JPS6289611A

JPS6289611A - 水中油または油中水型エマルジョン

Info

Publication number: JPS6289611A
Application number: JP61181834A
Authority: JP
Inventors: ゲルト・ダームス
Original assignee: Deutsche ICI GmbH
Current assignee: Deutsche ICI GmbH
Priority date: 1985-08-01
Filing date: 1986-08-01
Publication date: 1987-04-24
Anticipated expiration: 2011-07-10
Also published as: EP0211550A2; FI863132A0; AU593268B2; AU6053786A; EP0211550B1; FI85808B; ES2001060A6; CA1278521C; JP2514634B2; US4880563A; ATE62402T1; FI85808C; EP0211550A3; DE3678636D1; FI863132A; GB8519426D0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、アルコキシル化脂肪アルコール及ヒポリシロ
キサンからなり、主にクリームやローション等の製造の
ためのペースとして有用な個人身体管理製品（例えば化
粧品類）用組成物に関する。

本発明の組成物は医薬等の生理学的活性物質用キャリャ
ーとしてまたはその一部としても使用できる。

本発明組成物の第１の目的は、最終製品の皮ふへの塗布
性を助長促進することであるが、それはキャリヤーまた
は乳化剤としての第二義的目的をも達成しうる。

アルコキシル化脂肪アルコール類は、「保湿」効果を与
える点で、局部組成物の有用な一成分である。「保湿」
とは、水分保持の促進を意味するものとする。アルコキ
シル化脂肪アルコール類ハ、高い粘度を有することがあ
り、またある種の処方物において低い塗布性を示すこと
がある点で、ある種の欠点を有する。塗布性が空気中の
物質の表面張力によって左右されることは公知である［
Ｒ。

ケイマー（Ｋｅｙｍｅ　ｒ　）の「ツール・シュグライ
ツ／グ・フルツシゲール・リボイブ・アウフ・デｐ・ハ
ウト（Ｚｕｒ　Ｓｐｒｅｉｔｕｎｇ　ｆｌｕｓａｉｇｅ
ｒ　Ｌｉｐｏｉｄｅａｕｆ　ｄｅｒ　Ｈａｕｔ）Ｊ　Ｐ
ｈａｒｍ、　Ｉｎｄ−３２Ｇ’ｋ　　５７７−５８１（
１９７０）参照〕。我々は、表面張力を低減しかくして
塗布性を向上させるアルコキシル化脂肪アルコール用添
加剤を発見した。この添加剤は粘度も低減させる。

本発明の組成物は、有利な低温保存安定性をも有する。

本発明の添加剤は四量体または三量体の形の環式シロキ
サン化合物である。

環式シロキサン類は局部治療用組成物において非水性稀
釈剤として使用されてきている。

（式中ｎは４または５）の２種の環式シロキサンは、有
用な揮発性をも示し、それぞれ１７５℃及び２１０℃の
沸点を有している。

欧州特許第３５８９９号明細書には、上記の如きシリコ
ーン類は、活性成分として四級アンモニウム化合物を含
むヘア・コンディショナー中に含めうろことが記載され
ており、保湿剤は述べられていないが、ミリスチン酸イ
ソプロピルが油添加剤として挙げられている。英国特許
第１．４Ｓ７．６７６号明細書には、保湿剤としてのミ
リスチン酸イソプロピルを揮発性シリコーン類で置き換
えた発汗防止剤が記載されている。米国特許第４．２６
８．４９９号明細書には、環式シリコーン、脂肪アルコ
ールエーテルをベースとしたノニオン系界面活性剤及び
ポリオキシエチレン誘導体を含む発汗防止剤が記載され
ているが、ポリオキシプロピレン基を含む界面活性剤は
全く述べられていない。米国特許第４．２４６，２５７
号明細書には、シリコーン、ワックス、乳化剤及び油脂
を含むが真に保湿性の物質を含まない化粧用クリームが
記載されている。

本発明の組成物は藺草な粘度低減効果も達成する。

油／水クリーム及びローションは、加湿効果を与えるた
めに皮ふ表面へ塗布される。下記の文献は、いわゆるラ
メラ（板状）液晶相が存在する場合に１加湿ないし保湿
が最も効果的であることを示している：（１）　　Ｋ、Ｈ，シュラダ（Ｓｃｈｒａｄｅｒ）　ｒ
グルンドラーゲン・ワン）−レツェプチュレン６デルｅ
コスメチカＪ　Ｄｒ、フチング・７エルラーグ（ハイデ
ルベルク）、ｐ　２４２（１９７９）（２）　　Ｊ、Ｓ
、シエリネク（Ｊｅｌｌｉｎｅｋ）　ｒモイスチュアリ
ングΦアンド・エモリエンシイ拳バート・ワン、コスメ
チック・アンド・トイレットリイスＪ　　Ｉ）　６９−
７３　（１９７３）（３）　　Ｈ，ユンギンガー（Ｊｕ
ｎｇｉｎｇｅｒ）　　「７つ７バウ・ラント・二ントピ
ックルング・フォノ・サルベン・フレメスラント・エマ
ルジオネ−ｙＪ　ＡＰＶ・デルマチケルクルス■・マイ
ンツ、　１９８３．ｐ１９−４５゜本発明は、囚式（式中、Ｒは飽和または不飽和の０６〜０２２−価炭化
水素基であり、誼換されていてよく；ｎはＯ〜１０であ
り；ｍは２〜５０であり；それぞれのタイプのアルコキシル基はランダム関係また
はブロック関係で存在している）のアルコキシル化ポリ
エーテル５〜９５重量％と、の）テトラ（ジメチルシク
ロシロキサン）モジくはペンタ（ジメチルシクロシロキ
サン）またはそれらの混合物９５〜５重量％と、からなる組成物を提供する。

