JPS631076Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS631076Y2 JPS631076Y2 JP6526682U JP6526682U JPS631076Y2 JP S631076 Y2 JPS631076 Y2 JP S631076Y2 JP 6526682 U JP6526682 U JP 6526682U JP 6526682 U JP6526682 U JP 6526682U JP S631076 Y2 JPS631076 Y2 JP S631076Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- crankshaft
- damper
- hub
- support member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関におけるクランク軸の捩り振
動を防止するトーシヨナルダンパ、主として自動
二輪車用に好適なトーシヨナルダンパに関するも
のである。
動を防止するトーシヨナルダンパ、主として自動
二輪車用に好適なトーシヨナルダンパに関するも
のである。
構造上比較的長いクランク軸を有し、急加速、
急減速等のため使用回転数の範囲が広い内燃機関
（例えば自動二輪車用エンジン）においては、ク
ランク軸に捩り振動が発生し易く、捩り振動を緩
和するためにトーシヨナルダンパが装着されてい
る。
急減速等のため使用回転数の範囲が広い内燃機関
（例えば自動二輪車用エンジン）においては、ク
ランク軸に捩り振動が発生し易く、捩り振動を緩
和するためにトーシヨナルダンパが装着されてい
る。
第１図は従来のトーシヨナルダンパを示す縦断
側面部分図である。内燃機関のクランク軸１の端
部にはナツト２によりハブ３が固定されている。
ハブ３の外向きフランジ３ａに固定されハブ３と
ともにウエイト支持部材４を構成する環状プレー
ト５には、ゴムダンパ６を介して円環状ウエイト
７が弾性的に連結されている。又２点鎖線で示し
たように、通常スタータ用ワンウエイクラツチ２
０がトーシヨナルダンパの右側に配置される。
側面部分図である。内燃機関のクランク軸１の端
部にはナツト２によりハブ３が固定されている。
ハブ３の外向きフランジ３ａに固定されハブ３と
ともにウエイト支持部材４を構成する環状プレー
ト５には、ゴムダンパ６を介して円環状ウエイト
７が弾性的に連結されている。又２点鎖線で示し
たように、通常スタータ用ワンウエイクラツチ２
０がトーシヨナルダンパの右側に配置される。
そのように構成された従来のトーシヨナルダン
パは、クランク軸１に捩り振動が発生した場合
に、ハブ３とウエイト７との間に回転方向の相対
的なずれを生じる。その結果ゴムダンパ６が捩
れ、ダンパ６の内部摩擦により、クランク軸１の
振動が吸収され減衰される。
パは、クランク軸１に捩り振動が発生した場合
に、ハブ３とウエイト７との間に回転方向の相対
的なずれを生じる。その結果ゴムダンパ６が捩
れ、ダンパ６の内部摩擦により、クランク軸１の
振動が吸収され減衰される。
ところが上記構成では、ウエイト７に少しでも
アンバランスがあると、回転時発生する遠心力に
偏りが生じ、ウエイト７が回転中に偏心してしま
う。そして一度偏心すると、その偏心により更に
遠心力に偏りが発生し、ウエイト７の偏心がます
ます大きくなつてしまい、場合によつてはゴムダ
ンパ６が破損してしまうおそれもある。そのため
ゴムダンパ６のばね定数をあまり低く設定でき
ず、又厚さの薄いゴムを使用しなければならず、
充分な振動減衰作用を得ることが困難であつた。
アンバランスがあると、回転時発生する遠心力に
偏りが生じ、ウエイト７が回転中に偏心してしま
う。そして一度偏心すると、その偏心により更に
遠心力に偏りが発生し、ウエイト７の偏心がます
ます大きくなつてしまい、場合によつてはゴムダ
ンパ６が破損してしまうおそれもある。そのため
ゴムダンパ６のばね定数をあまり低く設定でき
ず、又厚さの薄いゴムを使用しなければならず、
充分な振動減衰作用を得ることが困難であつた。
又発電機の装着されたクランク軸端部にトーシ
ヨナルダンパを取り付けるための取付構造が、特
開昭56−3337号に示されているが、その構造もウ
エイトの偏心を防止できる構成とはなつておら
ず、第１図の従来例と同様の不具合がある。
ヨナルダンパを取り付けるための取付構造が、特
開昭56−3337号に示されているが、その構造もウ
エイトの偏心を防止できる構成とはなつておら
ず、第１図の従来例と同様の不具合がある。
本考案は上記不具合に鑑み、回転時のウエイト
の偏心を防止し、しかもクランク軸の振動を減衰
