JPS6278079A

JPS6278079A - シ−トフイルム用包装体

Info

Publication number: JPS6278079A
Application number: JP20976285A
Authority: JP
Inventors: 登荒井
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1985-09-20
Filing date: 1985-09-20
Publication date: 1987-04-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はシートフィルムの包装体に関し、一層詳細には
、複数枚のシートフィルムを収納するトレー台にシート
フィルム取出用開口部を閉塞するカバー部材を装着し、
前記カバー部材に切込部を形成し、画像記録装置に装填
する際、このカバー部材を前記切込部に沿ってトレー台
から剥離可能に構成したシートフィルム用包装体に関す
る。

一般に、人体等の被写体をＸ線を用いて撮影した放射線
画像フィルムが医療上の診断等を行う際に広汎に使用さ
れている。従来、このようなＸ線フィルムを利用して放
射線画像を撮影するに際しては、放射線画像撮影装置内
に遮光状態で）ｌフィルムを装填し、このフィルムの乳
剤面に、直接、Ｘ線を照射して前記被写体の画像を記録
している。

ところで、最近、蓄積性螢光体（輝尽性螢光体）を用い
て被写体の放射線透過像を得る放射線画像記録再生シス
テムが開発され、広汎に普及しつつある。ここで、蓄積
性螢光体とは、放射！　（ＸＩ、α線、β線、γ線、電
子線、紫外線等）を照射すると、この放射線エネルギの
一部を蓄積し、後に可視光等の励起光を照射することに
より蓄積されたエネルギに応じた耀尽発光を示す螢光体
をいう。

前記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性螢光体
を利用したもので、人体等の放射線画像情報を一旦蓄積
性螢光体からなる層を有するシートに記録し、この蓄積
性螢光体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発
光光を生じさせ、得られた輝尽発光光を光電的に読み出
して画像信号を得、この画像信号に基づき写真感光材料
等の記録材料、ＣＲＴ等に可視像として出力させるもの
である。

ここで、記録材料に画像を記録基セる場合には、画像記
録装置、例えば、画像出力レーザプリンタ装置を採用し
ている。この装置は記録材料であるＸ線フィルムをマガ
ジン等を介して収納し、このフィルムを吸着盤等の枚葉
機構により一枚ずつ取り出して後、蓄積性螢光体シート
から得られた電気信号に基づいて前記フィルムにレーザ
光を照射して所定の画像を記録するよう構成されている
。そこで、この新たに画像が記録されたフィルムは自動
現像装置内に搬送され、現像工程を経て後、所定の場所
に保管され、必要に応じて医療診断に供される。

ところで、前記画像出力レーザプリンタ装置では、前述
した従来のＸ線撮影装置と同様にＸ線フィルムを装置内
に装填する場合に、前記フィルムに外光が照射されては
ならないが作業性の向上を図るため、通常の明室内での
フィルムの装填が強（望まれるようになり、これを可能
にするための技術的思想が、例えば、実開間第５６−５
１４１号に開示されている。

すなわち、第１図ａはＸ線撮影装置等に供給されるフィ
ルム包装体２の断面図を示したもので、このフィルム包
装体２は開口部４を有する筐体である遮光容器６を含み
、前記遮光容器６内には当てボール紙８によって保護さ
れた状態で複数枚の未露光フィルム１０が収納されてい
る。

また、開口部４には可視性遮光部材１２が光密に貼着さ
れ、未露光フィルム１０を外光より保護している。この
場合、前記可撓性遮光部材１２の一端部側は鉛直方向上
方に指向して湾曲しており、この一端縁部に係止用孔部
１２ａが穿設されている。

このように構成されるフィルム包装体２は、第１図すに
示すマガジン１４に収納され、格納部１６によって位置
決めされる。ここで、マガジン１４にはシャッタ一部材
１８が設けられており、シャッタ一部材１８の端部に植
設された係止用突起２０に可撓性遮光部材１２の孔部１
２ａを係着した後、マガジン１４は図示しないＸ線撮影
装置等に装填される。次いで、シャッタ一部材１８の他
端部がマニュアル操作によってマガジン１４から引き出
される。その結果、可撓性遮光部材１２は孔部１２ａに
係着する係止用突起２０によって遮光容器６より剥離さ
れ、開口部４がＸ線撮影装置等内において開口される。

そして、未露光フィルム１０が真空吸引器２２によって
吸着されて所定の撮影位置に搬送される。

然しなから、前記の従来技術では、フィルム包装体を収
納するために専用マガジンを使用しなければならない。

この専用マガジンは繰り返し画像記録装置に着脱される
ため長期に亘る使用に耐え得るように強固に製造される
必要があり、このため、専用マガジン自体が相当な重量
を有することになる。従って、作業者にとってこの専用
マガジンの着脱作業が煩わしいものとなる欠点が生ずる
。しかも、前記専用マガジンにはシャッター機構等を設
けているために、この専用マガジンはかなり高価なもの
とならざるを得ない。特に、サイズの異なる種々のフィ
ル°ムを用いる場合、夫々のサイズのフィルムに対応す
る専用マガジンを用意しなければならず、製造コストが
大幅に上昇して、実際上、経済的に容認され難いという
不都合が指摘される。

本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、複数枚のフィルムを積層収納するトレー台にフ
ィルム取出用開口部を閉塞する可撓性カバー部材を装着
し、このカバー部材に、例えば、複数個の切込部を断続
的に形成し、画像記録装置に装着する際に、前記カバー
部材をこの切込部に沿ってトレー台から剥離することに
より、簡単な構造で極めて容易且つ露光することなく明
室内においてフィルムの装填を可能にするシートフィル
ム用包装体を提供することを目的とする。

前記の目的を達成するために、本発明は複数枚のシート
フィルムを収納するトレー台と、前記トレー台に設けら
れたフィルム取出用開口部を閉塞して遮光する可撓性カ
バー部材とがらなり、前記カバー部材に前記開口部を開
成する切用１可能な分翻部位を設けることを特徴とする
。

次に、本発明に係るソートフィルム用包装体について好
適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。

第２図乃至第４図において、参照符号３ｏは本発明に係
るシートフィルム用包装体を示す。この場合、該包装体
３ｏは樹脂系材料あるいは所定の硬さを有する厚紙で形
成されるトレー台３２と可撓性材料で形成されるカバー
部材３４とを含む。

このトレー台３２はフィルムＡを所定の枚数収納するた
めに高さ方向に幅Ｈ，を有しており、上面部３６の先端
部側に所定の幅員を有するフィルム取出用開口部３８が
形成されている。そして、この開口部３８を閉塞するよ
うにして前記カバー部材３４が上面部３６に固着される
。

このカバー部材３４はトレー台３２の上面部３６と同一
寸法を有する面部３９と前記面部３９より所定の短い幅
員を有して一体的に形成される突出部４０とからなる。

この場合、前記面部３９には突出部４０と同一の幅員を
有し且つ所定の長さに亘り断続的に切込部４２ａ、４２
ｂを形成する。この場合、前記突出部４０の幅員、すな
わち、切込部４２ａと４２ｂとの距離をトレー台３２の
開口部３８の幅員より大きく選択し、一方、この突出部
４０の長さは後記する画像記録装置のカバー部材用通路
の長さより所定の寸法だけ大きく形成しておく。

そこで、前記カバー部材３４をトレー台３２に接着剤等
により固着するものであるが、特に、切込部４２ａ、４
２ｂ間に剥離可能な接着剤層４３を設ければ（第４図参
照）、後述するように、このカバー部材３４を前記切込
部４２ａ、４２ｂに沿って容易に剥離することが出来、
しかも遮光効果が一層確実に得られるために好適である
。なお、前記カバー部材３４の突出部４０の端部を鉛直
方向上方に僅かに屈曲させておくと装填の際にカバー部
材３４が容易に剥離するために一層好適である。

