JPS6278706A - 磁気ヘツド装置 - Google Patents

磁気ヘツド装置

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JPS6278706A
JPS6278706A JP21954085A JP21954085A JPS6278706A JP S6278706 A JPS6278706 A JP S6278706A JP 21954085 A JP21954085 A JP 21954085A JP 21954085 A JP21954085 A JP 21954085A JP S6278706 A JPS6278706 A JP S6278706A
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JP
Japan
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recording
head
reproducing
erasing
amplifier
Prior art date
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JP21954085A
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Hiroyuki Watabe
洋之 渡部
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP85904881A priority patent/EP0197158B1/en
Publication of JPS6278706A publication Critical patent/JPS6278706A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば静止画記録用の電子カメラあるいはデ
ィジタルデータ記録用のディスク装置等に用いられる磁
気記録再生装置用の磁気ヘッド装置に関し、特に磁気ヘ
ッド構造の改良に関する。
(従来の技術〕 従来の磁気記録再生装置とりわけ小型電子カメラ用の磁
気記録再生装置においては、記録用デツキと再生用デツ
キとが別個に設けられているのが普通である。しかし、
記録用デツキと再生用デツキとが分離していると、記録
した画像等を即時に再生し不都合があればただちに再記
録したいとの欲求を満足させ得ない。同様のことがディ
ジタルデータ記録の場合にもいえる。この点をある程度
改善したものとして、記録ヘッドと再生ヘッドとを一体
化した記録再生兼用の録再ヘッドを用いると共に、記録
再生回路を組込んだ磁気記録再生装置が開発され実用に
供されている。この磁気記録再生装置によれば、ディジ
タルデータについては記録後における即時再生および再
記録が可能となるが、消去ヘッドが組込まれていないた
め、画像情報については再度の記録は行なえない。上記
装置に消去ヘッドが組込まれていない主たる理由は、デ
ィジタルデータ記録装置の場合には、いわゆるオーバラ
イドが可能なため消去ヘッドの必要性がないこと、また
小型電子カメラなどではすべての部品の小型化、コンパ
クト化が要求され、部品設置空間が極めて制限されたも
のとなっているため、比較的大きな設置空間を要する消
去ヘッドはスペース的に組込み困難であること、等であ
る。なお記録媒体として直径2インチ程度の磁気ディス
クを用いる装置において、消去ヘッドを録再ヘッドと共
に設けた場合、両ヘッドとも良好なヘッドタッチが得ら
れるようにヘッド位置を設定することは極めて困難であ
る。特に記録波長が0.5μmオーダあるいはそれ以下
の高記録密度の記録を行なうときには、各ヘッドのへッ
ドタッツチの良否に起因するスペーシングロスを最小に
する必要があるが、前記した如く各ヘッドのへラドタッ
チを良好なものとなし難いことから高記録密度の記録は
むつかしい。さらに画像記録の場合には2トラツクを用
いたフレーム記録モードがあるが、この場合には再生ヘ
ッド2個のほかに消去ヘッド2個を必要とするので、合
計4個のヘッドを1台のデツキの限られたスペース内に
IIしなければならない。したがってこの場合は前述し
た困難性が一層顕著になる。このように消去ヘッドを組
込むことには種々の困難があるため従来は画像情報の消
去は別設の消去装置により一括消去するようにしている
のが実状である。したがって前述した再生後ただちに再
記録したいとの欲求は未だ満たされていない。
一方・ヘッド出力が不足する場合の対策として、あるい
は再生アンプの初段にFE下を用いるような場合には、
一般に再生用のステップアップトランスを使用している
が、上記トランスは通常の場合、ヘッドチップを支持し
ているベース外に設置され、上記ヘッドチップとの間を
適宜な信号線で接続したものとなっている。しかるに上
記のものでは信号線部分でノイズを拾い易く、また信号
線の抵抗が周波数特性を低下させる難点があった。
〔発明が解決しようとする問題点) そこで本発明は、たとえへラドタッチが十分良好でなく
、スペーシングロスが比較的大きいような場合であって
も、良好なS/Nおよび周波数特性を有する大きな再生
出力を得ることができ、画像情報等の各種情報を良好に
記録再生可能で、かつ即時再記録をも可能ならしめる上
、特に広い帯域でかつ低雑音の再生系が得られ、飛び込
みノイズや浮遊容量さらにはリードインダクタンスなど
の増加による周波数特性の劣化を抑制可能な小型で製作
容易な磁気ヘッド装置を提供することにある。
C問題点を解決するための手段〕 本発明は上記問題点を解決し目的を達成するために次の
如き手段を講じたことを特徴としている。
すなわちベース上にヘッドチップをを取付け、このヘッ
ドチップを録再切換えスイッチ回路により記録系または
再生系に切換えるようにする。そしてこの録再切換えス
イッチ回路により前記ヘッドチップが記録系に接続され
