JPS6297145A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光学的情報記録再生装置に係り、より詳細には
、可動部側の対物レンズを光学ディスクの所定トラック
に追従させるべく光学ディスクの半径方向に微動駆動さ
せるトラッキング機構と。

前記対物レンズを光学ディスクの板面に対して垂直方向
に微動駆動させて焦点調節を行なうフォーカシング機構
とを装備してなる光学的情報記録再生装置に関する。

［従来の技術〕 上記この種の光学的情報記録再生装置におけるトラッキ
ング機構やフォーカシング機構は、それぞれ対物レンズ
の支持部材（レンズホルダー）周辺に配設されたトラッ
キング用コイル及びフォーカシング用コイルと、各コイ
ルを囲んで設けられた磁場発生手段とにより磁気回路を
構成し、各コイルに電流を与えることにより、トラッキ
ング制御、フォーカシング制御を行ないうるように構成
されているのが通例である。そして、前記磁場発生手段
としては、永久磁石とヨークにより構成しているのが一
般的である。

ところで、対物レンズを装備した光学ヘッドは、高速ア
クセス化を図るために光学ディスクの所定トラック位置
に高速で移動する必要がある。

この場合、光学ヘッドの重量が大きいと高速制御が困難
となるところから、光学ヘッドの重量はできるだけ軽減
化するのが望ましい。

そこで、従来、特開昭５９−１１５４４号公報に記載さ
れているごとき技術が案出されている。

かかる技術は、磁場発生手段としての永久磁石やヨーク
等の重量のある鉄系部品を可動部から除外して固定側に
固定配置し、対物レンズを装備した可動部の重量の軽減
化を図り、高速アクセス化を実現したものである。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記特開昭５９−１１５４４号公報記載の技術において
は、トラッキング機構におけるトラッキングコイルを角
筒状コイルに形成するとともに。

このトラッキングコイルの中空部内にヨークを貫挿配置
する構成であるために、組立や分解作業時にトラッキン
グコイルにヨークを通して永久磁石に接近させたり、又
、トラッキングコイルからヨークを取り外す際に、狭い
有効ギャップ（間隙）であるために永久磁石に対してヨ
ークが吸引されたりして、トラッキングコイルやフォー
カシングコイル又はこれらコイルの支持部を破損等させ
る危険性があった。又、上記構成のために１組立９分解
作業における作業性、作業能率が著しく低いものとなっ
ていた。

本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あって、組立、分解作業時にトラッキングコイルやフォ
ーカシングコイル等を破損等させることがなく、メンテ
ナンスの容易な光学的情報記録再生装置を提供すること
を目的とする。

［問題点を解決するための手段及び作用］本発明は、可
動部側の対物レンズを光学ディスクの所定トラックに追
従させるべく光学ディスクの半径方向に微動駆動させる
トラッキング機構と、前記対物レンズを光学ディスクの
板面に対して垂直方向に微動駆動させて焦点調節を行な
うフォーカシング機構とを装備してなる光学的情報記録
再生装置において、対物レンズのレンズ支持部に、前記
トラッキング機構部及びフォーカシング機構部における
トラッキングコイル、フォーカシングコイルのヨークを
内装配備する凹状のヨーク配置部を形設して構成するこ
とにより１分解、組立作業の作業性、作業能率の向上、
メンテナンスの容易化を図るものである。

［実施例］ 以下図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明す
る。

（第１実施例） 第１図は、本発明に係る光学的情報記録再生装置ｌの１
実施例を示す断面図であり、便宜上右半分を省略しであ
る。

図において２で示すのは、分離型ピックアップの可動側
に配備された対物レンズで、レンズホルダー３に固定環
４を介して固定保持されている。

レンズホルダー３は、第４図にて示すごとく板ばね５を
介して中間部材６に支持されるとともに、中間部材６に
固設された他の板ばね７を介してキャリッジ本体８に支
持されている。板ばね５は、対物レンズ２の光軸方向と
直交する方向（光学ディスクの半径方向）、即ちトラッ
キング方向に可動自在の構成となっており、板ばね７は
、対物レンズ２の光軸方向（光学ディスクの板面に対し
て垂直方向）、即ちフォーカシング方向に可動自在の構
成となっている。従って、対物レンズ２は、板ばね５，
７を介してトラッキング方向及びフォーカシング方向に
可動自在に構成されている。

キャリッジ本体８には複数個のベアリング９が支軸１０
を介して取付けてあり、キャリッジ本体８は、このベア
リング９と転接するガイド面１１を有する第１のヨーク
（センタヨーク）１２に沿って光学ディスク（図示省略
）の半径方向（図の紙面に垂直な方向）に移動自在の構
成となっている。キャリッジ本体８の走行方向の左右両
側面にはフランジ１３が設けてあり、このフランジ１３
には、ＶＣＭ（ボイスコイルモーター）駆動コイル１４
とそのポビン１５とが固設しである。１６で示すのは、
第１のヨーク１２に形設したフランジ１３逃げ用の凹部
である。

