JPS6297717A - パイプベンダ - Google Patents

パイプベンダ

Info

Publication number
JPS6297717A
JPS6297717A JP23701385A JP23701385A JPS6297717A JP S6297717 A JPS6297717 A JP S6297717A JP 23701385 A JP23701385 A JP 23701385A JP 23701385 A JP23701385 A JP 23701385A JP S6297717 A JPS6297717 A JP S6297717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
bending
pressure
chuck
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23701385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0569613B2 (ja
Inventor
Eizo Nishikawa
西川 栄蔵
Atsushi Hayashi
淳 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYOUHOU SEISAKUSHO KK
Kyoho Machine Works Ltd
Original Assignee
KIYOUHOU SEISAKUSHO KK
Kyoho Machine Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KIYOUHOU SEISAKUSHO KK, Kyoho Machine Works Ltd filed Critical KIYOUHOU SEISAKUSHO KK
Priority to JP23701385A priority Critical patent/JPS6297717A/ja
Publication of JPS6297717A publication Critical patent/JPS6297717A/ja
Publication of JPH0569613B2 publication Critical patent/JPH0569613B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はパイプの複数箇所に順次曲げ加工を行うパイプ
ベンダに係り、特に、パイプを把持するチャックを繰り
返し前進および後退移動させることにより、パイプをそ
の曲げ位置間の距離ずつパイプ曲げ装置へ送り込む形式
のパイプベンダの改良に関するものである。
従来技術 パイプに曲げ加工を行うパイプベンダの一種に、(a)
パイプの送出側の一部を把持して曲げダイスに沿ってそ
のパイプを曲げるパイプ曲げ装置と、(blそのパイプ
の送入側の一部を把持するチャ・ツクを有し、そのチャ
ックを前記パイプ曲げ装置に向かって繰り返し前進およ
び後退移動させることによりそのパイプをその曲げ位置
間の距離だけ前記パイプ曲げ装置へ送り込む送り装置と
、(C1前記パイプ曲げ装置へ送り込まれたパイプが曲
げられるときそのパイプの前記曲げダイスよりも送入側
部分にプレッシャを押圧してそのパイプの逃げを阻止す
るプレッシャ装置とを備え、前記パイプの複数箇所に順
次曲げ加工を行う形式のものがある。
そして、このようなパイプベンダにおいて、上記送り装
置の送りストロークにおける上記チャックの前進位置は
、通常、前記パイプ曲げ装置の曲げダイスに近接する位
置となるように原位置調整ドッグ等により機械的に調整
され、チャックはこの前進位置を原位置として移動させ
られるようになっているのが普通である。すなわち、こ
の前進位置から前記曲げ位置間の距離だけ後退させられ
た後、パイプを把持して再びその前進位置まで前進させ
られることにより、パイプを曲げ位置間の距離だけパイ
プ曲げ装置へ送り込むのである。
発明が解決しようとする問題点 ところで、前記プレッシャ装置のプレッシャは、パイプ
曲げ装置による曲げ加工時にはパイプと共にパイプの送
り方向へ直線移動させられるため、パイプの曲げ径が大
きい場合にはプレッシャのパイプ送り方向における寸法
を長くする必要がある。
このため、チャックが前記前進位置に保持されている時
は勿論、曲げ位置間の距離が短い場合にはその距離だけ
後退させられている時でも、プレッシャがパイプに押圧
される際にチャックと干渉して、曲げ加工を行うことが
できなくなるという問題があった。
これに対し、プレッシャの長さ寸法に応じて前記原位置
調整ドッグ等を調整することにより、チャックの前進位
置をプレッシャと干渉しない位置まで後退させれば、曲
げ位置間の距離の大小に拘らずプレッシャとの干渉を回
避することができる。
しかしながら、この場合には、チャックの前進位置と前
