JPS63105034A - アクリロニトリル系重合体微粒子の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は実質的に粒子表面の凹凸がなく、かつしわもな
く平滑で、粒子形状が均一なアクリロニトリル系重合体
粒子の製造方法に関する。

〔従来の技術〕

近年、プラスチックの粉本成形、粉本塗装が盛んになり
、その几めプラスチック微粒子の需要が増大し、また種
々なる粒子径のプラスチック微粒子が要求さｎており、
更に塗装面のつや消し剤としても微粒子状重合体が使用
さｎるようになってきている。更に微粒子状重合体は液
体クロマトグラフィー用光填剤、或いはイオン交換樹脂
用粒子としても有用であり、かかる分野への利用も期待
されている。

このよ、うに種々なる用途に用いられている微粒子状重
合体は一般にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン等の種々なる重合体から製造されている。−万、繊
維製造用重合体として周知のアクリロニトリル系重合体
はポリオレフィン系重合体と比較して耐光性、耐候性に
優れ、１次焼成によって炭素質物質に容易に交換される
ことから、かかる重合体音用い危機小球体（マイクロビ
ーズ）の製造法の開発が行なわれている。

このようなアクリロニトリル系重合体微粒子を得る方法
として例えば油溶性高分子物質分散剤の存在下で浴液重
合を行ない単量体より直接アクリロニトリル系重合体微
粒子を得る方法（特公昭４５−５４５９６号公報）、ア
クリロニトリル系重合体を溶解しない溶剤中で重合して
得友重合体を物理的に分散処理したり（特公昭４９−３
１７５３号公報）、或いは水の共存下でアクリロニ）　
ＩＪＪル重合体を加熱溶融せしめ九後、噴霧する方法（
４３Ｆ公昭４２−１７６４４号公報）等が提案されてい
る。

〔発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、これらの方法で得られるアクリロニトリ
ル系重合体微粒子はその形状が又、粒子表面に多くの凹
凸を有したでこぼこ状のものであり、粒子形状が均一で
粒子表面の凹凸がすく、かつしわもない平滑なアクリロ
ニトリル系重合体を製造する方法は未だ開発さｎていな
いのが現状である。

〔問題点を解決する几めの手段〕

そこで本発明者らは、このような現状に鑑み鋭意検討し
九結果、本発明を完成するに到っ几。

即ち、本発明はアクリロニトリル系重合体１〜５ｏｉｔ
＊、アクリロニトリル系重合体の有機溶剤６０〜９８：
！ｔチ、及び水１〜１０重量％より成る浴液を粒子状に
分割し、該分割した粒子を一般式Ｒ−ＯＲ（Ｒ：水素又
は炭素数１〜２のアル孝ル基）で示される非溶剤と接触
させて重合体を凝固することを特徴とするアクリロニト
リル系重合体微粒子の製造方法にある。

本発明を実施するに際して使用さｎるアクリロニトリル
系重合体はアクリロニトリル全５０ｍ−１１１以上含有
する１合体である。アクリロニトリルと共１合すること
が６エ能な他の単量体としては、メチルメタクリレート
、エチルメタクリレート、プチルメメクリレート、ヘキ
シルメタクリレート、メチルアクリレート、メチルアク
リレート、ブチルアクリレート、１０ビルアクリレート
などのメタクリル酸、アクリル酸のエステル類、塩化ビ
ニル、臭化ビニル、塩化ビニリチア等のハロゲン化ビニ
、ル類、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、クロ
トン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホ／酸、メメリ
ルスルホ／酸等の酸類及びそれらの塩類、或いはマレイ
ン酸イミド、フェニルマレイミド、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、スチレン、α−メチルスチレンなど上
挙げることができる。

これらの単量体は単独で又は二種以上を混合して用いる
ことができる。

また、上記の７クリロニ）　ＩＪル糸重重合体溶解する
有機溶剤としてはジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド、α−ブチロラクトン
、エチレンカーボネート等が挙げらｎる。