するに充分な弾力を有するゴムダンパを容易に用
いることのできるトーシヨナルダンパを提供する
ことを目的としており円環状ウエイトをウエイト
支持部材に設けたガイド部により、回転方向摺動
自在かつ同心に支持したことを特徴としている。
の偏心を防止し、しかもクランク軸の振動を減衰
するに充分な弾力を有するゴムダンパを容易に用
いることのできるトーシヨナルダンパを提供する
ことを目的としており円環状ウエイトをウエイト
支持部材に設けたガイド部により、回転方向摺動
自在かつ同心に支持したことを特徴としている。
第２図は本考案によるトーシヨナルダンパの縦
断側面部分図である。内燃機関のクランク軸８の
端部外周にはテーパ面９が設けられ、先端には雄
ねじ部１０が設けられている。テーパ面９には対
応する内周面を有するハブ１１が嵌合しており、
上記雄ねじ部１０がハブ１１の左端に設けられた
孔１２を貫通し、左方よりナツト１３が雄ねじ部
１０に螺合することにより、クランク軸８にハブ
１１が固定されている。ハブ１１は外向きフラン
ジ１１ａを有し、フランジ１１ａの右端面外周部
には、円環状プレート１５がボルト１６により固
定されている。円環状プレート１５はハブ１１と
ともにウエイト支持部材１４を構成している。プ
レート１５のハブ１１側端面外周部には円環状の
ゴムダンパ１７の一端面が焼付け等により固着さ
れており、プレート１５と平行なゴムダンパ１７
の他端面には円環状のウエイト１８が焼付け等に
より固着され、ゴムダンパ１７を介してプレート
１５とウエイト１８とが弾性的に連結されてい
る。更にウエイト１８の内周面１８ａは外向きフ
ランジ１１ａのガイド部（外周面）１１ｂに嵌合
し、摺動自在に支持されている。この嵌合によ
り、ウエイト１８は常にハブ１１と同心に保持さ
れている。
断側面部分図である。内燃機関のクランク軸８の
端部外周にはテーパ面９が設けられ、先端には雄
ねじ部１０が設けられている。テーパ面９には対
応する内周面を有するハブ１１が嵌合しており、
上記雄ねじ部１０がハブ１１の左端に設けられた
孔１２を貫通し、左方よりナツト１３が雄ねじ部
１０に螺合することにより、クランク軸８にハブ
１１が固定されている。ハブ１１は外向きフラン
ジ１１ａを有し、フランジ１１ａの右端面外周部
には、円環状プレート１５がボルト１６により固
定されている。円環状プレート１５はハブ１１と
ともにウエイト支持部材１４を構成している。プ
レート１５のハブ１１側端面外周部には円環状の
ゴムダンパ１７の一端面が焼付け等により固着さ
れており、プレート１５と平行なゴムダンパ１７
の他端面には円環状のウエイト１８が焼付け等に
より固着され、ゴムダンパ１７を介してプレート
１５とウエイト１８とが弾性的に連結されてい
る。更にウエイト１８の内周面１８ａは外向きフ
ランジ１１ａのガイド部（外周面）１１ｂに嵌合
し、摺動自在に支持されている。この嵌合によ
り、ウエイト１８は常にハブ１１と同心に保持さ
れている。
次に作動を説明する。内燃機関の始動とともに
クランク軸８は回転を始め、急加速、急減速等に
伴いクランク軸８の回転は様々に変化する。クラ
ンク軸８に捩り振動が発生すると、ハブ１１の回
転はクランク軸８の回転の変化に従い直ちに変化
するが、ゴムダンパ１７により弾性的に連結され
ているウエイト１８は自身の慣性力に従い回転を
続けようとするため、ハブ１１とウエイト１８と
の間に相対的な回転方向のずれを生ずる。このず
れによりゴムダンパ１７が捩れ、そこで発生する
ゴムダンパ１７の内部摩擦により振動が吸収さ
れ、減衰される。
クランク軸８は回転を始め、急加速、急減速等に
伴いクランク軸８の回転は様々に変化する。クラ
ンク軸８に捩り振動が発生すると、ハブ１１の回
転はクランク軸８の回転の変化に従い直ちに変化
するが、ゴムダンパ１７により弾性的に連結され
ているウエイト１８は自身の慣性力に従い回転を
続けようとするため、ハブ１１とウエイト１８と
の間に相対的な回転方向のずれを生ずる。このず
れによりゴムダンパ１７が捩れ、そこで発生する
ゴムダンパ１７の内部摩擦により振動が吸収さ
れ、減衰される。
このときウエイト１８は、内周面１８ａがフラ
ンジ１１ａのガイド部１１ｂにより支持されてい
ることから、常にハブ１１と同心を保持する。従
つてウエイト１８が偏心することはない。又ゴム
ダンパ１７としてばね定数の低いものを使用して
も、ウエイト１８が偏心してしまうおそれは全く
ない。
ンジ１１ａのガイド部１１ｂにより支持されてい
ることから、常にハブ１１と同心を保持する。従
つてウエイト１８が偏心することはない。又ゴム
ダンパ１７としてばね定数の低いものを使用して
も、ウエイト１８が偏心してしまうおそれは全く
ない。
以上説明したように本考案によると、円環状ウ