記曲げダイスとの間の距離が長(なるため、パイプの後
端と最終曲げ位置との間の距離が短いと、パイプを送る
ことができなくなってしまうのである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために為されたものであ
り、その要旨とするところは、前記(a)パイプ曲げ装
置と、(b)送り装置と、(C)プレッシャ装置とを備
え、パイプの複数箇所に順次曲げ加工を行うパイプベン
ダにおいて、前記送り装置の送りストロークにおけるチ
ャックの前進位置をプレッシャと干渉しない予め定めら
れた位置とする第一停止手段を設けるとともに、少なく
とも最終曲げ加工直前の送りストロークにおいては前記
前進位置を前記プレッシャと干渉する範囲内の位置とす
る第二停止手段を設けたことにある。
作用および発明の効果 このようなパイプベンダによれば、第一停止手段により
チャックの前進位置がプレッシャと干渉しない予め定め
られた位置とされているため、チャックが曲げ位置間の
距離だけ後退させられている時は勿論、前進位置まで前
進させられた状態においてもプレッシャと干渉すること
はない。したがって、パイプの曲げ径に応じて長さ寸法
の大きいプレッシャを用いる場合でも、曲げ位置間の距
離の大小に拘らずそれ等チャックとプレッシャとの干渉
が回避され、プレッシャ装置によってパイプの逃げを阻
止しつつ好適な曲げ加工を行うことができる。また、チ
ャックが前進位置に保持された状態においてもプレッシ
ャと干渉しないため、チャックの後退過程で曲げ加工を
行うことにより、各工程のサイクルタイムの短縮化を図
ることもできる。
また、少なくとも最終曲げ加工直前の送りストローク、
換言すれば、最終曲げ加工を行うためにパイプをその曲
げ位置間の距離だけパイプ曲げ装置へ送り込む際のスト
ロークにおいては、上記チャックの前進位置が第二停止
手段によりプレッシャと干渉する範囲内の位置とされる
ため、パイプの後端と最終曲げ位置との間の距離が短く
てもそのパイプを把持してパイプ曲げ装置へ送り込むこ
とができる。なお、この第二停止手段による前進位置ま
で前進したチャックは、その後、パイプ曲げ装置による
曲−げ加工に先立ってプレッシャと干渉しない位置まで
後退させられる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図および第2図は、それぞれ本発明が適用されたバ
イブベンダの平面図および正面図である。
これらの図において、長手状の基台10上には送り装置
12が設けられているとともに、その基台10の前端に
はパイプ曲げ装置14およびプレッシャ装置16が配設
されている。
送り装置12は、シリンダ18によって作動するチャッ
ク20が設けられた台車22と、チェーン24を介して
その台車22を一対のレール26゜26に沿って移動さ
せるサーボモータ28とを備7 えている。シリンダ1
8およびサーボモータ28は、それぞれ第6図に示され
ているシリンダ駆動装置30およびモータ駆動装置32
によって駆動されるようになっており、曲げ加工を行う
べきパイプ34がチャック20内を挿通させられた状態
で、台車22がパイプ曲げ装置14から離間する方向へ
後退させられた後、そのパイプ34の送入側の一部を把
持して前進させられることにより、予め定められた所定
の送り量すなわち曲げ位置間の距離ずつパイプ34をパ
イプ曲げ装置14へ送り込む。
台車22は、基台10の前端に設けられたストッパ36
.36に当接することにより、チャック20がパイプ曲
げ装置工4の曲げダイス38に近接する前進端位置にお
いて機械的に停止させられるようになっている。また、
台車22には、前記レール26の側面に取り付けられた
ラック40と噛み合うビニオン42の回転量を検出して
パルス信号を測長装置44(第6図参照)に出力するエ
ンコーダ46と、同じくレール26の側面に取り付けら
れたリミットスイッチ48と係合するドッグ50とが設
けられている。測長装置44はカウンタ回路を備えて構
成され、エンコーダ46から供給されたパルス信号を計
数して台車22の移動量を測定するものであり、リミッ
トスイッチ48は台車22が上記前進端位置に到達した
ことを検出するものである。
また、前記チャック20は、サーボモータ52によって
軸まわりに回転駆動されるようになっており、そのサー
ボモータ52が図示しないひねり駆動装置によって駆動
されることにより、チャック20に把持されたパイプ3
4は予め定められた所定のひねり角だけ軸まわりに回転
させられる。
この回転角度は、サーボモータ52の後部に取り付けら
れたエンコーダ54から出力されるパルス信号を計数す
る図示しないひねり角検出装置によって検出されるよう
になっている。
なお、第1図および第2図は、基台IOの後方すなわち
第1図において上側に配置された図示しないローダ装置
により、パイプ34が基台10上に供給された状態を示