た状態において、前記ヘッドチップに対して記録増幅器
により記録電流を増幅して供給する。また、録再切換え
スイッチ回路により前記ヘッドチップが再生系に接続さ
れた状態において、前記ヘッドチップによりピックアッ
プされた信号のレベルを前記ベース上に取付けられたス
テップアップトランスにより昇圧し、昇圧された信号を
差動入力再生増幅器により増幅するようにする。そして
前記録再切換えスイッチ回路および記録増幅器および差
動入力増幅器とを、ハイブリッドIC化して前記ベース
上に実装する。
なお、上記ヘッドチップとしては、複数の薄膜ヘッドを
、各ヘッドギャップがトラックの幅方向に所定間隔をも
って並ぶように接合してなる複合型磁気ヘッドであるこ
とが望ましい。また、上記ステップアップトランスとし
ては、シールドケースを備えたものであることが望まし
い。
(作用) 再生増幅器として差動入力増幅器を用い、かつヘッドと
の間にステップアップトランスを設けたことにより、広
帯域で低雑音の再生系が得られることになる。また録再
切換えスイッチ回路と記録増幅器と再生増幅器とをハイ
ブリッド化し、ベース上に実装するようにしたので、飛
込みノイズや浮遊容量やリードインダクタンスの増加に
よる周波数特性の劣化を抑制可能となる。
〔実施例〕
先ず第1図〜第8図により本発明の主要部以外の基本構
成について説明する。第1図および第2図は本発明の一
実施例における概略図およびヘッド構造図である。第1
図中1は回転磁気ディスクであり、モータ(図示せず)
により0点を中心として矢印で示す如く反時計方向に3
60ORPM(NTSCの場合)の回転速度で回転する
。この磁気ディスク1の記録面には複合型磁気ヘッド(
以下複合ヘッドと略称する)2により記録トラックT1
.T2・・・が同心円状に形成される。上記ディスク1
の中心部位に位置しているハブ3の外周上の1点には、
上記ディスク1の回転位置検出用指標としてのPGヨー
ク4が設けである。一方、装置本体側の上記PGヨーク
4の回転軌跡上の一点にはパルス検出手段としてのPG
コイル5が設けられている。このPGコイル5は磁気デ
ィスク1の非記録面側すなわち複合ヘッド2とは反対側
に配置されており、磁気ディスク1の回転時においてP
Gヨーク4が発する磁束と鎖交することによって誘起す
るパルス信号を取出すものとなっている。
ところで磁気ディスク1に静止画情報を記録する場合に
おいて、フィールド記録を行なう場合はトラックT1と
T2には別個のフィールドの静止画情報が記録され、フ
レーム録を行なう場合にはトラックT1とT2には連続
する2フイールドの静止画情報が記録される。いずれの
場合においても記録の始点および終点はPGヨーク4が
第1図の位置にきた時点、すなわち磁気ディスク1の中
心点OとPGコイル5の中心とを結ぶ線を 。
Y−Y’ としたとき、PGヨーク4がO−Y線上に到
来したときである。つまりこのときPGコイル5に得ら
れるPGパルスによって複合ヘッド2のスイッチングが
行なわれる。画像記録の場合、NTSC信号で考えると
、1トラツクには262H(水平ライン)の信号が記録
されるが、このときのスイッチングポイントは垂直同期
信号VSの前縁VS1からたとえば7Hだけ手前の時点
である。したがって垂直同期信号■Sの前縁VS1は磁
気ディスク1上のスイッチングポイントである0−Y線
上からθ(360°x (7/262>)だけずれた角
度o−o’ に記録される。その結果、スイッチングポ
イントにおいて発生するノイズ成分は画面上の端部近傍
に位置し、実質的に無視しうる状態となる。
第2図は第1図に示した複合ヘッド2の外部構造を示す
平面図である。この複合ヘッド2はトラックT1.T2
に対し画像情報あるいはディジタ    ′ルデータな
どの各種情報をヘッドの移動なしに連続して記録または
再生が可能であると共に、記録情報を適時消去可能な如
く設けられている。すなわら、この複合ヘッド2は第1
のトラックたとえばT1に適合する第1の録再ギャップ
R/W−1および消去ギャップE1をトラック長手方向
に離間して設けると共に、第2のトラックたとえばT2
に適合する第2の録再ギャップR,/W−2および消去
ギャップE2を同様にトラック長手方向に離間して設け
たものである。なお上記複合ヘッド2はY−Y’線より
左側の2トラツク用録再ヘツド2Aの部分と、Y−Y’
線より右側の2トラツク用消去ヘツド2Bの部分とをそ
れぞれ独立に設けておき、これらをクロストーク防止用
磁気シールド部材2Cをはさんで一体的に接合し、ヘッ
ド取付はベース2Dに固定することによって実現できる
。図中Pはトラックピッチ、Waは録再トラック幅、w
bは消去トラック幅を示す。そしてこの複合ヘッド2を
、ヘッドセンターである接合部が第1図のO−Y線上に
くるように装置本体に対して取付けることにより、録再
ギャップR/W−1、R’、/W−2および消去ギャッ
プEl、E2の4個のギャップが磁気ディスク1の記録
面に対しほぼ同程度のへラドタッチとなるようにするこ
とができる。かくしてヘッド°としては単一のものでよ
く、電子カメラなどに組込む場合においてスペース的に
は従前のものと同等に取扱うことができるうえ、記録、
再生、消去を随時適確に行なうことができる。
なお上記第1図、第2図に示したヘッド構成例において
は、複合ヘッド2の録再ギャップR/W−1,R/W−
2がY−Y’線上から若干横にずれたものとなっている
。したがってそのずれ幅D1だけスイッチングポイント
がずれることになるうえ、複合ヘッド2がディスク半径
方向へ移動すると、トラックに対するギャップの傾き角
が変化しアジマス角が変化してしまうことになる。これ
を避けるためには録再ギャップR/W−1゜R/W−2
をY−Y’線に対し若干傾けたものとなす必要があり製
作が困難である。またヘッド接合面にクロストーク防止
用の磁気シールド2Gが介在しているので、その分だけ
録再ギツプR/W−1,R/W−2と消去ヘッドE1.