本発明に係るシートフィルム用包装体は基本的には以上
のように構成されるものであり、次にその作用並びに効
果について説明する。

先ず、当該包装体３０を装着する画像、記録装置４４、
例えば、画像出力レーザプリンタを第３図に示す。すな
わち、前記画像記録装置４４の前面部４Ｇには当該包装
体３０の高さ方向の幅Ｈ１を有すると共に長手方向の幅
を包装体３０と同一寸法とする断面矩形状の開口部４８
を画成する。前記開口部４８の一端部側はこの画像記録
装置４４内の室５０に連通している。さらに、この開口
部４８には、前面部４６から内方に所定距離離間する部
位にカバー部材３４の突出部４０の断面形状と略同し断
面形状の通路５２を形成する。該通路５２は水平方向に
対し所定角度傾斜すると共に、湾曲して前面部４６から
外部に開放されている。また、前記開口部４８を画成す
る底面部４８ａの終端部Ｑコは鉛直方向上方に指向して
係止面５４を設けており、この係止面５４と前面部４６
との距離Ｈ２は包装体３０の長さに対応して選択される
。なお、画像記針装置４４内の室５０には吸着盤５６を
含む図示しない枚葉機構が設けられている。

また、開口部４８の周囲の壁面には包装体３０を装填し
た時、遮光性を向上させるため、起毛材等が設けられて
いることが望ましい。

このようにして構成される画像記録装置４４に包装体３
０を装填する手順について説明する。

先ず、カバー部材３４の外方に突出する突出部４０の先
端部側を画像記録装置４４の開口部４８内に挿通し、さ
らに、この突出部４０を前記開口部４８を画成する上面
部に僅かに押圧するようにして包装体３０を矢印方向に
挿入すると（第３図参照）、前記突出部４０の先端部は
通路５２にＤＢむ。ここで、前記通路５２は水平方向に
対し所定角度傾斜しており、一方、カバー部材３４を可
撓性の若干硬度のある材料で形成しておけば、前記突出
部４０はこの通路５２内に湾曲して進入することが出来
る。

次いで、包装体３０をさらに矢印方向に変位させれば、
トレー台３２とカバー部材３４とが一体的に開口部４８
に挿入されて、前記トレー台３２は開口部４８に挿入さ
れ、突出部４０は通路５２を介して前面部４６から外部
に導出される。そこで、この通路５２から外部に導出さ
れた突出部４０の端部を作業者が把持して包装体３０の
進入方向と逆方向にこれを引張すれば、カバー部材３４
はトレー台３２から剥離される。この場合、前記カバー
部材３４の面部３９には切断可能に切込部４２ａ、４２
ｂを形成し、しかもこの切込部４２ａ、４２ｂ間に剥離
可能な接着剤を使用している。このため、前記のように
して作業者が突出部４０を引張すれば、前記面部３９は
夫々の切込部４２ａ、４２ｂに沿って容易且つ確実に分
離することが出来る。さらにまた、開口部４８が包装体
３０の高さ方向の幅Ｈ１と同一の幅員を有し、且つ通路
５２が前面部４６から画像記録装置４４の内方に所定長
さ離間した部位でこの開口部４８に連通しているため、
前記カバー部材３４がトレー台３２から剥離される際に
、外部からの光がこのトレー台３２の開口部３８内に侵
入することはない。

このようにして、包装体３０を矢印方向に進入させれば
、その先端部が係止面５４に当接して前記包装体３０の
装着作業は終了する。その際、前記係止面５４と前面部
４６との間が距離Ｈ２だけ離間しているため、トレー台
３２の開口部３８を室５０に対し好適に位置決めするこ
とが可能となる。

そこで、吸着盤５６を含む図示しない枚葉機構を駆動し
てこのトレー台３２内に積層収納されているフィルムＡ
を、順次、図示しない記録部に搬送すれば所期の画像記
録に供することが出来る。

