JPS6277246A - シ−トスライド取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シートスライドの取付装置に関し、殊に車体
中央′４！シに配役てれるシートスライドインナの取付
装置に関する。

従来の技術 従来、シートスライドは、第７図に示した構造にて車体
フロアに固定されている（昭和５８年６月　日量自動車
■発行、ｒ　Ｎｌ５ＳＡＮサ一ビス周報」第４８４号、
第３３０頁、３４０頁参照）。すなわちフロアパネル１
の中央部には、車体前後方向にトンネル部２が形成でれ
ておシ、該トンネル部２の側面２　ａ　ＫＨ、シートベ
ルトバックルをフロアパネル１に固持する仕様において
用いられるンートベルトバックルマウント用のアンカポ
インＦｊ’Ｊ　３が形成されている。該アンカポイント
部３０近傍には、シートマウント用穴４が形成さ九てお
り、該シートマウント用穴４及び前記アンカポイント部
３の周部のフロアパネル１は、各々補強バッチ５゜６に
より補強されている。−万シードアは、シードパツク８
とシートクッション９とで構成され、シートクッション
９の裏面には、車体外部側にシートスライドアウタ１０
が、車体内部側にシートスライドインナ１１が取υ付け
られている。この両シートスライドアウタ、インナ１０
　、１１は、アツノくレール１２とロアレール１３とが
摺動自在に嵌合して構成され、ロアレール１３の後端部
各々には、車体後方に延出するシートブラケットアウタ
１４．シートブラケットインナ１５がロアフレーム１６
　、１７を介して固着されている。そして各ロアレール
１３は前端部においてセカンドクロスメンバ１８の前壁
に形成されたシート取付穴１９に固持されるとともに、
後端部においてシートブラケットアウタ、インナ１４゜
１５に挿通されたボルト加によシ、前記シートマウント
用穴４に固持されるのである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来の構造にあっては、前述の
ようにシートブラケットアウタ、インナ１４゜１５がロ
アレール１３の後端部に取シ付けられ、しかも車体後方
に延出する形状に成形されている。このためシートブラ
ケットアウタ、インナ１４　、１５の延出分、後席の足
元スペースが狭くなり、特にシートブラケットインナ１
５は、前席乗員よシやや車体中央寄りに着座する後席乗
員が、シートクッション９の下方に爪先を差し入れて足
を伸ばした安楽な着座姿勢をとる際に障害となる不都合
がある。

又自動車は一般に仕向地の法的要求等に応じて、前記シ
ートベルトバックルをフロアパネル１、すなわちアンカ
ポイント部３に取シ付ける仕様と、シートスライドイン
ナ１１のアッパレール１２に取９付ける仕様とが同時生
産される。したがって前記各仕様に対応し、シートベル
トバックルからアンカポイント部３に入力される衝撃荷
重及びシートブラケットインナ１５ヲ介してシートマウ
ント用穴４に入力される衝撃荷重に耐えるべく、この両
部位に予め補強パッチ５，６を装着しである。このため
前記仕様のいずれかが選択されることによって結局は無
用となる補強パッチ５又は６によってコスト増、車体重
蓋増を招来する不合理を指摘し得るものであった。

本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもの
であり、後席足元スペースの改善を図るとともに、前記
両仕様において同一部位で衝撃荷重を支持することによ
って無用な補強パッチの存在を解消し、さらには車体成
形誤差があっても支障なく配設することを可能にしたシ
ートスライド取付構造を提供するものである。

問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本発明にあっては、フロア
パネルの中央車体前後方向に形成されたトンネル部の上
部に１車輻方向に延在するシートマウントブラケットを
固設し、該シートマウントブラケットと車体クロスメン
バとでシートスライドインナを支持するとともに、該シ
ートスライドインナのロアレール後端部に、前記トンネ
ル部の側面に沿って垂下するリヤブラケットヲ固設し、
該リヤブラケットの下端部に所要大径の組付穴を形成す
る一方、フロアパネルに形成されたシートベルトバック
ルフロアマウント用のアンカポイント部に、前記組付穴
に遊挿され、この組付穴より小径の段付きボルトを螺着
して前記リヤブラケットを固持し、前記組付孔と段付き
ボルトの径寸法差で、車体成形誤差に基づくシートスラ
イド位置の変位貸金吸収する余裕間隙を形成しである。