E2との間の距離D2も大きくなる。従って最良のへラ
ドタッチを得ることが比較的困難である。
第3図および第4図は上述したヘッド構成例における問
題点を改めた別のヘッド構成例を示す概略図およびヘッ
ド構造図である。全体の構成は第1図および第2図の例
と同様であるが、このヘッド構成例では複合ヘッド6の
録再ギャップR/W−1,R/W−2がヘッドセンター
に設けられており、消去ギャップE1.E2が上記録再
ギャップR/W−1、R/W−2よりも上流側に×(映
像信号の約1H分の時間差に相当する400μm程度)
だけずれた位置に設けられている。そしてヘッドタッチ
は録再ギャップR/W−1,R/W−2の線上で最良と
なるように設定されている。
したがってこのヘッド構成例によれば、前記ヘッド構成
例に比べてヘッドタッチが良好となり、録再時のスペー
シングロスが減少し性能は向上する。一方、消去ギャッ
プE1.E2は録再ギャップR/W −1、R/W −
2よりもヘッドタッチが悪くなるが、消去ギャップ幅が
録再ギャップ幅よりも大きいので、若干の性能劣化は許
容できる。
また後述する如く、記録動作はディスク1回転につき1
回限りであるが、消去動作はディスク1が複数回回転し
ている期間、継続的に行なうようにしてもよいので、消
去ギャップE1.E2のへラドタッチの悪さは十分カバ
ーできる。
特にこのヘッド構成例においては、録再ギャップF</
W−1、R/W−2がY−Y’線上にあることから、複
合ヘッド6がディスク1の半径方向へ移動する場合にお
いても、トラックに対する上記ギャップR/W−1,R
/W−2(7)g!角(7ジマス角)に変化は生じない
。したがってアジマスロスが生じない利点がある。なお
消去ギャップE1.E2はアジマス角についても前述し
た理由からほとんど影響ないので、録再ギャップR/W
−1,R/W−2とほぼ平行に設けることができる。し
たがって前記ヘッド構成例に比べて製造が容易となる。
なおヘッドタッチなどを良好とするためには録再ヘッド
R/W−1、R/W−2と消去ヘッドE1、E2との距
離Xはできる限り小さい方がよく、接合面の磁気シール
ド6Cも可能な限り薄くすればよいが、このようにする
と、録再ギャップR/W−1、R/W−2と消去ギャッ
プEl、E2の間のり0ストークが問題となる。しかる
に後述するように記録、消去のタイミングを適切に設定
することによりクロストークの問題は解決可能である。
ところで、一般にクロストークの少ないマルチチャンネ
ルヘッドとしては、薄膜ヘッドが望ましいとされている
。録再用薄膜ヘッドとしては、たとえば電子通信学界・
技研報告、VR63−8、P55〜60、(59,6,
21>r高密度磁気記録シート用薄膜ヘッド」に記載さ
れているようなヘッドが知られている。しかるに録再ヘ
ッドの1111化はできても、この録再ヘッドに複合さ
れるべき消去ヘッドの11化はきわめて困難である。
その理由は、抗磁力)−1cm1400工ルステツド程
度のメタルディスクに記録されている7 M Toの輝
度信号を−40(18消去する場合、2アンペアタ一ン
以上の磁化力を必要とするが、薄膜ヘッドのコイルはタ
ーン数を増加させることがむずかしく、またコイルの断
面積も大きくシ難いため本質的に大きなアンペアターン
を得難いためである。また大きな磁束をとおすためのコ
アを製作するには、コアの断面積を大きくする必要があ
るが、薄膜ヘッドではコアをスパッタなどで形成するた
め、大きな断面積のコアの製作には長時間を要し、ロス
1〜的に問題がある。
第5図および第6図はこのような事情を考慮して構成さ
れた複合ヘッドを示す図である。第5図に示すように複
合ヘッド6は取付はベース7の端部に固定され、ヘッド
のコイルを上記取付けベース7上のプリント配線8に対
しリード19によって接続されている。なお第5図中、
10は取付は孔である。一般にヘッド周辺は機構上スペ
ース的な余裕が取れないため、取付はベース7としては
5X10Mm12程度の小型なものを用いている。
第6図は上記複合ヘッド6の縦断面図である。
薄膜録再ヘッド部6Aは、端面を研碧されたフェライト
基板6−1上に、例えばセンダストなどの飽和磁束密度
の高い磁性材料を数μm程度スパッタなどにより形成し
て下部コア6−2となし、この下部コア6−2の上に8
102などで絶縁したのちスパッタあるいは蒸着とエツ
チング等の加工技術により銅などからなる′al!コイ
ル6−3を5〜10ターン形成し、その上に8102を
0.1μm〜0.2μm程度スパッタして録再ギャップ
部6−4を形成し、その上に前記下部コアと同じ材料に
て上部コア6−5をスパッタなどにて形成し、その上に
保護l116−6を形成し、その上に接合ガラス6−7
を用いて保護板6−8を融着したものとなっている。ま
たバルク消去ヘッド部6日は、センダスト等からなる磁
性コア6−9と、コイル6−10を10〜20タ一ン巻
回した同じ材料からなる磁性コア6−11とを接合し、
消去ギャップ部6−12を形成したものとなっている。
そして上記薄膜録再ヘッド部6Aとバルク消去ヘッド部
6Bとを一体化することによって複合ヘッド6は構成さ