好ましくは、この組成物は両成分（５）及び（Ｂ）を２
０：８０ないし８０　：　２０の重量比で含む。

基Ｒば、好ましくはＣｌ０−ＣＯの一価炭化水素基であ
り、さらに好ましくは入手性の理由からＣａｔ〜ＣＬＲ
の炭化水素基である。基Ｒは直鎖でも分岐でもよく、飽
和でも不飽和でもよ（、また、ヒドロキシル基のような
置換基を含んでいてもよい。

この最後の場合、置換基であるヒドロキシル基はアルコ
キシル化されていてもよい。

ｍの値は好ましくは１０〜２０である。下記の化合物は
、本発明の組成物の成分（２）として使用しうるもので
ある。

ＰＯＰ（４）　　ヒ）”ロキシステアリルアルコールＰ
ＯＰ（１５）ヒドロキシステアリルアルコールＰＯＰ　
（４）オクチルアルコールＰＯＰ（１０）セチルアルコールＰＯＰ（４）１２−ヒドロキシステアリルアルコールＰＯＰ（６）１２−ヒドロキシステアリルアルコールＰＯＰ（１５）１２−ヒドロキシステアリルアルコールＰＯＰ　（５）エルシルアルコールＰＯＰ　（５）　オレイルアルコール上記において、ＰＯＰはポリオキシプロピレンであり、
カッコ内の数字は含まれるプロピレノキシ単位のモル数
を示すものである。エチレンオキシドから誘導されたポ
リマ一単位が存在してもよいが、もし液状組成物を形成
したい場合にはその数は少なくすべきである。

本発明の組成物は両成分を単に混合することにより表遺
される。さらに別の成分、例えば香料、着色料、ワック
ス等を用途に応じて添加することができる。

同様に、本発明の組成物は、広範囲の個人身体管理用製
品、殊に医薬製品（通常は局部特に皮ふ適応用の製品）
に配合できる。

本発明組成物のための有用な範囲の応用は、水中油エマ
ルジョン及び油中水エマルジョンである。

油中水エマルジョンにおいて、四量体シロキサンを用い
る本発明の組成物は、低い油脂感で皮ふに冷却効果を与
える。成分（Ｂｌの保湿効果は水分保持を助長し、皮ふ
弾性を増す。成分ＣＢ）の混入は、四量体シロキサンの
凝固点を低減させ、これにより、貯蔵性が増−ｆ。その
冷却効果に伴なうアストリンゼント効果がなく、従って
これにより本発明の組成物は日焼は処理剤に配合するの
に適当である。

水中油型のローション及びクリームにおいて本発明組成
物を使用すると、皮ふにべとつき感な与えずにそれらの
製品の塗布性が向上される。

本発明の組成物は、完全な化粧品処方において、全成分
合計重量の２〜６０重量う、好ましくは２〜１０重ｆｆ
１１程度まで含まれうる。

油／水／乳化剤からなる系が、組成の残部の主要部をな
すが、乳化剤は典型的には全体の３〜１０重量％である
。

湿度調節、増量剤、活性成分、防腐剤、香油、着色剤及
び顔料は、通常の量で添加できる。

本発明を以下の実施例により説明する。「部」及び「パ
ーセント」は重量基準である。

実施例１ ■成分としてのＰＯＰ（１５）ステアリルアルコールと
Ｑ３）成分としてのテトラ（ジメチルシクロシロキサン
）とを種々の相対比で一緒に混合し、それら混合物の融
点を測定した。いくつかの組成物については表面張力を
測定した。純粋な両成分の性質も合せて比較のために下
表に示しである。

シロキサンの不利な高融点及び表面張力が、わずか少量
のステアリルアルコールエーテルの添加によって低減さ
れ、その添加量を増すことによって余り変化がないこと
が判る。

実施例２実施例１の組成（／１６１１　）を用いて油中水型ロー
ションを下記のように調製した。

重量％油相：組成４１１　　　　　　　　　１０パラフイン油
　　　　　　　　６．０ペトロラタム　　　　　　　　２・０ＰＯＥσ）水素化ひまし油　　　６．０ワツクス（乳化
剤）水相：　ＰＯＥ（３０）ソルビトール　　　　４．０防
　腐　剤　　　　　　　有効量水　で合計　　　　　　　１００操作：１、油相な４０〜６０℃に加熱し、混合する。

