JPS6288098A - 複数車線における走行車検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数車線を有する高速道路橋等の橋梁にお
いて、橋梁長手方向の所定位置における各車線の走行車
を判別する装置に関するものである。

〔従来技術〕

供用中の道路橋において、ある載荷状態における橋梁各
部の応力や変形量を測定する場合は、一般の交通を一時
遮断して、道路橋の所定位置に所定の大きさの荷重を載
荷する静的載荷試験を実施するのが普通である。

しかし、通常の交通を極力阻害することなく、前記測定
を行なうことが要求されている高速道路橋等においては
、通常の通過車両を積載荷重として、車両通過時の橋梁
各部の変化を動的に測定する方法が採用されている。こ
の場合、複数車線を有する道路橋においては、通過車両
の走行位置が橋梁各部に生じる力学的現象の主要因の一
つであるため、載荷荷重となる通過車両の走行路を判別
する必要がある。

従来、複数車線を有する高速道路橋等の道路橋において
、橋梁長手方向の所定位置における各車線の走行車を判
別する装置としては、第１０図および第１１図に示すよ
うに、走行車線９および追越車線８における舗装置０を
所定の深さにカットして平面４角形の溝１１を設け、そ
の溝１１内にループコイル１２を収容すると共に樹脂モ
ルタル等の充填材１３を充填し、前記ループコイル１２
の上を車両が通過するときのループコイル１２のインダ
クタンス変化を検出装置により検出して、各車線におけ
る走行車を判別するループコイル埋設式走行車判別装置
が知られている。

しかし、との走行車判別装置の場合は、ループコイルを
設置するために道路の舗装を切削して溝を設け、その溝
内にループコイルを収容したのち充填材と充填するとい
ｆ）煩雑な作業を必要とし、そのため設置に要する時間
が長くかかると共に工費が高くなり、かつ供用中の道路
に設置する場合：は、交通規制を行なう必要があるので
、交通に多友の影響を与え、さらに近傍に存在する金属
物や強磁界により誤動作する恐れがある。

また第１２図に示すように、走行車線９の外側片・よび
追越車線８の外側に支柱１４を固定し、各支柱１４に路
面から５ｍ以上の高さにおいて支持梁１５を片持式に固
定し、走行車線９および追越車線８の巾方向中央上方に
おいて、各支持梁１５の先端部に超音波送受波ヘラＰ１
６を取付け、前記超音波送受波ヘッド１６から路面巾方
向の中央は向かつて超音波パルスを周期的に輻射し、そ
の反射波の時間差を検知することにより、路面と車両を
区別認識する超音波・ξルス反射式走行車判別装＃が知
られている。

しかるに、この走行車判別装置の場合は、高所に超音波
送受波ヘッドを設置するために、大規模な支柱や支持梁
を必要とするので、工事費が高くなると共に工事時間が
長くかかり、かつ安全対策上および美観上、前記支柱や
支持梁等を設置することができない場合が多い。また感
知距離（超音波送受波ヘッドと検知される車両との距離
）が比較的短かく（約６ｍ）、かつ感知範囲の調整に労
力を要し、さらに超音波送受波ヘッドは高価である等の
問題がある。

さらにまた、第１３図に示すように、高速道路橋１の上
方に架設されている桶断橋１７の側部に、走行車線およ
び追越車線の中央上方において支持ｔ１８＋ｒ９を片持
式に固定し、各支持梁１８゜１９の先端部に超音波送受
波ヘッド１６全取付けた超音波示ルス反射式走行車判別
装置も知られて購断橋がある場所でないと設置できない
という問題がある。

１［発明の目的、構成〕 この発明は前述の問題を有利に解決できる複数車線にお
ける走行車判別装置を提供することを目的とするもので
あって、この発明の要旨とするところは、複数車線を有
する道路橋１の巾方向の一側部および他側部に、第１光
電スイッチを構成する第１発光器２および第１受光器６
と、第２光電スイッチ全構成する第２発光器４および第
２受光器５とが設置され、第１光電スイッチの光路６と
第２光電スイッチの光路７とは、隣り合う車線の境界付
近でＸ字状に交差するように配置され、前記第１受光器
６および第２受光器５は受光遮断順序判別装置に接続さ
れていることを特徴とする複数車ｍ（でおける走行車判
別装置にある。。