作用 前記構成において、シートスライドインナは、マウント
ブラケットとクロスメンバとによって支持されるととも
に、ロアレール後端部のリヤブラケットを介して、アン
カポイント部に段付きボルトにより固定される。このと
き該段付きボルトとリヤブラケットの組付との間には、
径寸法差をもって余裕間隙を残しであることから、該余
裕間隙によってシートスライド位置の俊位蓄を吸収する
ことにより、車体成形誤差があっても、支障なくシート
スライドインナの取付けを行い得る。

又シートスライドインナのロアレールは、リヤブラケッ
トを介してシートベルトバックルフロアマウント用のア
ンカポイント部に固持されておシ、よってシートベルト
バックルをシートスライドインナに取り付けた仕様にお
いても、前記バックルをフロアパネルに取シ付けた仕様
と同じく、シートベルトを介して入力される衝撃荷重は
、アンカポイント部に伝達され、したがって補強バッチ
はアンカポイント部にのみ配設すれば足シることとなる
。

さらに、前記リヤブラケットは、ロアレールの後端部に
設けられているものの、トンネル部の側面に沿って垂下
していることから、後席乗員の爪先との干渉はなく、後
席の足元スペースは充分に確保されるのである。

実施例 以下本発明の一実施例について、前記従来構造と同一部
材９部分に同一符号を付して説明する。

すなわち第１図に示したように、フロアパネル１の中央
部には、車体前後方向にトンネル部２が形成されている
。このフロアパネル１の上面には、車体クロスメンバた
るセカンドクロスメンバ１８が車幅方向に配設されてお
シ、該セカンドクロスメンバ１８の前壁１８　ｍには、
シート取付穴１９が形成されている。このセカンドクロ
スメンバ１８の後方、トンネル部２の上面には、シート
マウントブラケット２１が固設されておシ、該シートマ
ウントブラケット２１の先端部には、シート取付穴ｎが
形成されている。芒らにシートマウントブラケット２１
の後方トンネル部２の側面２ａには、シートベルトバッ
クルフロアマウント用のアンカポイント部３が膜孔され
ておシ、フロアパネル１の裏面、アンカポイント部３周
部には補強バッチ５が貼設されている。一方シードアは
、シートバック８とシートクッション９とで構成され、
シートクッション９真面には、車体外部側にシートスラ
イドアウタ１０が、車体内部側にシートスライドインナ
１１が取シ付けられている。シートスライドアウタ及び
インチ１０　、１１はシートクッション９に固定された
アッパレール１２ト、該アッパレール１２　Ｋ　摺動自
在ＩＣ嵌合されたロアレール１３とで構成きれ、シート
スライドアウタ１０側のロアレール１３には、車体後方
に延出するシートブラケットアウタ１４がロアフレーム
１６を介して固着されている。シートスライドインナ１
１側のロアレール１３に固着されたロアフレーム１７に
は、−側縁部に図示しないシートスライドロック装置に
係合するロック爪ｎが形成され、他側部にはフランジ冴
が起立成形されている。該フランジ冴の端縁には、下方
に折シ返して成形されたフック片５が設けられておシ、
該フック片すには、第２図に示したようにシートベルト
バックル２６を固定するためのペースプレー）２７が係
合され、該ベースプレートＺ７ハさラニ、アッパレール
１２に配設された補強プレート四端縁に固着されている
。又シートスライドインナ１１側のロアレール１３及び
ロアフレーム１７の後端部には、ボルト挿通穴２９が形
成されておシ、ロアフレーム１７のフランジ冴側面には
、このシートスライドインナ１１を本体に組み付けた状
態において、前記トンネル部２の側面２ａに沿って垂下
するリヤブラケット（９）が固着されている。該リャブ
ラケツ）３０の下端部には、組付穴３１が形成されてお
シ、該組付穴３】は、このリヤブラケット加を前記アン
カポイント部３に固持する段付きボルト３２の段部３３
よシ大径に形成されている。

