JPS626914A - 芳香を有する詰物製品 - Google Patents

芳香を有する詰物製品

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JPS626914A
JPS626914A JP14705085A JP14705085A JPS626914A JP S626914 A JPS626914 A JP S626914A JP 14705085 A JP14705085 A JP 14705085A JP 14705085 A JP14705085 A JP 14705085A JP S626914 A JPS626914 A JP S626914A
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JP
Japan
Prior art keywords
polyester polyol
fiber
titanium dioxide
aroma
weight
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Pending
Application number
JP14705085A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hiramatsu
憲二 平松
Kikutomo Sato
菊智 佐藤
Nobusuke Takeuchi
竹内 信亮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS626914A publication Critical patent/JPS626914A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、芳香を有するふとん、クッション、枕、縫ぐ
るみ等の詰物製品に関するものである0〈従来の技術〉 詰物用繊維綿として芳香を付与したものとしては、特開
昭50−118100号公報に記載されたものが知られ
ている。これは、繊維綿に対して液化香料または粉末香
料を吹きつけたものである0しかしながら、このような
綿は芳香が持続しない0このため、芳香物質を繊維内部
に混入し、これを繊維表面から微量づつ拡散するように
したものを詰物として用いることがよいと思われるが、
芳香物質を繊維内部に均一に分散混入したものを製造す
ることが困難であるため、現実に、持続する芳香を有す
る詰物製品はほとんど存在していない。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は、芳香物質が内部に均一に分散混入され、永続
する芳香を有する繊維を用いた詰物製品を提供せんとす
るものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、沸点250℃以−ヒの芳香物質と平均分子量
2000〜4000の脂肪族ポリエステルポリオールお
よび平均粒子径0.1〜0.5μmの二酸化チタン微粒
子の混合物が内部に均一分散配合されたポリエステル系
合成繊維ステーブルを5〜50重量−含む繊維詰物材料
を側地に詰め込んでなる芳香を有する詰物製品である。
まず、本発明において用いられる芳香物質としては、例
えばジフェニルオキサイド、ジャスモン、ヘリオトロピ
ン、バニリン、クマリンなど沸点が250℃以上の香料
、および各種の天然香料や合成香料から分離して得られ
る沸点250℃以−ヒの芳香物質およびこれらの調合香
料などがある。該芳香物質の沸点が250℃より低い場
合には、ポリエステル繊維を紡糸する際、口金直下での
蒸発が激しく繊維中の芳香物質の十分な残量が得られず
、また、芳香の持続性も短い。芳香物質の繊維中の混入
量は目的とする香りの種類と強さにより適当な量を選ぶ
べきであるが、その範囲は、繊維100重降部に対し0
.2〜3.0重量部にすることが望ましく、0.2重量
部より少い場合は香りが弱く本来の目的を達することが
できず。また3、0重量より多く々つても香りの強さは
大きく変化せず、かえってポリエステル繊維の機械的性
質の低下をまねくことがあり、望ましくない0 本発明においては、前記芳香物質が、脂肪族ポリエステ
ルポリオールおよび二酸化チタンの微粒子と混合した状
態で、好ましくは特定の混合比率でポリエステル系合成
繊維に混入をれているものであり、このことによって、
芳香物質を繊維中に均一分散配合することができる。
脂肪族ポリエステルポリオールとしては、例えば酸成分
としてコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン
酸などを用い、グリコール成分としてエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、1,4ブタンジオール、
1.6ヘキサンクリコールなどを用い重縮合反応を行っ
て得られるポリエステルポリオールでアシ、平均分子量
が2000〜4000のものである。脂肪族ポリエステ
ルポリオールのかわりにポリアルキレングリコール1、
F[封鎖ポリアルキレングリコールの使用が考えられる
が、これらは芳香物質をポリエステル中に均一に分散し
たり、芳香物質とポリエステルの相溶性を高める性能が
劣っており芳香物質を繊維中に均一分散しておくことが
できない。なお脂肪族ポリエステルポリオールの平均分
子量が2000より小さい場合にはポリエステル繊維の
機械的性質の低下をまねくことがあり好ましくなく、ま
た平均分子量が4000より大きい場合は、芳香物質と
の相溶性が低くなり、繊維中への均一分散が行なわれず
、製造も円滑に行なえない。
脂肪族ポリエステルポリオールの添加量は、繊維重量1
00重量部に対し0.1〜2.5重量部にすることが好
ましく、添加量が0.1重量部より少い場合は芳香物質
をポリエステル中に均一にかつ相溶性良く混合分散させ
ることができなくなり好ましくなく、また添加量が2.
5重量部より多い場合はポリエステル繊維の機械的性質
の低下をまねき好ましくない。
さらに、本発明で用いられる二酸化チタン微粒子は、0
1〜0.5μmの粒径を有するもめで、繊維重量に対し
