JPS63107802A - 酸素富化空気の製造法 - Google Patents

酸素富化空気の製造法

Info

Publication number
JPS63107802A
JPS63107802A JP25616986A JP25616986A JPS63107802A JP S63107802 A JPS63107802 A JP S63107802A JP 25616986 A JP25616986 A JP 25616986A JP 25616986 A JP25616986 A JP 25616986A JP S63107802 A JPS63107802 A JP S63107802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow fiber
air
oxygen
membrane
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25616986A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Makino
正三 牧野
Seiichi Nakahara
清一 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP25616986A priority Critical patent/JPS63107802A/ja
Publication of JPS63107802A publication Critical patent/JPS63107802A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維を用いて中空繊維の外部を負圧に保持しながら酸素
濃度20〜40チ程度の酸素富化空気を多量に製造する
方法に関するものである。
(従来の技術) 近年化学プロセスにおける酸化用、発酵用、高炉吹込用
、燃焼補助用、廃液処理曝気用の空気の代わシに膜分離
法により製造される酸素濃度が20〜401程度の酸素
富化空気を使用する試みがなされている。本出願人も特
開昭61−101225号に内径が350μm以上でか
つ透過性能0.5 Nrrl/ν・H・嬌偏以上の中空
繊維を用い、該中空繊維内を特定の条件下で負圧に保持
しながら酸素富化空気を製造する方法を提案した。
能と透過空気量の低下のない優れた酸素富化空気上 の製造方法であるが、実用・次のような問題があ□った
。 (1)  ファンやプロワ−を用いても中空繊゛細
束の中央部にまで十分原料空気を供給する事が困難で、
中空繊維束の中央部がデッド・ゾーンとなり、必要以上
の過大な膜面積を必要とする。
(2)  中空m細束の中央部に原料空気を十分供給し
ようとすれば特殊な構造を必要とする。
(問題点を解決する為の手段) 本発明は上述の問題点を解消した実用的な酸素富化空気
の製造法を提供するもので、中空繊維外を負圧に保持し
て空気を中空繊維の内部へ均等に供給して中空繊維の内
部から外部へ選択的に透過させることにより酸素富化さ
れた透過空気を製造する方法である。
本発明方法では中空繊維として内径が800−以上であ
り、かつ透過性能が0.5Ni// −H−Kjl/c
yj以上で、しかも下記式を満足する中空繊維が用いら
れる。
本発明で用いる中空繊維の透過性能は次式を用いて表わ
される。
但し FC:透過性能(Nd/♂・H−Ky/ctA)
Q:透過空気量(NH1/H) Pl:1次側空気圧力(Ky/m abs )P2:2
次側空気圧力(Ky/ci abs )D=中空繊維の
内径(m) L:中空繊維の長さくm) 酸素濃度20〜40チ程度の酸素富化空気を多量に製造
する場合には、膜の分離性は選択性酸素透過膜の酸素と
窒素の透過係数の比は2.0〜3.0でも士、分であり
、むしろ分離性の高い中空繊維素材よシも透過性の高い
素材を選択すべきである。なぜならば・一般に素材の分
離性能と透過性能とは相反する性質を持ち、分離性能の
良い膜素材は透過性能が良くない。それ故、膜素材は用
途との関係を考慮しつつ、分離性能と透過性能との兼ね
合いで決定されるものである。したがって本発明の目的
に用いる選択性酸素透過膜は酸素と窒素の透過係数の比
が2.0以上で、かつ透過性能が0.5Nrl/rl−
H,Ky、/crA以上のものであればいずれの素材の
ものも使用出来るが、得られる富化空気の必要酸素濃度
及び分離操作上から、好ましくは透過係数の比は2.5
以上で透過性能が1.5Nrl/rl・H、NViのも
のである。
透過性能が0.5 Nrl/d−H−に9/−未満の膜
では低圧力の操作条件で所望の散索濃度の富化空気を製
造する事が出来ない。
素材としては酸素透過係数の大きいものがよく、膜厚は
透過量が膜厚に反比例する事により分離に1才 関わる膜の層・出来るだけ薄く、且つ耐久性のあるもの
が用いられる。
膜の形態としては非対称膜、均質膜、複合膜のいずれで
も使用出来るが、中でも中空糸膜状多孔質支持体の内面
にその細孔中に浸透しないように高分子薄膜を均一に形
成させた複合中空糸膜は透過性能が大きいこと、更に選
択性も2.0以上あり、0、5μm以下の極薄膜化も可
能で、また耐久性もあるので好適に用いられる。かかる
複合中空糸膜の微多孔質中空糸を形成すべき素材として
は、その要求される性能としてその内表面に細孔内に実
質的に侵入しないように被覆された高分子薄膜の破損を
防止し、取扱いを容易にするに足るだけの力学的強度物
性を有すれば十分であり、この意味で例えばポリビニル
アルコール、芳香族ポリスルホン、ポリアミド、ポリエ
ーテルエーテルクトン等可能である。とりわけ、中空糸
成型性に秀れ又耐熱性も良好である等種々の利点を有す
る芳香族ポリスルホンが特に好ましいものである。
高分子薄膜成分に関しては、ポリジメチルシロキサン、
ポリジフェニルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキ
サン等のポリオルガノシロキサン類及びポリ−4−メチ
ルペンテン−1、ポリテトラフルオロエチレン%フルフ
リルアルコール樹風セルロースアセテート、セルロース
トリアセテート、ポリ−4−ビニルピリジン等種々の高
選択分離透過性を有する高分子を用い得るが、中でもポ
リシロキサン系ポリマーが酸素透過速度定数があらゆる
ポリマーの中で最大であるという意味で適したポリマー
である。
更に、この様な鎖状ポリオルガノシロキサンを架橋触媒
にて3次元架橋して強度物性を向上させたシリコンゴム
は、鎖状ポリオルガノシロキサンよシ成る高分子薄膜よ
シもその強度物性が更に向上している為に、よシ薄膜化
し得るという大きな長所を有しておシ、本発明の目的用
途の主たる1つである酸素富化膜用としては最も適した
ものであるO ×109以下となる長さとする必要がある0内径が80
0μm未満で、上記パラメータが1.OX 10 ’を
超える中空a維では、中空繊維内の流動抵抗が大きくな
シ、原料空気を供給するファンの消費動力が大きくなり
、経済性の面で劣る。
(作用) 本発明では簡単な構造の膜モジュールであっても低圧力
レベルの操作条件において透過性能の高い中空繊維によ
シ酸素濃度20〜40チの富化空気を多量に製造すると
いう効果が得られるが、かかる効果は従来の知見からは
全く予想できないことである。この効果を生ずる理由は
内径が800μm以上の太径の中空繊維を用い、かつ長
さを上述の特定の条件を満足する長さにする事により、
膜を透過する空気の流動抵抗を1次側空気圧力と2次側
空気圧力との差圧に対して無視出来る程度に小さく出来
るため、供給空気ファンの動力を小さく出来、省エネ幼
果を発揮出来たものと推測される0(実施例) 実施例1及び比較例1 芳香族ポリスルホン(商品ニュープリポリスルボン:P
−1700:ユニオン・カーノ(イド社製)の100重
量部と、ポリビニルピロリドンの10000重量、それ
らの共通溶媒であるジメチルホルムアミドの500重量
部に混合溶解し、充分脱泡した後、環状ノズルより吐出
成形し、中空部に水を供給しながら水浴中を通過させな
からジメチルホルムアミドを取り除いて後、乾燥する事
により最終的に芳香族ポリスルホン100重量部と、ポ
リビニルピロリドン100重量部が極めて均一に混合さ
れた非多孔性中空糸状膜基材を得九〇 一方、常温硬化型のシリコーンゴム(商品名:シルポッ
ト184W/C:ダウコーニング社製)と、その1/1
0量の硬化触媒をn−ペンタンに溶解して10重量−の
シリコーン溶解液を調整した0この様に作成した10重
量係のシリコーン溶液を。
前述の非多孔性中空糸膜状基材の内表面側に、約3 Q
 mj/minの供給速度で約3分間供給し、その後自
然滴下にて、シリコーン溶液の液抜きをした後空気を1
5m/seaの線速で約1分間通過させた。
この後、100℃X I HRの架橋処理を行い、この
後、60℃のエタノールに16時間浸漬して、ポリビニ
ルピロリドンの抽出除去を行った。この様な方法により
、最終的に芳香族ポリスルホンよシ成る多孔性中空糸膜
状基材とその内表面に、内表面の細孔内に実質的に浸透
することがない様に、かつ該中空糸内表面の円周方向、
及び繊維軸方向のいずれにおいても、極めて厚みむらが
なく形成されたシリコーンゴム薄膜とよシ成る内径50
0Iin、800AB11000P111200μm、
で長さ1mの複合中空光分M膜を得た。この各中空繊維
膜の多数を集束して両端が開口するようにエポキシ樹脂
で固定し、膜面積が100ゴのモジュールを作製し、中
空糸外部で且つハウジング内部をルーツプロワ−で吸引
して中空繊維の内径の分離性能及び透過性能に及ぼす影
響を測定した結果を我−1に示す。
また、上記結果をプロットしたものを第1図に示すO c−L2 上記実施例よりパラメーター「は次のように求められる
。即ち中空繊維外への透過空気量0式として、中空繊維
内の流れは層流状態であり、流動抵抗は0式で示される
q=πxDxLxFc x (PH−Pz )□■但し
、 ・−o 圧力損失    (Ky/crA)Fc 膜の
透過性能  (Nrrf/rl−H−KVctA)D 
中空繊維の内径 (m) L 中空繊維の長さ (m) Pl  1次圧力    (KVc!Aaba)Pz 
 2次圧力    (Ky/c!Aabs)μ粘度  
(ky/m−S) U流速  (m/S) gc  重力換算係数  (9,8kP−m7S2−K
y)1次側の供給空気量をQ (Ni/H)とすればQ
=10q□□■ が好ましい供給量であり、■式に従い空気を供給する。
温度20℃のときの空気の粘度18 x 10−60−
6kfを0式に代入し、かつ■式と結合すれば■式とな
る。
■式で計算された結果と実施例1及び比較例1で示す表
−1の結果を対比させた場合の修正係数を表−2に示す
上記結果より修正係数は0.73〜0.77の範囲にあ
シ、平均値として0.75を採用すると、■式は0式に
置き換える事が出来る。
実施例1及び比較例1で用いた4種類の内径を有する中
空繊維は1次圧力と2次圧力の差に対し、各々表−3の
ようになる。
表−3 表−3の結果を0式に代入し整理すれば操作条件、中空
繊維の仕様(透過性能、内径、長さ)を考慮したパラメ
ータとして表−4にまとめる事が出来る0 表−4 (発明の効果) 以上のように本発明方法は膜の透過性能、操作条件等か
ら、中空繊維の内径、長さを選択する事により、空気か
ら酸素富化空気を経済的に製造する事が出来、実用上極
めて有用な方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は中空繊維の内径の流動抵抗を示すグラフである
。 特許出願人   株式会社FJワレ 代 理 人  弁理土木多堅