なお、トレー台３２内に収納されているフィルムＡが全
て取り出された後、包装体３０を画像記録装置４４から
離間する方向に変位させれば、前記トレー台３２とカバ
ー部材３４とを一体的にこの画像記録装置４４から取り
外すことが出来る。

また、使用済みとなった包装体３０は、特にトレー台３
２を安価な樹脂系材料または厚紙等で形成しておけば、
廃棄することも可能となる。しかも、サイズの異なる種
々のフィルムを使用する場合、夫々のサイズのフィルム
に対応する包装体を用意したとしても些程にコストの上
昇を生起することはない。なお、このように種々のフィ
ルムを用いる際には、夫々の包装体に、予め、フィルム
の品種、フィルムのサイズ、フィルムのロフト番号等を
バーコード、磁気テープ等により記録し、画像記録装置
に前記包装体を装着した時にその情報を前記画像記録装
置に設けられた読取手段により読み取り表示する等すれ
ば画像記録のための情報が正確に得られて好適である。

また、上記実施態様ではトレー台３２の上面部３６の一
部に開口部３８を形成するようにしているが、トレー台
３２の上面部３６全体を開口部としておき、カバー部材
を剥離して開口部の一部を開くようにしてフィルムを枚
葉するようにしてもよい。

以上のように本発明によれば、複数枚のフィルムを収納
するトレー台にフィルム取出用開口部を閉塞してカバー
部材を装着すると共に、前記カバー部材に分離部位を設
けている。このため、包装体を画像記録装置等に装着す
る際に、前記カバー部材をこの分離部位に沿って切断す
ることにより、このカバー部材を容易且つ確実にトレー
台から離脱させることが出来る。従って、極めて簡単な
構造で明室内におけるフィルムの装填が可能となる利点
が得られる。さらにまた、包装体を直接装置内に装着す
るため、従来のように専用マガジンを用いることがなく
、廉価に製造出来ると共に軽量化されてフィルムの装着
作業をより一層簡易に行うことが出来る。

以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
例えば、分離部位として断続する切込部に代替して連続
する切れ目等を採用しても同様な効果を呈することが出
来る等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の
改良並びに設計の変更が可能なことは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図ａは従来技術に係るフィルム包装体の断面側面図
、第１図すは第１図ａに示すフィルム包装体を装填する
際の説明図、第２圀は本発明に係るシートフィルム用包
装体の斜視図、第３図は当該包装体を画像記録装置に装
着する際の説明図、第４図は当該包装体の剥離状態を示
す説明図である。３０・・・包装体　　　　　　３２・・・トレー台３４
・・・カバー部材　　　　３６・・・上面部３８・・・
開口部　　　　　３９・・・面部４２ａ、４２ｂ・・・
切込部　　４４・・・画像記録装置４６・・・前面部　
　　　　　４８・・・開口部５０・・・室　　　　　　
　　５２・・・通路５４・・・係止面ＦＩＧ、３ＦＩＧ、４

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数枚のシートフィルムを収納するトレー台と、
前記トレー台に設けられたフィルム取出用開口部を閉塞
して遮光する可撓性カバー部材とからなり、前記カバー
部材に前記開口部を開成する切離可能な分離部位を設け
ることを特徴とするシートフィルム用包装体。
（２）特許請求の範囲第１項記載の包装体において、カ
バー部材の一端部をトレー台の挿入方向に指向する外方
に突出させて突出部を形成し、さらに、このカバー部材
に前記トレー台挿入方向に沿い且つ前記トレー台の開口
部両側部外方に断続して切離可能な分離部位を形成し、
トレー台挿入時にカバー部材を前記突出部を介して分離
部位に沿って切断してトレー台の開口部を開放すること
を特徴とするシートフィルム用包装体。
（３）特許請求の範囲第２項記載の包装体において、分
離部位の端部近傍の内側に接着剤層を形成し、前記接着
剤層を介してトレー台上面にカバー部材本体を係着して
トレー台に画成された開口部を遮光するように閉塞して
なるシートフィルム用包装体。