JPS628631B2 - - Google Patents

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JPS628631B2
JPS628631B2 JP55140715A JP14071580A JPS628631B2 JP S628631 B2 JPS628631 B2 JP S628631B2 JP 55140715 A JP55140715 A JP 55140715A JP 14071580 A JP14071580 A JP 14071580A JP S628631 B2 JPS628631 B2 JP S628631B2
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JP
Japan
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cylindrical
armature
core
fuel injector
electromagnetic fuel
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JP55140715A
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JPS5660853A (en
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Ee Gurei Reo
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Motors Liquidation Co
Original Assignee
Motors Liquidation Co
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Publication date
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Publication of JPS5660853A publication Critical patent/JPS5660853A/ja
Publication of JPS628631B2 publication Critical patent/JPS628631B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • F02M51/061Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
    • F02M51/0625Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures
    • F02M51/0664Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding
    • F02M51/0685Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature and the valve being allowed to move relatively to each other or not being attached to each other
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • F02M51/08Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle specially for low-pressure fuel-injection
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2013Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means
    • G05D16/2022Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means actuated by a proportional solenoid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/50Arrangements of springs for valves used in fuel injectors or fuel injection pumps
    • F02M2200/505Adjusting spring tension by sliding spring seats
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S239/00Fluid sprinkling, spraying, and diffusing
    • Y10S239/90Electromagnetically actuated fuel injector having ball and seat type valve

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電磁式燃料噴射器、特にこのような燃
料噴射器で用いるソレノイド構造に関する。
本発明の目的は、接極子及びソレノイド極片の
対向する作動面間に予め設定された一定の最小作
動エアギヤツプを有する電磁式燃料噴射器を供す
ることにある。
電磁式燃料噴射器は、従来から、単位時間あた
り正確な量の燃料を噴射することができるので、
自動車エンジンの燃料噴射システムで用いられて
いる。このような電磁式燃料噴射器では、通常、
特定のエンジンの燃料系に装着する前に、単位時
間あたり所定量の燃料を噴射するように調整を行
なつている。
しかしながら、長時間にわたると、従来の電磁
