JPS6295281A - カラ−熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、サーマル印字ヘッドにより熱転写紙上の色
材を記録紙上に転写して記録を行うカラー熱転写記録装
置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、この種のカラー熱転写記録装置として第４図に示
すようなものがある０図において、（１）はサーマル印
字ヘッド、（２）は熱転写紙、（３）および（４）はそ
れぞれ熱転写紙（２）の供給ローラおよび巻き取りロー
ラ、（５）は記録紙、（６）は熱転写紙（２）および記
録紙（５）をサーマル印字ヘッド（１）に圧接するため
のプラテンローラ、（７）はキャプスタンローラ、（８
）はピンチローラである。

次に動作について説明する。キャプスタンローラ（７）
はパルスモータ（図示せず）によって駆動される。ピン
チローラ（８）によってキャプスタンローラ（７）に圧
接された記録紙（５）は、キャプスタンローラ（７）の
回転により、図中の矢印の方向に送られる。プラテンロ
ーラ（６）とキャプスタンローラ（７）は連結されてお
り、プラテンローラ（８）は記録紙（５）と熱転写紙（
２）をサーマル印字ヘッド（＋）に圧接させながら、記
録紙（５）と熱転写紙（２）を同一速度でそれぞれ図の
矢印の方向に搬送する。このとき同時に、熱転写紙（２
）Ｅ−の色材は、サーマル印字ヘッド（１）の発熱によ
り溶融し、記録紙（５）　、１ｍに転写され、記録紙（
５）Ｌに文字や画像が形成される。

ところで、熱転写紙（２）は第５図に示すように、Ｙ（
黄）９Ｍ（マゼンタ）、Ｃ（シアン）の各色材が１頁単
位の面積で綴り返し塗布されており、１頁相当の記録紙
上にＹ成分１量成分そしてＣ成分の画像を面順次に重ね
て転写することにより、カラー画像が形成される。その
ため第４図において、まず最初にＹ成分の画像が記録紙
（５）　−１−に転写されたあと、サーマル印字ヘッド
（１）をソレノイド等の手段（図示せず）によりプラテ
ンローラ（６）から引き離し、キャプスタンローラ（７
）およびプラテンローラ（６）を逆回転させ、記録紙（
５）だけを１頁分逆方向に送り、元の位置にもどす。そ
の後、再びプラテンローラ（６）をサーマル印字ヘッド
（１）に圧接させて、Ｍ成分の画像をＹ成分の画像上に
重ねて転写する。同様にして、最後にＣ成分の画像をＹ
およびＩｌ＆、分の画像の上に改ねて転写し、このよう
にしてカラー画像を得るものである。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来のカラー熱転写記録装置は以上のように構成されて
いるので、面順次にＹ成分画像、Ｍ成分画像およびＣ成
分画像を形成するとき、物理的な各画像の位置を合わす
のがきわめてむすがしく、いわゆる色ずれを生じやすい
。色ずれを生じる原因の一つに、プラテンローラ（６）
とサーマル印字ヘッド（１）の圧接力がある。良好な転
写特性を得るためには、この圧接力は３〜６Ｋｇ程度の
大きな力を必要とする。理想的には、サーマル印字ヘッ
ド（１）と熱転写紙（２）とは完全にすべり、がっ熱転
写紙（２）と記録紙（５）とはプラテンローラ（６）の
周速に完全に一致して搬送されるのが良いが。

実際にはプラテンローラ（６）と記録紙（５）の間に微
妙なすべりを生じる。また、プラテンローラ（６）とサ
ーマル印字ヘッド（１）間の大きな圧接力のため、キャ
プスタンローラ（７）と記録紙（５）の間でもすべりを
生じる。さらに、プラテンローラ（６）およびキャプス
タンローラ（７）の圧接部は歪を生じるため、これらの
ローラの有効直径もきわめて不安定であり、また周囲温
度によっても有効直径が変動する。これらの理由により
、従来のカラー熱転写記録装置においては、記録紙（５
）の搬送を正確に制御することができず、色ずれを生じ
やすいという欠点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、記録紙の送り量を正確に計測して補正するこ
とにより１色ずれを有効に防１できるカラー熱転写記録
装置を提供することを目的としている。

