JPS627034B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS627034B2
JPS627034B2 JP14637377A JP14637377A JPS627034B2 JP S627034 B2 JPS627034 B2 JP S627034B2 JP 14637377 A JP14637377 A JP 14637377A JP 14637377 A JP14637377 A JP 14637377A JP S627034 B2 JPS627034 B2 JP S627034B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
inner cylinder
cylinder
reinforcing
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14637377A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5477927A (en
Inventor
Chosaburo Imai
Masahiko Fukakusa
Kazuyoshi Sakanaya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP14637377A priority Critical patent/JPS5477927A/ja
Publication of JPS5477927A publication Critical patent/JPS5477927A/ja
Publication of JPS627034B2 publication Critical patent/JPS627034B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は二輪車(オートバイ、自転車等)のフ
レーム用パイプの補強方法に関する。
(従来技術) 従来オートバイ用フレームのうち、メインロア
ーパイプ1(第1図)の上端部を補強するには、
半割型の補強板2a,2bをプレス加工により予
め製作し、フレームの溶接組立時に補強板2a,
2bをメインロアーパイプ1の所定位置に溶接し
ていた。メインロアーパイプ1の上端部は01−01
線を含み第1図の紙面と直角な面内で第4図の如
く湾曲(ヘツドパイプ6より左右へ張出して下方
へ湾曲し後下がりに下降)しているため、補強板
2a,2bもパイプ湾曲部と適合するように予め
湾曲させておく必要がある。又アツパーパイプ3
の前端(第1図の左端)には予め補強板2aの円
筒面に適合する切欠を設けておき、該切欠の部分
で補強板2aに突当て、接合部分にアーク溶接を
施している。4,5は溶接ビード、6はヘツドパ
イプ、7はメインアツパーパイプ、8はリヤ−ア
ツパーパイプである。
しかし上記従来の方法によると次のような不具
合が避けられない。
(1) 第2〜第4図のように屈曲する内筒(メイン
ロアーパイプ1)に補強板2a,2bを溶接す
る場合、どうしても補強板が内筒と完全に密着
せず、両者間に内存クラツクの働きをする間隙
ができるため補強円筒としての機能が大幅に低
下する。
(2) 特に図示の半割型補強板2a,2bの如く補
強板が湾曲している場合は、これらをプレス成
形する時に素材にしわや割れが発生し易く、こ
れらを防ぐ程度になめらかな曲げ角度にすると
内筒との間の間隙も増加する。
(3) フレーム完成後きわめて見え易い所に補強板
の溶接ビード4がくるため、外観が悪くなる。
溶接ビード4を目立たないようにするための作
業には多くの工数がかかり、又作業者の熟練が
要求される。
(4) アツパーパイプ3は第5図の如く溶接ビード
6′の部分で補強板2aのみと溶着されるた
め、メインロアーパイプ1に対する補強及びヘ
ツドパイプ回りの剛性向上に寄与しない。
(発明の目的) 本発明は上記従来の問題を回避すると共に、補
強機能の向上と製作を容易にする点を目的として
いる。
(発明の構成) 本発明はヘツドパイプより左右へ張出して下方
へ湾曲し後下がりに下降するメインロアーパイプ
の湾曲部後面に前後方向に延びる略水平なアツパ
ーパイプの前端部を接合する部分を補強するため
に、全長にわたり長手方向の1本の切断部を有す
る補強用の直線状外筒を平板からロール加工する
と共に、平板の両縁に予め設けた半円形切欠によ
りアツパーパイプ前端部が環状の隙間をへだてて
嵌まる孔を切断部の途中に形成し、この外筒をメ
インロアーパイプの素材である直線状内筒の上記
湾曲部となる部分の外面に圧入して内外筒の接合
面全体を密着せしめると共に切断部に溶接用の隙
間を形成し、上記切断部を全長にわたり内筒と共
に溶接して内外筒を一体化し、引続き溶接ビード
が後側となる方向に曲げ、上記孔にアツパーパイ
プ前端部を嵌めて内筒の外周面に突当て、孔の縁
とアツパーパイプを内筒と共に溶接する二輪車フ
レーム用パイプの補強方法である。内外筒は密着
した状態で溶接されるため内存クラツクの働きを
する隙間ができず、従つて外筒による補強機能の
優れたオートバイフレーム用パイプが得られる。
このパイプを湾曲するためには溶接ビードが中立
点となる方向に曲げ加工を施せば良い。このよう
に曲げ加工の方向を定めると、一般に引張り応力
に対して弱いといわれている溶接ビードの曲げ加
