JPS628188Y2 - - Google Patents

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JPS628188Y2
JPS628188Y2 JP3594781U JP3594781U JPS628188Y2 JP S628188 Y2 JPS628188 Y2 JP S628188Y2 JP 3594781 U JP3594781 U JP 3594781U JP 3594781 U JP3594781 U JP 3594781U JP S628188 Y2 JPS628188 Y2 JP S628188Y2
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shift lever
lever
shift
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JP3594781U
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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主としてエンジン横置式FF車に採
用されるリモートコントロール形式の変速操作機
構のセレクトリターン装置に関するものである。
この種のリモートコントロール式変速操作機構
は、例えば第1図で示すように構成されていて、
シフトレバー11のシフトアンドセレクト操作
は、シフト系およびセレクト系の各プツシユプル
ケーブル21,22を通じて変速機1のシフトア
ンドセレクトレバーシヤフト2に対し、それぞれ
の操作力として伝えられるようになつている。そ
して、従来のセレクトリターン装置としては、上
記変速機1側に組みつけたセレクトリターンスプ
リング(図示されていない)のばね力により、上
記のシフトアンドセレクトレバーシヤフト2、コ
ントロールレバー3、ベルクランク4および上記
のセレクトケーブル22を通じてシフトレバー1
1に戻し力を与えている。この場合、上記セレク
トリターンスプリングのばね力がシフトレバー1
1に働くまでのセレクト経路において、このばね
力の損失が生じ、この損失分を考慮してセレクト
リターンスプリングのばね力を増大させると、シ
フトレバー11の操作荷重が過大となる問題があ
つた。
また、上記のセレクトリターンスプリングは、
シフトレバー11の両セレクト方向に関するリタ
ーン力を得るために、それぞれ個別のスプリング
を作用させている。従つて、セレクトリターン位
置においては、両スプリングのばね力が相殺され
て弱くなり、シフトレバー11のセレクトリター
ン位置への復帰が正確になされない場合が生じ、
特にセレクトリターン位置における節度感に欠け
るという問題があつた。
このような従来の事情にかんがみて、本考案は
リモートコントロール式変速操作機構におけるセ
レクトリターン力の損失を避けると共に、シフト
レバーのセレクトリターン位置を正確に、かつ節
度感をもつて決定でき、しかも単一のスプリング
によつてコンパクトな構造としたセレクトリター
ン装置の提供を、その目的とするものである。
次に、本考案の構成を図面で示す実施例に従つ
て詳細に説明する。
まず、リモートコントロール形式の変速操作機
構の概略を斜視図で表した第1図において、符号
23は横置エンジン(図示しない)に続くクラツ
チハウジング、1は変速機を示している。そし
て、先に従来技術との関連において簡単に説明し
たように、シフトレバー11を第1図の矢印A−
A方向へセレクト操作すると、プツシユプルケー
ブルを用いたセレクトケーブル22の押し引き動
作を通じて変速機1側のベルクランク4が、その
枢支ピン5を回転中心として回動操作される。こ
れにより、ベルクランク4の一端が係合している
シフトアンドセレクトレバーシヤフト2のコント
ロールレバー3が、このシヤフト2と共に軸方向
へ往復操作され、もつて変速機1内でセレクト操
作がなされる。また、上記シフトレバー11を第
1図の矢印B−B方向へシフト操作すると、同じ
くプツシユプルケーブルを用いたシフトケーブル
21の押し引き動作を通じて上記のコントロール
レバー3が、シフトアンドセレクトレバーシヤフ
ト2と共に、その軸芯まわりに回転操作され、も
つて変速機1内で所定のシフトが得られることと
なる。なお、上記の各ケーブル21,22をリン
ク機構に代えたリモートコントロール式変速操作
機構もある。
次に上記シフトレバー11の支持構造を第2図
および第3図によつて説明すると、車両のボデイ
に固定されるシフトレバーリテーナ6の直立片6
aに対し、シフトレバーサポート7がこれら直立
片6aに固定された支持ボルト8の軸芯まわりに
回転し得るように取りつけられている。このサポ
ート7には、その上方に向かつて延びるサポート
アーム9と、下方に延びるサポートレバー10と
が共に一体に形成されている。シフトレバー11
はその下部にシフテイングレバー12が一体に形
成されており、このシフテイングレバー12に続
く途中の部分が、前記サポートアーム9に対し、
このアーム9に固定された支持ボルト24の軸芯
まわりに回転し得るように支持されている。すな