Ｅ問題点を解決するための手段］ この発明に係るカラー熱転写記録装置は、サーマル印字
ヘッドと、この印字ヘッドに熱転写紙および記録紙を圧
接するプラテンローラと、このプラテンローラに記録紙
を介して圧接する表面の摩擦係数の大きい小型ローラと
、この小型ローラに連結したロータリーエンコーダと、
上記記録紙を搬送駆動するパルスモータと、Ｅ記ロータ
リーエンコーダの出力パルス数を計測してト記パルスモ
ータの回転；１シを制御する電気制御回路とを備えたこ
とを特徴としている。

［作用］ この発明においては、小型ローラが記録紙との間ですべ
りを生じず、記録紙の動きに追随して回転・し、この小
型ローラの回転を介してロータリーエンコーダが記録紙
の動きを正確に計測する。そして、その計４１４結果に
もとづいて、電気制御回路がパルスモータに与えられる
パルス発生数を制御してモータの回転角を増減し、記録
紙の搬送ψを調整する。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示す側面図、第２図はそ
の正面図である。図において、（８）は小型ローラで４
弱い押圧力で記録紙（５）を介してプラテンローラ（６
）に圧接している。小型ローラ（９）の表面は特殊処理
により摩擦係数を大きくし、記録紙（５）と小型ローラ
（９）間ですべりが生しないようにしている。また、小
型ローラ（９）の長さは２０ｍｍ〜３０ｍｍと極力短く
するとともに、アルミの心金（９ａ）を用いたゴムロー
ラの構造をとることにより、その慣性を極力小さくしで
ある。

さらに、第２図に示すように、小型ローラ（９）の心金
（９ａ）はロータリーエンコーダ（１０）に連結されて
おり、小型ローラ（９）の回転４記がロータリーエンコ
ーダ（１０）によって電気信号として正確に計７１１１
１できるようになっている。

なお、その他の構成は第４図と同様であるので、同一部
分には同一符号を付してその説明は省略する。

第３図は、この発明の一実施例における電気制御回路の
構成を示す図で、（１４）はキャプスタンローラ（７）
およびプラテンローラ（６）を駆動するパルスモータ、
　（１２）はこのパルスモータ（１４）の駆動回路、（
１１）はパルスモータ（１４）の回転にを制御するパル
ス発生回路である。また、　（１０）はロータリーエン
コーダ、（］３）はパルス発生回路（１１）の出力とロ
ータリーエンコーダ（１０）の出力とを比較するパルス
数比較回路で、その出力はパルス発生回路（１１）に供
給され、パルス発生回路（１１）のパルス発生数が制御
される。

次に動作について説明する。この種のカラー熱転写記録
装はにおいては、通常１頁の１ドツトラインのデータを
印字したあと、記録紙（５）および熱転写紙（２）をラ
インピッチだけ搬送し、次の１ドツトラインのデータを
印字するという動作が繰り返される。このラインピッチ
の搬送はパルスモータで行われることが多いが、この実
施例においても、第３図のパルスモータ（１４）でキャ
プスタンローラ（７）を駆動することにより、記録紙（
５）および熱転写紙（２）をラインピッチごと搬送する
。また、キャプスタンローラ（７）とプラテンローラ（
６）とは連結されており、サーマル印字ヘッド（１）部
での記録紙（５）および熱転写紙（２）の搬送がなめら
かに行われるようにしである。これらについては、第４
図の従来例と同じである。

この実施例におけるパルスモータ（１４）の駆動は、パ
ルスモータ（１４）に複数パルスを加えてｌラインピッ
チ分搬送するようになっている。いま。

パルス発生回路（１１）で複数個のパルス（ここではＮ
＝４とする）を発生すると、パルスモータ駆動回路（１
２）を介して、パルスモータ（１４）が４ステップ回転
する。このときの記録紙（５）および熱転写紙（２）の
搬送量がちょうど上記ラインピッチに相ちするのである
。

ところで、従来にあっては前述のように、キャプスタ７
０−ラ（７）およびプラテンローラ（６）と記録紙（５
）との間に不安定なすべりを生じ、パルスモータ（］４
）の回転数だけでは記録紙（５）の搬送量を制御できな
かったのであるが、この発明の実施例においては、小型
ローラ（９）とロータリーエンコータ（１０）により記
録紙（５）の搬送Ｉ＋１を計測し、その４（１定結果に
よりパルス発生回路（１１）のパルス発生数を制御して
パルスモータ（１４）の回転角を増減し、記録紙（５）
の搬送量を調整する。以下、これについて詳細に説明す
る。