エイト１８をウエイト支持部材１４に設けたガイ
ド部１１ｂにより、回転方向摺動自在かつ同心に
支持したため、回転時のウエイト１８の偏心が完
全に防止でき、偏心によりゴムダンパ１７が破損
してしまつたり、又偏心により振動が発生したり
するおそれはなくなる。しかもゴムダンパ１７と
してばね定数の低いものや充分な厚みを有するも
のを自由に選択できるので、クランク軸８の振動
を減衰するのに最適な特性を有するゴムダンパ１
７を容易に採用できる利点がある。
エイト１８をウエイト支持部材１４に設けたガイ
ド部１１ｂにより、回転方向摺動自在かつ同心に
支持したため、回転時のウエイト１８の偏心が完
全に防止でき、偏心によりゴムダンパ１７が破損
してしまつたり、又偏心により振動が発生したり
するおそれはなくなる。しかもゴムダンパ１７と
してばね定数の低いものや充分な厚みを有するも
のを自由に選択できるので、クランク軸８の振動
を減衰するのに最適な特性を有するゴムダンパ１
７を容易に採用できる利点がある。
なおウエイト１８を同心に支持するガイド部と
して、第３図に示すように、プレート１５の外周
部に、ウエイト１８側に突出してウエイト１８の
外周面を支持するガイド部１５ａを一体に設ける
ようにしてもよい。又第２図，第３図ではハブ１
１にプレート１５を固定してウエイト支持部材１
４を形成したが、ハブ１１のフランジ１１ａを加
工変形してプレート１５に代えることもできる。
して、第３図に示すように、プレート１５の外周
部に、ウエイト１８側に突出してウエイト１８の
外周面を支持するガイド部１５ａを一体に設ける
ようにしてもよい。又第２図，第３図ではハブ１
１にプレート１５を固定してウエイト支持部材１
４を形成したが、ハブ１１のフランジ１１ａを加
工変形してプレート１５に代えることもできる。
第１図は従来のトーシヨナルダンパの縦断側面
部分図、第２図は本考案によるトーシヨナルダン
パの縦断側面部分図、第３図は別の実施例を示す
縦断側面部分図である。 ８……クランク軸、１１ｂ，１５ａ……ガイド
部、１４……ウエイト支持部材、１７……ゴムダ
ンパ、１８……円環状ウエイト。
部分図、第２図は本考案によるトーシヨナルダン
パの縦断側面部分図、第３図は別の実施例を示す
縦断側面部分図である。 ８……クランク軸、１１ｂ，１５ａ……ガイド
部、１４……ウエイト支持部材、１７……ゴムダ
ンパ、１８……円環状ウエイト。
Claims (1)
- クランク軸にウエイト支持部材を固定し、ウエ
イト支持部材の外周部にゴムダンパを介して円環
状ウエイトを弾性的に連結したトーシヨナルダン
パにおいて、円環状ウエイトをウエイト支持部材
に設けたガイド部により、回転方向摺動自在かつ
同心に支持したことを特徴とするトーシヨナルダ
ンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6526682U JPS58167350U (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | ト−シヨナルダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6526682U JPS58167350U (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | ト−シヨナルダンパ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58167350U JPS58167350U (ja) | 1983-11-08 |
| JPS631076Y2 true JPS631076Y2 (ja) | 1988-01-12 |
Family
ID=30075242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6526682U Granted JPS58167350U (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | ト−シヨナルダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58167350U (ja) |
-
1982
- 1982-04-30 JP JP6526682U patent/JPS58167350U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58167350U (ja) | 1983-11-08 |
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