装置ｌの基台１７は磁性材料により構成されており、基
台１７にわける第１のヨーク１２との対向面部には第１
の永久磁石１８がヨーク１２側をＮ極として固設されて
いる。即ち、第１のヨーク１２と第１の永久磁石１８と
が一体となって磁場発生手段を構成しており、両者１２
．１８間のギャップは、キャリッジ本体８の移動範囲間
においては一様の磁界が発生するように設定しである。

そして、この第１のヨーク１２と第１の永久磁石１８と
の間のギャップにＶＣＭ駆動コイル１４が配設してあり
、このＶＣＭ駆動コイル１４は第１のヨーク１２を囲む
ように形設しである。第１のヨーク１２は、その長手方
向両端で基台１７に連結されている。１９で示すのは重
心調所用のバランスである。

キャリッジ本体８の中央部には円形の中空部２０が形設
してあり、この中空部２０内には光学系の一部を構成す
る全反射ミラー２１が固設配置しである。全反射ミラー
２１の上部には入／４板２２が固定しである。対物レン
ズ２のレンズホルダー３には、光軸方向の透孔２３が貫
設してあり、全反射ミラー２１、入／４板２２を通過し
たビームが対物レンズ２に入射されるように設定しであ
る。２４．２５で示すのは、基台１７に設けた放熱用の
孔である。

レンズホルダー３の下部は大径に形設してあり、この大
径部３ａの外周面部には、第１図。

第４図にて示すごとく断面り字形状に形設されたフォー
カシングコイル２６と、トラッキングコイル２７が固設
しである。フォー力シンッグコイル２６は、第２図（ｂ
）にて示すごとく角形うずまき状に巻回したコイルを中
央部で折り曲げ、Ｌ字形状に形設しである。又、トラッ
キングコイル２７は、第２図（ａ）にて示すごとく角形
うずまき状に巻回してあり、トラッキングコイル２７は
フォーカシングコイル２６上に密着接合させである。レ
ンズホルダー３における大径部３ａの下面には、フォー
カシングコイル２６及びトラッキングコイル２７のヨー
ク（第２のヨーク）２８を内装配備するための凹状のヨ
ーク配こ部２９が形設してあり、このヨーク配置部２９
内には、その両端を基台１７に連結された第２のヨーク
２８が内装配置されている。第２のヨーク２８の外周に
は、非磁性良導体（例えば銅板）３０が被着しである。

フォーカシングコイル２６及びトラッキングコイル２７
にそれぞれ対向する基台１７の面には、磁石取付部３１
．３２が設けてあり、各磁石取付部３１．３２には第２
の永久磁石３３゜第３の永久磁石３４が固設しである。

この２つの永久磁石３３．３４の極性は互いに直交する
ように設定してあり、第２のヨーク２８を共通のヨーク
として、第２の永久磁石３３とヨーク２８及び第３の永
久磁石３４とヨーク２８とで、フォーカシング磁気回路
、トラッキング磁気回路をそれぞれ形成するように構成
しである。そして、フォーカシングコイル２６は第２の
ヨーク２８と第２の永久磁石３３との間の磁気ギャップ
間に、又、トラッキングコイル２７は第２のヨーク２８
と第３の永久磁石３４との間の磁気ギャップ間に配置さ
れるように設定構成しである。

第３図は、第１図の平面図を示すものである。

図において３５で示すのは、光学ディスクのインデック
スマークを検出するためのメカインデックス検出部、３
６で示すのは光学ディスクを回転駆動するスピンドルモ
ータである。総括的に３７で示すのは、対物レンズ２方
向にビームを午えるとともに、光学ディスク面からの反
射ビームを検出するビーム検出部である。ビーム検出部
３７内には、レーザダイオード３８が設けられており、
ここから発射されたビームはコリメータレンズ３９を通
って平行光線となり、プリズム系４０を経て可動部側キ
ャリッジ本体８の全反射ミラー２１（第１図参照）に入
射するようになっている。全反射ミラー２１にて反射さ
れたビームは、第１図にて示す入／４板２２を通って対
物レンズ２を通り、光学ディスク上に所定スポットを形
成するように設定しである。そして、光学ディスク面か
らの反射ビームは、入射時と同じ光路を経てビーム検出
部３７内に戻るように設定してあり、ビーム検出部３７
内に戻ったビームはプリズム系４０を経て光検出器４１
に入射して検出されるようになっている。

なお、第１図、第４図において４２で示すのは、対物レ
ンズ２支持用の板ばね７と固定された固定用ブロックで
、対物レンズ２．レンズホルダー３等はこのブロック４
２を介して固定ねじ４３によりキャリッジ本体８に固定
されている。