わち、シフトレバー11の前述したセレクト操作
(第1図の矢印A−A方向の操作)により、上記
直立片6aの支持ボルト8を回転軸としてシフト
レバーサポート7およびサポートレバー10が回
転操作されるのであり、シフトレバー11のシフ
ト操作(第1図の矢印B−B方向の操作)によ
り、このシフトレバー11とそのシフテイングレ
バー12とが前記サポート7のアーム9に対し、
支持ボルト24を回転軸として回転操作されるの
である。
前記シフトレバーリテーナ6の一部には、第4
図で示す如き形状のセレクトベルクランク13が
配設されていて、このベルクランク13のボス部
14はリテーナ6に立てられた支持ボルト17の
軸芯まわりに回転し得るように取りつけられてい
る。そして、このベルクランク13は上記のボス
部14を境として作動側レバー部15と被動側レ
バー部16とを有し、この作動側レバー部15
は、その先端に球形部15aが形成されていて、
この球形部15aが前記サポートレバー10の下
端に形成されたU字溝に係合している。(特に第
3図参照)。また、上記被動側レバー部16の先
端にはピン16aが突設されていて、このピン1
6aには先に述べたセレクトケーブル22のロツ
ド22aが連結されている(第2図参照)。すな
わち、シフトレバー11のセレクト操作に伴うサ
ポートレバー10の上述した回転動作に連動し
て、上記のセレクトベルクランク13がそのボス
部14の軸芯まわりに回転し、もつてセレクトケ
ーブル22のロツド22aが押し引き操作される
のである。なお、前記のシフトケーブル21につ
いては、そのロツド21aが前記シフテイングレ
バー12先端のピン12aに対して連結され、も
つて前述したシフト操作に伴うシフテイングレバ
ー12の回転動作により、シフトケーブル21の
ロツド21aが押し引き操作されるのである。
上記セレクト操作機構のセレクトリターン装置
について説明すると、まず前記シフトレバーリテ
ーナ6の上面には、第4図および第5図からも明
らかなように、セレクトベルクランク13がセレ
クトリターン位置にあるときの、その被動側レバ
ー部16の一部分と対応する箇所においてストツ
パー19が固定されている。このストツパー19
は、第2図および第5図からも明らかなように上
記被動側レバー部16の下方に位置しており、ベ
ルクランク13の上述したセレクト動作(回動)
に対して何ら干渉しないようになつている。ま
た、ストツパー19の両側面19a,19bと、
これに対応する箇所の被動側レバー部16の両側
部とは、第4図、第5図から明らかなように、垂
直方向に関して、共に同一面状に位置している。
一方、セレクトベルクランク13におけるボス
部14の外周には、トーシヨンコイルスプリング
を用いたセレクトリターンスプリング20が設け
られている。このスプリング20の上下両端部2
0a,20bはそれぞれ下方に向けて折り曲げら
れており、上記被動側レバー部16の両側部、な
らびに前記ストツパー19の両側面19a,19
bに対し、所定のばね力をもつて係止している。
すなわち、このスプリング20の両端部20a,
20bは、被動側レバー部16およびストツパー
19に対し、予荷重をもつて両側から挾みつける
ように係止しているのである。
次に上記の如く構成したセレクトリターン装置
の作用について説明する。シフトレバー11のセ
レクト操作に伴つて、いま前記のセレクトベルク
ランク13が、その支持ボルト17を回転軸とし
て第4図の反時計まわり方向に回動操作されたも
のとする。このとき、ベルクランク13の被動側
レバー部16は、第5図の右方向、つまり第4図
の仮想線で示す位置Cに向かう方向へ移動するこ
ととなり、これによつて前記セレクトリターンス
プリング20の一方の端部20aが上記レバー部
16と共に移動する。しかし、スプリング20の
他方の端部20bは、それに対応するストツパー
19の側面19bに係止した状態のままで保持さ
れるため、スプリング20のばね力は上記レバー
部16の移動に伴つて漸次増大する。従つてシフ
トレバー11の操作力を解除すれば、セレクトベ
ルクランク13はスプリング20の増大したばね
力によつて速やかに図示のセレクトリターン位置
に復帰する。そして、このベルクランク13の復
帰作用は、シフトレバーサポート7のサポートレ
バー10およびサポートアーム9を通じてシフト
レバー11に効率よく働き、このシフトレバー1
1を適確にセレクトリターン位置へ復帰させる。
また、セレクトベルクランク13が、支持ボルト
17を回転軸として第4図の時計まわりに回動操
作された場合、このベルクランク13の被動側レ
バー部16は第5図の左方向、つまり第4図の仮
想線で示す位置Dに向かう方向へ移動する。これ
に伴つてリターンスプリング20の端部20bが
上記被動側レバー部16と共に移動し、かつ他方
の端部20aはストツパー19の側面19aに係
止したままの状態に保持される。この結果、上記
の場合と同様のセレクトリターン作用が得られ
る。
なお、セレクトベルクランク13がセレクトリ
ターン位置に戻つた状態においても、セレクトリ
ターンスプリン20はベルクランク13に対し、
各セレクト方向に関してリターン力を発揮し、同
時にストツパー19の両側面19a,19bによ
つて位置決めがなされているため、単一のスプリ
ングであつてもリターン位置が正確に決定され
る。また、セレクトリターン位置においてもベル
クランク13にリターン力が働いていることは、
この位置におけるシフトレバー操作の節度感が良
好となる。この特性を従来のセレクトリターン装
置との比較において表したのが第6図である。こ
の第6図の横軸はセレクト操作ストロークSをと
り、縦軸はセレクトリターン力Fをとつている。
そして、横軸のNはセレクトリターン位置を示
し、実線で示す本実施例のセレクトリターン装置
の場合は、上記N位置でリターン力を保有してい
るのに対し、二点鎖線で示す従来の装置の場合は
N位置でのリターン力がゼロとなつている。
以上の説明から明らかなように本考案は、単一
のセレクトリターンスプリングを用いたコンパク
トな設計であつても、効果的かつ充分なセレクト
リターン力を得ることができる。しかも、本考案
はシフトレバーと直接的な連動関係にあるセレク
トベルクランクにセレクトリターン力を付与した
ことと、リターン位置においても各セレクトリタ
ーン方向の戻し力を発揮させるようにしたことに
より、シフトレバーのセレクトリターン位置を正
確に決定でき、さらにその位置でのシフトレバー
操作に関する節度感が良好となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はプツシ
ユプルケーブルを用いたリモートコントロール形
式の変速操作機構の概略を表した斜視図、第2図
はシフトレバーとこれに続く変速操作機構の一部
を表した一部破断の側面図、第3図は第2図をそ
の右側からみた一部破断の背面図、第4図は同じ
く第2図の−線断面図、第5図は第4図を
−線方向からみた拡大図、第6図はセレクトリ
ターン機能を従来のものと比較によつて表した特
性図である。 1……変速機、6……シフトレバーリテーナ、
11……シフトレバー、13……セレクトベルク
ランク、19……ストツパー、20……セレクト
リターンスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シフトレバーリテーナに対してシフトアンドセ
    レクト操作可能に備えつけられたシフトレバー
    と、同じくこのリテーナに対してボス部が支持ピ
    ンによつて回転可能に取りつけられたセレクトベ
    ルクランクとを有し、シフトレバーのセレクト操
    作が直接的にベルクランクの回転動作として伝達
    され、このベルクランクの動作がプツシユブルケ
    ーブルあるいはリンクを通じて変速機に伝えられ
    るリモートコントロール形式の変速操作機構にお
    いて、前記セレクトベルクランクのセレクトリタ
    ーン位置と対応する個所のシフトレバーリテーナ
    上に、このセレクトベルクランクの回転動作に干
    渉しない状態でストツパーを固定する一方、セレ
    クトベルクランクの前記ボス部外周に単一のトー
    シヨンコイルスプリングを用いたセレクトリター
    ンスプリングを設け、このスプリングの両端を折
    り曲げてセレクトベルクランクの回転動作方向に
    関する両側部、ならびに前記ストツパーの両側面
    に対し、予荷重を与えて共に係止させたことを特
    徴とするセレクトリターン装置。
JP3594781U 1981-03-12 1981-03-12 Expired JPS628188Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3594781U JPS628188Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3594781U JPS628188Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57147120U JPS57147120U (ja) 1982-09-16
JPS628188Y2 true JPS628188Y2 (ja) 1987-02-25

Family

ID=29833195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3594781U Expired JPS628188Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

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JP (1) JPS628188Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234514Y2 (ja) * 1985-10-29 1990-09-17

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Publication number Publication date
JPS57147120U (ja) 1982-09-16

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