JPS6293901A - サ−マルヘツド及びその製造方法 - Google Patents

サ−マルヘツド及びその製造方法

Info

Publication number
JPS6293901A
JPS6293901A JP60234256A JP23425685A JPS6293901A JP S6293901 A JPS6293901 A JP S6293901A JP 60234256 A JP60234256 A JP 60234256A JP 23425685 A JP23425685 A JP 23425685A JP S6293901 A JPS6293901 A JP S6293901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicide
thermal head
oxidation
layer
heating resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60234256A
Other languages
English (en)
Inventor
鶴岡 泰治
仲森 智博
丹羽 早恵子
進 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP60234256A priority Critical patent/JPS6293901A/ja
Publication of JPS6293901A publication Critical patent/JPS6293901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、サーマルヘッドの構造及びその製造方法に
関する。
(従来の技術) 感熱紙を発色させて感熱紙にF’ y )のモザイクを
作ることにより絵1文字等の印字をするための種々の構
造のサーマルヘッド及びそのf!A造方決方法案されて
いる。このようなサーマルヘッドは、例えば文献(アイ
イーイーイー トランザクション オン コンポーネン
ツ、バイブリンズ、アンド マニファクチャリング テ
クノロジ(IEEETRANSAC:Tl0N ON 
GOMPONENTS、HYBI’1lDS、AN[l
 MANtlFACTIJRrNG TECHNOLO
GY)、Vol、C)tMT−7,No、3,5ept
、1984P、294〜298)に開示されている。こ
のような閘征の薄膜型サーマルヘッドにおいては、発熱
抵抗体として主として窒化タンタル(Ta2 N)が用
いられている。周知のようにTa2Nは、例えばバイブ
リア 1” I C等の薄膜抵抗体として用いる場合は
、抵抗1的の安定性が非常に優れているが、このTa2
Nをサーマルヘッドの発熱抵抗体として用いる場合には
、Ta2Nの#熱性、特に、その1耐酸化性は充分なも
のではなかった。このため、Ta2Nを発熱抵抗体とし
て用いる場合は、 一般に、サーマルヘッドの構造を築
5図に示すような構造とじていた。
第5図は従来の薄膜型サーマルヘッドの要部を示す断面
図であり、この場合、下地上しての絶縁基板上に多数設
けられた発熱抵抗体のうちの一つの発熱抵抗体に着目し
て示した断面図である。
第5図において、 11はグレーズドアルミナ基板を示
し、この絶縁基板11LにTa2N1112からなる発
28抵抗体13が設けられている。この発熱抵抗体13
hの犀間した位置に給′市体15及び17が1没けられ
ていて、これら給電体15及び17の間の発熱抵抗体1
3の部分(図中、斜線で示す部分)が発熱部19となる
。さらに、給゛iヒ体15及び17と発熱部13との1
−には順次に耐酸化llq 21と耐摩耗膜23とが設
けられていて、これら−二層の11りにより発、8抵抗
体の保護1模が形成されている。
サーマルヘッドにおいては、発熱抵抗体13の保護1模
、特に、耐酸化膜21はサーマルヘッドの寿命に影響す
る重要な保護膜である。発熱抵抗体13に高い′心力を
印加しこの発熱抵抗体13を高温に発熱させて印字を行
う際、このtfmffe化+1Q 21によって、高温
状態にある発熱抵抗体15を酸素から遮断し。
よって発熱抵抗体15の酸化を防1.1:され発熱抵抗
体13のガ命奢向りさせることがtJ」来る。
次に従来のサーマルヘッドの製造方法につき簡単に説明
する。
下地上してのグレーズドアルミナ基板11−L:に。
スバンタ法によりTa2NFl膜を形成し、次に、フォ
トリン技術によりTa7 N薄膜を所定の形状にパター
ンニングして発熱抵抗体13を形成する。
