JPS6280945A

JPS6280945A - 偏向装置

Info

Publication number: JPS6280945A
Application number: JP21873385A
Authority: JP
Inventors: Yukio Nakamura; 幸雄中村; Akira Watanabe; 亮渡辺
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1985-10-01
Filing date: 1985-10-01
Publication date: 1987-04-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ａ、産業上の利用分野本発明はインライン型カラー陰極線管の偏向装置に関し
、特に補正用のマグネットを備えたものに関する。

Ｂ１発明の概要本発明は補正用のマグネットを備えたインライン型カラ
ー陰極線管の偏向装置において、管軸方向の磁界および
管軸に垂直な方向の磁界を形成することにより、ミスコ
ンバージェンスを発生させずにラスター歪を補正するこ
とができるようにしたものである。

Ｃ１従来の技術従来より、たとえばインライン型のカラー陰極線管はテ
レビジョン受像機等に用いられている。

上記カラー陰極線管において、その螢光面は周辺にいく
ほど偏向中心からの距離が大きく、電子ビームを偏向さ
せると最も距離のある四隅の部分で偏向のふれが最大と
なり、この結果、たとえば第４図に示すように、ラスタ
ー１０１はいわゆる糸巻状に歪む。このようなラスター
歪は、通常マグネットを設けて成る偏向装置を用いるこ
とにより補正がなされる（実公昭５８−２９８９８号公
報等参照）。すなわち、第４図に示したような上下方向
の歪に対しては、第５図に示すようなセパレータ１０２
の上方位置および下方位置に長手方向に着磁された棒状
のマグネツｌ−１０３，１０４を配して成る偏向装置が
用いられる。なお、上記セパレータ１０２は水平偏向コ
イル１０５と垂直偏向コイル（図示せず）とを分離する
ものである。

Ｄ３発明が解決しようとする問題点ところで、上述したような偏向装置を用いることにより
ラスター歪は補正されるものの、第６図に示すように、
画面１０６の中間部領域において、縦方向にコンバージ
ェンスのずれ、いわゆるミスコンバージェンスが発生し
、赤色用の電子ビームＢａおよび青色用の電子ビームＢ
Ｂの軌跡が緑色用の電子ビームＢＧの軌跡と一致しなく
なってしまう。これは、第７図に示すような垂直偏向コ
イルに対する歪磁界、いわゆるピン磁界Ｈｐと同様な磁
界が局部的に発生しているためと考えられる。

そこで、本発明は上述した従来の問題点に鑑みて提案さ
れたものであり、ミスコンバージェンスを発生させずに
ラスター歪を補正できるようなインライン型カラー陰極
線管の偏向装置を提供することを目的とする。

Ｅ０問題点を解決するための手段本発明の偏向装置は、上述した目的を達成するために、
水平偏向コイノペ垂直偏向コイル、およびこれらの水平
偏向コイルと垂直偏向コイルとを分離するセパレータを
有するインライン型カラー陰極線管の偏向装置において
、上記水平偏向コイルの前部ベンドアップ部の近傍位置
に少くとも４個のマグネットを着磁方向が管軸方向とな
るように配して成ることを特徴としている。

また、本発明の他の特徴は、上述した特徴を有する偏向
装置において、上記セパレータは上記水平偏向コイルの
前部ベンドアップ部に対応する位置に凹部が形成されて
おり、この凹部に上記マグネットを取付けて成ることで
ある。

２０作用本発明によれば、管軸方向の磁界および管軸に垂直な方
向の磁界がマグネットにより形成される。

Ｇ、実施例以下、本発明の一実施例について図面を用いて詳細に説
明する。

第１図（５）は本実施例の偏向装置を概略的に示す一部
切欠側面図であり、第１図■は同じく正面図である。セ
パレータ１０は、両端にフランジ部１１Ａ、１１Ｂを有
しており、フランジ部１１Ｂからフランジ部１１Ａに向
って拡径されて形成されている。上記セパレータ１０の
内周面には、水平偏向コイル２０がくら型に巻回されて
おり、フランジ部１１Ａ側は前部ベンドアップ部２１Ａ
、フランジ部１１Ｂ側は後部ベンドアップ部２１Ｂ（！
：なっている。また上記セパレータ１０の外周には、一
対の半環状コアを接合して環状に形成されたコア３０が
設けられており、該コア３０に垂直偏向コイル４０が巻
回されている。この垂直偏向コイル４０と水平偏向コイ
ル２０とは互いに略直角となる位置に配されている。