〔実施例〕

次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。

第１図ないし第８図はこの発明の一実施例を示すもので
あって、走行車線９お工び追越車線８を有する道路橋１
における中方向の一側部に、車両走行方向の後方におい
て第１発光器２が配置されると共に、車両走行方向の前
方において第２発光器４が配置され、かつ前記道路橋１
における巾方向の他側部（ては、車両走行方向の前方に
おいて第１受光器６が配置されると共に、車両走行力向
の後方において第２受光器５が配置され、各発光器２．
４および各受光器３８５は、それぞれ台板２０に対しボ
ルトにより固定され、その台板２０に固定された垂直な
高さ調節用螺杵２１ば、金属管からなる支杆２２の十端
部に固定さｈた雌ねじ部材２６に螺合さね１、さらに前
記螺杵２１にはロックナツト２４が螺合され、前記名発
光器および各受光器は車両の上部のレベルよりも低レベ
ルに配置されている。

前記支杆２２の下端に固定された座板２５が道路橋１の
側部上面に載置されると共に、支杆２２がガードレール
２６の外面に当接され、かつガードレール２６の内面に
は支持金具２７が当接され、その支持金具２７の上端部
および下端部と支杆２２とは、Ｕ型ゼルト２８によシ締
付結合され、前記第１発光器２は第１受光器乙に向かっ
て光線を発射し、第１発光器２と第１受光器３とにより
第１光電スイッチが構成されている。

前記第２発光器４は第２受光器５に向かって光線を発射
し、第２発光器４と第２受光器５とにより第２光電スイ
ッチが構成され、第１九電スイッチの光路６と第２光電
スイッチの光路７とは、車両走行方向に対し傾斜すると
共に、走行車線９および追越車線８の境界付近でＸ字状
に交差し、各受光器３，５は、第６図に示すように発光
器２゜４からの光線を受光しているときと受光していな
いときとで異なる電圧を発生する。

第５図は受光遮断順序判別および測定データ記録装置の
一例を示すものであって、第１受光器乙に接続された第
１増巾器２９と第２受光器５に接続された第２増巾器６
０とは、Ａ／Ｄ　変換器の入力部に接続され、かつ道路
橋１における多数の被測定位置には、電気式変位計、加
速度計、ひずみ計等からなる電気式測定素子６１が取付
けられ、各測定素子３１は測定信号増巾器６２を介して
Ａ／Ｄ変換器３６の入力部に接続され、そのＡ／Ｄ変換
器６３には電子計算機からなる処理制御装置６４が接続
され、その処理制御装置３４の出力部にはフロッピィデ
ィスクからなる外部記録装置３５が接続され、前記Ａ／
Ｄ　変換器３３および処理制御装置６４により受光遮断
順序判別装置が構成されている。

前記各受光器６．５により検出された信号電圧は、増巾
器２９．３０により増巾されてＡ／Ｄ変換器６３に送ら
れ、かつ前記各測定素子３１により検出された信号電圧
は、測定信号増巾器３２により増巾されてＡ／Ｄ　変換
器３３に送られ、Ａ／Ｄ変換器６３は各増巾器２９，３
０．３２からのアナログ信号（電圧信号）をデジタル信
号に変換する。処理する信号の数、処理速度、処理開始
、処理終了等は処理制御装置３４により制御される。

また前記処理制御装置６４は、一般に、ｏ−ンナ／Ｌ、
　コアピユータあるいはミニコンピユータと呼ハれるも
のであり、外部機器からのデータの入力。

外部機器へのデータの出力、数値演算、外部機器の作動
制御等の機能を有する。

短かい時間間隔例えばＨｏｏ　−＋ｏ秒間隔で、第１増
巾器２９および第２増巾器３０の出力信号がＡ／Ｄ　変
換器３３を経て処理制御装置３４に送られ、各増巾器２
９．３０の出力信号値が逐時比較されることにより、各
受光器３．５の受光遮断順序が検出され、車両の通過時
点と車線とが判別される。

第７図は第１受光器乙の受光が遮断されたのち第２受光
器５の受光が遮断された状態を示し、この場合は走行車
判別装置設置場所の追越車線８を自動車等の車両が通過
したことを示している。また第８図は第２受光器５の受
光が遮断されたのち第１受光器３の受光が遮断された状
態を示し、この場合は走行車線判別装置設置場所の走行
車線９を車両が通過したことを示している。

処理制御装置３４により目的とする走行状態が検出され
たとき、その処理制御装置３４によりＡ／Ｄ　変換器３
３を制御して、各測定信号増巾器３２からのデータをも
処理制御装置３４（（取込み、処理制御装置３４に取込
塘れた各増巾器２９，３０゜３２からのデータを外部記
録装置６５に記録し、次に外部記録装置３５に記録され
たデータを解析する。