す図で、台車22はパイプ34の長さ寸法に応じて予め
定められた後退端位置まで後退させられている。
一方、前記パイプ曲げ装置14は、第3図および第4図
に詳しく示されているように、外周面に断面半円形の溝
56が形成された前記曲げダイス38と、前記パイプ3
4を挟んで曲げダイス38と反対側に配設されたクラン
プ装置58とを備えている。クランプ装置58は、曲げ
ダイス38の溝56との間にパイプ34をクランプする
もので、実開昭60−17928号公報に記載されてい
るクランプ装置と略同様に構成されている。すなわち、
先端面に溝60を有するブロック62が取り付けられた
移動部材64を、リンク機構66を介して連結されたシ
リンダ68によって第4図において実線で示すクランプ
位置へ移動させることにより、曲げダイス38とブロッ
ク62との間にパイプ34をクランプするとともに、リ
ンク機構66の作用によってそのクランプ状態が維持さ
れるようになっている一方、シリンダ68によって1多
動部材64を同図において一点鎖線で示すアンクランプ
位置へ移動させることにより、パイプ34のクランプ状
態を解除するようになっているのである。
そして、これら曲げダイス38およびクランプ装置58
は、上端部に曲げダイス38が取り付けられた回動軸7
0がギヤ72を介して図示しない曲げ駆動装置により予
め定められた所定の曲げ角だけ軸まわりに回動させられ
ることにより、第3図に矢印で示す方向へ一体的に回動
させられる。
これにより、曲げダイス38とブロック62との間にク
ランプされたパイプ34は、曲げダイス38に沿って曲
げ加工される。この回動角度は図示しない曲げ角検出装
置によって検出されるようになっている。なお、曲げ加
工が終了すると、これらの曲げダイス38およびクラン
プ装置58は、クランプ装置58がアンクランプ状態と
されてから逆方向へ回動させられ、第3図に示す原位置
まで戻される。
また、前記プレッシャ装置16は、上記クランプ装置5
8よりもパイプ34の送り方向に関して上流側、換言す
ればパイプ34をパイプ曲げ装置14へ送入する側に位
置固定に配置され、第3図および第5図に詳しく示され
ているように、先端面に断面半円形の溝74が形成され
たプレッシャ76をパイプ16の送入側部分に押圧する
ことにより、曲げ加工時におけるパイプ34の逃げを防
止するものである。プレッシャ76は、ブロック78に
パイプ34の送り方向と平行な方向への移動可能に配設
されたスライド部材80に取り付けられており、曲げ加
工時におけるパイプ34の移動に伴ってパイプ34と共
に送り方向へスライドさせられるようになっているが、
常には図示しないスプリングによりスライド部材80が
ブラケット82に当接する第3図に示されている位置に
保持されるようになっている。パイプ34の送り方向に
おけるプレッシャ76の長さ寸法は、曲げ径や曲げ角に
よって定まる曲げ加工時におけるパイプ34の移動量よ
りも大きい寸法とされている。
上記ブロック78は、パイプ34の送り方向と直角な方
向に設けられたシリンダ84の本体86上に固設されて
おり、そのシリング84の出力ロンド88は位置固定に
設けられたブラケット90に固定されている。また、本
体86はパイプ34の送り方向と直角な方向に蟻溝が形
成されたガイド部材92に移動可能に配設されており、
出力ロット88の突出し、引込み作動により第5図にお
いて実線で示すプレッシャ位置と一点鎖線で示す退避位
置との間を移動させられるようになっている。なお、こ
のプレッシャ装置16の前記クランプ装置58側の側面
には、そのクランプ装置58の原位置を機械的に規定す
るストッパ94が固定されている。
次に、以上のように構成されたパイプベンダの制御回路
を、第6図に示されているブロック線図に基づいて説明
する。
図において、前記測長装置44からは台車22の移動量
を表す信号が出力されるとともに、リミットスイッチ4
8からは台車22がストッパ36に当接する前進端位置
に到達したことを表す信号が出力され、マイクロコンピ
ュータから成る制御装置96に供給される。制御装置9
6は、予め記憶されたプログラムに従ってそれらの信号
を処理するとともに、記憶装置98に記憶された複数種
類の送り量データ群のうち製造すべきパイプ製品に対応
する一群の送り量データを工程順に読み込み、その送り
量データに従って前記シリンダ駆動装置30およびモー
タ駆動装置32にそれぞれ駆動信号を供給する。
送り量データは設定器100により予め記憶装置98に
記憶される一方、その内容はCRTIO2に数字表示さ
れるようになっている。この送り量データは、例えば第
7図に示されているように、パイプ34の前端側から曲
げ点S、、S2.  ・・・、S、に曲げ加工を行う場
合、曲げ点S1と82との間の距離1.が第1工程にお
ける送り量データ、曲げ点S2とS、との間の距離12
が第2工程における送り量データ、・・・9曲げ点S!