以上の構成に係る本実施例において、シートスライドイ
ンナ１１は、第３図に示した手順にて車体に組み付けら
れる。すなわちまずロアレール１３の前端部をポル）Ａ
にてセカンドクロスメンバ１８のシート取付穴１９に固
持し、このときロアレール１３は車体成形誤差によシ立
体座標系において左右。

前後、上下各方向に±２ｔｘｓの正規位置よシ変位する
。次にポル）Ｂにてロアレール１３の後端部をシートマ
ウントブラケット２１に固持し、このときにも同様に左
右９前後、上下方向に±２簡の変位量が生じ、さらに段
付きボルト３２にてリヤブラケット（９）をアンカポイ
ント部３に固持する際にも左右。

前後、上下方向に±２■の変位量が生ずる。したがって
最後の固定点であるリャブラケツ）３０の組付穴３１を
介してアンカポイント部３に固定するに際しては、前記
各左右９前後、上下の合成変位量を吸収しなければ、組
付穴３１とアンカポイント部３の固定は不可能となる。

しかるにこの組付穴３１とアンカポイント部３とを締結
する部材は、段付きボルト３２であることから第４図に
示したように、段付きボルト３２の段部３３がボルト頭
部とフロアカーペラ）３４が敷設されているトンネル部
２の側面２ａ間に介在し、リアブラケツ）３００両側に
は、余裕間隙ｓｌ　ｌ　８２が形成されるとともに、さ
らに前記組付穴３１は、段付きボルト３２の段部あより
大径であることから、該段部おと組付穴３１の周縁間に
は、余裕間隙Ｓう、Ｓ１１が形成される。したがってリ
ヤブラケット刃は、前記余裕間＠　Ｓｌ　、　８２によ
り段付きボルト３２の軸方向に移動が司能となるととも
に、前記余裕間隙Ｓ５　、　ｓｌｌによって段付きボル
ト３２の半径方向く移動が可能となる。このため車体成
形誤差によって左右２前後、上下方向に前記変位量が生
じていても、余裕間隙”ｌ　ｅ　Ｓ２　ｐＳ５．ＳＩＩ
によって変位量を吸収することができ、リヤブラケット
３０の固持が可能となるのである。

次に仕向地に応じて、シートベルトバックルかをシート
スライドインナ１１に取り付ける仕様においては、第５
図０）に示したように、前記ベースプレート４にボルト
アンドナツトあにてシートベルトバックルあを固持する
。かかる仕様において、車両衝突時等にシートベルトバ
ックル２６に＠撃荷重Ｆが生ずると、該荷重Ｆの入力に
伴うリヤブラケット刃の変位によって前記余裕間隙ｓｌ
　、　Ｓ５は消失し、前記荷ｉＦは、ベースプレートｎ
、ロアフレーム１７．リヤブラケット３０．ｉ付きボル
ト３２ヲ介シてフロアパネル１のアンカポイント部３周
部に入力される。一方第５図（ロ）に示したように、仕
向地に応じてシートベルトバックル２６　ｉフロアパネ
ル１のアンカポイン）　ＯＢに取り付けた仕様において
、前述と同様に＠撃荷重Ｆが生ずると、該荷重Ｆは段付
きボルト３２を介してフロアパネル１のアンカポイント
部３周部に入力される。したがって補強パッチ５は、ア
ンカポイント部３周部にのみ配役されば足り、しかも補
強バッチ５は、双方の仕様において、衝撃荷重Ｆが生じ
た際のフロアパネル１の剛性補強に寄与することから、
仕様によっては無用となる補強パッチに起因する不合理
なコスト増、車体重量増は解消されるのである。

なお第６図に示したように、補強バッチ５を前記双方の
仕様において共用する構造においても、規格を充分に満
足することは、ベルト強度試験によって確認済である。

同図においてＳＨＯはショルダベルトの特性を、又ＬＯ
Ｐはラップベルトの特性を各々示している。

さらに後席の足元スペースに関しては、第１図に示した
ように、リヤブラケットＩは、ロアレール１３の後端部
に配設されてはいるものの、トンネル部２の側面２ａに
沿って垂下している。したがって前席乗員よシやや車体
中央寄シに着座する後席乗員が、シートクッション９の
下方に爪先を差し入れて足を伸ばした安楽な着座姿勢を
とっても、爪先がリヤブラケット３０と干渉するような
ことはなく、後席に充分な足元スペースを確保すること
ができるのでちる。