れている。なお両ヘッド部6Aと6Bとの間には磁気シ
ールド板を挟み込むのが望ましい。
このような構成の複合ヘッド6によれば、薄膜録再ヘッ
ド部6Aにおける録再ギャップ6−4から保護板6−8
の手前までの厚みを30μm以下にすることができるた
め、両ギャップ間の距離を著しく小さくできる。したが
って録再ギャップ部6−4と消去ギャップ部6−12の
へラドタッチを同時に良好なものとなしうる。また録再
ヘッド部6Aをトラックの幅方向に2チヤンネル並べて
形成した場合でも録再ヘッド部6Aが薄膜にて形成され
ていることから再生時のクロストークを−40(18程
度に押えることができる。このためマルチヘッド化に適
しており、製作も容易である。
また消去ヘッド部6Bは、通常のバルクヘッドであるた
め、容易に大電流を流し得、大きな磁束を発生させ得る
。したがって7 M HI程度の輝度信号を一40dB
以下まで消去することができる。
第7図は前記複合ヘッド6を用いて記録および消去動作
を行なわせる制御系の構成を示すブロック図である。こ
の制御系は記録ヘッドのスイッチングに使用するPGパ
ルスを消去ヘッドのスイッチングにも利用するようにし
た点に一つの特徴を有している。図中左端に示す端子1
1には固体撮像素子等からなる撮@装置あるいは外部の
TV信号発生器かビデオ信号が与えられる。このビデオ
信号は垂直同期分離回路12およびFM変調回路13に
供給される。垂直同期分離回路12に供給されたビデオ
信号は垂直同期信号■Sのみを分離抽出され、これがモ
ータサーボ回路14へ供給される。モータサーボ回路1
4はディスク駆動モータ15から回転速度信号であるF
Gパルスを受け、モータ15の速度サーボを行ない、3
600RP〜1の定速回転に保つ。上記モータ15のシ
ャフトには磁気ディスク1が@@されており、このディ
スク1の中心近傍に設けであるPGジョークPGコイル
5によって検出され、毎秒60パルスのPGパルスが送
出されるものとなっている。このパルスはPGパルス検
出器16で波形整形されたのち、モータサーボ回路14
に供給されると共に、後述する記録・消去制御回路17
に供給される。モータサーボ回路14は垂直同期信号と
PGパルスの両入力を受け、PGパルスと垂直同期信号
の前縁VS1が78 (63,5μ5x7)の時間差を
保つようにモータの位相サーボを行なう。
一方、FM変調回路13に供給されたビデオ信号はFM
変調されたのち記録アンプ18にて電流増幅され、スイ
ッチ19.20を介してヘッド6の録再ギャップR/W
−1、R/W−2に対応する励磁コイル21.22に供
給されるものとなっている。
他方、発振器からなる消去信号発生器23から出力され
た消去信号は消去アンプ24にて電流増幅されて消去電
流となり、スイッチ25.26を介してヘッド6の消去
ギャップE1.E2に対応する励磁コイル27.28に
供給されるものとなっている。
スイッチ19.20および25.26は前記制御回路1
7によってON、OFFおよび切換制御される。上記制
御回路17は動作指令スイッチ29(電子カメラの場合
はレリーズスイッチ)により動作指令を受けると、前記
PGパルスに同期して作動し、前記スイッチ19.20
および25゜26の制御を行なう。
第8図は上記第7図の制御系の動作を示すタイミングチ
ャートである。第8図に示すように、垂直同期信号vS
が1/60秒毎に入力し、その前縁より7Hだけ先行し
てPGパルスが入力している状態において、動作指令ス
イッチ29が時点t1でONになると、その後最初にP
Gパルスが入力する時点t2で制御回路17から制御信
号が出力され、その出力でスイッチ25がONとなり、
スイッチ26が第7図示状態すなわちa側に切換制御さ
れる。このため消去ギャップE1による消去が可能とな
る。この例ではディスク1が2回転する期間、消去ギャ
ップE1による消去が行なわれる。そして時点t3に至
るとスイッチ26のみがb側に切換ねる。このため消去
ギャップE2による消去が同様に可能となる。なお時点
t4において動作指令スイッチ29がOFFとなること
により、上記消去動作は1サイクル(ディスク4回転)
だけで終了し、記録動作に移る。すなわち、時点t5に
おいてPGパルスが入力すると、消去動作が終了すると
同時に、制■回路17からの出力でスイッチ1つがON
となり、スイッチ2oがa側に切換制御される。このた
め、録再ギャップR/W−1による記録が、ディスク1
が1回転する期間可能となる。引き続き次のPGパルス
が入力する時点t6において切換スイッチ20がb側に
切換わる。このため録再ギャップR/W−2による記録
が同様に可能となる。
かくして6フイールド(1/10秒)において2トラツ
クへの消去および記録が可能となる。そしてElとR/
W−1,E2とR/W−2は、それぞれ時間的に分離さ
れてアクティブ状態となるので、クロストークが生じ難
い。また録再ギャップR/W−1、R/W−2のみなら
ず消去ギャップE1.E2もPGパルスに同期して切換
制御されるので、いわゆる遊び時間が全く発生しない。
さらに消去は少なくともディスク1の1回転以上の期間
