流入穴（６）
と流出穴（７）が穿設してあり、流入穴（６）は上面に
設けた温水溜（８）の底に開口し、流出穴（７）は温水
溜（８）に接する断熱板上面に開口している。断熱板（
５）の下面には第３図に示すへの字形の横溝（９）が設
けてあり、該横溝（９）は、流出穴１７）の下端と吸気
マニホルド（１）の７ランジ（２ａ）に設けた排出穴ｆ
１１に連通し、流入穴（６）は迂回している。

気化器（３）の下面には、スローボート調節ねじ（Ｉｌ
＋及び−次側吸気通路＋１２１に近接して一対の受熱凹
部ｃｌ’ａ　（１４１が設けてあり、両凹部の中間には
前記調節ねじＵυの下方沿いに障壁（旧が形成しである
。

以上の構成により、吸気マニホルド＋１１及び流入穴（
６）を通る温水は、矢印のように温水溜（８）、受熱凹
部（１：１Ｘ（１４１で形成する空間内で乱流を起こし
、受熱凹部１３１．　Ｈの表面と逐次接触し十分な熱交
換を行ない、−次側吸気通路ｆｉ３の壁を加熱してｔｆ
ｆ通路内でアイシングが生じるのを防止する。

前記の構成を更に詳細に説明すると、第２図に示すよう
に、吸気マニホルドｆｉ＋は、吸気流入室（２へ分岐管
群■を備え、ガスケットＱ１）１ｒ介してシリンダプル
ツクに結合される。吸気室（２）は−次側吸気口（ハ）
、二次側吸気口Ｃ４９、温水出口−、温水排出穴〇〇、
固定用の４個のねじ穴■を備え排出穴（ＩＱＩには第１
　［Ｊに示すように継手−を取り付ける。

断熱板（５）は、第２図、第３図に示すように一次側吸
気通路■、２次側吸気通路θ℃、温水溜（８）、流入穴
ｆ６１．１ｆ＋を出水（７）ヲもち、これらを取り巻く
病国に抜溝と同一輪郭をもつ一連のバンキング田が数台
するようにされており、４隅に固定用の穴（３４１を備
える。

断熱板（５１の下面には点線で示すように横溝（９）が
刻設してあり、この横溝（９）は、ガスケット（４）に
設は次第２図に示すスリット田と同じへの字形をしてお
り、これにより流入穴（６）、固定用穴（Ｉｎ避けて流
出穴（７）ｔ−吸気マニホルドの温水排出穴（１０１に
連通ずる。

気化器（３）は、第４図に示す下面形状をもち、−次側
吸気通路０２１に次側吸気通路ｅ７）　’ｅもち、それ
ぞれにスロットル弁（至）Ｃ３！ｌを備える。−次側吸
気通路Ｇｚに対して設は念スローボート調節ねじＵυの
両側下方に前記のとおり一対の受熱凹部ａ’ｔａＩｌ）
ｆ：設けてその中間に障壁０９を形成し、温水の乱流を
生じさせると共に調節ねじ（１１１の下面に適宜な厚さ
の支持壁を形成させる。気化器（３）の４隅には固定穴
６υ（４υ・・・を穿設する。

気化器（２）、断熱板（５）、ガスケット（４）を吸気
マニホルド１１１の上面の７ランジ（２ａ）にボルトｆ
４Ｚ　＋４２・・・で固定し、排出穴（′ｌｌ１ｍの継
手（潤を第５図に示すようにエンジン冷却水通路の感熱
弁から水ポンプに至る戻り通路（４つにバイパスホース
（４Ｅ９．ｆ−モバルプｔ４７）　ｆｔ介して接続する
。該サーモパルプはハンガ（４８で吸気マニホルドに吊
下げる。

以上の構成を有するから、＠気マニホルド（１）の吸気
加熱用温水室から分流して温水出ローがら出る温水は、
断熱板（５）の流入穴（６）に入って温水溜（８）に入
り、受熱凹部（１３）（１４１，隔壁（１ツの表面と充
分に接触して熱交換し、気化器（３）の−次佃スロット
ルバルプ■の近くの吸気通路（１ｚの周囲を加熱するか
ら、寒冷期において始＠緩に該通路（１ｚに氷が徐々に
蓄積するアイシング現象は完全に回避することができる
。

受熱凹部（１３１ｆ１４）を通過し之温水は、流出穴（
７）ｆＩ：通ってへの字形の［溝（９）に入って７ラン
ジ（２ａ）に設けた排出穴（１α、継手−から冷却水通
路に流出させ、前記サーモバルブ（４７）により温水が
所定温度以上に上昇し友ときは流通を遮断する。このサ
ーモパルプ（４７）は吸気マニホルド（１）の下面に吊
下げられているので該マニホルド（１）の熱影響を受け
ず正確に作動する。

（発明の効果） 本発明は、以上のとおり気化器を断熱板の内部に設けた
通路内を通る温水（エンジン冷却水）によって加熱する
ようにし、吸気マニホルドの上面及び気化器側面等に温
水用の配管を設けることがないから構成が簡単になり気
化器周辺の各種部分の設着を容易にすることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は縦断面図、第２
図は分解斜面図、第３図は断熱板の平面図、第４図は気
化器の底面図、第５図は温水排出系の斜面図である。 （５）・・・断熱板　　　　　　（６）・・・流入穴（
７）・・・流出穴　　　　　　（８）・・・温水溜（９
）・・・横溝　　　　　　　０１・・・排出路特許出願
人　本田技研工業株式会社 外２〔 手続補正書

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸気マニホルドの集合室の上面に断熱板を介して気化器
   を取付け、気化器壁に接する温水通路を設けてエンジン
   冷却水を流通させるようにした気化器のアイシング防止
   装置において、断熱板の一次側吸気通路に隣接して断熱
   板上面に温水溜を設け、該温水溜と気化器の下面で形成
   する空間に断熱板下面から連通する流入穴と流出穴を隔
   離して設け、該流入穴を吸気マニホルドの温水室に連通
   し、該流出穴を断熱板下面の横溝及び吸気マニホルドの
   壁内の排出路を経て冷却水流路に連通したことを特徴と
   する気化器のアイシング防止装置。