また、上記水平偏向コイル２０の前部ベンドアップ部２
１Ａの近傍位置には４個のマグネット５１．５２，５３
，５４が対称的に配されている。

上記マグネット５１．５２，５３，５４は、第２図に示
すように、それぞれ直方体の形状をしており、厚み方向
に着磁されている。すなわち、上記マグネット５１．５
２，５３．５４は着磁方向が管軸方向となるように配さ
れている。また、陰極線管（図示せず）への装着状態に
おいてパネル部側から見ると、第１図（Ｂｌに示すよう
に、マグネット５１．５３はＮ極となるように、マグネ
ット５２．５４はＳ極となるようにそれぞれ取付けられ
ている。

このような構成を有する本実施例の偏向装置において、
マグネット５１．５２，５３．５４に関して、個々のマ
グネットについては第１図（５）に示すような管軸方向
の磁界ＨＡ（磁束）が形成され、マグネット５１．５２
問およびマグネット５３゜５４間については第１図ＣＢ
＋に示すような管軸に垂直な方向の磁界Ｈａが形成され
る。上記２種類の磁界のうち、磁界Ｈａは第５図に示し
た従来の棒状マグネッｌ−１０３，１０４による磁界と
等価であり、この磁界ＨＢによりラスター歪を補正する
ことができる。また、これに伴いミスコンバージェンス
が発生しかかるが、管軸方向の磁界ＨＡにより赤色用の
電子ビームおよび青色用の電子ビームに対して回転する
ような力が付与され、結果として、ミスコンバージェン
スの発生を防止することができる。更に、上記マグネッ
ト５１，５２゜５３．５４の厚み、面積、着磁量、配役
間隔等を変えることにより、ラスター歪の補正とミスコ
ンバージェンスの防止とのバランスを容易に変化させる
ことができる。従って、最適点も容易に見つけ出すこと
ができる。

なお、第１図（Ｂ）において、マグネット５１，５２．
５３，５４の裏側（奥行方向）では磁界Ｈａと向きが逆
で同形状の磁界が形成されるが、背後に磁性体であるコ
ア３０が存在しバイパスされるため、その影響は少なく
なっている。

更に、具体的には、たとえば第３図に示すようなセパレ
ータ６０を用いれば良い。このセパレータ６０は、水平
偏向コイル（こ、こては図示を省略）の前部ベンドアッ
プ部に対応する位置に凹部６１゜６２．６３，６４が形
成されており、これらの凹部に上記マグネット５１．５
２．５３，５４がそれぞれ取付けられるようになってい
る。このようなセパレータ６０を用いれば、マグネット
５１　。

５２．５３．５４を取付ける際の位置決めが容易である
、該マグネットが剥離し難い等の効果が得られる。

なお、本発明は上述した実施例に限定されず、マグネッ
トの個数は４の倍数すなわち４．８．１２．１６．・・
・であれば良い。

Ｈ１発明の効果上述した実施例の説明から明らかなように、本発明の偏
向装置によれば、水平偏向コイルの前部ベンドアップ部
の近傍位置に着磁方向が管軸方向となるようにマグネッ
トを配したことにより、管軸方向の磁界および管軸に垂
直な方向の磁界が形成され、ミスコンバージェンスを発
生させずにラスター歪を補正することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（５）は本発明の一実施例の偏向装置を概略的に
示す一部切欠側面図、第１図０３）は同じく正面図、第
２図はマグネットの形状および着磁方向を示す拡大斜視
図、第３図はセパレータの具体例を示す正面図である。第４図はラスター歪を説明するための図、第５図は偏向
装置の従来例を示す正面図、第６図はミスコンバージェ
ンスを説明するための図、第７図は垂直偏向コイルに対
する歪磁界を示す図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）水平偏向コイル、垂直偏向コイル、およびこれら
の水平偏向コイルと垂直偏向コイルとを分離するセパレ
ータを有するインライン型カラー陰極線管の偏向装置に
おいて、上記水平偏向コイルの前部ベンドアップ部の近傍位置に
少くとも４個のマグネットを着磁方向が管軸方向となる
ように配して成ることを特徴とする偏向装置。
（２）上記セパレータは上記水平偏向コイルの前部ベン
ドアップ部に対応する位置に凹部が形成されており、この凹部に上記マグネットを取付けて成ることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の偏向装置。