第３図において、ロータリーエンコーダ（１０）は＋ｉ
７ｆ　＋のラインピッチの１／４の分解能を持つように
設計されており、パルスモータ（１４）によりｒＥ確に
記録紙（５）が搬送されたときは、パルス発生回路（１
１）の発生するパルス数と同数のパルスがロータリーエ
ンコーダ（１０）から得られるようになっている。パル
ス数比較回路（１３）は、パルス発生回路（１１）の発
生するパルス数とロータリーエンコーダ（ｌＯ）の出力
パルス数をラインピッチ（４パルス）ごとに比較し、も
し両方のパルス数に差が生じたときは、パルス発生回路
（１１）に制御信号を与えてパルス発生数を増減する。

たとえば、ロータリーエンコーダ（ｉｏ）の出力パルス
数がパルス発生回路（１１）の発生パルス数より１個少
なくなると、パルス発生回路（１１）のラインピッチ当
りの発生パルス数を４個から５個に増加させ、記録紙（
５）の搬送品の遅れを補正する。逆に、ロータリーエン
コーダ（１０）の出力パルス数の方がパルス発生回路（
１１）の発生パルス数より多いときは、パルス発生回路
（１１）の発生パルス数を減少させる。このようにして
、ロータリーエンコータ頁１０）の出力パルス数が平均
してラインピッチ当り４個になるようにし、誤差の累積
が生じないようにするのである。

以Ｉ−のようにして、記録紙（５）の搬送ｊＩ）をロー
タリーエンコータ（１０）を介して制御することにより
、常に安定した精度の高い記録紙（５）の搬送がＩ１１
能になり、したがって色ずれも生じない。

なお、上記実施例においては、記録紙（５）の搬送は主
としてキャプスタンローラ（７）とピンチローラ（８）
によるものを示したが、プラテンローラ（６）だけで搬
送するような構造のものでもよく、またプラテンローラ
とビントラクターで搬送するようなものであってもよい
。

また、上記実施例においては、小型ローラ（９）として
アルミの心金（９ａ）にゴムを巻きつけたゴムローラを
示したが、アルミ等の軽金属からなる金属ローラ、ある
いはプラスチックローラであってもよく、要するに慣性
が小さくて表面の摩擦係数が大きく、しかもローラの直
径が安定する構造のものであればよい。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、プラテンローラに記
録紙を介して圧接する小型ローラにロータリーエンコー
ダを連結し、このロータリーエンコータの出力パルス数
を計測して記録紙搬送用パルスモータの回転着を制御す
る電気制御回路を設けたので、記録紙をきわめて高精度
に搬送することが可能となり、したがって再現画像の色
ずれを有効に防１にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるカラー熱転写記録装置の実施例
を示す側面図、第２図はその正面図、第３図はこの発明
の一実施例におけるパルスモータの回転数を制御する電
気制御回路の構成を示す図、第４図は従来のカラー熱転
写記録装置の側面図、第５図はカラー熱転写記録装置に
使用される熱転写紙の構造を示す図である。 （１）・・・サーマル印字ヘッド、（２）・・・熱転写
紙。 （５）・・・記録紙、（Ｂ）・・・プラテンローラ、（
９）・・・小型ローラ、　（１０）・・・ロータリーエ
ンコータ、（１１）・・・パルス発生回路、（１２）・
・・パルスモータ駆動回路。 （１３）・・・パルス数比較回路、　（１４）・・・パ
ルスモータ。 なお１図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）サーマル印字ヘッドと、この印字ヘッドに熱転写
   紙および記録紙を圧接するプラテンローラと、このプラ
   テンローラに記録紙を介して圧接する表面の摩擦係数の
   大きい小型ローラと、この小型ローラに連結したロータ
   リーエンコーダと、上記録紙を搬送駆動するパルスモー
   タと、上記ロータリーエンコーダの出力パルス数を計測
   して上記パルスモータの回転量を制御する電気制御回路
   とを備えたことを特徴とするカラー熱転写記録装置。
2. （２）電気制御回路は、パルスモータ駆動回路と、この
   パルスモータ駆動回路にパルスをえるパルス発生回路と
   、このパルス発生回路の出力とロータリーエンコーダの
   出力とを比較して上記パルス発生回路の出力パルス数を
   制御するパルス数比較回路とから構成される特許請求の
   範囲第１項記載のカラー熱転写記録装置。