JPS6293036A

JPS6293036A - プレス金型装置

Info

Publication number: JPS6293036A
Application number: JP60231874A
Authority: JP
Inventors: Hideo Hoshi; 英夫星
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-10-17
Filing date: 1985-10-17
Publication date: 1987-04-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明はプレス装置に関し、特には、被加工材の加工
態様に対応して、プレス面の加圧力を部分的に変化させ
たプレス金型装置に関する。

（従来の技術）例えば、自動車、家電製品もしくは雑貨等の金属部品を
プレス金型によって加工する場合、被加工物の形状によ
ってはプレスの中心に均等に圧力を加えるのではなくど
ちらかに偏って加圧することが成形上束められることが
ある。すなわち、添付の図面第１図に図示したような左
右アンバランスな型形状Ｐを有する金型にあっては、ダ
イス面を直交する２本の中心線Ａ−Ａ、Ｂ−Ｂで区切っ
た各部分Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４に対するプレス圧力は
、プレス面積の大きいＣ３，Ｃ４部分の方が面積の小さ
いＣ１，Ｃ２部分より大きいことが望ましいわけである
。

しかるに、従来のプレス装置は、第４図に例示した４柱
式の油圧プレス装置５０のように、プレスの中心に均等
に加圧力が発生する機構とするのが常識であるから、上
のような偏荷重が求められる場合にはやむをえず金型を
荷重のアンバランス分だけ位置をずらしてプレス機械に
セットしていた。しかしながら、このように位置をずら
してセットするためには−まわりも二まわりも大きいプ
レス機械が入用となる。のみならず、従来装置は上のよ
うにもともとプレスの中心に均等に加圧力が発生する機
構として設計されているものであるから、中心をずらし
て使用した場合には偏荷重によって機械の精度に不具合
を生じたり、加工物も所期のものが得られないことがあ
った。

（発明が解決しようとする問題点） −この発明は、上述した点に鑑みて、被加工材の加工態
様に対応して、プレス面の加圧力を部分的に変化させた
プレス金型装置を提供することをその主たる目的とする
ものである。

（問題点を解決するための手段）この発明は、上の目的を達成するための構成として、出
力圧が相違する型移動用の複数のシリンダ装置を備えた
一の型と前記シリンダ装置の各ピストンロッドが結合さ
れた他の型とからなることを特徴とするプレス金型装置
に係る。

（作用）すなわち、この発明にあっては、従来装置のように、プ
レス機械を用いるのではなく、金型の−の型自体に型移
動のための複数のシリンダ装置を設けるとともに１１１
１記シリング装置の各ビス）・ンロッドを他の型に結合
して前記シリンダ装置の作動によって金型の移動を行な
うようにしたものであって、殊に本発明では、前記シリ
ンダ装置の出力圧を相違させることによって金型のプレ
ス面の加圧力を部分的に変化させるようにしたものであ
る。

（実施例）以下実施例とともに詳細に説明すると、添付の図面第１
図はこの発明に係るプレス加工の一例を示すためのダイ
スの平面図、第２図はこの発明の実施例を示す金型装置
の縦断面図、第３図は同じく他の実施例の縦断面図、第
４図は従来のプレス機械装置の一例を示した要部の縦断
面図である。

まず、第２図に図示した実施例のプレス金型装置につい
て説明すると、この金型は絞り加工用のものでダイス１
１が上型（可動型９）、ポンチ１２が下型（固定型８）
に設けられたものである。

なお、ダイスとポンチの位置はこの逆になる場合もあり
、さらに型移動が左右方向に行なわれる場合もある。

この実施例においては、可動型９の金型取付板１３に型
移動のための複数のシリンダ装置２０゜２０．３０．３
０が設けられる。これらのシリンダ装置の各ピストンロ
ッド２１，２１，３１．３１の先端は固定型８の金型取
付板１４に結合される。そして、油圧等の流体圧によっ
て前記シリンダ装置を作動すると、シリンダの移動によ
って可動型９は上下方向に移動して、ダイス１１および
ポンチ１２間に挿入された被加工物Ｂのプレス加工を行
なう。図の符号１５はノックアウト、１６はノックアウ
ト用のシリンダ装置、１７はしわ押えである。