−1とStとの間の距離j!!−1が第E−1工程、す
なわち最終工程直前の工程における送り量データとして
それぞれ設定されている。
また、かかるパイプベンダは、前記台車22の送りスト
ロークにおける前進位置を、前記チャック20とプレッ
シャ76とが干渉しない位置に規定する仮原位置が設定
されている。すなわち、台車22は、前記ストッパ36
に当接する前進端位置を原位置として駆動されるのであ
るが、この前進端位置に台車22が保持された状態にお
いては、前記チャック20は第3図において一点鎖線で
示されているようにプレッシャ76と干渉する範囲内に
達しているため、プレッシャ76の長さ寸法に応じてチ
ャック20がプレッシャ76と干渉することのない位置
、すなわち前記前進端位置から一定距離αだけ後退した
位置に板層位置が設定されているのである。この板層位
置は、前記送り量データと同様に設定器100により予
め設定されている。
なお、上述した制御回路はパイプ34の送り量に関する
ものであるが、この他、サーボモータ52を駆動するひ
ねり駆動装置に関する制御回路。
パイプ曲げ装置14を駆動する曲げ駆動装置に関する制
御回路、プレッシャ装置16のシリンダ84を駆動する
プレッシャ駆動装置に関する制御回路等が、独立に或い
は上記設定器100.制御装置96.記憶装置98およ
びCRT102を共用して設けられている。
次に、本実施例の作動を第8図〜第13図に基づいて説
明する。なお、第8図〜第10図は前記送り量に関する
制御回路のフローチャートであり、第11図〜第13図
は前記台車22の動きを説明する図である。
先ず、前記ローダ装置によって基台10上に供給された
パイプ34が、その曲げ点Slにおいてパイプ曲げ装置
14の曲げダイス38とブロック62との間にクランプ
されると、第8図のフローチャートに従って第1工程が
実行され、ステップS1において、台車22が前進させ
られてチャック20内にパイプ34を挿通させられると
ともに、その台車22はストッパ36に当接する原位置
まで前進させられる。その後、ステップS2において送
り量データが読み込まれ、ステップS3において台車2
2はその送り量データが表す距離11と前記一定距離α
とを加算した距離(l、+α)だけ後退させられる。こ
の後退過程で、厳密には台車22が板層位置よりも後退
させられた時に、前記プレッシャ装置16のプレッシャ
76がパイプ34に押圧され、パイプ曲げ装置14によ
り予め定められた所定の曲げ角だけ曲げ加工が行われる
曲げ加工が終了すると、ステップS4が実行されてチャ
ック20によりパイプ34が把持されるとともに、パイ
プ曲げ装置14のクランプ装置58がアンクランプ状態
とされ、且つプレッシャ装置16によるプレッシャ状態
が解除されてスライド部材80がブラケット82に当接
する位置まで戻される。続いてステップS5が実行され
、台車22が板層位置まで前進させられることにより、
パイプ34は送り量データが表す曲げ点SIと82との
間の距離ρ1だけパイプ曲げ装置14へ送り込まれる。
この前進過程で、パイプ曲げ装置14のクランプ装置5
8および曲げダイス38が原位置まで回動させられると
ともに、サーボモータ52が駆動されてパイプ34が軸
まわりに予め定められた所定のひねり角だけ回転させら
れる。
その後、パイプ曲げ装置14のクランプ装置58がクラ
ンプ状態とされ、パイプ34の曲げ点S2が曲げダイス
38とブロック62との間にクランプされた後、ステッ
プS6が実行されてチャック20によるパイプ34の把
持状態が解除される。
このようにして第1工程が終了すると、続いて第9図の
フローチャートに従って第2工程が実行される。第2工
程においては、先ずステップR1において送り量データ
が読み込まれ、ステップR2においてその送り量データ
が表す距離12だけ台車22が板層位置から後退させら
れる。この後退過程においてパイプ曲げ装置14により
曲げ加工が行われるとともに、その後パイプ34を把持
して板層位置まで前進させられることにより、パイプ3
4が曲げ点S2と83との間の距離12だけパイプ曲げ
装置14へ送り込まれることは、前記第1工程における
ステップ84〜S6と同じである。
以後、上記第2工程と同様にして第3工程以下が実行さ
れ、パイプ34が順次パイプ曲げ装置14へ送り込まれ
、そのパイプ34の複数箇所に曲げ加工が行われるが、
最終工程より一つ前の第E−1工程は第10図のフロー
チャートに従って実行される。すなわち、この第E、−
1工程では台車22が板厚位置よりも前進させられるこ
とにより、パイプ34を送り量データが表す距離7!!