本発明においては、粒子状に分割するアクリロニトリル
系１合体浴液は、アクリロニトリル糸１合体１〜３０１
怠チ、アクリロニトリル糸の有機溶剤６０〜９８ｉ童チ
及び水１〜１０重量％からなるものであることが公債で
ある。アクリロニトリル系重合体の含有量が１Ｅｆｔ％
禾洞では生産性、経済性の点から好ましくない。

又、３０重量％を越えると浴液の粘度が増大し、次の凝
固工程における微粒子化が難しくなジ、好ましくない。

更に、本発明においては浴液中に水が存在することが重
要であり、１１！ｊＬ量チ禾瀾では粒子表面がしわのな
い平滑な粒子が得ら２ｔなくなる。

又、１０１ｊＬｔｈｔｑｂを越えると浴液がゲル化奮起
こし易くなる。

本発明に用いられる凝固用の非開削としては一般式Ｒ−
ＯＨ（Ｒ：水素又は炭素数１〜２０アルキル基）で示さ
れるものが使用さｎる。こｎ以外の非溶剤を用いると、
粒子表面に多くの凹凸會有したでこぼこ状の粒子しか得
らｎない。

本扼明の方法により、得らｎる粒子の粒子径はアクリロ
ニトリル系重合体の分子量及びｄ４Ｗ濃度に依存するが
、一般に漬液濃度が低いほど粒子径の小さい粒子が生じ
易い。

重合体の浴液を粒子状に分割する方法に格別限定される
ものではなく、１合体浴液を公知のスプレーガ／′ｔ−
用いて霧状に分散させる方法、或いは重合体浴液を細孔
から滴下する方法などが採用される。

以下、本発明を実施例で説明する。尚、実施例中チは重
量％を示す。

し実施例１〜３．比較例１〜３ｊ 表１に示すような各種配合比率でポリアクリロニトリル
をジメチルホルム了ミドと水の混合溶媒中に溶解し、各
種アクリロニトリル系重合体浴液を得た。これらの浴液
を、激しく攪拌したメタノール中に滴下し、凝固した。

得らｎた結果を表１に示す。

表　　　　１ 〔比較例４〕 非溶剤としてブタノールを使用する以外は実施例２と同
様の方法でアクリル系重合体微粒子を作成し穴ところ、
粒子表面は凹凸の非常に多いものであつ九。

〔実施例４〕 懸濁重合法により得られたアクリロニトリル／メタクリ
ル酸（９５１５）コポリマー１０俤、ジメチルホルムア
ミド８５憾及び水５％からなるアクリロニトリル系重合
体浴液を作成し、エアースプレーガン（ピースボッＦＢ
−２０２゜オリンポス（株ン製）で水中に噴霧し、沈殿
し九微粒子ｔ−Ｆ”過、洗浄、乾燥した。得られた微粒
子は粒径が約２０μで、実質的に粒子表面の凹凸のない
、かつシワもほとんどない球状粒子であつ几。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明の方法によって得らｎｆｔア
クリロニトリル系重合体微粒子は形状が均一で、粒子表
面の凹凸が非常に少なく、かつしわも々い平滑なもので
あることから、炭素質微小球体（カーボンマイクロビー
ズ）製造用原料として、１友液体クロマトグラフィー用
光填剤、イオン交換樹脂用ビーズとして、更に、粉宋厄
形、粉末塗装、つや消し剤等の用途に広く用いることが
可能であり、工業上優’ｎ次効果を奏するものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）アクリロニトリル系重合体１〜３０重量％、アクリ
   ロニトリル系重合体の有機溶剤６０〜９８重量％、及び
   水１〜１０重量％より成る浴液を粒子状に分割し、該分
   割した粒子を、一般式Ｒ−ＯＨ（Ｒ：水素又は炭素数１
   〜２のアルキル基）で示される非溶剤と接触させて重合
   体を凝固させることを特徴とするアクリロニトリル系重
   合体微粒子の製造方法。