工もでき、所定の湾曲パイプが得られる。このパ
イプを湾曲させるためには溶接ビードが中立点と
なる方向に曲げ加工を施せばよい。又交差パイプ
(アツパーパイプ3)の先端が環状の隙間をへだ
てて嵌る大きさの孔を外筒の切断部の縁を切欠い
て予め設けておき、上記外筒を直線状内筒の補強
を必要とする部分の外面に圧入して前述の如く内
外筒の接合面全体を密着せしめ、上記切断部を内
筒と共に溶接して内外筒を一体化し、引続き上記
孔の交差パイプの先端を嵌め、孔の交差パイプを
内筒と共に溶接する。
(実施例) 次に本発明の実施例を工程順に説明する。
(1) 第6図のように補強用外筒10をロール加工
により平板より成形する。外筒10の内径は内
筒11(メインロアーパイプ…………第7図)
の外径より締代に相当するだけ小さく、ロール
成形により互に接近する両端縁部で切断部12
が形成される。
(2) この外筒10を第7図のように内筒11に圧
入する。この時切断部12の内筒11上にあけ
る隙間L1が例えば1mmとなるように、自由状
態における外筒10の内径と切断部12の大き
さを定めておく。
(3) 引続き切断部12を内筒11と共に溶融溶接
し、内筒11及び外筒10を一体化する、1
2′は溶接ビードである。この場合は直線溶接
であるため自動溶接することもきわめて容易に
なる。
(4) 第7図に示す組立体をフレームの湾曲部分と
して利用するために、第8図の如く溶接ビード
12′が中立点となるようにして所定角度の曲
げ加工を施す。溶接ビード12′が第8図の如
く中立点に配置される場合、溶接ビード12′
には圧縮応力も引張り応力も作用せず、単に内
外筒と共に僅かに湾曲するだけであるため、溶
接部分から発生する破断はほとんど生じない。
内外筒はその接合面が互に密着した状態で曲げ
加工されるため局部的に過大な応力の集中する
恐れはなく、従つて外筒10による補強機能の
優れた湾曲パイプが得られる。
(5) 外筒10にアツパーパイプのような交差パイ
プ13を固定するため、外筒10の素材平板の
縁にはロール成形前に予め交差パイプ13を嵌
めるための孔14となる切欠を設けておき、パ
イプ13の先端部を孔14に挿入した時溶接の
ための環状の隙間15ができるように孔14の
大きさを定めておく。交差パイプ13の先端に
は内筒11の外筒面に適合する切欠(図示せ
ず)を予め設けておき、従つて交差パイプ13
の先端部を隙間15をへだてて孔14内へ挿入
した時、パイプ先端面は内筒11の外筒面に密
着する。その状態で隙間15にアーク溶接を施
し、パイプ13、内外筒11,10を一体化す
る。これにより交差パイプ13は外筒10によ
り支持されるばかりでなく、内筒11にも一体
化する。15′は溶接ビードである。交差パイ
プ13を溶着することにより、内外筒11,1
0の結合強度は向上し、オートバイフレームの
ヘツドパイプ回りの剛性も向上する。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によると従来の方法
による不具合がすべて回避されるばかりでなく、
製作工数及び価格が著しく低減する利点がある。
即ち外筒10は直線状で良いためロール成形によ
り簡単に入手することができ、締代を適当に選ぶ
ことにより内筒11との接合面全体にわたり確実
な密着状態が得られる。内筒11に対する圧入作
業も簡単である。切断部12に対する溶接は直線
溶接となるため作業は簡単になり確実な溶接強度
が得られる。自動化も簡単である。内外筒の組立
体を曲げ加工する際溶接ビードが中立点となるよ
うに曲げ方向を定めたのでビード12′部分から
の破断発生の恐れはなく、円滑に曲げ加工ができ
る。局部的な応力集中も生じない。更に交差パイ
プ13を取付ける際に交差パイプ13が内外筒1
1,10に共に溶着されるため、交差パイプ13
の保持剛性が増すばかりでなく、外筒10の補強
機能が向上し、ヘツドパイプ回りの剛性アツプに
有効である。要するに本発明によると、補強させ
る部品が長いメインロアーパイプ1(第1図)の
アツパーパイプ3との接続部分であり、上記接続
部分のメインロアーパイプ1がヘツドパイプ6よ
り左右へ張出して下方へ湾曲し後下がりに加工す
るメインロアーパイプ1の湾曲部であることに着
目し、溶接ビード4を第1図の従来例とは異なり
後側(第1図右側)の中立点に配置し、しかも溶
接ビード4で埋められる外筒10の孔14にアツ
パーパイプ3を挿入して孔14内のメインロアー
パイプ1に突当て、アツパーパイプ3とメインロ
アーパイプ1のみでなく、アツパーパイプ3と外
筒10も上記接合部において溶着されるようにし
たので、継ぎのような特殊な効果が得られるので
ある。即ちまずメインロアーパイプ1(内筒1
1)と補強用外筒10が直線状態の間に両者を嵌
合圧入して接合面全体を密着させることができ、
切断部12の両縁と内筒11を全長にわたり溶着
して第8図のように溶接ビード12′が中立点と
なるように湾曲させた後にも、内外筒10,11
の接合面は全体にわたり密着状態を保ち、従つて
外筒10により補強効果が極めて高くなる。しか
も切断部12の縁に形成した半円形の切欠からな
る孔14にアツパーパイプ3の前端部(交差パイ
プ13)を挿入して内筒11に突当て、孔14の
縁とアツパーパイプ3を内筒11と共に溶接する
ことができ、内外筒10,11の寸法精度を特別