−1だけパイプ曲げ装置14へ送り込むようになってい
るのであり、この時の台車22の前進ストロークが最終
曲げ加工直前の送りストロークを意味している。以下、
この第E−1工程について説明する。
先ず、第E−1工程では、ステップQ1において読み込
まれた送り量データが表す距離l!−1が、原位置と板
厚位置との間の距離αと等しいか否かがステップQ2に
おいて判断される。距離1t−Iがαより大きい場合に
はステップQ6が実行され、その距離l、−1からαを
引いた距*(lE−1−α)だけ台車22は板厚位置か
ら後退させられ、この後退過程において曲げ加工が行わ
れる。その後、ステップQ3においてチャック20がパ
イプ34を把持し、ステップQ4において台車22が原
位置まで前進させられることにより、パイプ34は距離
1E−Iだけパイプ曲げ装置14へ送り込まれる。第1
1図は、この場合の台車22の動きを第1工程から示し
た図である。
距離1E−Iがαと等しい場合には前記ステップQ2の
判断はYESとなり、パイプ曲げ装置14により曲げ加
工が行われた後、ステップQ3以下が実行されることに
より、パイプ34は距離N!−1だけパイプ曲げ装置1
4へ送り込まれる。第12図は、この場合の台車22の
動きを示す図である。
また、距離l、−1がαより小さい場合には、パイプ曲
げ装置14により曲げ加工が行われた後、ステップQ7
においてチャック20がパイプ34を把持し、ステップ
Q8において台車22が距離12−9だけ板厚位置から
前進させられることにより、パイプ34はその距離jl
!!−1だけパイプ曲げ装置14へ送り込まれる。第1
3図は、この場合の台車22の動きを示す図である。な
お、この場合に、前記曲げ点S。からパイプ34の後端
までの寸法が(α−1t−r”)より短いと、換言すれ
ば曲げ点51−1からパイプ34の後端までの寸法がα
より短い場合には、この第E−1工程より一つ前の第E
−2工程において、台車22を板厚位置より前進させて
パイプ34をパイプ曲げ装置14へ送り込んだのち板厚
位置まで後退させ、その後、第E−1工程では板厚位置
から台車22を前進させてパイプ34を把持した後、パ
イプ曲げ装置14へ送り込むようにすれば良い。
このようにして第E−1工程が終了すると、次に最終工
程が実行される。最終工程では、台車22はそれぞれの
位置から予め定められた一定距離ioだけ後退させられ
、最終の曲げ加工が終了した後原位置まで前進させられ
ることにより、パイプ34をパイプベンダから排出する
。一定距離ltは、少なくともチャック20がプレッシ
ャ76と干渉しない位置まで台車22を後退させるよう
に設定されているが、この後退位置においてチャック2
0がパイプ34を把持できない場合には、曲げ加工終了
後パイプ34を把持できる位置まで台車22を前進させ
、パイプ34を把持して排出するようにしても、或いは
パイプ34を把持することなくパイプ34の後端にチャ
ック20を当接させて押し出すようにしても良い。なお
、この最終工程ではパイプ34の送り量を必ずしも管理
する必要がないため、台車22を用いてパイプ34を排
出する替わりに、図示しないアンローダ装置等にてパイ
プ34を排出するように構成することもできる。
以上詳述したように、本実施例のパイプベンダは、チャ
ック20とプレッシャ76とが干渉しないように台車2
2の板厚位置が設定され、第1工程〜第E−2工程にお
いては、その板厚位置から送り量データが表す距離だけ
後退させられた後、パイプ34を把持して再び板厚位置
まで前進させられることにより、パイプ34をパイプ曲
げ装置14へ送り込むようになっているため、それ等の
各工程においてチャック22とプレッシャ76とが干渉
することは全くない。
したがって、パイプ34の曲げ径に応じて長さ寸法の大
きいプレッシャ76を用いる場合でも、パイプ34の送
り量の大小に拘らずそれ等チャック20とプレッシャ7
6との干渉が回避され、プレッシャ装置16によってパ
イプ34の逃げを阻止しつつ好適な曲げ加工を行うこと
ができる。また、台車22が板層位置に保持された状態
においてもチャック20とプレッシャ76とは干渉しな
いところから、台車22を後退させる過程でパイプ34
にプレッシャ76を押圧して曲げ加工を行うようになっ
ているため、各工程のサイクルタイムが大幅に短縮され
る。
一方、第E−1工程では、台車22が上記板層位置より
も前進させられ、チャック20はプレッシャ76と干渉
する範囲内の位置まで前進させられることにより、パイ
プ34をパイプ曲げ装置14へ送り込むようになってい
るため、チャック20は最終工程における曲げ点S4に
近接する部分を把持することとなり、その曲げ点SEと
パイプ34の後端との間の距離が短くても、そのパイプ
34を把持してパイプ曲げ装置14へ送り込むことがで
きる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
板層位置を設定する設定器100、およびその板層位置
で台車22を停止させるステップS5およびステップR