に亙り行なわれるので、消し残し部分が発生しないもの
となる。なお動作指令スイッチ29をOFFにするタイ
ミングをずらすことにより消去サイクルを2回転以上の
期間に亙り行なうこともできる。
次に第9図(a)(b)(c)および第10図により本
発明の主要部について説明する。第9図(a)(b)(
c)は本発明の磁気ヘッド装置のヘッド構造を示す図で
ある。図示の如く複合ヘッド6を一端部に固定している
取付はベース7上には、2チヤンネル再生可能なように
2個の再生用ステップアップトランス31.32が絶縁
層(不図示)を介して装着されている。なお(a>には
図示を省略しているが、上記トランス31.32には(
C)に示すように磁気シールドケース33゜34が被せ
である。
このように構成された本実施例の複合ヘッド装置によれ
ば、ヘッドから上記トランス31.32までの距離が最
短となり、ノイズをひろいにくくなり、S/Nが向上す
る。また配線抵抗が極小となるので周波数特性も向上す
る。なお上記トランス31.32の透磁率μは高周波に
おいて高いことが望ましい。この例では10MHzでμ
=500のものを用いている。μが低いと上記トランス
31.32の二次側の巻数を増加させねばならず、周波
数特性が低下する。
第10図は上記ステップアップトランス31゜32を取
付けた場合の回路図である。第1チヤンネル40と第2
チヤンネル50とは全く同一の構成であるので、第1チ
ヤンネル40についてのみ説明し、第2チヤンネル50
については50番台の対応する符号を付し説明は省略す
る。
まず記録時においては、端子41に与えられた記録情報
が記録アンプ42に供給されると共に、端子43に与え
られたゲート信号がHレベルになるため記録用トランジ
スタ44がONとなる。このとき再生用のトランジスタ
45はインバータ46によりゲート信号がLレベルにさ
れるため、OFFとなっている。したがって記録情報は
録再ヘッドのコイル21.トランジスタ44を経由して
流れ、記録がおこなわれる。このとき再生用ステップア
ップトランス31の一次側のコイルは記録動作に影響を
与えない。
一方、再生時においては、ゲート信号がLレベルとなる
。したがって記録用トランジスタ44はOFFとなり、
再生用トランジスタ45がONとなる。このため録再ヘ
ッドのコイル21に誘起した再生情報は再生用ステップ
アップトランス31にてステップアップされたのち、再
生アンプ47を介して端子48から出力される。なおこ
のとき記録アンプ42の出力端はトランジスタ45にて
短絡されるため、記録回路が上記再生動作に影響を与え
るおそれはない。第10図中、49は消去信号供給端子
である。なお第10図の回路全体をハイブリッドIC化
し、これを取付はベース7上に実装するようにすれば、
配線本数が減少し、S/N、周波数特性が一層向上する
ことになる。
そこで第11図〜第15図にハイブリッドICをベース
上に実装した例を示す。
第11図は、ステップアップトランスを含むヘッド再生
アンプ系のノイズの等価回路を示す図である。第11図
中、符号L’hはヘッドHのインダクタンス、Rhはヘ
ッドHのレジスタンス、Lpはステップアップ[・ラン
スTの1次!、I!のインダクタンス、Rpはステップ
アップトランスTの1次巻線のレジスタンス、1sはス
テップアップ1〜ランスTの2次巻線のインダクタンス
、R8はステップアップトランスTの2次巻線のレジス
タンスである。またEhはヘッド出力電圧、Enhは前
記Rhの熱雑音、Enpは前記Rpの熱雑音、EnSは
前記R8の熱ms、EnaおよびEnbは差動入力再生
アンプ60の雑音電圧、lnaおよびlnbは差動入力
再生アンプ60の糀音電流である。
S/Nのよいヘッド−再生アンプ系を構成するためには
各雑音値を小さくし、ステップアップトランスTの巻線
比NS/Nl)を大きくするのがよい。そこで再生アン
プを差動入力にすると、シングル入力に比べ、Enは2
倍になり、inは1/2になる。また入力容量(不図示
)も17/2になる。ステップアップ比つまり巻線比N
S/Nρを大きくするとlsおよびR5の1直が大きく
なり、Inが流れることによって大きな雑音が発生する
が、差動入力の場合はInが1/2になるから、上記影
響が軽減される。またC1も1/2になるから高帯域化
が可能である。そこで、再生アンプを差動入力アンプと
し、さらにその入力素子、動作条件をEnが小さくIn
が大きくなるように(EnとInとは逆特性を示す関係
にある)、例えばトランジスタを用いて構成することの
概念図である。記録時においては、録再切換えスイッチ
61はOFF、62はONとなる。したがって記録信号
がアンプ63cおよび逆並列接続されたダイオード63
a、63bからなる記録アンプ63を経て録再ヘッドR
/w−1のコイル21に供給される。また再生時におい
ては、録再切換えスイッチ61がON、62がOFFと
なる。
したがってコイル21に誘起された再生電圧は、ステッ
プアップトランス31によってステップアップされ、差
動入力アンプ60によって増幅される。
第13図は本実施例の具体的な回路構成を示す図である