次に、スバンタ法によりこの発熱抵抗体151.に例え
ばニクロム(NiCr)と金(Au)とt一連続して成
膜し、続いて、このニクロム及び金の金属薄膜を所定の
形状にバターニングして、発熱抵抗体13の一部である
発熱部19を露出させるとノ(に、この発熱部21の両
側領域にこの金属薄11!2からなり尾いに電気的に絶
縁されたj0電体15及び17を形成する。
さらに、スパッタ法によりこの発熱部19と給電体17
及び19とのL側に例えば5i02薄膜を形成し、この
薄膜を所定形状にバターニングして#酸化11Q 21
を形成する。続いて、スパッタ法によりこ)耐酸化lI
!、!21 LL: #摩耗l11223とし−(ty
)T a205膜を形成して、サーマルヘッドを得てい
た。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、サーマルヘッドに用いられている従来の
発熱抵抗体は、その発熱抵抗体J−に1#酸化膜21を
別途に設けて、15?i熟抵抗体の醇化を防止する必要
があった。従って、サーマルヘッドの製造を行う際は、
耐酸化11λ21を成膜するため例えばスパッタ装置等
の、高価な製造設領1が必要になるという問題点があっ
た。
又、慟れた印字品質を得るため、さらには、低電力でか
つρi速印字を行うためには1発熱部19と感熱紙と金
II′!′接に接触させるか、或は、耐酸化j1りや耐
摩耗膜から成る保護層を可能な限り薄くして発熱部【9
から感熱紙への熱伝導を効率良く行うことが望ましい。
しかし、従来のサーマルへ7トでは、発熱抵抗体13f
:に別途形成する耐酸化II!、!21の1模厚のバラ
ツキやこの#酸化1模21中のピンホールの影響を考慮
すると、発熱抵抗体13を確実に酸化防止するためには
、この耐酸化膜21の厚みをノ)くすることには限界が
あるという問題点があった。
ところで、金属珪化物はその金属珪化物を酸化処理する
と、その表面に自ら酸化膜を形成し、その酸化j1りに
よりそれ以にの酸化の進行を防止する物性を41するこ
とか知られている。この物性については例えば文献(J
、Vac、Sci、Technol、、17(4)、J
ul、/Aug、1980、P、775〜792 )に
開示されている。
又、この文献のP、788には、蒸気により金属珪化物
であるTaSi2薄膜を酸化させた際のTa5i2vj
膜のシート抵抗値の変化が報告されている。第6図はそ
の報告内容を示す特性曲線図で、蒸気温度をパラメータ
(図中、工で示す曲線が900°C1■で示す曲線が1
050℃)として、横軸に蒸気酸化時間をとり縦軸にシ
ート抵抗値をとって示しである。同文献によれば900
℃の温度で工時間の蒸気酸化を行うと、140OAの膜
厚で酸化層が形成されたことが報告されている。
この出願の発明者は金属珪化物のこのような物性に着目
し、ざらに、サーマルヘッドに用いて好適な高融点金属
珪化物に着目して試験を行った結果、サーマルヘラf’
の発熱抵抗体に高融点金属珪化物を用いることにより種
々の工業的な利点を発見した。この発明はこのような知
見に基づいてなされたものである。
この出願の第一発明の目的は、前述した問題点を解決し
、低電力でかつ高速に然も印字品質の惧れた印字が行え
るサーマルヘッドを提供することにある。
この出願の第二発明の目的は、低電力でかつ高速に然も
印字品質の優れた印字が行えるサーマルヘッドを、B易
にgI造することが出来る製造方法を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この発明によれば、発熱抵
抗体と、#酸化膜とを具えるサーマルヘッドにおいて、 前述した発熱抵抗体を金属珪化物の層を以って形成し、
ざらに、@述した耐酸化膜をこの金属珪化物の層に対す
る酸化処理によって得られた酸化物層をもって形成して
成ることを特徴とする。
この発明の実施に尚り、金属珪化物は、タンタル(T 
a)珪化物、クロム(Cr)珪化物、タングステン(W
)珪化物、モリブデン(MO)珪化物、ニオブ(N b
)珪化物、バナジウム(V)珪化物、コへル)(Co)
珪化物、白金(Pt)珪化物、パラジウム(P d)珪
化物、チタン(Ti)珪化物からなる群より選ばれた一
種類の金属珪化物とするのが好適である。
又、Tit!!旧に、発熱抵抗体と、給電体と、耐酸化
膜とを具えるサーマルヘッドを製造するに当り、その製
造工程には、 下地土に金属珪化物の層を形成する工程と。
この金属珪化物の層丘に、この層の一部分を露出させて
給電体を形成する工程と、 この露出部分の表面領域を耐酸化膜とし、この表面領域
