JPS6310271Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6310271Y2 JPS6310271Y2 JP1982072803U JP7280382U JPS6310271Y2 JP S6310271 Y2 JPS6310271 Y2 JP S6310271Y2 JP 1982072803 U JP1982072803 U JP 1982072803U JP 7280382 U JP7280382 U JP 7280382U JP S6310271 Y2 JPS6310271 Y2 JP S6310271Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow columnar
- hollow
- reinforcing fiber
- composite material
- warp yarns
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 claims description 15
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 12
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 12
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 7
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 4
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 6
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は補強用繊維糸条より成るタテ糸群に対
してヨコ糸が適宜タテ糸と交錯しながら捲回して
得られた中空柱状構造体にマトリツクス樹脂を含
浸硬化させて中空柱状複合材料成形物を製造する
に際し、中空柱を構成するタテ糸群に平行となる
如く一方向配列の補強用繊維束を前記中空柱状構
造体の内部もしくは外部に配置させることによつ
て潰し強度が高く、しかも柱軸方向の曲げにも高
い抵抗力を有する中空柱状複合材料成形物に係る
ものである。
してヨコ糸が適宜タテ糸と交錯しながら捲回して
得られた中空柱状構造体にマトリツクス樹脂を含
浸硬化させて中空柱状複合材料成形物を製造する
に際し、中空柱を構成するタテ糸群に平行となる
如く一方向配列の補強用繊維束を前記中空柱状構
造体の内部もしくは外部に配置させることによつ
て潰し強度が高く、しかも柱軸方向の曲げにも高
い抵抗力を有する中空柱状複合材料成形物に係る
ものである。
上記補強用繊維より成るタテ糸群に対してヨコ
糸か適宜タテ糸を交錯しながら捲回して得られた
中空柱状構造体にマトリツクスとなり得る樹脂を
含浸硬化せしめて中空柱状複合材料成形物を得る
ことに関する検当を加えた。
糸か適宜タテ糸を交錯しながら捲回して得られた
中空柱状構造体にマトリツクスとなり得る樹脂を
含浸硬化せしめて中空柱状複合材料成形物を得る
ことに関する検当を加えた。
本考案は、これら特殊構造体から得られた中空
柱状複合材料成形物の特性を更に高めるべく改良
された成形物に係るものである。即ち、現在釣竿
等に用いられる補強繊維利用複合材料成形中空柱
状物は、一方向に配列させた補強用繊維束にマト
リツクス用樹脂を含浸せしめてプリプレクシート
を作成し、かかるシートを中空柱と成り得る芯体
に繊維の配列が柱軸に平行となる如く捲付けて積
層した后樹脂を硬化せしめて中空柱状物を得てい
た。しかし、かかる中空柱状物は補強用繊維の配
列が軸方向になされているため、軸方向に対する
抵抗力は充分であるが、繊維が単に並べて一方向
のみに向いているため柱状軸以外の方向に対して
はマトリツクス樹脂のみの強さであり、補強の意
味では全く零に等しい。かかる成形物は、柱状軸
に対する曲げ、引張り強さは格段に優れている
が、柱状物の潰し強度は前者に較べて非常に劣
る。このため、成形加工する際、同種又は異種の
補強用繊維シート、織物等を柱状軸に対して、例
えば90゜の角度に配置させることによつて、かか
る方向の強さを発揮させている。この様な方法で
中空柱状物の潰し強度を向上させることができる
が、シート又は織物を裁断して柱状物の周囲に捲
付けるため、必然的に繊維の両端部が周囲に存在
し、これがため、柱状物の厚さが不均一になり易
く、又不連続な繊維配向をしているため、その分
だけ強力利用率が低くなる。
柱状複合材料成形物の特性を更に高めるべく改良
された成形物に係るものである。即ち、現在釣竿
等に用いられる補強繊維利用複合材料成形中空柱
状物は、一方向に配列させた補強用繊維束にマト
リツクス用樹脂を含浸せしめてプリプレクシート
を作成し、かかるシートを中空柱と成り得る芯体
に繊維の配列が柱軸に平行となる如く捲付けて積
層した后樹脂を硬化せしめて中空柱状物を得てい
た。しかし、かかる中空柱状物は補強用繊維の配
列が軸方向になされているため、軸方向に対する
抵抗力は充分であるが、繊維が単に並べて一方向
のみに向いているため柱状軸以外の方向に対して
はマトリツクス樹脂のみの強さであり、補強の意
味では全く零に等しい。かかる成形物は、柱状軸
に対する曲げ、引張り強さは格段に優れている
が、柱状物の潰し強度は前者に較べて非常に劣
る。このため、成形加工する際、同種又は異種の
補強用繊維シート、織物等を柱状軸に対して、例
えば90゜の角度に配置させることによつて、かか
る方向の強さを発揮させている。この様な方法で
中空柱状物の潰し強度を向上させることができる
が、シート又は織物を裁断して柱状物の周囲に捲
付けるため、必然的に繊維の両端部が周囲に存在
し、これがため、柱状物の厚さが不均一になり易
く、又不連続な繊維配向をしているため、その分
だけ強力利用率が低くなる。
上記欠点を除去すべく、第1図に示した如き補
強用構造体を用いると潰し強力は飛躍的に向上す
ることができるのであるが、本考案では更に一方
向配列補強繊維の有する引張り、曲げ強度の優位
性を前記構造体の内部又は外部、或いは、内、外
両側に配置せしめることによつて付与させるもの
である。図に沿つて説明すると、第1図は本考案
で用いる中空柱状の構造体を示すものであり、中
空柱状に配列した補強用繊維糸条から成るタテ糸
1群に対して、同上ヨコ糸2がタテ糸1と適宜交
錯しながら捲回することによつて中空柱状が得ら
れるものである。
強用構造体を用いると潰し強力は飛躍的に向上す
ることができるのであるが、本考案では更に一方
向配列補強繊維の有する引張り、曲げ強度の優位
性を前記構造体の内部又は外部、或いは、内、外
両側に配置せしめることによつて付与させるもの
である。図に沿つて説明すると、第1図は本考案
で用いる中空柱状の構造体を示すものであり、中
空柱状に配列した補強用繊維糸条から成るタテ糸
