JPS6298170A

JPS6298170A - 油分離器

Info

Publication number: JPS6298170A
Application number: JP23797785A
Authority: JP
Inventors: 友沢　章; 望月　武利; 泰寛大西; 荒川　芳樹
Original assignee: Shin Meiva Industry Ltd
Current assignee: Shinmaywa Industries Ltd
Priority date: 1985-10-23
Filing date: 1985-10-23
Publication date: 1987-05-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は蒸発温度の低い冷凍サイクルに好適な油分離器
に関する。

（従来技術）従来の冷凍サイクル用油分離器は、圧縮機の吐出ライン
に設けて圧縮機の吐出ガスと共に流出する潤滑油を、内
部に設けた金網等で冷媒ガスと分離する構造となってい
た。このため、ガス状の油はほとんど分離できない欠点
があった。

特に超低温を発生する冷凍サイクルでは、油分離器で分
離されずにサイクルの低温部に達した潤滑油がワックス
化して配管の内壁に付着し、伝熱性能を低下させ冷凍サ
イクルの効率を悪くするだけでなく、膨張機構や蒸発器
の周辺で配管を詰まらせるなどのトラブルを起こしたＱ（解決上ようとする問題点）本発明は、冷凍サイクルの油分離器の油分離性能を向上
するものである。

（問題点を解決するための手段）および（作用）本発明
は、油分離器に冷却用熱交換経路を具備し、圧縮機から
吐出されて流入する冷媒ガスを該熱交換経路の冷却作用
で凝縮温度近くに冷やし、そこに含まれる油分を冷媒の
一部とともに凝縮させ、ガス冷媒から分離するものであ
る。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図および第２図により説
明する。

第１図は本発明の油分離器であり、第２図は該油分離器
を組込んだ二元冷凍サイクルである。

油分離器１は、円筒形のケーシング１ａの側面下部に冷
媒ガス流入配管２を接続し、側面上部に冷媒ガス流出配
管３を接続し、底面に油戻し管６を接続してあり、中央
部に金網４を設けてあり、上面から挿通し、上面から引
き出しである冷却配管（熱交換経路）５を金網４中に通
したものである。

そして、このような油分離器１を、二元冷凍サイクルの
カスケード熱交換器１７の高温側サイクル１１の出口と
圧縮機１３の吸入口を結ぶ配管中に冷却配管５が介在す
るように設けである。また、同じく二元冷凍サイクルの
カスケード熱交換器１７の低温側サイクルの入口と冷媒
ガス流出配管８を接続し、圧縮機１６の吐出口と冷媒ガ
ス流入配管２を接続し、油戻し管６を圧縮機１６の図示
しない油溜部に接続しである。

この低温側サイクルの蒸発温度は、圧縮機潤滑油の流動
点以下となる。

次に上記冷凍サイクルの作動を説明する。

まず高温側サイクル１１で発生した冷熱により、カスケ
ード熱交換器１７で低温側サイクル１２の冷媒を凝縮す
る。この凝縮された冷媒は膨張機構１８により減圧され
蒸発器１９で超低温を発生する。

ところで高温側サイクル１１の冷媒はカスケード熱交換
器１７において低温側サイクル１２の冷媒を凝縮した後
、低温側サイクル１２の油分離器１に入る。油分離器１
では低温側サイクル１２の吐出冷媒ガスを高温側サイク
ル１１の冷熱により冷やし、ガス状の油も冷媒の一部と
ともに凝縮して油滴とするため、油分離器に流入する油
分のうちミスト状の油だけでなくガス状の油をも効率よ
く分離することができる。

他の実施例として、油分離器のケーシングは円筒形に限
るものではなく、箱形にすることなどができる。冷媒ガ
ス流入配管を下側に、流出配管を一ヒ側にすることに限
ったものではなく、同じ高さにすることができる。ま念
、冷却配管は必ずしも金網中を通す必要はなく、冷媒ガ
スの通路にあればよい。更にまた特に図示はしないが、
ケーシングの外周や冷媒ガス流入管に添わせたり、巻き
付は之りすることによってこれらと接触せしめることも
できる。

（効　果）以上説明したごとく、本発明による油分離器を用いれば
、圧縮機からの吐出冷媒ガスなどの流入冷媒ガス中に含
まれる油の分離効果を大幅に改善することができる。す
なわち、ミスト状の油分はもちろんのこと従来分離でき
なかったガス状の油も冷却作用で効率よく分離できる。

このため、二元冷凍サイクルに使用した場合サイクル内
の低温側経路への油の流入が防止でき、各種熱交換器で
の伝熱性能の低下や、低温の友めの油の流動性低下によ
る配管の詰まりなどのトラブルもなくすことができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すものであって、第１図は
油分離器の概略図、第２図は冷凍サイ、：１ルの回路図
である。図面において、１・・・油分離器、２・・・冷媒ガス流
入配管、３・・・冷媒ガス流出配管、４・・・金網、５
・・冷却配管（熱交換経路）、６・・・油戻し管、１１
・・高温側サイクル、１２・・・低温側サイクル、１３
１１６・・・圧縮機、１４・・・凝縮器、１５．１８・
・・膨張機構、１７・・・カスケード熱交換器、１９・
・蒸発器。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　圧縮機からの吐出ガスをその凝縮温度近くの温
度まで冷却する熱交換経路を具備したことを特徴とする
冷凍サイクル用油分離器。
（２）　前記熱交換経路は冷却配管を前記油分離器内部
のガス通路に設けてなる特許請求範囲第（１）項記載の
油分離器。
（３）　前記熱交換経路は冷却配管を前記油分離器外周
部に接触させてなる特許請求範囲第（１）項記載の油分
離器。
（４）　前記熱交換経路は冷却配管を前記油分離器への
冷媒ガス流入配管と接触させてなる特許請求範囲第（１
）項記載の油分離器。