以外の前述した金属珪化物の層部分を発熱抵抗体とする
ために、前述した露出部分の表面領域に対して酸化処理
を行う工程とを含むことを特徴とする。
(作用) この発明のサーマルヘッドの構造によれば、発熱抵抗体
を構成している金属珪化物の層に対して酸化処理して得
た酸化物層を以って#酸化膜を構成しているから、非常
に緻密でかつ非常に薄い耐酸化膜が得られる。
従って1発8抵抗体の酸化防止を確実に行うことが出来
る。ざらに1発熱部と感熱紙との間の、例えば耐酸化1
1!2及び耐摩耗膜から成る保護層の層厚を薄くするこ
とが出来ると共に、この保護層の熱容14を小さくする
ことが出来る。
又、この発明のサーマルヘッドの製造方法によれば、例
えば大気中で金属珪化物の層を熱処理して、金属珪化物
の大気と接する部分を耐酸化膜とすることが出来る。
従って、耐酸化膜の形成を簡易に行うことが出来る。
(実施例) 以ド、図面を参照してこの発明の−・実施例につき説明
する。尚、以rの実施例の説明に用いる第1図〜第4図
は、この発明が理解でさる程度に概略的に示しであるに
すぎず、各構成成分の寸法。
形状及び配置関係は図示例に限定されるものではない。
又、各図において同・の構成成分については同一の符号
を付し示しである。又、従来と同一の構成成分について
は同一の符号を付して示してある。
第1図はこの発明のサーマルヘフドの構造を示す要部断
面図であり、第5図と同様、ド地としての例えばグレー
ズドアルミナ基板(以ド、中に絶縁基板と称することも
ある)ヒに多数設けられた発熱抵抗体のうちの、 一つ
の発熱抵抗体に着11シて示した断面図である。
7FS1図において、11は絶縁基板を示し、この絶縁
ノ、(板111−、に5例えば、金属珪化物(金属シリ
サイド)としてのタンタル(T a)珪化物の層からな
る発熱抵抗体31が設けである。又、この発熱抵抗体3
1L:の離間した一つの領域には例えばニクロム(N 
i Cr)と金(A u)とから成る金属薄膜で形成し
た給電体15及び17が設けてあり、これら給′屯体1
5及び17の間の発熱抵抗体31の部分(図中、斜線で
示す部分)が発熱部19となる。又、発熱抵抗体31の
給電体15及び17と接する領域を除き、少なくとも発
熱部19を画成する発熱抵抗体31の表面領域に、この
発熱抵抗体31を構成するタンタル珪化物の層に対して
酸化処理を行って得た、酸化物層から成る1酎酸化膜3
3(図中1完熟抵抗体311−に人い実線で示す)か設
けである。この酸化物層は非常にw!1.密でかつ非常
に薄い。ざらに、この耐酸化膜331−に例えばTar
’5から成る耐摩耗膜23か設けられている。
尚、金属珪化物この場合タンタル珪化物の層に対して酸
化処理を行って表面に形成される酸化物層は、明らかで
はないが5i02 と推定され、この5iO2jIりに
より金属珪化物のまま残存した部分(発熱抵抗体)の酸
化を防+I=する。
次に、第1図及び詔2図(A)〜(C)を藝照してこの
発明のサーマルヘッドの製Φ方法につきサーマルヘッド
の製造[程に従って説明する。
先ず、グレーズドアルミナ基板11Fに金属珪化物とし
て例えばタンタル珪化物(タンタルシリサイド)の層3
5を5000Aの層厚に形成して第2図(A)に示すウ
ェハ構造を得る。このタンタル珪化物の層35の形成力
法は例えばマグネトロンスパッタ法により、TaSi2
をターゲフトと1.て行い、そのスパッタ条件は、アル
ゴン(Ar)ガス圧を3X L 01To r rとし
、スパッタ市力を11 W/ c m/ とじて、成膜
速度を200 A / min、とじて行った。
次に、例えば、エツチングガスとしてCF4 ガスに0
2カスを体積比で5%混合したガスを用い、エツチング
パワーを700W/cm・′とし、カス圧を3パスカル
としたドライエツチング工程により、タンタル珪化物の
層35を発8抵抗体形状にバターニングする。
次に、例えば真空薄着法によりこのバターニングしたタ
ンタル珪化物の層3511に、例えばニクロム(NiC
r)を50OAの膜厚に、続いて金(Au)を300O
Aの膜厚に連続的に形成する。さらに、例えば電気メッ
キによりさらに金をメッキして金の膜厚を2gmとする
。続いて、ウェットエツチング法界の好適な4段により
、このニクロム及び金の金属Fg膜を所定の形状にバタ
ーニングして、タンタル珪化物の層35の・部分を露出
させると共にこの露出部分37の両側領域に、この金属
薄膜からなりWいに電気的に絶縁された給電体15及び
17を形成して、第2図(、B)に示すウェハ構造を得
る。
次に、このウェハを例えば空気中(人気中)雰囲気で6