1群に対して、同上ヨコ糸2がタテ糸1と適宜交
錯しながら捲回することによつて中空柱状が得ら
れるものである。
かかる構造体にマトリツクス樹脂を含浸硬化さ
せると潰し強度が非常に高く、しかも厚さが均一
で薄い軽量成形物が得られる。第2図は、かかる
成形物を製造する際、中空柱軸に平行か、もしく
はそれに近い角度に一方向配列補強繊維束を配置
させることによつて、中空柱状物の軸方向の弾
性、引張強度等の特性を付与させたものを示す。
即ち(イ)は第1図に示したタテ糸1及びヨコ糸2に
よつて構成された構造体に樹脂を含浸硬化させて
マトリツクス層3を形成させるが、樹脂を硬化さ
せる際に一方向配列補強繊維層4を樹脂層3に密
着する如く構造体の内部に配置させた成形物の断
面を示す。(ロ)は前記一方向配列補強繊維層を構造
体の外部に密着せしめて補強層5を形成させたも
のである。更に(ハ)はかかる層を、内部4及び外部
5に同時に存在させる如く形成させたものを示す
ものである。いずれの場合を取つても軸及びそれ
以外の方向に対する補強性は抜群であり、しかも
厚さが均一なる柱状物であることがわかる。
せると潰し強度が非常に高く、しかも厚さが均一
で薄い軽量成形物が得られる。第2図は、かかる
成形物を製造する際、中空柱軸に平行か、もしく
はそれに近い角度に一方向配列補強繊維束を配置
させることによつて、中空柱状物の軸方向の弾
性、引張強度等の特性を付与させたものを示す。
即ち(イ)は第1図に示したタテ糸1及びヨコ糸2に
よつて構成された構造体に樹脂を含浸硬化させて
マトリツクス層3を形成させるが、樹脂を硬化さ
せる際に一方向配列補強繊維層4を樹脂層3に密
着する如く構造体の内部に配置させた成形物の断
面を示す。(ロ)は前記一方向配列補強繊維層を構造
体の外部に密着せしめて補強層5を形成させたも
のである。更に(ハ)はかかる層を、内部4及び外部
5に同時に存在させる如く形成させたものを示す
ものである。いずれの場合を取つても軸及びそれ
以外の方向に対する補強性は抜群であり、しかも
厚さが均一なる柱状物であることがわかる。
第1図は、補強繊維よりなるタテ糸1群に対し
てヨコ糸2が適宜交錯して得られた中空柱状物の
斜視外観図である。第2図は第1図に示す構造体
に樹脂を含浸させて樹脂層3を形成させる際に、
柱軸方向に平行となる如く一方向配列補強用繊維
束より成る補強層を形成させて、樹脂、硬化一体
化させて得られた中空柱状物の断面を示すもので
あり、(イ)は構造体の内部4に、(ロ)は外部5に、更
に(ハ)は内、外両側に夫々上記補強層を形成させた
ものである。
てヨコ糸2が適宜交錯して得られた中空柱状物の
斜視外観図である。第2図は第1図に示す構造体
に樹脂を含浸させて樹脂層3を形成させる際に、
柱軸方向に平行となる如く一方向配列補強用繊維
束より成る補強層を形成させて、樹脂、硬化一体
化させて得られた中空柱状物の断面を示すもので
あり、(イ)は構造体の内部4に、(ロ)は外部5に、更
に(ハ)は内、外両側に夫々上記補強層を形成させた
ものである。
Claims (1)
- 中空柱状に配列したタテ糸群に対してヨコ糸が
タテ糸と適宜交錯しながら捲回して得られた補強
用繊維糸条から成る構造体にマトリツクス樹脂を
含浸、硬化させてなる中空柱状複合材料成形物に
おいて、中空柱を構成するタテ糸群に平行なる如
く一方向配列の補強用繊維束を前記中空柱状構造
体の内部、外部或いは内外両側に配置させて成る
中空柱状複合材料成形物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7280382U JPS58175924U (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 中空柱状複合材料成形物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7280382U JPS58175924U (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 中空柱状複合材料成形物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58175924U JPS58175924U (ja) | 1983-11-25 |
JPS6310271Y2 true JPS6310271Y2 (ja) | 1988-03-28 |
Family
ID=30082347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7280382U Granted JPS58175924U (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 中空柱状複合材料成形物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58175924U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5314785A (en) * | 1976-07-26 | 1978-02-09 | Pooru Hogaasu Harorudo | Tapered hollow rod*method of its production and apparatus |
JPS5392884A (en) * | 1977-01-25 | 1978-08-15 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Electro-conductive reinforced plastic pipe and its preparation |
-
1982
- 1982-05-20 JP JP7280382U patent/JPS58175924U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5314785A (en) * | 1976-07-26 | 1978-02-09 | Pooru Hogaasu Harorudo | Tapered hollow rod*method of its production and apparatus |
JPS5392884A (en) * | 1977-01-25 | 1978-08-15 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Electro-conductive reinforced plastic pipe and its preparation |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58175924U (ja) | 1983-11-25 |
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