て0.02〜0.2%添加される。二酸化チタン微粒子
を添加する理由は芳香物質と脂肪族ポリエステルポリオ
ールの混合物に適度の粘性を与え、繊維成形時のポリエ
ステル溶融物への添加と混合を円滑に行うためである。
二酸化チタンのかわりに無水ケイ酸の微粒子を用いるこ
とが考えられるが、無水ケイ酸の場合は、芳香物質と結
合してゲル状物質を形成したり、あるいは微粒子同士の
凝集などによりポリエステル繊維中で異物を生成しやす
く紡糸性を悪くシ、繊維の機械的物性が低下する。二酸
化チタンの平均−次粒子径が0.1μmより小さい場合
は、芳香物質と脂肪族ポリエステルポリオールの混合物
に添加した時の増粘作用が大きすき゛たシ、凝集を起こ
して芳香物質混合物を繊維中に均一分散させることがで
きず、また、0.5μmよシ大きい場合は増粘作用が小
さすぎて芳香物質混合物に適度の粘性を与えることがで
きず、芳香物質を同様均一分散することが困難である。
二酸化チタン微粒子の添加量はポリエステル100重量
部に対し0.02〜0,2重量部にする必要があるが、
添加量が0.02重量部より少い場合は、芳香物質およ
び脂肪族ポリエステルポリオールと混合した時の粘性を
高くする効果が小さく、また添加量が0.2重量部を越
える場合は、粘性が高くなりすぎるため好ましい芳香物
質の均一分散状態が得られない。
さらにまた、本発明の芳香物質混合物において、芳香物
質と脂肪族ポリエステルポリオールの重量比は5:1〜
5:4にするのが好ましく、芳香物質と脂肪族ポリエス
テルポリオールの重量比が5:1以下では芳香物質がポ
リエステル中に均一にかつ相溶性良く混合分散しに<<
%5”4以上では繊維の機械的性質が低下する。
本発明における添加成分として芳香物質と脂肪族ポリエ
ステルポリオールに加えて平均−次粒子径が0.1〜0
,5μmの二酸化チタン微粒子をポリエステル100重
量部に対し0.02〜0.2重量部を添加する必要があ
る。
また、同時に用いる脂肪族ポリエステルポリオールと二
酸化チタンの1tsx比は10:1〜10:3であるこ
とが有効で、二酸化チタンが脂肪族ポリエステルポリオ
ールに対し少ない場合は混合物の粘性を高くする効果が
小さく、また多くなると混合物の粘性が高くなりすき゛
るためいずれも、芳香物質を繊維中に均一分散しにくい
以上のように、本発明においては、特定の脂肪族ポリエ
ステルポリオールおよび二酸化チタン微粒子と混合され
た状態で芳香物質が繊維中に混入されるとき、芳香物質
が均一にかつ芳香が長期間持続する状態で繊維中に分散
混合されるものであシ、詰物材料として使用可能となる
このような芳香物質を混入したボリエλチル系合成僚維
は、ポリエステルに対し、前述の芳香物質と脂肪族ポリ
エステルポリオールおよび二酸化チタン微粒子からなる
混合物を紡糸直前のポリエステル溶融物に添加すること
によって簡単に製造される。
本発明においては、前述の芳香物質を混入したポリエス
テル繊維ステーブルを5〜50%好ましくは10〜30
%以下、他の繊維詰物材料と混合し、側地内に充填され
る。芳香物質を含むポリエステル繊維が5%以下では、
詰物製品の芳香が十分でなく、該繊維が50チ以上にな
ると、もはや製品の芳香の強さはほとんど変化しない。
他の詰物材料としては、各種合成繊維、天然繊維が採用
され、カード等の製綿工程や吹込工程において本発明の
芳香物質混入繊維と混合される。
〈作用及び効果〉 本発明によれば、芳香物質がポリエステル系繊維内部に
おいて、脂肪族ポリエステルポリオール中に混合された
状態で微小分散配合され保持され、芳香物質が微量づつ
繊維表面から拡散していくため、繊維の芳香の持続性は
きわめて良好であり、詰物製品として、きわめて良好な
持続性をもつ芳香製品となる。
実施例 クマリンと、アジピン酸と1,4ブタンジオールとから
得られた平均分子量250oの脂肪族ポリエステルポリ
オールと平均−次粒子径0.25μmの二酸化チタンと
を重量比で20:10:3に混合し、110〜120℃
で加熱混練した芳香物質混合物を、固有粘度0.68の
ポリエチレンテレフタレートを溶融したものに対して4
.5重量添加してスタティックミキサーで混合し、28
0℃で紡糸し、6drの繊維を得た。このポリエステル
繊維に押込捲縮によシ3ヶにの捲縮を付与し、64m長
サニすットしたものを、通常のポリエステルステーブル
(3外−の捲縮を有し、6dx64■)と1:4で混綿
してクッション側地に詰め込んだ。この結果クマリンの
芳香が長期間持続した製品となった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)沸点が250℃以上の芳香物質と平均分子量200
    0〜4000の脂肪族ポリエステルポリオールおよび平
    均粒子径0.1〜0.5μmの二酸化チタン微粒子の混
    合物が内部に均一分散配合されたポリエステル系合成繊
    維ステープルを5〜50%合む繊維詰物材料を側地に詰
    め込んでなる芳香を有する詰物製品。 2)混合物が繊維重量に対して0.3〜5%分散配合さ
    れたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の芳
    香を有する詰物製品。 3)繊維重量に対して、芳香物質が0.2〜3%、ポリ
    エステルポリオールが0.1〜2.5%、二酸化チタン
    微粒子が0.02〜0.2%である特許請求の範囲第1
    項もしくは第2項に記載の芳香を有する詰物製品。 4)芳香物質とポリエステルポリオールの重量比が5:
    1〜5:4で、ポリエステルポリオールと二酸化チタン
    の重量比が10:1〜10:3である特許請求の範囲第
    1項、第2項もしくは第3項に記載の芳香を有する詰物
    製品。 5)ポリエステルポリオールの平均分子量が2000〜
    4000である特許請求の範囲第1項、第2項、第3項
    もしくは第4項に記載の詰物製品。
JP14705085A 1985-07-03 1985-07-03 芳香を有する詰物製品 Pending JPS626914A (ja)

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