00℃の温度で正時間のアニール処理を行う。この作業
によりこのウェハは酸化処理される。この際、大気と接
触している部分で活性な部分、例えばタンタル珪化物の
層35の露出部分37が丁として酸化される。従って、
露出部分37の表面領域に酸化物層33が形成されると
共に、タンタル珪化物のまま残イトした部分が発熱抵抗
体31となる。又、図中19で示す部分が発熱部となる
(第2図(C))。尚、この酸化物層33は発熱#;机
体31の耐酸化膜33として機能する。
次に、スパッタ法により#酸化IQ33と、給電体15
及び17とのLに例えばTa205からなる#摩耗11
!J 23を3.5uLmのII!、!厚に形成して、
第1図に示すこの発明のサーマルヘツドを得ることが出
来る。
試験結果 次に、発熱抵抗体をタンタル珪化物とし、酸化処理によ
り酸化物層を形成した後、従来構造及びこの発明の構造
で二種類のサーマルヘッド(詳細は後述する)を作製す
る。
第3図はこの二種類のサーマルヘッドに′電力を印加し
、その電力を徐々に大きく変えていって行ったステップ
ストレス試験結果を示した特性曲線図である。この図は
縦軸にサーマルヘッドの発熱抵抗体の抵抗変化:iA(
%)をとり、横軸に印加電力(W/ドツト)をとり、印
加電力に対して1発熱抵抗体の初期抵抗値Rと、各ステ
ップでの試験間7′時の抵抗値との差ΔRから求まる抵
抗率変化ΔR/Rをプロットして示してあり、図中、■
で示す曲線がこの発明のサーマルヘッドの特性であり、
IIで示す曲線が従来構造のサーマルヘッドの特性であ
る。
尚、この試験に用いたこの発明のサーマルヘッドとは、
5000Aの膜厚のタンタル珪化物を前述の製造方法と
同条件で酸化処理し、その上側に3牌mの膜厚のTa2
05の耐摩耗膜を形成したサーマルヘッドである。又、
従来構造のサーマルヘッドとは、5000Aの膜厚のタ
ンタル珪化物を同様に酸化処理し、さらにそのE側に、
別途に2pmの膜厚の5i02 を耐酸化膜として設け
、その上側に3 k m (7) II!2厚のTa2
05の#FI!耗+1Qを形成したサーマルへ7Fであ
る。
又、ステップストレス試験の条件は、印加する初期電力
を0.02W/mm’ とし、ステップを0.02Wと
して印力ロ電力を増加させた。又、各ステップでの電力
印加条件は、繰り返し周期を5m5eCとし、パルス幅
を1m5ecとし、パルス印加回数を20000回とし
て行った。そして、このような試験条件でこの発明及び
従来の試11共各試料がlil!2壊するまで印7+1
7電力をFげて試験を行った。
第3図に示した試験結果からも明らかなように、通常サ
ーマルへ7Fを使用する電力(0,13W/lツト)程
度では、この発明及び従来構造のサーマルヘッドには特
性Eの差異は見られない。又、高電力側で抵抗値変化に
やや差異が見られるが、実質的には問題となる差異では
ない。
従って、別途に耐酸化膜を設けていないこの発明のサー
マルヘッドの特性は実用上全く問題が無いことが分かっ
た。
又、第4図はステップストレス試験に用いたと同様に二
種類のサーマルヘッドを用意し、大気中で440°Cの
温度でアニール処理を行った際の各サーマルヘッドの抵
抗値変化を調査した特性曲線図である。この図は横軸に
アニール時間をとり。
縦軸に初期抵抗1iQRと、アニール中に適時測定して
T4jた抵抗値との差ΔRから求まる抵抗値変化率ΔR
/R(%)をとり、示しである。尚、図中0−0−0で
示す曲線がこの発明のサーマルヘッドの特性であり、φ
−・−・で示す曲線が従来構造のサーマルヘッドの特性
を示す。この発明のサーマルヘッドはタンタル珪化物の
酸化が原因と思われる抵抗値のL昇が初期に起こるが、
その抵抗変化率は2%程度である。尚、アニール時間の
増加と共に抵抗値の減少が起こるが、この抵抗値の減少
は一般的なアニール効果であり、この発明の実現に影響
を及ぼす現象ではない。
i:、述した試験結果からも明らかなように、この発明
によれば1業的に潰れた利点を有するサーマルヘッドを
提供することが出来る。
尚、この発明はh!した実施例に限定されるものではな
い。例えばタンタル珪化物を酸化処理する方法は大気中
のアニールでなく、酸素雰囲気中で7ニールすることで
行っても良い。又、熱処理の温度及び処理時間も目的に
応して換えることが出来る。
又、金属珪化物の露出部分の酸化が行え、サーマルヘッ
ドの他の部分を損傷することが無いような方法であれば
、薬品による酸化処理等の他の好適な方法でも良い。
又、発熱抵抗体に用いる金属珪化物として、この実施例
ではタンク!し珪化物のTaS i2を用いたが、他の