第９図は受光遮断順序判別および測定データ記録装置の
他の例を示すものでちって、第１増巾器２９、第２増巾
器３０および各測定信号増巾器６２がデータレコーダ３
６の入力部に接続され、そのデータレコーダ３６の出力
部には波形記録装置３７が接続され、走行車を判別する
ための第１増巾器２９および第２増巾器３０からの信号
と、各測定信号増巾器６２からの測定信号とは、データ
レコーダ３６において磁気テープに一定時間連続して記
録され、その磁気テープに記録された信号は波形記録装
置６７において記録紙３８に描かれ、その記録紙３８に
描かれた第１増巾器２９および第２増巾器６０からの信
号の波形により、前述のように車両の通過時点と車線と
が判別され、かつ各測定信号増巾器３２からの信号の波
形と前記第１増巾器２９および第２増巾器６０からの信
号の波形とによシ、車両の通過点および車線と測定結果
との関係が解析される。

第１図（で示すように、第２発光器４の前方に配置され
た第３発光器３９と第１受光器３の前方に配置された第
３受光器４０とからなる第３光電スイッチを設置し、か
つ第６受光器４０に接続された第６増巾器４１を前記Ａ
　／　Ｄ変換器３６あるいけデータレコーダ３６の入力
部に接続してもよい。

このようにすれば、車両の走行速度および車長等を検出
することができる。

〔発明の効果〕

この発明によれば、複数車線を有する道路橋１の巾方向
の一部および他側部に、第１光電スイッチを構成する第
１発光器２および第１受光器ろと、第２光電スイッチを
構成する第２発光器４および第２受光器５とが設置され
、第１光電スイッチの光路６と第２光電スイッチの光路
７とは、隣り合う車線の境界付近でＸ字状に交差するよ
うに配置され、前記第１受光器６および第２受光器５は
受光遮断順序判別装置に接続されているので、第１受光
器３および第２受光器５の受光遮断順序を判別すること
により、複数車線を有する道路橋１の所定位置において
、伺れの車線を車両が通過したかを容易１／ζ判別する
ことができ、安価な２ｍの発光器および受光器全項みに
組合わせて走行車ｆ　ＷＪ別できると共に、発光器およ
び受光器を道路橋の両側の低レベルの位置に設置できる
ので、前記従来の場合のように茜い支柱や支持梁を設置
する必要がなく、そのため工事費が安くて済むと共に美
観を悪くすることがなく、しかも交通規制を行なうこと
なく設置することができ、さらに発光器および受光器か
らなる光電スイッチは超音波送受波ヘッドに比べて感知
距離が長く設置も容易である等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図はこの発明の一実施例を示すもので
あって、第１図は道路橋における発光器および受光器の
配置を示す平面図、第２図はその、縦断正面図、第６図
は発光器および受光器の支持状態を示す一部縦断正面図
、第４図はその側面図、第５図は受光遮断順序判別およ
び測定データ記録装置の一例を示す回路図、第６図は受
光器の受光および受光遮断時の出力電圧を示す図、第７
図および第８図は第１受光器および第２受光器の受光遮
断順序を示す図である。第９図は受光遮断順序判別およ
び測定データ記録装置の他の例を示す図である。第１０
図は従来の走行車判別装置の一例を示す平面図、第１１
図は第１０図のＡ−Ａ線断面図、第１２図は従来の走行
車判別装置の他の例を示す正面図、第１３図は従来の走
行車判別装置のもう一つの例を示す一部縦断側面図であ
る。 図において、１は道路橋、２は第１発光器、６は第１受
光器、４は第２発光器、５は第２受光器、６およびＺは
光路、８は追越車線、９は走行車線、２０は合板、２１
は高さ調節用螺杵、２２は支杆、２３は雌ねじ部材、２
４はロックナツト、２６はガードレール、２７は支持金
具、２８はＵ型ボルト、２９は第１増巾器、６０は第２
増巾器、６１は電気式測定素子、ろ２は測定信号増巾器
、３３はＡ／Ｄ変換器、６４は処理制御装置、３５は外
部記録装置、３６はデータレコーダ、６７は波形記録装
置、６８は記録紙、３９は第６発光器、４０は第３受光
器、４１は第３増巾器である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数車線を有する道路橋１の巾方向の一側部および他側
   部に、第１光電スイッチを構成する第１発光器２および
   第１受光器３と、第２光電スイッチを構成する第２発光
   器４および第２受光器５とが設置され、第１光電スイッ
   チの光路６と第２光電スイッチの光路７とは、隣り合う
   車線の境界付近でＸ字状に交差するように配置され、前
   記第１受光器３および第２受光器５は受光遮断順序判別
   装置に接続されていることを特徴とする複数車線におけ
   る走行車判別装置。