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 中空繊維外を負圧に保持して空気を中空繊維の内部から
    外部へ選択的に透過させることにより酸素富化された透
    過空気を製造する方法において、該中空繊維として内径
    が800μm以上、かつ透過性能が0.5Nm^3/m
    ^2・H・Kg/cm^2以上で、しかも下記式を満足
    する中空繊維を用いることを特徴とする酸素富化空気の
    製造法。 L^2/D^3<(1.0×10^9)/Fc 但しFc:透過性能(Nm^3/m^2・H・Kg/c
    m^2) D:中空繊維の内径(m) L:中空繊維の長さ(m)
JP25616986A 1986-10-27 1986-10-27 酸素富化空気の製造法 Pending JPS63107802A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25616986A JPS63107802A (ja) 1986-10-27 1986-10-27 酸素富化空気の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25616986A JPS63107802A (ja) 1986-10-27 1986-10-27 酸素富化空気の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63107802A true JPS63107802A (ja) 1988-05-12

Family

ID=17288865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25616986A Pending JPS63107802A (ja) 1986-10-27 1986-10-27 酸素富化空気の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63107802A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5158584A (en) * 1987-10-23 1992-10-27 Teijin Limited Oxygen enriching module and oxygen enriching apparatus using same
WO2012157204A1 (ja) * 2011-05-19 2012-11-22 株式会社神戸製鋼所 酸素富化空気製造装置及び酸素富化空気製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5158584A (en) * 1987-10-23 1992-10-27 Teijin Limited Oxygen enriching module and oxygen enriching apparatus using same
WO2012157204A1 (ja) * 2011-05-19 2012-11-22 株式会社神戸製鋼所 酸素富化空気製造装置及び酸素富化空気製造方法
JP2012254437A (ja) * 2011-05-19 2012-12-27 Kobe Steel Ltd 酸素富化空気製造装置及び酸素富化空気製造方法
US9254493B2 (en) 2011-05-19 2016-02-09 Kobe Steel, Ltd. Oxygen-enriched air producing device and oxygen-enriched air producing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0206354B1 (en) Multilayer composite hollow fibers and method of making same
EP0390992A1 (en) Aromatic polyimide double layered hollow filamentary membrane and process for producing same
JPH0335971B2 (ja)
JP2006088148A (ja) 透水性に優れた中空糸膜
US4975190A (en) Organic polymer separation membrane having fluorene skeleton and oxygen enrichment device utilizing same
KR20160026070A (ko) 기체분리막의 제조 방법
JP2509962B2 (ja) ポリイミド分離膜
US4900502A (en) Hollow fiber annealing
CN110559866A (zh) 一种用于血液氧合的高透气致密中空纤维膜
US4968331A (en) Organic polymer separation membrane having fluorene skeleton and oxygen enrichment device utilizing same
JPH0525529B2 (ja)
JPS62227423A (ja) 気体分離膜
JPH07114935B2 (ja) ポリアリレート分離膜
JPS63278524A (ja) 気体分離膜の特性向上方法
JPS63107802A (ja) 酸素富化空気の製造法
CN111744370A (zh) 一种中空纤维复合膜、其制备方法及其应用
JPH0569571B2 (ja)
JP2572895B2 (ja) 多孔質中空糸膜の製造法
US20190374909A1 (en) Method for producing a polyphenylsulfone porous hollow fiber membrane
JPS61101225A (ja) 酸素富化空気の製造方法
JP2592725B2 (ja) 中空糸膜の製造法
JP2622629B2 (ja) 中空糸膜の製法
JP2553248B2 (ja) 多孔質中空糸膜の製造方法
JPH01180206A (ja) 改質ポリスルホン膜及びその製造方法
JPS6391123A (ja) 多孔性中空糸複合膜及びその製造方法