JPS6290607A - 光コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 産業上の利用分野 この発明は、光通信システム内の端局や中継局などで使
用される光コネクタに関するものである。

従来の技術 光通信システム内の端局や中継局などで使用される光コ
ネクタには、光送受信装置に固定された一方のパネルに
アダプタを保持させ、このパネルに対しネジ等により着
脱自在に装着される他方のパネルにプラグを保持させ、
パネル相互の着脱によってアダプタとプラグを自動的に
結合させたり解除したりする方式のプラグイン光コネク
タがある。

従来、この種のプラグイン光コネクタは、光ファイバを
保持するフェルールの先端部相互を、スリーブ内におい
て接触あるいはそれに近い接近状態に保ちつつ対向させ
るバットジョント型が使用されている。

発明が解決しよとする問題点 上記従来のプラグイン光コネクタは、パネル相互の着脱
機構の寸法誤差を考慮して、スリーブとフェルールの寸
法公差を通常のネジ締結型の場合よりも緩くしておく必
要がある。

このため、フェルール相互の接触面における光ファイバ
素線の軸ずれなどによる接続損失のばらつきが大きくな
り、極端な場合にはフェルールの先端間に１ｍｍ程度も
の空隙が形成されて光が全く通らなくなるおそれもある
。

発明の構成 問題点を解決するための手段 本発明の光コネクタは、双方のフェルールに光ファイバ
心線から出射された光線を拡大してほぼ平行な光線に変
換するレンズ機能を付加すると共に、双方のフェルール
の先端部をほぼ所定間隔保って対向させることにより、
スリーブとフェルールの緩い寸法公差のもとて接続損失
とそのばらつきを大幅に低減するように構成されている
。

以下、本発明の作用を実施例と共に詳細に説明する。

実施例 第１図と第２図は、本発明の一実施例の光コネクタを構
成するアダプタ１０とプラグ２０の構成を示す部分断面
図である。

アダプタｌＯは、第１図に示すように、先端部に球面レ
ンズを有すると共に光ファイバ心線１２ヲ保持するフェ
ルール１１と、このフェルール１１を保持するスリーブ
１３と、このスリーブ１３を収容するハウジング１４と
、スリーブ１３の抜けを防止するストッパ１５と、この
アダプタ１０をパネル内に固定するための板バネ１６と
を備えている。

プラグ２０は、第２図に示すように、先端部に球面レン
ズを有すると共に光ファイバ心線２２を保持するフェル
ール２１と、このフェルール２１を収容するハウジング
２４と、フェルール２１の抜けを防止するストッパ２５
と、このアダプタ１０をパネル内に固定するための板バ
ネ２６とを備えている。

プラグ２０は更に、後方から引き込まれる光ファイバ・
コード２３とそのケブラ２７を固定する圧着スリーブ２
８とスナップアウト・リング２９を備えている。

上述のアダプタ１０とプラグ２０は、第３図の部分断面
図に示すように、光送受信器に固定されるパネルｌと、
このパネルに対してネジ等により着脱自在に装着される
パネル２のそれぞれに保持されたのち、上記パネル１．
２の機械的結合に伴い自動的に光学的結合が行われる。

すなわち、まずパネル１と２の機械的結合に先立って、
アダプタ１０は、パネル１内に図中の左方から挿入され
、ハウジング１４側の段部がパネル１側の段部１ｂに接
触して前進が阻止されると同時に、ハウジング１４の後
方に延在される板バネ１６がパネル１内の段部１ａ内に
突出して後退が阻止され、その位置でパネル１内に固定
される。

また、パネルｌと２の機械的結合に先立って、プラグ２
０は、パネル２内に図中の右方から挿入され、ハウジン
グの段部２４ｂがパネルの段部２ｂに接触して前進が阻
止されると同時に、ハウジング２４の後方に延在される
板バネ２６がパネル内の凹部２ａ内に突出して後退が阻
止され、その位置でパネル２内に固定される。

パネル２に固定されたプラグ２０のフェルール２１は、
パネル１と２の機械的結合の際、パネルｌに固定された
アダプタＩＯのスリーブ１３内に挿入される。同時に、
プラグ２０のハウジングの先端部２４ａは、プラグ２０
のスリーブ１３とハウジング１４の先端部１４ａの間に
挿入される。