組成のタンタル珪化物例えばTa5S13等でも良い。
さらに金属珪化物を、クロム(Cr) fI化物、タン
グステン(W)珪化物、モリブデン(MO)II化物、
ニオブ(Nb)珪化物、/ヘナシウム(V)珪化物、コ
バルト(CO)珪化物、白金(Pt)珪化物、パラう′
ラム(P d)珪化物、チタン(Ti)珪化物からなる
群より選ばれた一種類の金属珪化物としても実施例と同
様の効果が期待jfJ来る。
尚、L述した実施例では発熱抵抗体の4i面形状につい
ては説明しなかったが、この金属珪化物は如何なる形状
の発熱抵抗体1例えば四角形状やミアンタ型形状等の発
熱抵抗体に用いても実施例と同様の効果が得られること
ことは勿論である。
(発明の効果) l二連した説明からも明らかなように、この発明のサー
マルヘッドの構造によれば、耐酸化膜を、発熱抵抗体を
構成している金属珪化物の層に対して酸化処理して得た
酸化物層を以って構成しているから、ピンホールのない
非常に緻密でかつ非常に薄い耐酸化膜が得られる。
従って、従来のように別途に耐酸化膜を形成しなくとも
発熱抵抗体の酸化防1Fを確実に行うことが出来る。さ
らに、発熱部と感熱紙との間の、例えば耐酸化膜及び耐
摩耗膜から成る保護層の層厚を薄くすることが出すると
J(に、この保護層の熱容−1を小ざくすることか出゛
にるから、発熱部と感熱紙とか効率良くかつ熟応答艮〈
接触する。
これがため、低電力でかつ高速に夜も印字品貞の役れた
印字か行えるサーマルヘッドを提供することが出来る。
又、この発明のサーマルへ・ノドの製造方法によれば、
例えば人気中で金属珪化物の層を熱処理して、金属珪化
物の大気と接する部分を耐酸化j模とすることか出来る
従って1耐酸化1模の形成をi)n易に行うことか出来
るから、従来のように高価な製造装置を川、低する必要
がない。
これがため、低電力でかつ高♂にへも印字品質の慟れた
印字が行えるサーマルへyトを、簡易に製造することが
出来る製造方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
751図はこの発明のサーマルヘッドの要部を示す断面
図、 7fS2図はこの発明のサーマルヘッドの製造方法を示
す工程図、 帛3図は従未構伍及びこの発明のサーマルへyドのステ
ップストレス試験結果を示す特性曲線図、 第4図はこの発明の説明に供する線図、第5図は従来の
サーマルヘッドの要部を示す断面図、 第6図は従来及びこの発明の説明に供する線図である。 11・・・ド地(グレーズドアルミナ基板)15.17
・・・給電体、    19・・・化8部23・・・耐
摩耗膜 31・・・発熱抵抗体(タンタル珪化物の層)33・・
・耐酸化膜(タンタル珪化物の層の酸化物)35・・・
タンタル珪化物の層 37・・・露出部分。 //  下地(グし−ス゛ドアルミカL抜ン15.17
珍電依 /り発熱部 23 耐摩H頑 31 発勢瓜抗褪(タンタル珪化物の漕)33 耐酢化
躾(タンク/1.珪Iど物の層のaX4こ拘着)この発
明のサーマルへ71:を示T断面図第1図 この発明の説明Iニイf4する徨2 第3図 JZa±ffp分 この発明の製造方法を説1!IIT’る工程図この発8
月の829月1ニイ圧するi稟図笛4図 従来のプーマルへ1.ド゛乞示す断面図第5図 魚気故4し処理時P」(公) 2足条lひ゛この発明の説明にイ兵するarfJ第6図 手 Aトレー玉 ネrlT   sF   ?町ト昭和
61憧[11104目

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発熱抵抗体と、耐酸化膜とを具えるサーマルヘッ
    ドにおいて、 前記発熱抵抗体を金属珪化物の層を以って形成し、前記
    耐酸化膜を該層に対する酸化処理によつて得られた酸化
    物層をもって形成して成ることを特徴とするサーマルヘ
    ッド。
  2. (2)金属珪化物は、タンタル珪化物、クロム珪化物、
    タングステン珪化物、モリブデン珪化物、ニオブ珪化物
    、バナジウム珪化物、コバルト珪化物、白金珪化物、パ
    ラジウム珪化物、チタン珪化物からなる群より選ばれた
    一種類の金属珪化物としたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のサーマルヘッド。
  3. (3)下地上に、発熱抵抗体と、給電体と、耐酸化膜と
    を具えるサーマルヘッドを製造するに当下地上に金属珪
    化物の層を形成する工程と、該金属珪化物の層上に、該