上側の金型装置においてシリンダ装置２０．３０は各コ
ーナ一部に４つ取付けられているのであるが、これらの
各シリンダ装置の出力圧を相違させることによって、プ
レス加工面に加わる圧力を部分的に変えるようにしたの
が本発明である。

すなわち、第２図の実施例では、シリンダ装置の出力圧
の差が各シリンダの内径（ボア）の差によってもたらさ
れるようになっている。図の符号２０は小径側のシリン
ダ装置、３０は大径側のシリンダ装置を表わし、シリン
ダ装置３０側寄りのプレス面により大きな加圧力が加わ
ることはいうまでもない。

これを第１図に示した型形状Ｐと対応してみると、プレ
ス面積の大きい部分Ｃ３、Ｃ４に対し破線で示した大径
のシリンダ装置３０．３０が、面積の小さい部分Ｃ１，
Ｃ２に対しては小径のシリンダ装置２０．２０が配され
るわけである。

シリンダ装置の数ならびにその配置およびシリンダ装置
の出力圧の差をどのようにするかはブレ・スの加工態様
に求められる偏荷重に応じ金型設計において適宜定めら
れることである。

これに対して第３図はシリンダ装置の出力圧の差がシリ
ンダ装置の構造的な差によるものではなく、シリンダ内
に流入する流体の圧力の差によってもたらされるように
した例である。このような油圧等の流体圧の圧力制御は
公知の圧力制御弁等を用いることによって容易に実現さ
れる。この場合においては同型のシリンダ装置４０を使
用することができるとともに、圧力制御弁等によって任
意の圧力制御が適宜得られる長所がある。シリンダ装置
の数ならびにその配置およびシリンダ装置の出力圧の差
の決定は、上と同様設計上適宜に定められる。

（効果）゛以上図示し説明したように、この発明によれば出力圧
が相違する型移動用の複数のシリンダ装置を備えた一の
型と前記シリンダ装置の各ピストンロッドが結合された
他の型とからなることを特徴とするものであるから、被
加工材の加工態様に対応して、プレス面の加圧力を部分
的に変化させたプレス金型装置を容易に提供することが
できるようになった。

また、この発明装置は従来のようなプレス機械を用いな
くても加工ができるので、設備的にも安価で、しかもプ
レス機械への取付け、取外しという段取付作業が不要と
なるなど、この発明はプレス装置ならびにその金型の製
作、使用条件等において極めて有利なものを提供するこ
とができたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るプレス加工の一例を示すための
ダイスの平面図、第２図はこの発明の実施例を示す金型
装置の縦断面図、第３図は同じく他の実施例の縦断面図
、第４図は従来のプレス機械装置の一例を示した要部の
縦断面図である。８・・・固定型、９・・・可動型、１１・・・ダイス、
１２・・・ポンチ、１３．１４・・・金型取付板、１７
・・・しわ押え、２０．３０．４０・・・シリンダ装置
、２１．３１．４１・・・ピストンロッド、Ｂ・・・被
加工材。

Claims

【特許請求の範囲】１、出力圧が相違する型移動用の複数のシリンダ装置を
備えた一の型と前記シリンダ装置の各ピストンロッドが
結合された他の型とからなることを特徴とするプレス金
型装置。２、シリンダ装置の出力圧の差がシリンダ内径の差によ
ってもたらされる特許請求の範囲第１項記載のプレス金
型装置。３、シリンダ装置の出力圧の差がシリンダ内に流入する
流体の圧力の差によってもたらされる特許請求の範囲第
１項記載のプレス金型装置。