式燃料噴射器においては、その流量反復性が累積
的作動サイクルで損われることがわかつた。個々
の電磁式燃料噴射器のこの流量変化はエンジンの
最初に望んだ動作機能、特にエンジンに供給され
る導入流体の所望の空気・燃料比に悪影響を与え
ることになる。
望むらくは、流量変化に関する電磁式燃料噴射
器性能は、特に現代の自動車エンジンの燃料噴射
システムで用いる場合、400×106噴射サイクルで
流量反復性の最大変化が3%から5%という低い
値になるように制限されなければならない。
従来の電磁式燃料噴射器の長期間の使用で生じ
る流量変化の原因に1つがソレノイド組立体の極
片、接極子の向い合つた作動エアギヤツプ面の摩
耗にあるということがわかつている。この摩耗は
間に非磁性シムを設置してあるなしにかかわらず
これらの面に生じる。これら作動エアギヤツプ面
は摩耗によつて非常になめらかになり、極片、接
極子表面の真の接触面積のパーセントが時間と共
に増大する。
磁気的には、この真の接触面積の増大により、
極片、接極子間の残留力のレベルが高まりがちと
なる。液圧的には、これらの面の液圧的付着また
は粘着(表面張力)と組合つた分離力も増大する
ことになる。液圧的付着または粘着による液圧的
付着力レベルは残留磁気力レベルよりも大きい。
こうして、極片、接極子の作動エアギヤツプ面の
接触面積の増大は、液圧的付着力および残留磁気
力を高め、噴射器の閉止反応時間を長くするた
め、流量変化にかなり影響を与える。
これらの向い合つた作動エアギヤツプ面がなめ
らかになる理由の1つは、「キヤビテーシヨン」
摩耗、すなわち、2つの向い合つた面がそれらの
間に薄い流体フイルムを介在させて無理に分離さ
れたときに生じた気泡がつぶれることによつて起
る材料浸蝕にある。しかしながら、これらの面が
キヤビテーシヨンによつてなめらかになるという
ことが確実だというわけではない。たいていの場
合、キヤビテーシヨンで浸蝕を受けると、表面が
粗くなるという事実があるからである。さらに、
従来の電磁式燃料噴射器では、ソレノイドが付勢
されるたびに、接極子の端が極の面と直接に、あ
るいは非磁性シムを介して接触させられる。この
接触の繰返しが作動エアギヤツプ面の摩耗または
変形を生じさせる可能性がある。
作動エアギヤツプ面がなめらかになる実際の理
由はどうあれ、従来の電磁式燃料噴射器において
は、長期間の作動でこれらの表面がなめらかにな
り、この摩耗の結果、流量反復性が損なわれると
いうことは事実である。これは、少なくとも部分
的には、付着または粘着力レベルが隣接面間の真
の接触面積の関数であるという事実による。もち
ろん、最大の真の接触面積を得るためには、非常
に精密な製造公差を必要とする。
本発明は、可動ユニツトが平らな面を有する球
面軸受によつて構成されており、この平らな面が
円筒形接極子の平らな端面に着座するがそこに固
着されておらず、側方にすべつて不整合に順応で
きるようになつている電磁式燃料噴射器を提供す
る。円筒形接極子は弁閉止位置に向つてばねで片
寄せられており、ソレノイドに通電されたときに
引寄せられる。小径のガイドピンがこの接極子を
軸線方向に案内するようになつている。ばね負荷
の下に、円筒形接極子は弁を弁座上の閉止位置に
押圧する。本発明によるガイドピンは硬化肩部を
備えており、この肩部は対応した円筒形極片に向
う移動方向における円筒形接極子の止めとなり、
円筒形極片、円筒形接極子の向い合つた作動エア
ギヤツプ面のギヤツプを最小量とする。
以下、添付図面を参照しながら本発明を説明す
る。
第1図は本体10と、ノズル組立体11と、弁
12と、この弁の動きを制御するのに用いられる
ソレノイド組立体14とを包含する電磁式燃料噴
射器5を示している。
本体10は、珪素芯鉄を冷間成形したものであ
り、円形中空管状であり、エンジンの吸気マニホ
ルド(図示せず)または出口胴体噴射装置(図示
せず)の噴射器機構に設けたソケツトに、所望な
らば、電磁式燃料噴射器5の直接挿入ができる外
形を有している。
本体10は拡大上方ソレノイドケース部分15
と、この拡大上方ソレノイドケース部分15に対
して外径が小さくなつている下端ノズルケース部
分16とを包含する。本体10には垂直の段付き
貫通孔を形成することによつて円筒形内側空所1
7が設けてあり、この円筒形内側空所は本体の軸
線とほぼ同軸である。図示構造では、円筒形内側
空所17は円筒形上方壁面20、円筒形上方中間
壁面22、円筒形下方中間壁面24および円筒形
下方壁面25を提供する。これらの円筒形上方壁
面20、円筒形上方中間壁面22、円筒形下方中
間壁面24は上から順に直径が小さくなつて行く
が、円筒形下方壁面25は後述する目的のために
円筒形下方中間壁面24に対して拡大した直径と
なつている。図示構造では、円筒形下方中間壁面
は段付きの直径となつており、その上方部分は円
筒形接極子80の上方部80aを摺動自在に受け
入れる直径となつており、下方円筒形壁部分24
aの直径は上方部分より大きく、円筒形下方壁面
25より小さい。円筒形上方壁面20、円筒形上
方中間壁面22は平坦肩部21によつてつながつ
ている。円筒形上方中間壁面22、円筒形下方中
間壁面24は平坦肩部26でつながつている。円
筒形下方中間壁面24、円筒形下方壁面25は、
第1図に示す構造では、かさ形肩部27によつて
つながつている。
下方円筒形壁部分24aは、本体10内に燃料
室23(後に詳しく説明する)の外周面を画成し
ている。第1図に示す構造の本体10は、好まし
くは、その下端ノズルケース部分16に3つの周
方向に等間隔で設けた半径方向ポート通路30を
備えており、これらの半径方向ポート通路は下方
円筒形壁部分24aを貫いて燃料室23と連通し
ている。
本体10の下端ノズルケース部分16内に装着
したノズル組立体11は、第1図に関して上から
順に、座要素40と、渦流方向付け板44と、噴
霧端50とを包含する。これらの構成要素は画と
面を合わせて重ねてあり、後述する要領で下端ノ
ズルケース部分16の円筒形下方壁面25によつ