4を実行する制御装置96、その制御装置96に従って
駆動されるモータ駆動装置32.サーボモータ28、エ
ンコーダ46のパルス信号を計数して台車22の移動量
を表す信号を制御装置96に供給する測長装置44等が
第一停止手段として機能しているのであり、また、ステ
ップQ4において台車22を原位置で停止させるストッ
パ36、および板層位置から距離it−+だけ前進した
位置で台車22を停止させるステップQ8を実行する制
御装置96、その制御装置96に従って駆動されるモー
タ駆動装置32.サーボモータ28、エンコーダ46の
パルス信号を計数して台車22の移動量を表す信号を制
御装置96に供給する測長装置44等が第二停止手段と
して機能している。
なお、上記のようにプレッシャ76の長さ寸法に拘らず
好適な曲げ加工を行うことができるところから、予め充
分な長さ寸法を有するプレッシャを配設しておけば、曲
げ径の大きさに応じて一々プレッシャを取り換えるとい
う面倒な作業が解消できるとともに、板層位置をプレッ
シャの長さ寸法に応じて種々設定する必要もない。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明し
たが、本発明は他の態様で実施することもできる。
例えば、前記実施例では第一停止手段が台車22の移動
量を検出する測長装置44を含んで構成されているが、
台車22が板層位置まで前進したことを検出するリミッ
トスイッチ等を含んで第一停止手段を構成することもで
きる。
また、測長装置44はラック40と噛み合うピニオン4
2と共に回転するエンコーダ46からのパルス信号を計
数して移動量を検出するようになっているが、サーボモ
ータ28にエンコーダを設けて移動量を検出するように
することも可能である。
また、前記実施例では第二停止手段としてストッパ36
および制御装置96等が用いられているが、ストッパ3
6だけで第二停止手段を構成したり、逆にストッパ36
を用いることなく制御装置96等だけで第二停止手段を
構成したりすることもできる。
また、前記実施例では第E−1工程においてのみ台車2
2が板層位置よりも前進させられ、パイプ34を所定の
距離だけパイプ曲げ装置14へ送り込むようになってい
るが、必要に応じて第E−2工程以前の工程においても
台車22を板層位置よりも前進させてパイプ34を送り
込むようにすることもできる。
さらに、前記実施例では第1工程において台車22が原
位置まで前進させられ、その原位置を基準として台車2
2は駆動されるようになっているが、途中の工程におい
ても台車22を原位置まで前進させることにより、測長
装置44等の測定誤差を補正するようにすることもでき
る。また、測長装置44の測定精度が高かったり、リミ
ットスイッチ等にて板層位置を検出する場合には、必ず
しも第1工程において台車22を原位置まで前進させる
必要はない。
その他−々例示はしないが、本発明はその精神を逸脱す
ることなく当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を
加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるパイプベンダの概略平
面図である。第2図は第1図のパイプベンダの概略正面
図である。第3図は第1図のパイプベンダのパイプ曲げ
装置およびプレッシャ装置部分における一部を切り欠い
た平面図である。第4図は第1図のパイプベンダにおけ
るパイプ曲げ装置の縦断面図である。第5図は第1図の
パイプベンダにおけるプレッシャ装置の縦断面図である
。 第6図は第1図のパイプベンダの制御回路を説明するブ
ロック線図である。第7図は第1図のパイプベンダによ
って曲げ加工されるパイプの曲げ位置と曲げ位置間距離
とを示す図である。第8図乃至第10図はそれぞれ第6
図の制御回路のフローチャートである。第11図乃至第
13図はそれぞれ第8図乃至第10図のフローチャート
に従って駆動される台車の動きを説明する図である。 12:送り装置    14:パイプ曲げ装置16:プ
レッシャ装置 20:チャソク22:台車      
28:サーボモータ32:モニタ駆動装置 34:パイ
プ 36:ストッパ    38:曲げダイス44:測長装
置    46:エンコーダ76:プレッシャ   9
6:制御装置98:記憶装置    100;設定器出
願人  株式会社 協豊製作所 第8図      第9図 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 パイプの送出側の一部を把持して曲げダイスに沿って該
    パイプを曲げるパイプ曲げ装置と、該パイプの送入側の
    一部を把持するチャックを有し、該チャックを前記パイ
    プ曲げ装置に向かって繰り返し前進および後退移動させ
    ることにより該パイプをその曲げ位置間の距離だけ前記
    パイプ曲げ装置へ送り込む送り装置と、前記パイプ曲げ
    装置へ送り込まれたパイプが曲げられるとき該パイプの