次に、本装置の作用について説明する。

まず、対物レンズ２を光学ディスクの半径方向に移動さ
せてアクセス動作を行なう場合には、ＶＣＭ駆動コイル
１４に電流を流して行なう、即ち、ＶＣＭ駆動コイル１
４に電流を流すと、第１の永久磁石１８により発生され
た磁場との相互作用に基づきキャリッジ本体８．対物レ
ンズ２等の可動部全体が光学ディスクの半径方向に移動
する。

又、トラッキング機構及びフォーカシング機構について
は、トラッキングコイル２７及びフォーカシングコイル
２６と各永久磁石３４．３３とから構成される磁気回路
により駆動される。即ち。

トラッキングコイル２７又はフォーカシングコイル２６
に電流を流すと、各永久磁石３４．３３により発生され
た磁場との相互作用に基づき、対物レンズ２がトラッキ
ング方向又はフォーカシング方向に微動駆動され、トラ
ッキング制御、フォーカシング制御される。そして、両
コイル２６゜２７に流す電流を停止すると、板ばね５，
７の復元力により対物レンズ２はキャリッジ本体８のメ
カニカルセンター位置まで自動的に復元する。

特に、本実施例においては、対物レンズ２のレンズホル
ダー３にトラッキングコイル２７及びフォーカシングコ
イル２６の共通のヨーク２８を内装配備する凹状のヨー
ク配置部２９を形設して構成したので、過電流等により
トラッキングコイル２７又はフォーカシングコイル２６
が切断等した場合に、ヨーク２８やキャリッジ本体８を
分解することなしにトラッキングコイル２７やフォーカ
シングコイル２６等を交換できるものである。

即ち、固定ねじ４３を取り外すだけで、レンズホルダー
３とそれに固設された各コイル２６゜２７を一体的に取
り外せるので、対物レンズ駆動部の組立、分解作業が極
めて容易化し、作業性。

作業効率の向りが図れる。又、従来のようにヨークを取
り外すことなく分解、組立作業が行なえるので、ヨーク
による各コイル２６．２７の切断等を防止しうる。又、
第２．第３の永久磁石３３゜３４と第２のヨーク２８と
の間に、非磁性良導体３０を配置しであるので、各コイ
ル２６．２７のインダクタンスを減少でき、かつ、各コ
イル２６．２７に流れる電流によって生ずる磁束が非磁
性良導体３０に流れるうず電流により打ち消され小さく
なるので、漏れ磁束の減少ができ、フォーカシング制御
、トラッキング制御相互間の干渉を極力小さくして良好
なる制御が可能となる。

（第２実施例） 第５図（ａ）、（ｂ）は、本発明に係る光学的情報記録
再生袋２１ｔの第２の実施例を示すものである０本実施
例の特徴は、基台１７を上下２つの基台部１７ａ、１７
ｂに分割構成し、両基台部１７ａ、１７ｂ間に非磁性材
よりなる隔板４２を介在せしめて構成した点である。そ
の他の構成は第１実施例と同様であるので、同一部材に
は同一符号を付しその説明を省略する。

上記構成によれば、フォーカシング、トラッキング用磁
気回路とＶＣＭ駆動用磁気回路とを分離することができ
、両磁気回路の相互干渉を防止することができる利点が
ある。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、トラッキングコイルやフ
ォーカシングコイルが過電流等により切断し、その交換
の必要性が生じた場合等であっても容易に分解、組立し
て交換することができ、メンテナンス性が向上する。又
、分解、組立作業中にトラッキングコイル、フォーカシ
ングコイル等とそのヨークとの間の直接的な接触が防止
されるので、各部品の破損等を防止しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置の第１の実施例を示す一部省
略断面説明図、第２図（ａ）、（ｂ）は第１図の要部の
斜視図、第３図は第１図の平面図、第４図は第１図の要
部の斜視図、第５図（ａ）、（ｂ）は本発明に係る装置
の第２の実施例を示す説明図である。 ２・・・対物レンズ ３・・・レンズホルダー（レンズ支持部）２６・・・フ
ォーカシングコイル ２７・・・トラッキングコイル ２８・・・ヨーク ２９・・・ヨーク配置部 特許出願人　　オリとパス光学工業株式会社第１図 ２９　ヨーク配置Ｘｆ６

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 可動部側の対物レンズを光学ディスクの所定トラックに
   追従させるべく光学ディスクの半径方向に微動駆動させ
   るトラッキング機構と、前記対物レンズを前記光学ディ
   スクの板面に対して垂直方向に微動駆動させて焦点調節
   を行なうフォーカシング機構とを装備してなる光学的情
   報記録再生装置において、前記対物レンズのレンズ支持
   部に、前記トラッキング機構部及びフォーカシング機構
   部におけるトラッキングコイル、フォーカシングコイル
   のヨークを内装配備する凹状のヨーク配置部を形設して
   構成したことを特徴とする光学的情報記録再生装置。