て形成された下方空所内に設置してある。
図示実施例において、座要素40には、それを
貫いて中心軸線方向の排出通路41が設けてあ
り、この排出通路はその下端で外向きにテーパが
付けてあり、その出口端直径は渦流方向付け板4
4の上面に設けた環状溝46の外径とほぼ同じで
ある。座要素40はその上面43に円錐形弁座4
2が設けてあり、この円錐形弁座は排出通路41
の上端と同心でそれを囲んで形成してある。座要
素40の上面43は、図示実施例では、その外周
縁付近で下向きにテーパが設けてある。このテー
パした上面は水平面からたとえば10度乃至11度の
角度で形成してあつて、後述の目的のために衝合
ワツシヤ48の片側にある外周環状縁に対する衝
合肩部となる。
渦流方向付け板44は複数の周方向に等間隔で
隔たり、軸線方向に傾斜した方向付け通路45を
備えている。好ましくは、このような通路を6つ
用いるが、第1図には1つだけ示してある。所定
の等しい直径を持つたこれらの方向付け通路45
は渦流方向付け板44の上面に設けた環状溝46
から下方へ延びている。図示したように、この環
状溝46は渦流方向付け板44と一体に形成した
ボス47を囲むように位置しており、このボスは
この渦流方向付け板44の上面から垂直方向上向
きに突出している。こうして、ボス47は排出通
路41にゆるく突入して、弁12が着座位置にあ
るときその下端から軸線方向に隔たつた位置で終
つている。
噴霧端50はこのノズル組立体から燃料を排出
するための渦流室・噴霧オリフイス組合わせ通路
52として作用するまつすぐな貫通通路を備えて
いる。図示したように、噴霧端50は、その上端
に、円形のくぼみ51を備えており、このくぼみ
は渦流方向付け板44の本体部を受け入れる寸法
となつており、それによつてこの要素を渦流室・
噴霧オリフイス組合わせ通路52の軸線とほぼ同
心に位置させる。
図示構造において、噴霧端50の外周面は外ね
じ56を備えており、これは本体10の下端に設
けた内ねじ25aと螺合している。好ましくは、
これらの内ねじ25a、外ねじ56は適切な細か
いピツチとなつていて、本体10に対して噴霧端
50を一回転させるごとにその軸線方向移動を制
御するようになつている。噴霧端50の下面は、
たとえば、少なくとも1対の直径方向に対向した
盲孔53を備えており、これらの盲孔がスパナレ
ンチ(図示せず)のラグを摺動自在に受け入れる
ようになつており、それによつて、組立時や本体
10内での軸線方向調節のときに噴霧端50に回
転トルクを与えることができる。
この構造では、電磁式燃料噴射器5の行程は座
要素40の上面43と本体10のかさ形肩部27
との間に圧潰可能な衝合部材を用いることによつ
て正確に調整できる。衝合ワツシヤ48は、図示
構造では、円筒形下方壁面25内に摺動自在に受
け入れられる外径を有し、圧潰可能な平らなばね
衝合ワツシヤ48の形態をしていて後述のソレノ
イド組立体14の本実施例では管状のコア63の
平らな下端面から所定の軸線方向距離のところに
設けたかさ形肩部27に衝合するようになつてい
る。最初にすえ付けたときに、衝合ワツシヤ48
は平らである。組立てたときに、衝合ワツシヤ4
8の上方外周縁はかさ形肩部27の外方半径方向
部分と係合し、衝合ワツシヤの反対側の半径方向
内縁が座要素40の上面43と衝合することにな
る。衝合ワツシヤ48、座要素40、渦流方向付
け板44および噴霧端50が内ねじ25aと噴霧
端50との螺合によつて組立てられたとき、これ
らの要素は本体10の下端内で軸線方向上向きに
調整自在に位置決めされる。
これら要素の組立後、電磁式燃料噴射器5の調
整(目盛付け)中に実際の使用状態で噴射器行程
の調整を行う。その間、電磁式燃料噴射器は連続
ベースで調整(目盛付け)流体を流し続ける。調
整(目盛付け)流体の流れている間、オペレータ
は、スパナレンチ(図示せず)を用いて、噴霧端
50を或る方向に回転させ、第1図に関して上方
へ軸線方向変位を行なわせる。噴霧端50の回転
によつてノズル組立体11が軸線方向上方へ動か
されると、それによつて動かされた座要素40が
衝合ワツシヤ48を截頭円錐形に変形すなわち曲
げる(第1図の位置)。これは、衝合ワツシヤ4
8の下方衝合面を固定されているかさ形肩部27
に対して上向きに動かして座要素40の円錐形弁
座42を軸線方向に位置決めし、円筒形接極子8
0/弁12の正しい行程長さを得て所望の流量を
得る。噴霧端50は任意適当な手段、たとえば、
これらの要素のねじ付き内面をレーザー光線で溶
接することによつて本体10に対して回転しない
ように固着する。
上記構成では、噴射器行程によつて発生する弁
12・円錐形弁座42接触面の有効な流れオリフ
イスは機械的変位ゲージ測定よりもむしろ実際の
流量測定によつて非常に精密な公差内で直接制御
されるが、これは電磁式燃料噴射器5の組立後に
行なわれる。また、この構成では、種々の構成要
素の寸法測定およびはめあいの選択の必要がな
い。さらに、所望に応じて行程を変える手段が設
けてあるので、組立後噴射器を再生する必要が少
ない。
座要素40と円筒形下方壁面25との間をシー
ルするためにOリング・シール54が設けてあ
る。第1図に示す構造では、座要素40はその下
端に縮径壁面40bを備えていてこのOリング・
シール54を受けるようになつている。Oリン
グ・シール54は、一方向では座要素40の平坦
肩部40cによつて、反対方向では渦流方向付け
板44の上面によつて軸線方向に保持される。
座要素40の排出通路41を通る流れは燃料室
23内にゆるく入れられた弁12によつて制御さ
れる。この弁12は円錐形弁座42に着座した閉
止位置とそこを離れた開放位置とに垂直方向に動
くことができる。弁12は截頭球形のものであつ
て円錐形弁座42に係合する半球形座面を与え
る。第1図に示したように、弁12は一端を切つ
たボールの形態で作つてあり、上側は後述する目
的のために平らな面12aとなつており、下方の
着座面呉分12bは部分球形となつていて円錐形
弁座42と係合したときに自動位置決めできるよ
うになつている。弁12は磁性、非磁性いずれで
もよいが、硬い材料で作つてあるとよい。特定の
燃料噴射システムで用いる場合、耐久性のため、
弁12はSAE51440のステンレス鋼で作り、適当
に硬化させる。
円錐形弁座42から弁12が離座するのを助
け、また、この弁を開放位置で円筒形接極子80
の下端と衝合させ続けるために、弁の下側に圧縮
弁ばね55を設置して座要素40の排出通路41
にゆるく受け入れられるようにしている。第1図
に示すように、この圧縮弁ばね55は一端、第1
図では下端で渦流方向付け板44の上面と衝合
し、その反対端で弁12の、平らな面12aの反
対側の下方半球部にあるくぼみに衝合するように
位置している。弁12の通常の着座及び作動は後
述するようにソレノイド組立体14によつて制御
する。
電磁式燃料噴射器5に供給される燃料を燃料室
23に入る前に過するために、全体的に57で
示す燃料過組立体は本体10に、たとえばプレ
スばめによつて取付けられて半径方向ポート通路
30を囲むようになつている。
電磁式燃料噴射器5のソレノイド組立体14は
巻線コイル61を支える管状コイルボビン60を
包含する。この管状コイルボビン60は本体10
内にその平坦肩部26と円形極片62の下面との
間で設置されている。円形極片62は円筒形上方
壁面20内に外周縁を摺動自在に受け入れられて
いる。円形極片62は、たとえば、本体の平坦肩
部21と半径方向内方に向いた上方リム15aと
の間にはさまれることによつて本体10内で軸線
方向に保持される。平坦肩部26と管状コイルボ
ビン60の下端との間、管状コイル・ボビン60
の上端と円形極片62の下面との間をシールする
ためにシール65、65aが設けてある。
円形極片62と一体に、そこから中心下方に延
びるように管状のコア63が形成してある。コア
63は管状コイル・ボビン60を貫いて同心に延
びる孔60bに摺動自在に受け入れられる外径で
ある。コア63は平坦肩部26と軸線方向に隔た
つた状態で管状コイル・ボビン60内に所定に軸
線方向距離、突入するような軸線方向長さとなつ
ている。この円形極片62は、また、図示構造で
は、直立した中央ボス62bを備えており、この
中央ボスは後述の目的のために上端で半径方向に
拡大している。
円形極片62および一体の管状のコア63を貫
いて段付き孔63cが形成してある。この段付き
孔63cによつて構成される円筒形環状壁面は、
中央ボス62bの拡大部内の上端のところに内ね
じ63bを備えている。調整ねじ70が内ねじ6
3bに調節自在に螺合しており、この調整ねじは
たとえばその上端に工具受けスロツト70aを有
する。
円形極片62には、また、第2図の電磁式燃料
噴射器5′に示すスロツト62aのような1対の
直径方向に対向した円形貫通スロツトが設けてあ
る。これらの円形貫通スロツトはボス62bの半
径方向外方に位置していて管状コイル・ボビン6
0の直立円形スタツド60aを受け入れるように
なつている。第1図にはこの直立円筒形スタツド
60aは1つだけ示してある。各直立円筒形スタ
ツド60aを貫いて端子リード線66が延びてお
り、これは所望に応じて適当な電源に接続できる
ようになつている。各端子リード線66の反対線
(図示せず)は、たとえばはんだによつて、巻線
コイル61の端子端に接続してある。巻線コイル
61の端子端、直立円筒形スタツド60aおよび
円形極片62の貫通スロツトは互に直径方向に対
向して位置しているので、巻線コイル61の付勢
時により均質で対称的な磁界を発生して円筒形接
極子80をなんら側方力なしに上方に動かし、そ
の傾斜を防ぐことができる。
第1図の実施例においては、接極子ガイドピン
72は適当な非磁性材料で作つてあり、軸線方向
に隔たつて拡大直径の上端部を備えていて軸線方
向に隔たつた円筒形ランド72aを画成してい
る。これらの円筒形ランド72aは円筒形接極子
ガイドピン72の支持部を画成しており、管状コ
ア63の段付き孔63c内に案内されるように受
け入れられてこの段付き孔内、したがつて本体1
0内で接極子ガイドピン72の同心整合を行なう
ような直径となつている。接極子ガイドピン72
の拡大上端は調整ねじ70の下面と衝合するよう
に位置している。
Oリング・シール54aのような適当なシール
がコア63の内壁面および円筒形ランド72a間
の接極子ガイドピン72の縮径部72bと密封係
合している。
本発明の特徴によれば、接極子ガイドピン72
は、第1図で見て下端に、段付き外径部を備えて
おり、これは中間止め部材部分73と下方自由端
ガイドステム74とを包含する。中間止め部材部
分73と下方自由端ガイドステム74は円筒形ラ
ンド72aに対して徐々に直径を減じている。下
方の円筒形ランド72aは半径面75によつて中
間止め部材部分73につながつている。中間止め
部材部分73は半径方向平坦肩部76によつて下
方自由端ガイドステム74につながつており、こ
の半径方向平坦肩部76は後述するように円筒形
接極子80のための衝合止めとして作用するに充
分な面積となつている。さらに、下方自由端ガイ
ドステム74は円筒形接極子80の軸線方向上下
動の案内として作用する外径を有する。
中間止め部材部分73の軸線方向長さ、したが
つて半径方向平坦肩部76の位置は、半径方向平
坦肩部76が円筒形接極子80の衝合止めとして
作用して円筒形接極子80の上向き運動を止めう
るように予め選定されており、その結果、円筒形
接極子80の上端とコア63の下端面との間にお
いて最小の一定作動コアギヤツプが保たれうる。
ソレノイド組立体14の円筒形接極子80は外
周面の上方部80aで円筒形の管状構造を作つて
おり、それによつて、この円筒形接極子は本体の
下方中間壁面24、管状コイルボビン60の孔6
0bの下方縮径部80b内にゆるく摺動自在に受
け入れられる。円筒形接極子を貫いて段付き中央
孔が形成してあり、適当な内径の円筒状上方内壁
面81によつて画成された上方ばね空所部分と下
方円筒状ピン案内孔82とを与えており、この下
方円筒状ピン案内孔82は円筒状上方内壁面81
よりも小さい内径となつており、接極子ガイドピ
ン72の下方自由端ガイドステム74を摺動自在
に受け入れるようになつている。先に述べたよう
に、円筒形接極子80は接極子ガイドピン72の
下方自由端ガイドステム74によつてコア63に
相対的に動けるように軸線方向に案内される。図
示したように、円筒形接極子80の円筒状上方内
壁面81および下方円筒状ピン案内孔82は後述
する目的のために平坦肩部83でつながつてい
る。
円筒形接極子80の下端には、その軸線に対し
て直角方向に貫いて狭い中央半径方向スロツト8
4が形成してある。反対端、すなわち上端には少
なくとも1つの直角に貫通する狭いスロツト85
が円筒形接極子80に設けてある。
第1図に示したように、円筒形接極子80は垂
直方向に運動できるように摺動自在に設置してあ
り、弁12の平らな面12aと衝合してこの弁を
円錐形弁座42との係合状態に押す下方位置(図
示位置)と、円筒形接極子80の平坦肩部83が
接極子ガイドピン72の半径方向平坦肩部76と
衝合する上方位置との間で接極子ガイドピン72
によつて案内される。円筒形接極子80が下方位
置にあるとき、コア63の下端と円筒形接極子8
0の上端との間に作動エアギヤツプが確立され
る。さらに、本発明によれば、接極子ガイドピン
72の半径方向平坦肩部76を円筒形接極子80
に対して位置決めし、この平坦肩部によつて円筒
形接極子80の上向きの運動を選択的に制限して
円筒形接極子をコア63と接触させないので、円
筒形接極子80の上端面とコア63の下方自由端
面との間に最小限の一定のエアギヤツプを保つこ
とができる。第1図の実施例において、この最小
限の作動エアギヤツプは、調整ねじ70を軸線方
向に動かすことによつて予め選択し、所望に応じ
て調節することができる。
特定の燃料噴射システムで用いる電磁式燃料噴
射器5の特定構造において、円筒形接極子80が
下方位置にあるときコア63の平らな下端面と円
筒形接極子80の平らな上端面との間のエアギヤ
ツプ、すなわち軸線方向距離はほぼ0.1524mmであ
つた。この構造において、接極子ガイドピン72
は、円筒形接極子80が下方位置にあるときに半
径方向平坦肩部76が平坦肩部83から0.1016mm
隔たるように軸線方向に位置決めした。こうし
て、作動エアギヤツプは約0.1524mmであるが、中
間止め部材部分73が円筒形接極子のばね空所に
突入し、半径方向平坦肩部76が前述のように隔
たつているので、ソレノイド付勢時に円筒形接極
子80の上昇運動の実際の軸線方向範囲は約
0.1016mmであつた。換言すれば、円筒形接極子8
0が第1図に示す位置からその半径方向平坦肩部
76と衝合する点まで軸線方向に上昇したとき
に、円筒形接極子80の上端面とコア63の下端
面との間に最小限の一定のエアギヤツプがまた存
在することになり、このエアギヤツプの軸線方向
寸法が図示実施例では0.508mmであるということ
である。
円筒形接極子80はコイルもどしばね86によ
つて下方位置(図示位置)に通常押されており、
弁12が円錐形弁座42に着座している。このコ
イルもどしばねの力は圧縮弁ばね55の力よりも
大きい。コイルもどしばね86は円筒形接極子8
0のばね空所およびコア63の孔内に設置されて
いる。コイルもどしばね86は接極子ガイドピン
72の中間止め部材部分73を囲むように位置し
ていて、コイルもどしばねの一端はばね空所の底
にある平坦肩部83により供せられる面と衝合
し、他端ではコイルもどしばね86は接極子ガイ
ドピン72の半径面75と衝合している。それに
よつて、この接極子ガイドピンを調整ねじ70と
の衝合状態に押圧している。
一例として、特定の構造では、コイルもどしば
ね86の力はほぼ7.8N(ニユートン)であり、
圧縮弁ばね55の力は2.78Nであつた。これらの
力は弁開放時でも弁閉止時でもほぼ同じである。
本発明による電磁式燃料噴射器の別の実施例が
第2図に全体的に5′で示してあるが、同様の部
品は同様の符号にダツシユ記号(′)を付けて示
してある。
この実施例において、電磁式燃料噴射器5′の
ソレノイド組立体14′は巻線コイル61を支え
る管状コイルボビン60′を包含する。管状コイ
ル・ボビン60′は電磁式燃料噴射器5′の本体1
0′内でその平坦肩部26と、円筒形上方壁面2
0内に摺動自在に受け入れられた円形極片62′
の下面との間に位置しており、この円形極片6
2′は平坦肩部21と本体10′の半径方向内向き
に絞り込んだ上方リム15aとの間にはさまれて
本体10′内に軸線方向に保持されている。管状
コイル・ボビン60′の上端と円形極片62′の下
面との間、および管状コイル・ボビン60′の上
方外周面と円筒形上方中間壁面22との間をそれ
ぞれシールするためにシール65a,65bが設
けられている。
円形極片62′と一体に、そこから中央を下向
きに延びるように本実施例では円筒形のコア6
3′が形成してある。図示したように、管状コイ
ル・ボビン60′はそれを同心に貫いている段付
き孔を備えていてコア63′を摺動自在に受け入
れる直径の円筒状下方壁面60dと、コア63′
の外周面と共に後述する目的の環状ドレン室90
を画成する円筒状上方壁面60cとを構成してい
る。
図示したように、円形極片62′は一対の直径
方向に対向した貫通するスロツト62aを備えて
いて管状コイル・ボビン60′の直立筒形スタン
ド60aをゆるく受け入れている。
第2図に示す構造において、コア63′は盲孔
63c′を備えており、この盲孔は第2図で見てコ
ア63′の下方自由端面から上方に所定の軸線方
向距離、延びており、接極子ガイドピン72′の
一端を受け入れるようになつている。
第2図の実施例によれば、非磁性材料の接極子
ガイドピン72′は、たとえばまつすぐなガイド
ピンとそこに摺動自在に受け入れられる中空の管
状止め部材とを包含するように2つの部分で構成
してもよいし、あるいは、図示のように、一体組