２、水相を４０〜６０℃に加熱し、混合し、高剪断ミキ
サーを用いて油相中へ徐々に添加する。

３、室温に冷却しながら、３０分間攪拌を継続する。

検　　定この製品ローションは加湿性、保湿性であり、べたつき
のない皮ふ感を与える。また適用の際に鮮烈な冷却効果
と、乾いた潤滑窓を残こす。活性成分として遮光剤、ア
ラントイン、コラーゲン及びビタミン類を加えても乳化
性の悪化はなかった。

実施例３実施例１の組成物／１６８を用いて、下記の油中水クリ
ームを調製した。

重量％油相：組成物、％８　　　　　　　　　６．０パラフイ
ン油　　　　　　　　５・０ペトロラタム　　　　　　　　６．０ＰＯＥ（１）グリセロールン　　１０．０ルビタンオレ
オステアレート乳化剤水相：　ＰＯＥ（３０）ソルビトール　　　４．０防　
腐　剤　　　　　　　　有効量水　で合計　　　　　　　１００操作：１、油相を７０〜８０℃に予熱し、混合する。

２、水相を７０〜８０℃に加熱し、ＭＩＧミキサーを用
いて油相中へ徐々に添加する。

３、室温に冷却しつつ混合を３０分間継続する。

検　　定このクリームは、加湿性、保湿性であり、使用後べた付
き感を与えず、乾いた潤滑効果を与える。

実施例１の活性成分を配合することができた。

実施例４実施例１の組成物１ｔａ７を用いて水中油型ローション
を調製した。

重量％油相：組成物、％７　　　　　　　　　４．０インプロ
ピルミリステート　　２．０パラフイン油　　　　　　　　５．０ペトロラタム　　　　　　　　３．０コール乳化剤　　　　　　　　２°０水相：　ＰＯＥ（３０）　ソルビトール　　　４．０防
腐剤　　　　有効量水　で合計　　　　　　　１００操作：１、油相な５０〜６０℃に加熱し、混合する。

２、水相を６０〜７０℃に加熱し、高速、高剪断ミキサ
ー−１例：シルバーソン型）を用いて均質化しながら、
予熱油相な添加する。

３、エマルジョン形成後、室温に冷却しながら減速して
攪拌を継続する。

検　　定このようにして製造した軟質水中油型ローションは、板
状（ラメラ）液晶相を示し、水分保持性及び良好な加湿
効果を示した。

実施例５実施例１の組成物／ｉ６５を用いて水中油温クリ＋ムを
調製した。

重量％油相：＆酸物、％５　　　　　　　　　４．０インプロ
ピルミリステート　　２．０パラフイン油　　　　　　　　５．０ステアリン酸　　　　　　　　２．０グリセロールモノステアレート３．５ＰＯＥ　（２１＞　　ステアリルアルコール乳化剤　　　　　　６・０ＰＯＥ（２）ステアリルアルコール乳化剤　　　　　　　１・０水相：　ＰＯＥ（３０）７にビ）−ル４．Ｑ防腐剤　　
　　有効量水　で合計　　　　　　　１００操作：１、油相を５０〜６０℃に予熱し、混合する。

２、水相を６０〜７０’Ｃに亦熱し、高速、高剪断ミキ
サー（例：シルバーンン型）を用いて均質化しつつ、予
熱油相を添加する。

３、　エマルジョン形成後、室温にまで冷却し、減速で
攪拌を継続する。

検　　定この製品はグリース感がなく、迅速浸透性であり、加湿
性のある皮ふクリームであった。このクリーム中には板
状液晶相が存在した。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）（Ａ）式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中、Ｒは飽和または不飽和のＣ＿１〜Ｃ＿２＿２一
価炭化水素基であり、置換されていてよく；ｎは０〜１０であり；ｍは２〜５０であり；それぞれのタイプのアルコキシル基はランダム関係また
はブロック関係で存在している）のアルコキシル化ポリ
エーテル５〜９５重量％と、（Ｂ）テトラ（ジメチルシ
クロシロキサン）もしくはペンタ（ジメチルシクロシロ
キサン）またはそれらの混合物９５〜５重量％と、からなる組成物。
（２）（Ａ）：（Ｂ）の重量比が２０：８０ないし８０
：２０である特許請求の範囲第１項記載の組成物。
（３）ＲがＣ＿１＿２〜Ｃ＿１＿８の基であり、ｎがゼ
ロであり、そしてｍが１０〜２０である特許請求の範囲
第１または２項に記載の組成物。
（４）Ｒがオクチル、セチル、ヒドロキシステアリル、
エルシルまたはオレイルである特許請求の範囲第１また
は２項に記載の組成物。
（５）両成分（Ａ）及び（Ｂ）を一緒に添加し、混合す
ることからなる特許請求の範囲第１〜４項のいずれか一
つに記載の組成物を製造する方法。
（６）特許請求の範囲第１〜４項のいずれか一つに記載
の組成物を２〜３０重量％含む水中油または油中水量エ
マルジョン。