JPS6284834A - ポンチによる切欠溝のプレス加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はパイプ材又は中実棒材の切欠溝を、プレス加工
により製造するプレス加工方法に関するもので、自動車
用部品としてヘッドレストのストッパ溝又はパーキング
ブレーキ刃などの加工に広く利用されるものである。

（従来の技術） 本発明に係る従来技術としては、パイプ材又は中実棒材
の切欠溝としてはミーリング加工により、溝を刃具にて
切削するとか、シェービング加工により溝を製造する方
法がある。

（発明が解決しようとする問題点） しかし前記ミーリング加工においては、切削に時間がか
かり、自動車部品のストッパ溝の加工の場合には他の加
工時間とアンバランスとなり、溝加工に時間がかかり過
ぎ、またシェービング加工においてはせん断層が不揃い
となるために全面平滑なせん断面が得ることが困難で、
更にポンチ溶着、ポンチ刃先の破損などのポンチの寿命
が短かいという問題点である。

本発明は機械式又は油圧式のプレスに於いて極めて短時
間に平滑な表面を有するパイプ材又は中実棒材の切欠溝
を加工する方法を提供することを目的とするものである
。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、
次のようである。すなわち、プレス機の上型と下型より
なる金型において、上型の内側のポンチを右又は左へ移
動させるカム状の側壁を設け、端部にローラを有する前
記ポンチを、ポンチホルダーの案内孔より右又は左に移
動させ、前記ポンチホルダーを下型に固定した金型にお
いて、中空パイプ又は中実丸棒をポンチホルダー上に載
置し、上型を下降して、切欠溝を設ける加工方法である
。

（作用） 上記技術的手段は次のように作用する。すなわち、上型
が下降してカム状の側壁が、ポンチの端部のローラに接
触し、ポンチホルダーに保持されている２個のポンチは
バネを圧縮して順次ポンチホルダーの案内孔をスライド
して中央に移動し、ポンチホルダーの一定の位置に保持
された棒材の上側の一部をポンチの刃先が接触し、更に
上型の下降によりポンチが進行して前記棒状の一部を切
削し、更に上型が下降すると上型内側のカム状側壁が２
個のポンチを材料を挟着したまま左側又は右側方向へ棒
材の直径にほぼ相当する距離移動して、切欠部を完全に
切削するものである。

次に上型が上昇すれば圧縮されたバネにより、ポンチが
前の一定の位置に復するように移動し、棒材の溝切り加
工が終了するものである。

（実施例） 以下実施例について説明する。

１は上型で内側にカム状の側壁２及び２ａ＋２ｂ。

２ｃ、　　・・・があり、３は下型で、４及び５は２個
のポンチで端部にローラ６ａ、６ｂが固定されている。

７はポンチホルダーでポンチ４及び５がスライドできる
案内孔７ａ及び被加工物を挿入する孔７ｂがある。

８はバネでポンチ４及び５の孔に挿入されている。９は
ポンチの刃部、１０は被加工物のパイプ材又は中実丸棒
である。

以上の構成において、加工方法を述べれば、（１）被加
工物ＩＯをポンチホルダーの載置孔７ｂに挿入する。

（２）プレス機が作動して上型が下降し、ポンチ端面の
ローラ６ａ、６ｂは上型のカム面２ａ。

２ｂに添って、ポンチ４，５は被加工物の上端１１ａを
挟着する。

（３）更に上型が下降し、ローラ５ａ、５ｂはカム２ｃ
、２ｄより、ポンチホルダー７ａの案内によりポンチホ
ルダーの中央に前進し被加工物を切断し、ｌｉｅに示す
状況になる。

（４）更に上型が下降してローラ６ａは２ｃ面に、ロー
ラ６ｂは２ｆ面に添って移動することにより、ポンチ４
及び５は第３図に示すように左方向へ移動して、切欠溝
を完全に切削する。

（５）切削完了して上型が上昇すればバネ８によりポン
チは相互に関し方向に移動し、第１図に示す位置に復帰
するものである。

以上の加工工程により、被加工物の上端部の溝部が切削
され、上型の強力な加圧により、ポンチ刃９により、第
６図の１２ａ、１２ｂに示す膨軟の溝か簡単に然し平滑
な面にて切削されるものである。

〔発明の効果〕

本発明は次の特有の効果を有する。

従来の切削加工に対して本発明による加工方法はプレス
加工であるために生産能が著しく増大し、コストダウン
を計ることができ、また本方法は対向する２個のポンチ
による切欠溝加工であるため型寿命は向上し、さらに平
滑な断面が得られ、高価な復動ブレスもまったく必要が
ないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本実施例による加工方法の説明図で、
第１図は被加工物の加工直前の断面図であり、第２図は
加工中の断面図であり、第３図は加工完了直後の断面図
である。 第４図はポンチ部分の平面図であり、第５図は第４図の
一部省略したＡ−Ａ断面図であり、第６図は加工物の切
欠溝の外観図で、（イ）は平面図であり、（ロ）は側面
図である。 ■・・・上型、２．２ａ、２ｂ、２ｃｍ　−−カム状側
壁、３・・・下型、４．５・・・ポンチ。 ７・・・ポンチホルダー、８・・・バネ、１０・・・被
加工物

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上型と下型とよりなり、上型の内側にカム状の側壁を設
   け、下型にポンチホルダーを固定し、ポンチホルダーの
   案内孔をスライドする左・右２個のポンチを配置した金
   型にて被加工物に切欠溝を加工する方法において、 （１）上型が下降することにより定位置にある２個のポ
   ンチは上型内側のカム状側壁によりポンチホルダーの中
   央に前進して、被加工物に切欠溝を切削し、 （２）更に上型が下降することにより、上型内側のカム
   状側壁により前記２個のポンチは右又左の一方側へ移動
   することにより完全に切欠溝を切削し、 （３）上型が上昇することにより、前記ポンチはバネ力
   にてポンチホルダーの案内孔をスライドして定位置にも
   どる、 ことにより、被加工物に切欠溝を加工するプレス加工方
   法。