    前記曲げダイスよりも送入側部分にプレッシャを押圧し
    て該パイプの逃げを阻止するプレッシャ装置とを備え、
    前記パイプの複数箇所に順次曲げ加工を行う形式のパイ
    プベンダにおいて、 前記送り装置の送りストロークにおける前記チャックの
    前進位置を前記プレッシャと干渉しない予め定められた
    位置とする第一停止手段を設けるとともに、少なくとも
    最終曲げ加工直前の送りストロークにおいては前記前進
    位置を前記プレッシャと干渉する範囲内の位置とする第
    二停止手段を設けたことを特徴とするパイプベンダ。
JP23701385A 1985-10-23 1985-10-23 パイプベンダ Granted JPS6297717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23701385A JPS6297717A (ja) 1985-10-23 1985-10-23 パイプベンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23701385A JPS6297717A (ja) 1985-10-23 1985-10-23 パイプベンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6297717A true JPS6297717A (ja) 1987-05-07
JPH0569613B2 JPH0569613B2 (ja) 1993-10-01

Family

ID=17009092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23701385A Granted JPS6297717A (ja) 1985-10-23 1985-10-23 パイプベンダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6297717A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0483418U (ja) * 1990-11-28 1992-07-21

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5405878B2 (ja) * 2009-04-08 2014-02-05 株式会社オプトン 曲げ加工装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0483418U (ja) * 1990-11-28 1992-07-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0569613B2 (ja) 1993-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9737940B2 (en) Circular saw cutting machine with automated work-piece remainder cutting
WO2006049165A1 (ja) 曲げ加工装置
CN212173753U (zh) 一种用于检测工件尺寸的夹紧结构和上料装置
JPS6297717A (ja) パイプベンダ
CN112238350B (zh) 一种全自动头枕管生产线及头枕管生产方法
CN111299960B (zh) 一种自动化汽车升降电机转子轴滚花送料装置
CN107497701B (zh) 一种传感器自动检测设备
JP3703174B2 (ja) 棒材供給装置及び棒材加工装置
CN207076878U (zh) 一种全自动上下料的金属旋压收口机
JP2000233338A (ja) 形鋼用送材装置およびその装置を用いた形鋼送材方法
CN211387645U (zh) 一种管件自动加工***
JPH0569645B2 (ja)
JP2719596B2 (ja) 自動棒材供給機制御方法
CN208117338U (zh) 一种刀具抓取组件
EP0227429A2 (en) Bending machine for tube or rod
JP2687971B2 (ja) バーフィーダ、それを連結したnc旋盤及びバー材供給方法
CN108217188A (zh) 全自动化线外检测送料机
JP2895188B2 (ja) チューブの曲げ装置
CN220161817U (zh) 夹具装置
CN218532956U (zh) 一种数铣加工装夹力控制装置
CN217749358U (zh) 用于车床上下料对接调整的浮动抓手装置
JP4600900B2 (ja) 細径金属管の曲げ加工方法およびその装置
CN218109030U (zh) 管件旋转定向装置
CN218746237U (zh) 一种杠杆式夹持器
CN220880817U (zh) 一种长管材两端倒角设备

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees