JPS6294650A - 石材を利用した建築物の外壁装飾パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、鉄骨構造等による建築物の外壁面を被覆する
ための、石材を利用した建築物の外壁装飾パネルに関す
るものである。

〈従来の技術〉 建造物の外壁を被覆或いは装飾するために、タイル張り
、石張り、等々の作業が広く行なわれている。また、近
年さかんに利用されている鉄骨構造にコンクリートパネ
ルを嵌込む工法に於ては、そのパネルの外面がそのまま
壁面として使用されている。これらいずれの場合に於て
も、施工者の要求に応じて、各種の石材を外壁に使用す
る状況が生じ、そのような際には主として接着の手段に
より化粧用の石材を外壁に付設している。

〈発明が解決しようとする問題点〉 屋内に於るタイルによる壁面加工とは異なり、建造物の
外壁に使用されるタイル、石材等は面積・重量ともに大
きく、それらが一枚ごとに貼着されなけらばならないと
すると、運搬や保管・施工の面で破損等の事故が生じ易
い。

また、タイル等による被加工面積が膨大なものとなる外
壁装飾に於ては、一枚ごとの作業が困難であるため、適
当な枚数を事前に一体化し、それを単位として貼付作業
を行なうことが常識となっている。

本発明は複数枚の石材等をいかにして効率的に一体化す
るかをその目的としており、そのようにして構成したパ
ネルを鉄骨構造に懸装固定することにより、迅速且つ確
実に壁面を構成しようとするものである。

く問題点を解決するための手段〉 本発明に於ては、石材をパネル化することを中心にして
、前述の問題点を解決する。

説明の実例として、長さ６００ｍｍ、幅４００ｍｍ、厚
さ２０ｍｍのミカゲ石の石板を２４枚連設してパネル（
第１図参照）を構成する場合を考えると、これら石板が
蔵置できるフレームと、石板とフレームの間に設置され
る遮蔽板によってパネルを完成する。フレームに遮蔽板
と石板をいかに簡単且つ確実に固定するかと云う点が重
要な問題となる。

本発明に於ては、石板の側面全周にわたって直線的な溝
を穿設し、その溝に一端が挿入された取り付け金具と遮
蔽板をタッピングビスを用いてフレームに固定する。

詳細は実施例に於て説明するとして、完成品の状態は第
１図或いは第２図に示す通りであり、石板の接合部に於
て二枚ごとに取り付け金具−個を使用し、その金具をフ
レームに固定することになる。

取り付け金具の形状は断面略コ字状で、その長脚はフレ
ームとの接合に、また短脚は石板の支持に使用される。

遮蔽板はパネルの防湿・防音等の効果を促進するため設
置され、その材質は任意である。

フレームには主としてＣ型鋼材を使用すると、製造・取
り付け作業が簡単に行なえる。

完成したパネルは、それが取り付けられる構造物の主構
造の鉄骨に突設したエルポーなどに適当な手段により固
定される。

く作用〉 本発明によると、例えば２４枚の石板を一単位として既
製のパネルを簡単に製造でき、これらパネルを懸垂して
現場に設置すれば作業が完了するとともに、構造物の鉄
骨に直接固定することができるので、工期の短縮が可能
になり、建造物の外壁仕上げが、従来のタイルの貼付で
はなく単純な組み立て作業に変更できる。

〈実施例〉 図面に示した本発明の実施例に従いその構成を説明する
と、１は石板で、前述のごとく長さ６００ｍｍ、幅４０
０ｍｍ、厚さ２０ｍｍであり、その側面の全周にわたっ
て直線的に溝２が穿設されている。この例に於て石板１
の材質はミカゲ石である。３は取り付け金具で、断面略
コ字状であり長脚３ａと短脚３ｂを有している。４は遮
蔽板であり、この実施例に於てはケイ酸カルシウム板が
使用される。５はフレームで、Ｃ型のチャンネル鋼材が
使用される。

パネルの製造は、先ず適当間隔で補助梁６を有するフレ
ーム５に遮蔽板４を載置し、石板１の幅に合せた位置に
取り付け金具３を載せ、その長脚３ｂをタッピングビス
７を使用して遮蔽板４ごとフレーム５または補助梁６に
固定する。この場合一枚の石板ｌを支持する取り付け金
具３の短脚３ａの先端が互いに向いあって設置されるよ
うにし、それら短脚３ａ・３ａの間に石板１を挿入し、
短脚３ａが石板ｌの溝２内に確実に位置するようにする
０以上は第３図に示された状態の説明であるが、これに
第４図に示すごとく石板ｌの溝２にコーキング剤或は接
着剤等８を施すことにより、製品は完成する。

第３図右方に於て、取り付け金具３がＩ型鋼の断面を呈
しているかに見えるが、これはこの部分で石板１が左右
方向に隣接するため、５字状の取り付け金具３二個が背
中合せに設置されているものである。

この実施例に於て使用された石板１の厚さは前述のごと
（２０ｍｍであり、穿設された溝２の幅は全周均等に約
４ｍｍである。

く効果〉 本発明によると、取り扱いが困難なミカゲ石等の石材を
簡単にパネル化することができ、これを外壁材として使
用することにより、建設作業の工氷期間を大幅に短縮す
ることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるパネルの平面図、第２図は他の実
施例の平面図、第３図は第１図の部分的拡大縦断面図、
第４図は第３図の部分的拡大図、第５図は第３図の部分
的横断面図である。 １・・石板、２・・溝、３・・取り付け金具、４・・遮
蔽板、５−−フレーム、６・参補助梁、７・拳タッピン
グビス、３ａ・・短脚、３ｂ・・長脚。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フレーム５及び補助梁６に遮蔽板４を載置し、断面略Ｊ
   字状の取り付け金具３の短脚３ａの先端が一組ごとに対
   向するように、長脚３ａを貫通するタッピングビス７に
   より取り付け金具３・遮蔽板４・フレーム５或は補助梁
   ６を一体に固定するとともに、対向する取り付け金具３
   の短脚３ａ・３ａをそれにより支持される石板１の側面
   の溝２に挿入し、その手順を繰り返すことによって連設
   した石板１の間に接着剤或はコーキング剤８等を施して
   成る石材を利用した建築物の外壁装飾パネル。