。図中70は、前記録再切換えスイッチ61.62に相
当するトランシタを二組設けた録再切換えスイッチ回路
である。この録再切換えスイッチ回路70は、4個のト
ランシタ71.72゜73.74とインバータ75によ
り構成されている。図中8a〜8uは端子である。かく
して記録時において端子81からHレベル信号が入力す
ると、このHレベル信号はトランジスタ72.74のベ
ースにに直接与えられると共に、インバータ75により
極性反転されてLレベル信号とされたのち、トランジス
タ71.73のベースに与えられる。このためトランジ
スタ72.74はONとなり、トランジスタ71.73
はOFFとなる。
また再生時において、端子81からLレベル信号が入力
すると、前記の場合とは逆にトランジスタ71.73が
ONとなり、トランジスタ72.74がOFFとなる。
ところで、第13図中に点線で囲んだ部分すなわち差動
入力アンプ60A、60Bおよび記録アンプ63A、6
3Bおよび録再切換えスイッチ回路70は、ハイブリッ
ド化され、ヘッドベース上に実装される。
第14図はハイブリッドICの実装状態を示す図であり
、ベース7の裏面側を示す平面図である。
ヘッドチップ6には、録再ヘッド2個および消去ヘッド
2個が組込まれている。8a〜8uは銅などの導!!1
!である。この導N111上に付したO印はスルーホー
ルを示しており、ベース7の表面側環ff11gと裏面
側導電膜とを導通させている。導電膜8a、8b、8p
、8Gは消去電流入力端子であり、導電1118r、8
uは記録電流入力端子であり、導電1118s、8tは
再生出力端子であり、導電膜81は録再切換え信号入力
端子である。
第15図(a)と(b)は、同じくハイブリッドICの
実装状態を示す図であり、ベース7の表面側を示す平面
図と側面図である。図中31.32は既に説明したステ
ップアップトランスであり、各1次巻線はそれぞれ端子
8f、8fiおよび8j。
81に接続され、各2次巻線はそれぞれ導電II 8c
、 8dおよび8n、8oに接続されている。
ステップアップトランス31.32のコア材料には透磁
率の高いものを選択し、少ない巻線数で高いインダクタ
ンスが得られるようにすると、前記第11図で説明した
?ti音1:np、1ensの影響を小さくすることが
できる。例えば1次巻線の巻回数を5ターンとし、2次
巻線の巻回数を25ターンとすると、よい結果が得られ
る。またシングル入力時においては入力容量が10pF
であった再生アンプを、差動入力型としたことにより入
力容量が5pFとなる。その結果、ステップアップトラ
ンス31.32の2次巻線側からみたインダクタンス3
5μHと入力容ff15pFの共振周波数は12M1b
となり、再生系周波数特性の限界値となる。
第16図は再生系の周波数特性を示す図であり、第17
図はヘッド換算全雑音電圧を示す図である。
第16図および第17図において、実線aおよびdは本
実施例の如く1次巻線と2次巻線の巻回数の比が、5タ
ーン:25ターンのステップアップトランスと差動入力
再生アンプとを用いた場合のものであり、点1bおよび
eは上記ステップアップトランスとシングル入力再生ア
ンプとを用いた場合のものであり、鎖線Cおよびfはス
テップアップトランスを用いずにシングル入力再生アン
プのみを用いた場合のものである。第16図に示すよう
に、aは12MHzで共振するが、bは入力容量低減効
果がないために8.5MHIで共振してしまう。またC
は、ステップアップされないため再生出力は小さい。ま
た第17図に示すように、dは共振点12MHz付近で
雑音電圧が最少となる。
eは低周波数においてはdとほとんど差がないが、9M
Hz以上では極端に雑音電圧が上昇する。またでは低周
波数においては、dに比べ約10(1B。
12M市付近ではそれ以上雑音電圧が高くなる。
以上のように再生アンプに差動入力アンプを用い、ヘッ
ドとの間にステップアップトランスを設けることにより
、広帯域でかつ低雑音の再生系が実現できる。また再生
、記録アンプ、録再切換えスイッチ回路をハイブリッド
IC化してヘッドベース上に実装することにより、飛込
みノイズや浮遊容量さらにはリードインダクタンスの増
加による周波数特性の劣化を極力抑制することが可能で
あり、装置の小型化にも適している。
本発明は上記一実施例に限定されるものではなく次の如
く種々変形して実施可能である。
例えば第18図(a)(b)(c)に示すように、複合
ヘッド90の少なくとも録再ギャップR/W−1、R/
W−2および消去ギャップE1゜E2を含むディスク接
触面91を、矢印Mで示すトラック長手方向には平坦面
を呈し、矢印Nで示すトラック幅方向には所定曲率たと
えば50〜100Rの曲率をもつ曲面を有する如く形成
してもよい。つまりヘッド全体がカマボッ形を呈するも
のとしてもよい。かかる形状の複合ヘッド90によれば
ディスク1とのへラドタッチが他の形状のものに比べて
良好なものとなることが実験的に確認されている。
また複合ヘッドを第19図に示すように構成してもよい
。この第19図に示すものは、データ記録専用の2トラ
ック用複合ヘッドの例である。この複合ヘッドはいわゆ
るトンネルイレーズヘッド型式のものであり、録再ギャ
ップR/W−1゜R/W−2は、オーバライドヘッドギ
ャップとして用いられる。すなわち、録再ギャップR/
W−1、R/W−2はトラック幅W1 (60μm>よ
りも広い幅を有しており、この録再ギャップR/W−1
,R/W−2によりオーバライド記録を行なう。そして
1トラック当り二つの消去ギャップE1a、E1bおよ
びE2a、E2bにより、トラック幅W1からはみ出し
た記録信号を消去するものとなっている。かくして再生
時においてヘッド幅がトラック幅W1より広いので再生
トラッキングが容易となるが、上記ヘッドは、同図に示
す如くガートバンド幅W2 (40μm)の幅の中に二
つの消去ギャップE1b、Elaを形成しなくてはなら
ないため、ヘッドの製作がむづかしいという問題はある
また第20図に示すよう゛に、第7図の一部すなわち消
去側切換スッチ26の代わりにON。
OFFスツチ100を設け、消去ギャップE1゜E2に
対し同時に消去動作を行なわせるようにしてもよい。
第21図は第20図のタイミングを示す図である。この
第21図に示すように、消去ギャップE1、E2による
消去可能なタイミングは同時になっている。したがって
この例によれば、消去・記録サイクルを第7図のものよ
り短縮することができ、毎秒15回転の消去、記録を行
なうことができる。
また第22図および第23図に示すように、第7図に示
す録再側切換スイッチ20および消去側切換スイッチ2
6を同時に切換−1′#Jするようにしてもよい。ただ
し第23図の場合は、インバータ110により録再側切
換スイッチ20および消去側切換スイッチ26の切換方
向を逆にしている。
第24図は第22図、第23図の動作タイミングを示す
図である。第24図に示すように、R/W−1による記
録と、ElまたはE2(破1)による消去とが同一期間
にアクティブ可能となっている。またR/W−2による
記録と、E2またはEl(破Iりによる消去とが同一期
間にアクティブ可能となっている。R/W−1とElお
よびR/W−2とE2が同時にアクティブとなる場合、
同一トラック上で消去と記録の期間が完全に重なり合う
が、前述したように消去ギャップE1.E2と録再ギャ
ップR/W−1、R/W−2とは所定距離Xだけ離間し
て設けられており、しかも消去動作が先行するものとな
っているため問題はない。つまり消去後、ただちに記録
が行なわれることになる。かくしてフレーム記録では3
0回/秒。
フィールド記録では60回/秒の消去および記録が可能
となり、第20図、第21図の場合よりもさらに消去・
記録サイクルが短くなる。なおこの例では消去ヘッド部
と録再ヘッド部との間のクロストークが若干発生しやす
くなるので、ノイズに強い変調方式の画像記録あるいは
ディジタルデータ記録用の回路として用いるのが望まし
い。なおデータ記録において、ヘッドアクセスのデッド
時間なしに二つのトラックにデータ記録書込みを行なえ
ることは大きな利点である。第23図のようにした場合
、つまり消去ギャップE1.E2のアクティブ期間が第
24図の破線で示すようなタイミングとなるようにした
場合には、同一タイミングで記録と消去が行なわれるの
は隣りのトラックにおいてである。したがって第22図
の場合に比べるとクロストークの発生は比較的少なくて
すむ。
以上のほか本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施可能であるのは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明の磁気ヘッド装置は、ベース上にヘッドチップを
を取付け、このヘッドチップを録再切換えスイッチ回路
により記録系または再生系に切換えるようにし、この録
再切換えスイッチ回路により前記ヘッドチップが記録系
に接続された状態において、前記ヘッドチップに対して
記録増幅器により記録電流を増幅して供給すると共に、
録再切換えスイッチ回路により前記ヘッドチップが再生
系に接続された状態において、前記ヘッドチップにより
ピックアップされた信号のレベルを前記ベース上に取付
けられたステップアップi・ランスにより昇圧し、昇圧
された信号を差動入力再生増幅器により増幅するように
する。そして前記録再切換えスイッチ回路および記録増
幅器および差動入力増幅器とを、ハイブリッドIC化し
て前記ベース上に実装するようにしたことを特徴として
いる。
したがって本発明によれば、たとえへラドタッチが十分
良好でなく、スペーシングロスが比較的大きいような場
合であっても、良好なS/Nおよび周波数特性を有する
大きな再生出力を得ることができ、画像情報等の各種情
報を良好に記録再生可能で、かつ即時再記録をも可能な
らしめる上、特に広い帯域でかつ低雑音の再生系が(q
られ、飛び込みノイズや浮遊容量さらにはリードインダ
ククンスなどの増加による周波数特性の劣化を抑制可能
な小型で製作容易な磁気ヘッド装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の一実施例における主要部以外
の基本部分の構成を示す図で、第1図および第2図はヘ
ッド構成例を示す概略図およびヘッド構造図、第3図お
よび第4図は第1図および第2図に対応して示す別のヘ
ッド構成例を示す概略図およびヘッド構造図、第5図お
よび第6図は複合ヘッド装置の平面図および複合ヘッド
の縦断面図、第7図は複合ヘッドに記録動作および消去
動(Vを行なわせる制御系の構成を示すブロック図。 第8図は第7図に示す制御系の各部の動作タイミングを
示す図である。第9図(a>(b)(C)および第10
図は同実施例の主要部の;M成を示す図で、第9図(a
)(b)(c)は複合ヘッド装置の構成を示す図、第1
0図は第9図に示した複合ヘッド装置を用いた場合の回
路図である。第11図〜第17図は本発明の他の実施例
を示す図で、第11図は再生アンプ系の等何回路を示す
図、第12図は同実施例の概念図、第13図は同実施例
の具体的構成を示す回路図、第14図および第15図(
a>(b)はハイブリッドICの実装置状態を示す図、
第16図は再生系の周波数特性、第17図はヘッド換算
全雑音電圧を示す図である。 第18図(a)(b)(C)は複合ヘッドの表面形状の
変形例を示す図、第19図は複合ヘッドの応用例を示す
図、第20図は第7図の一部を変形させた例を示す部分
構成図、第21図は第20図の動作タイミングを示す図
、第22図および第23図はそれぞれ第7図の一部を変
形させた例を示す部分構成図、第24図は第22図およ
び第23図の動作タイミングを示す図である。 1・・・回転磁気ディスク、2・・・複合ヘッド、4・
・・PGヨーク(回転位置検出用指標)、5・・・PG
コイル(パルス検出手段)、6・・・複合ヘッド、6A
・・・薄膜録再ヘッド部、6B・・・バルク消去ヘッド
部、7・・・ヘッド取付はベース、8・・・プリント配
線、21.22および27.28・・・励磁コイル、2
つ・・・レリーズスイッチ(動作指令スイッチ)、31
゜32・・・再生用ステップアップトランス、33゜3
4・・・磁気シールドケース、40,50・・・第1゜
第2チヤンネル、60・・・差動入力再生アンプ、63
・・・記録アンプ、70・・・録再切換えスイッチ回路
、Tl、T2・・・トラック、R,’W−1.R/W−
2・・・録再ギャップ、El、E2・・・消去ギャップ
。 出願人代理人 弁理士 坪井 淳 第1図 iiX 2図 第13図 福逍[(MHz) 第16図 爲戚朕(MHz) 第17図 (a) 5ぎ  フ9 図 第20図 2112J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベースと、このベース上に取付けられたヘッドチ
    ップと、このヘッドチップを記録系または再生系に切換
    える録再切換えスイッチ回路と、この録再切換えスイッ
    チ回路により前記ヘッドチップが記録系に接続された状
    態において前記ヘッドチップに対して記録電流を増幅し
    て供給する記録増幅器と、録再切換えスイッチ回路によ
    り前記ヘッドチップが再生系に接続された状態において
    前記ヘッドチップによりピックアップされた信号のレベ
    ルを昇圧すべく前記ベース上に取付けられたステップア
    ップトランスと、このステップアップトランスにより昇
    圧された信号を増幅する差動入力再生増幅器とを備え、
    前記録再切換えスイッチ回路および記録増幅器および差
    動入力増幅器とをハイブリッドIC化して前記ベース上
    に実装したことを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. (2)ヘッドチップは、複数の薄膜ヘッドを各ヘッドギ
    ャップがトラックの幅方向に所定間隔をもつて並ぶよう
    に接合してなる複合型磁気ヘッドである特許請求の範囲
    第(1)項記載の磁気ヘッド装置。
  3. (3)ステップアップトランスは、シールドケースを備
    えたものである特許請求の範囲第(1)項記載の磁気ヘ
    ッド装置。
JP21954085A 1984-10-05 1985-10-02 磁気ヘツド装置 Pending JPS6278706A (ja)

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DE8585904881T DE3586990T2 (de) 1984-10-05 1985-10-04 Kombinierter magnetkopf.
EP85904881A EP0197158B1 (en) 1984-10-05 1985-10-04 Compound magnetic head
US07/270,386 US4862304A (en) 1984-10-05 1988-11-10 Composite magnetic head
US07/343,062 US4893200A (en) 1984-10-05 1989-04-25 Composite magnetic head

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