発明の効果 Ｌメ上説明したように本発明にＬ　ｎ　ｔブ、以下の各
珀：′ｉ：示した効果を得ることつ：でＳ乙、（Ｉｌシ
ートスライドインナの一アレヘル後端５’６　：Ｃ増り
付けられたりャブラケソトレ・−所曹大径の組付穴を形
成し、↓’＜　ｆｌｊｌ付穴と・１．Ｊ記すヤブラケッ
トをシートベルトバックルフロアマウント用のアンカポ
イント部に固持する段付きボルトとの径寸法差で余裕間
隙を形成し、該余裕間隙によってシートスライド取付位
置の変位量を吸収するようにした。したがって、車体ク
ロスメンバ、シートマウントブラケット、リヤブラケッ
トの３点で固持されるシートスライドインチにおいて、
各点毎に車体成形誤差に起因するシートスライドインナ
の取付位置変位が生じても、前記余裕間隙によシ変位量
を吸収することができ、よってこの３点で固持されるシ
ートスライドインナを大量・生産される自動車に実用す
ることが可能となる。

（２）　　前記リヤブラケットは、フロアパネルに形成
されたシートベルトバックルフロアマウント用のアンカ
ポイント部に固持する購成とした。したがってシートベ
ルトバ・ツクルをシートスライドインチに取り付けた仕
様においても、シートベルトバックルをフロアパネルの
アンカポイント部に取９付けた仕様と同様に、シートベ
ルトバックルに加わる衝撃荷重は、アンカポイント部に
入力される。よって補強バッチはアンカポイント部にの
み配設すれば足シ、仕様によっては無用となる補強パッ
チによる不合理なコスト増、車体重量増を解消すること
ができる。

（３）　　ロアレールの後端部に配設されたリヤブラケ
ットは、トンネル部の側面に沿って垂下する形状とした
。したがって後席乗員が前席シートクッションの下方に
爪先を差し入れて足を伸ばし九安楽な着座姿勢をとって
も、爪先がリヤブラケットと干渉するようなことはなく
、後席に充分な足元スペースを確保することができるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す分解斜視図、第２図
は、同実施例の部分斜視図、第３図は、同実施例の側面
説明図、第４図は、第３図ＩＶ−ＩＶ線に相当する断面
図、第５図（イ）（ロ）は仕様に応じてシートベルトバ
ックルを取シ付けた状態を示す第３図ＩＶ−ＩＶ線に相
当する断面図、第６図は、ベルトアンカ強度試験結果を
示すグラフ、第７図は従来のシートスライド取付構造を
示す分解斜視図である。 １・・・フロアパネル、２・・・トンネル部、３・・・
アンカポイント部、１１・・・シートスライドインナ、
１３・・・ロアレール、１８・・・セカンドクロスメン
バ（車体クロスメンバ）、（資）・・・リヤブラケット
、３１・・・組付穴、３２・・・段付きボルト。 外２名 ／−トヘルトハ′ツクｌし 第３図 第４図 （イ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、フロアパネルの中央車体前後方向に形成されたトン
   ネル部の上面に、車幅方向に延出するシートマウントブ
   ラケットを固設し、該シートマウントブラケットと車体
   クロスメンバとでシートスライドインナを支持するとと
   もに、該シートスライドインナのロアレール後端部に、
   前記トンネル部の側面に沿つて垂下するリヤブラケット
   を固設し、該リヤブラケットの下端部に所要大径の組付
   穴を形成する一方、前記フロアパネルに形成されたシー
   トベルトバックルフロアマウント用のアンカポイント部
   に、前記組付穴に遊挿された段付きボルトを螺着して前
   記リヤブラケットを固持し、前記組付穴と段付きボルト
   の径寸法差で、車体成形誤差に基づくシートスライド取
   付位置の変位量を吸収する余裕間隙を形成したことを特
   徴とするシートスライド取付装置。