立体として形成してもよい。後者の場合、接極子
ガイドピン72′は円筒形のまつすぐな上方ラン
ド部分72a′と拡大直径の中間止め部材部分7
3′と下方自由端ガイドステム74′とを包含す
る。円筒形のまつすぐな上方ランド部分72a′は
接極子ガイドピン72′の支持部を画成する。円
筒形のまつすぐな上方ランド部分72a′と下方自
由端ガイドステム74′は同じ直径であつてもよ
い。これらの構成要素が同じ外径である場合、盲
孔63c′は好ましくは接極子ガイドピン72′の
円筒形のまつすぐな上方ランド部分72a′とプレ
スばめするような内径であり、一方、円筒形接極
子80の下方円筒状ピン案内孔82の内径は下方
自由端ガイドステム74′を摺動自在に受け入れ
るような寸法となつていて、それによつて、円筒
形接極子80は電磁式燃料噴射器5′内を軸線方
向に案内される。
接極子ガイドピン72′の中間止め部材部分7
3′は、少なくとも、平らな半径面75′,75
a′を与える上方拡大直径半径方向フランジ73
a′と、第2図で見て下端に半径方向平坦肩部7
6′(下方自由端ガイドステム74′から半径方向
外方に広がつている)を有する縮径下方部分73
b′とを提供するように形成してある。半径方向平
坦面75a′と半径方向平坦肩部76′は、それぞ
れ円筒形のまつすぐな上方ランド部72a′と下方
自由端ガイドステム74′とに対して半径方向外
方の寸法を有し、コア63′の下端と衝合してコ
ア63′に対する中間止め部材部分73′の上向き
軸線方向運動を制限する止めとして作用し、その
結果、半径方向平坦肩部76′の表面が電磁式燃
料噴射器5′の円筒形接極子80のための止めと
して作用することになる。
半経方向平坦面75a′から半径方向平坦肩部7
6′までの中間止め部材部分73′の軸線方向寸法
は円筒形接極子80の上面とその平坦肩部83と
の間の軸線方向距離よりもやや大きいように選定
され、その結果、円筒形接極子80が図示位置か
ら平坦肩部83が接極子ガイドピン72′の半径
方向平坦肩部76′と衝合する位置まで上方へ動
いたときに円筒形接極子80の上端面とコア6
3′の下面との間に最小限の一定のエアギヤツプ
が存在することになる。たとえば、電磁式燃料噴
射器5′の特定の用途において、この軸線方向距
離は、円筒形接極子がその上方位置にあるとき
に、コア63′の下端面と円筒形接極子80の上
端面との間に0.05ミリメータ(0.0019インチ)の
エアギヤツプがあるように選定される。
第1図の電磁式燃料噴射器5におけるように、
第2図の電磁式燃料噴射器5′の円筒形接極子8
0は、通常、コイルもどしばね86′によつて図
示位置に片寄せられており、この位置で弁12と
衝合してそれを円錐形弁座42に着座させてい
る。コイルもどしばね86′は中間止め部材部分
73′の縮径端をゆるく囲む直径となつており、
その一端は円筒形接極子80の平坦肩部83に衝
合し、他端は中間止め部材部分73′の半径面7
5′と衝合している。
上述のように、円筒形のまつすぐな上方ランド
部分72a′がコア63′の盲孔63c′にプレスば
めされている場合、コアは接極子ガイドピン7
2′の半径方向平坦面75a′が第2図に示すよう
にコア63′の下面と衝合するように軸線方向に
位置決めされる。あるいは、この円筒形のまつす
ぐな上方ランド部72a′がコア63′の盲孔63
c′内にすべりばめされているならば、コイルもど
しばね86′は接極子ガイドピン72′をその半径
方向平坦面75aがコア63′の下端と衝合する
ように位置決めすることになる。明らかなよう
に、接極子ガイドピン72′がたとえば管状止め
部材(中間止め部材部分73′に対応)を備える
まつすぐなガイドピンを包含するように2つの部
品から成る場合には、この止め部材部分もコイル
もどしばね86′によつてコア63′の下端と衝合
する位置に片寄せられる。
本発明によつて止め肩部を設けた接極子ガイド
ピン72,72′を用いることによつて、円筒形
接極子80が上昇したときに、平坦肩部83が、
第1図の場合には接極子ガイドピン72の半径方
向平坦肩部76と、第2図の場合には接極子ガイ
ドピン72′の半径方向平坦肩部76′と衝合し、
円筒形接極子の最高上昇位置で円筒形接極子80
の上端と関連するコア63,63′の下端との間
に最小限の一定の作動エアギヤツプが存在するこ
とになることは明らかであろう。この一定の最小
作動エアギヤツプのために、円筒形接極子80と
関連するコア63または63′との間の液圧粘着
力が非常に低くなる。
さらに、たとえば円筒形接極子80の上端に設
けられた狭いスロツト85は、円筒形接極子が関
連するコアに向つて動いているときに流体圧力逃
しを行うように設けられる。このような狭いスロ
ツトは円筒形接極子、コア表面間に捕えられた燃
料の逃し経路となるからである。
第2図に示す好ましい実施例において付加的な
流体圧力逃しに備えるために、コア63′の外周
面にスロツト91の形態で軸線方向の流体通路が
設けてある。スロツト91は環状ドレン室90
と、内部で円筒形接極子80が動く下方作動室、
すなわち円筒形下方中間壁面24によつて囲まれ
たコア63の下端の下方の室との間を連通させ
る。第2図に示したように、環状ドレン室90は
管状コイルボビン60′に設けた1つまたはそれ
以上の半径方向スロツト92と接続しており、こ
の半径方向スロツトは環状ドレン室90から、本
体10′の拡大上方ソレノイドケース部分15に
設けた半径方向出口ポート94と連通するように
整合した位置において管状コイルボビン60′の
外周面に設けた1つまたはそれ以上のくぼんだス
ロツト開口93まで延びている。好ましくは、半
径方向出口ポート94には円形燃料過組立体9
5が設置してあつて外部粒子が電磁式燃料噴射器
5′のソレノイド組立体14′内に入るのを防いで
いる。
上述したように、第2図に示すソレノイド組立
体14′では、接極子ガイドピン72′およびその
半径方向平坦肩部76′はコア63′の自由端に対