に高めなくとも、アツパーパイプ3(交差パイプ
13)を所定の姿勢で、内外筒10,11に強固
に接合することができ、加工コストが低下すると
共に、接合部の強度も向上する。溶接ビード1
2′はメインロアーパイプ1の後側、即ち中立位
置にくるため、湾曲後にも溶接強度が低下しな
い。又溶接ビード12′はフレームの内側に隠れ
るため、前側から見た場合にフレームの体裁がよ
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はオートバイ用フレームに対する補強円
筒の取付位置を示すためのフレーム左側面図、第
2図は第1図の一部に相当する拡大図、第3図は
第2図の−断面図、第4図は第2図の−
矢視図、第5図は第2図の−断面図、第6図
は本発明において使用される補強用外筒単体の斜
視図、第7図は第6図の外筒を内筒に組合せて溶
接した組立体の斜視図、第8図は第7図の組立体
に曲げ加工を施し、交差パイプを溶着した状態を
示す斜視図、第9図は第8図の−断面図であ
る。10……外筒、11……内筒、12……切断
部、15′……溶接ビード、13……交差パイ
プ、14……孔、15……隙間、15′……溶接
ビード、16……ブラケツト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヘツドパイプより左右へ張出して下方へ湾曲
    し後下がりに下降するメインロアーパイプの湾曲
    部後面に前後方向に延びる略水平なアツパーパイ
    プの前端部を接合する部分を補強するために、全
    長にわたり長手方向の1本の切断部を有する補強
    用の直線状外筒を平板からロール加工すると共
    に、平板の両縁に予め設けた半円形切欠によりア
    ツパーパイプ前端部が環状の隙間をへだてて嵌ま
    る孔を切断部の途中に形成し、この外筒をメイン
    ロアーパイプの素材である直線状内筒の上記湾曲
    部となる部分の外面に圧入して内外筒の接合面全
    体を密着せしめると共に切断部に溶接用の隙間を
    形成し、上記切断部を全長にわたり内筒と共に溶
    接して内外筒を一体化し、引続き溶接ビードが後
    側となる方向に曲げ、上記孔にアツパーパイプ前
    端部を嵌めて内筒の外周面に突当て、孔の縁とア
    ツパーパイプを内筒と共に溶接する二輪車フレー
    ム用パイプの補強方法。
JP14637377A 1977-12-05 1977-12-05 Method of reinforcing pipe for frame of twoowheel barrow Granted JPS5477927A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14637377A JPS5477927A (en) 1977-12-05 1977-12-05 Method of reinforcing pipe for frame of twoowheel barrow

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JP14637377A JPS5477927A (en) 1977-12-05 1977-12-05 Method of reinforcing pipe for frame of twoowheel barrow

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Publication Number Publication Date
JPS5477927A JPS5477927A (en) 1979-06-21
JPS627034B2 true JPS627034B2 (ja) 1987-02-14

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ID=15406241

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JP14637377A Granted JPS5477927A (en) 1977-12-05 1977-12-05 Method of reinforcing pipe for frame of twoowheel barrow

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0790823B2 (ja) * 1985-03-06 1995-10-04 本田技研工業株式会社 自動二輪車の車体フレ−ム
JP3052381B2 (ja) * 1991-01-14 2000-06-12 トヨタ自動車株式会社 自動車ドア用インパクトビーム
JP3052382B2 (ja) * 1991-01-14 2000-06-12 トヨタ自動車株式会社 自動車ドア用インパクトビーム
JP4923137B2 (ja) * 2010-09-24 2012-04-25 本田技研工業株式会社 車両バルクヘッド構造

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JPS5477927A (en) 1979-06-21

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