    層の一部分を露出させて給電体を形成する工程と、 該露出部分の表面領域を耐酸化膜としかつ該表面領域以
    外の前記金属珪化物の層部分を発熱抵抗体とするために
    、前記露出部分の表面領域に対して酸化処理を行う工程
    と を含むことを特徴とするサーマルヘッドの製造方法。
JP60234256A 1985-10-19 1985-10-19 サ−マルヘツド及びその製造方法 Pending JPS6293901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60234256A JPS6293901A (ja) 1985-10-19 1985-10-19 サ−マルヘツド及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60234256A JPS6293901A (ja) 1985-10-19 1985-10-19 サ−マルヘツド及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6293901A true JPS6293901A (ja) 1987-04-30

Family

ID=16968119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60234256A Pending JPS6293901A (ja) 1985-10-19 1985-10-19 サ−マルヘツド及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6293901A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0839846A (ja) * 1994-07-28 1996-02-13 Nec Corp サーマルヘッド
WO2012086558A1 (ja) * 2010-12-25 2012-06-28 京セラ株式会社 サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0839846A (ja) * 1994-07-28 1996-02-13 Nec Corp サーマルヘッド
WO2012086558A1 (ja) * 2010-12-25 2012-06-28 京セラ株式会社 サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ
US8810618B2 (en) 2010-12-25 2014-08-19 Kyocera Corporation Thermal head and thermal printer including the same
JP5638627B2 (ja) * 2010-12-25 2014-12-10 京セラ株式会社 サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6293901A (ja) サ−マルヘツド及びその製造方法
JPS62238767A (ja) 記録装置
JPH0312551B2 (ja)
TW200524740A (en) Heater for inkjet printer head and method for production thereof
JPS6243103A (ja) 発熱抵抗体
JPS63122573A (ja) サ−マルヘツド
JPH069163B2 (ja) 薄膜発熱抵抗体
JPH0523042B2 (ja)
JP2775884B2 (ja) サーマルヘッド
JPS6255712B2 (ja)
JPS6072750A (ja) 感熱記録ヘツド
JPS59178265A (ja) サ−マルヘツド
JPS6140170A (ja) サ−マルヘツド
JPS62198101A (ja) 発熱抵抗体及びその形成方法
JPS63122574A (ja) サ−マルヘツド
JPS6139195B2 (ja)
JPH01235664A (ja) 薄膜型サーマルヘッド
JPS61137759A (ja) サ−マルヘツド
JPS6046029B2 (ja) サ−マルヘツド
JPS63135260A (ja) サ−マルヘツド
JPS583884A (ja) 感熱記録ヘツド用発熱抵抗体及び該発熱抵抗体の製造方法
JPS63278202A (ja) 発熱抵抗体
JPS62201262A (ja) 薄膜型サ−マルヘツド
JPH02248260A (ja) 薄膜型サーマルヘッド
JPS591276A (ja) サ−マルヘツド