して軸線方向に調節できないように固定されてい
る。したがつて、全体的に11′で示す別のノズ
ル組立体が電磁式燃料噴射器5′で用いられる。
このノズル組立体11′は第2図で上端から順
に、座要素40′、渦流方向付け板44′および噴
霧端50′を包含する。
図示したように、座要素40′は段付きの中心
軸線孔を有し、排出通路41′を画成する上方の
円筒状内壁面と、内ねじ40a′を設けた拡大下方
円筒状壁面とを提供している。この座要素40′
は、また、その上面43′に円錐形弁座42′を備
えており、この円錐形弁座42′は排出通路4
1′と同心にそれを囲んで形成してある。座要素
40′は段付きの円筒形であり、その拡大直径下
端には本体10′の下端に設けた内ねじ25aと
かみ合う外ねじ40b′が設けてある。さらに、座
要素40′の下面には、たとえば、少なくとも一
対の直径方向に対向したスロツト58が設けてあ
り、これらのスロツトはスパナレンチ(図示せ
ず)のラグを摺動自在に受け入れる寸法となつて
おり、それによつて、組立時に本体10′内で座
要素の軸線方向位置決めを行うように座要素4
0′にトルクを与えることができる。
渦流方向付け板44に構造の類似した渦流方向
付け板44′(ただし、外径は小さい)は、複数
の円周方向に隔たつて、傾斜しながら軸線方向下
方に傾斜した方向付け通路45′を備えている。
好ましくは、この軸線方向に傾斜した方向付け通
路45′は6つ設けられるが、第2図には1つだ
けしか示してない。等直径のこれらの軸線方向に
傾斜した方向付け通路45′は渦流方向付け板4
4′の上面から下方に延びていて噴霧端50′の渦
流室・噴霧オリフイス組合わせ通路52′に開口
している。第2図に示すように、渦流方向付け板
44′の本体部の上面の中央から垂直方向上向き
にボス47′が突出している。このボス47′は座
要素40′の排出通路41′内にゆるく突入する外
径となつており、弁12がその図示の着座位置に
あるときにこの弁の下端から軸線方向に隔たつて
弁の着座を妨げないような軸線方向寸法となつて
いる。
噴霧端50′にも渦流室・噴霧オリフイス組合
わせ通路52′が設けてあり、これはノズル組立
体11′から燃料を排出するための渦流室兼噴霧
オリフイス通路として作用する。この噴霧端5
0′の上端には、円形のくぼみ51′が設けてあ
り、これは渦流方向付け板44′の本体部を受け
入れてそれを渦流室・噴霧オリフイス組合わせ通
路52′によつて画成される渦流室兼噴霧オリフ
イス通路の軸線とほぼ同心に位置させる。
第2図に示すように、適切な外径の噴霧端5
0′は座要素40′の下端に設けた内ねじ40a′と
かみ合う外ねじ56′を備えている。噴霧端5
0′の下面には、スパナレンチのラグを受けるた
めの盲孔53′のような適当に対向した孔が設け
てある。好ましくは、外ねじ56′、内ねじ40
a′、さらには内ねじ25a、外ねじ40b′は適当
な細いピツチとなつていて、座要素40′に対し
て噴霧端50′を、そして本体10′に対して座要
素40′を回転させるごとに、所望に応じて噴霧
端50′および座要素40′の軸線方向運動を調整
できるようにしてある。
第2図の電磁式燃料噴射器5′は、図示のよう
に組立後適当な流量スタンドで調整(目盛り付
け)される。そのとき、この電磁式燃料噴射器を
通して適当な調整(目盛り付け)流体が流れるよ
うにする。まず、この電磁式燃料噴射器5′に連
続ベーシスで調整(目盛付け)流体を流しながら
噴射器行程の調整が行なわれる。この調整流体が
流れている間に、適当なスパナレンチ(図示せ
ず)を用いて、たとえば第2図で見て上向きに軸
線方向変位を行う方向に座要素40′を回転させ
る。座要素40′が本体10′内で軸線方向上方へ
動かされるにつれて、衝合ワツシヤ48と衝合し
てそれを図示のように截頭円錐形に変形させ、衝
合ワツシヤ48の下方衝合面を固定肩部27′に
対して上向きに移動させ、最終的に所定の初期流
量を達成する。そのとき、座要素40′の円錐形
弁座42′がコア63′の底面に対して軸線方向に
位置決めされ、その噴射器の円筒形接極子80/
弁12の正しい行程長さを定める。これは、もち
ろん、コア63′、円筒形接極子80の対向面間
の最大作動エアギヤツプを定める。次に、任意適
当な手段によつて、たとえば、レーザー光線溶接
によつて座要素40′を本体10′に対して回転し
ないように固着する。
その後、ソレノイド組立体14′の付勢によつ
て電磁式燃料噴射器5′に所定の時間間隔で調整
流体を流しながら最終的に精密流量調整を行う。
この所定時間間隔での電磁式燃料噴射器5′を通
る調整流量の量に基いて、噴霧端50′を回転さ
せて、単位時間当りの所望流量を定めるまで座要
素40′内でこの噴霧端を軸線方向に変位させ
る。噴霧端50′を軸線方向に調整するにつれ
て、弁12の底に作用する圧縮弁ばね55の力が
噴射器からの所望調整流量に合わせられることに
なる。弁12が円錐形弁座42′から離座した単
位時間(ソレノイド組立体14′の付勢時間に相
当する)あたりの所望流量を得た後、任意適当な
手段、たとえばレーザー光線溶接によつて噴霧端
50′を座要素40′に対して回転しないように固
定する。
上記の構成では、接極子ガイドピン72の半径
方向平坦肩部76あるいは接極子ガイドピン7
2′の半径方向平坦肩部76′が円筒形接極子80
の止めとして用いられていて円筒形接極子の上面
と関連する管状のコア63または円筒形のコア6
3′との間に最小限の一定の作動エアギヤツプを
設けているが、これによつて除去できないまでも
接極子とコアとの間の液圧粘着力がかなり減じら
れることは明らかである。さらに、円筒形接極子
80の下方円筒状ピン案内孔82および平坦肩部
83のみを選択的に硬化させて円筒形接極子の摩
耗に備え、管状のコア63、円筒形のコア63′
のいずれの自由端面とも接触することがないので
円筒形接極子の上端面を硬化させる必要がないこ
とも明らかである。そのため、管状のコア63、
円筒形のコア63′の自由端面も円筒形接極子8