アダプタ１０とプラグ２０の機械的、光学的結合は、パ
ネルｌと２の機械的結合の完了と同時に完了する。この
結合完了状態において、アダプタ側のフェルール１１と
プラグ側のフェルール２１の間隔は、数ｍｍ程度の所定
の値となるように設定される。

第４図は、第３図の両フェルールの先端部分を拡大して
示す拡大断面図である。

フェルール１１と２１は、スリーブ１３内に数ｍｍ程度
離れて対向する。このフェルール１１と２１は、例えば
、アクリル系などの透明樹脂を素材として射出成型等に
より先端に球面を有する円柱形状を呈するようにに作成
される。スリーブ１３は、例えば、ポリカーボネイト等
の樹脂を素材として射出成型等により所定の内径を有す
る円筒形状に作成される。

フェルール１１と１２の先端部に形成された球面のレン
ズ部の所定間隔後方に、光ファイバ心線１２と２２の素
線先端部が固定され、ここから出射された光線の径は、
球面のレンズ部分で１０倍から２０倍程度に拡大され、
はぼ平行な光線となってここから出射される。

このため、フェルール１１と２１の先端間を仮に１５ｍ
ｍ程度離したとしても、光コネクタとしての接続損失は
０．５　ｄＢ程度の小さな値に留めることができる。実
際には、画先端部は、前述のように数ｍｍ程度（例えば
パネル相互の着脱機構の寸法誤差に基づく光軸方向へ位
置誤差として１ｍｍ〜２ｍｍ程度の値を許容した場合に
は、３ｍｍ〜５ｍｍ程度）の間隔で対向せしめられる。

また、フェルール１１と２１の先端部相互が離れている
ため、相互の接触に伴う機械的な損傷も生じない。

以上、フェルールの先端部に球面のレンズを形成する構
成を例示したが、これに代えて、フェルールの先端部に
おいて半径方向に屈折率が変化する屈折率分布自己収束
型ロンドレンズなどを形成してもよい。

発明の効果 以上詳細に説明したように、本発明の光コネクタは、ア
ダプタとプラグの両フェルールに光ファイバ心線から出
射された光線を拡大してほぼ平行な光線に変換するレン
ズ機能を付加すると共に、両フェルールの先端部を所定
間隔保って対向させる構成であるから、プラグイン光コ
ネクタに特有のスリーブとフェルールの緩い寸法公差の
もとで、フェルール相互の軸ずれ、角度ずれ、間隔ずれ
に基づく接Ｖｔ　ｔＭ失とそのばらつきを大幅に低減す
ることができる。

また、両フェルールの先端部相互が離れているため、機
械的な損傷も生じないという利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の一実施例の光コネクタを構成
するアダプタとプラグの部分断面図、第３図は第１図、
第２図のアダプタとプラグをそれぞれ保持体に固定した
のちこれら保持体の機械的結合により機械的、光学的に
結合させた状態を示す部分断面図、第４図は第３図のフ
ェルール先端部分の拡大断面図である。 １・・パネル（第１の保持体）、２・・パネル（第２の
保持体）、１０・・アダプタ、１１・・レンズ機能を有
するフェルール、１２・・一方の光ファイバ心線、１３
・・スリーブ、２０・・プラグ、２１・・レンズ機能を
有するスリーブ、２２・・他方の光ファイバ心線。 特許出願人　日本電気株式会社（外３名）代　理　人　
弁理士　榎井俊彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 第１の保持体に保持されるアダプタと、第２の保持体に
   保持されるプラグとを備え、第１、第２の保持体間の機
   械的結合又はその解除に伴いアダプタとプラグ間の光学
   的結合が完成し又は解除されるプラグイン光コネクタに
   おいて、 前記アダプタは、一方の光ファイバ心線を保持しかつこ
   の光ファイバ心線から出射された光線を拡大してほぼ平
   行な光線に変換するレンズ機能を有するフェルール及び
   このフェルールを保持するスリーブを備え、 前記プラグは、他方の光ファイバ心線を保持しかつこの
   光ファイバ心線から出射された光線を拡大してほぼ平行
   な光線に変換するレンズ機能及び前記アダプタとの光学
   的結合の完成時において前記アダプタのスリーブ内にお
   いてこのアダプタのフェルール先端部とほぼ所定間隔保
   って対向する先端部を有するフェルールを備えたことを
   特徴とする光コネクタ。