0の自由端面もたとえば研削によつて精密加工し
て円筒形接極子80の運動軸線に対して、また互
に対しても直角とする必要がない、これは、これ
らの面が最早、衝合する必要がないからである。
これはもちろん、電磁式燃料噴射器の製造コスト
を低減する。
このように、本発明による電磁式燃料噴射器に
おいては、非常に正確な最小作動エアギヤツプの
調整ないし目盛り付けが可能となり、必要とあら
ば、電磁式燃料噴射器の寿命の間にいつでも調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるソレノイド構造を有する
電磁式燃料噴射器の実施例を示す縦断面図、第2
図は本発明による別の実施例である電磁式燃料噴
射器を示す、第1図と同様の縦断面図である。 主要部分の符号の説明、5……電磁式燃料噴射
器、10……本体、11……ノズル組立体、12
……弁、14……ソレノイド組立体、40……座
要素、42……円錐形弁座、44……渦流方向付
け板、50……噴霧端。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電磁式燃料噴射器5であつて;中空管状形状
    の本体10がそれを貫通してその中に燃料室23
    を画成する円筒形内側空所17を有し;ノズル組
    立体11が前記本体の一端で前記円筒形内側空所
    に位置し、該ノズル組立体11が前記一端に噴霧
    端50を有し、円錐形弁座42が排出通路41を
    囲み、該排出通路41が前記噴霧端の上流に位置
    し、前記燃料室と連通しており;弁12が前記円
    筒形内側空所に位置し、前記円錐形弁座に着座し
    脱座するように可動であり;ソレノイド組立体1
    4が前記本体の他端で前記円筒形内側空所内にお
    いて前記ノズル組立体に固着されており;前記ソ
    レノイド組立体がコア63を有し、該コア63が
    その内方に前記円錐形弁座と実質的に同心状に整
    列した段付き孔63cを有し、前記円錐形弁座か
    ら軸線方向に離間しており;非磁性材料から形成
    された接極子ガイドピン72が前記コアの前記段
    付き孔に位置する支持部を有し、下方自由端ガイ
    ドステム74が前記コアから前記円錐形弁座に向
    けてそれと実質的に同心状に延びており;円筒形
    接極子80が前記本体の前記内側円筒形空所で前
    記弁上方に摺動可能に位置して該弁を前記円錐形
    弁座に着座させかつ脱座させるべく動かし、該円
    筒形接極子は平坦肩部83により相互接続されて
    いる円筒状上方内壁面81と下方円筒状ピン案内
    孔82により画成される段付き中央孔を有し、前
    記下方自由端ガイドステムが前記円筒形接極子の
    前記段付き中央孔に摺動可能に受容されて該円筒
    形接極子の運動中それを案内し;コイルもどしば
    ね86が前記円筒形接極子と作動的に関連して該
    円筒形接極子及び前記弁を一方向に通常付勢して
    該弁を前記円錐形弁座に着座せしめている電磁式
    燃料噴射器において;前記接極子ガイドピンが半
    径方向平坦肩部76を有し、該半径方向平坦肩部
    76は前記コア63に対して軸線方向に前記接極
    子ガイドピン上に位置して、前記円筒形接極子が
    前記コイルもどしばね86によつて付勢されてい
    る前記一方向とは反対方向に前記コアに向けて移
    動すると、前記円筒形接極子の前記平坦肩部が前
    記接極子ガイドピンの前記半径方向平坦肩部76
    と前記コアから軸方向に所定の距離で衝合し、も
    つて前記コアと前記円筒形接極子との間に一定の
    最小作動エアギヤツプを供することを特徴とする
    電磁式燃料噴射器。 2 特許請求の範囲第1項に記載の電磁式燃料噴
    射器において、前記接極子ガイドピン72は中間
    止め部材部分73を有し、該中間止め部材部分が
    前記半径方向平坦肩部76を形成していることを
    特徴とする電磁式燃料噴射器。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の電
    磁式燃料噴射器において、前記接極子ガイドピン
    72の前記支持部が前記コア63の前記段付き孔
    63cに摺動可能に受容されており、該段付き孔
    に調整ねじ70が螺合して前記支持部の自由端に
    対して衝合して前記半径方向平坦肩部76の前記
    コアに対する軸線方向位置の調整を可能ならし
    せ、もつて前記コアと前記円筒形接極子との間の
    最小作動エアギヤツプを調整することを特徴とす
    る電磁式燃料噴射器。 4 特許請求の範囲第2項に記載の電磁式燃料噴
    射器において、前記中間止め部材部分73′が上
    方拡大直径半径方向フランジ73a′を前記中間止
    め部材部分の半径方向平坦肩部76′とは反対側
    の端部に有し、該上方拡大直径半径方向フランジ
    が前記コア63′と衝合することを特徴とする電
    磁式燃料噴射器。
JP14071580A 1979-10-09 1980-10-09 Electromagnetic fuel injector Granted JPS5660853A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/082,893 US4247052A (en) 1979-10-09 1979-10-09 Electromagnetic fuel injector

Publications (2)

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JPS5660853A JPS5660853A (en) 1981-05-26
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