JPS626784Y2 - - Google Patents

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JPS626784Y2
JPS626784Y2 JP1981061244U JP6124481U JPS626784Y2 JP S626784 Y2 JPS626784 Y2 JP S626784Y2 JP 1981061244 U JP1981061244 U JP 1981061244U JP 6124481 U JP6124481 U JP 6124481U JP S626784 Y2 JPS626784 Y2 JP S626784Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
passage
annular magnet
pole piece
case
microphone unit
Prior art date
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Expired
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JP1981061244U
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English (en)
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JPS57191190U (ja
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Publication date
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Publication of JPS57191190U publication Critical patent/JPS57191190U/ja
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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、外ケース内に納められて指向性マ
イクロホンを構成する指向性マイクロホンユニツ
トに関し、音波の速度成分通過を円滑に行ない得
させて、特性の改善された指向性マイクロホンを
得ることを目的とした考案である。
従来の指向性マイクロホンユニツトは、第1図
の縦断面図に例示するように、音孔1を有する前
面カバー2と、ケース3の前端の枠4との間で振
動板5を挾持し、振動板5の背面に固着したコイ
ル6の内外側面に先端を近接させたポールピース
7、導磁環8を、環状磁石9、内縁に通孔10を
形成した導磁板11で連結し、ケース3の後部を
通孔12を有する内蓋13、通孔14を有する外
蓋15で塞いで、内外の蓋13,15の間に後室
16を形成し、ケース3の側面には通孔17,1
8を形成したものであり、各通孔12,14,1
7,18には音響抵抗となる布を貼着している。
ポールピース7と導磁環8、環状磁石9との間に
は円筒形の通路19が形成され、ケース3と導磁
環8、環状磁石9との間には、振動板5の背面外
周に通じる円筒形の通路20が形成されている。
指向性マイクロホンにおいては、指向性を与え
るためにケース側面の通孔17,18から音波を
ケース内に導入し、この音波の速度成分を振動板
5の背面に加えるが、これを加える位置は振動板
5の中央のドーム部5aとするのが最も効果があ
る。上記の従来構造においては、通孔17,18
からケース内に入つた音波の速度成分が通路20
を経てドーム部5aの背面に達するには、振動板
5の周縁部内方空間から導磁環8とコイル6との
微小間隙を通つて通路19の前端に出た後、ポー
ルピース7とコイル6との微小間隙を通つてドー
ム部5aの背面に出なければならないため、両微
小間隙のイナータンスと音響抵抗とのため、速度
成分を振動板のドーム部5aに有効に作用させる
ことができず、指向性を十分良好にすることがで
きなかつた。
本考案は、以上の点を改善したものである。
第2〜3図は本考案による指向性マイクロホン
ユニツトの実施例を示し、導磁環8と環状磁石9
との接触面において環状磁石9に放射状の通路2
1を形成したものである。通路21は、この実施
例を示す第3図のように環状磁石9の前面にのみ
形成してもよいが、導磁環8の後面に形成しても
よく、または双方に形成することもできる。その
他の構造は第1図の従来例と同様であるから、同
一符号を付して説明を省略する。
本考案の指向性マイクロホンユニツトはこのよ
うに構成されるから、ケース側面の通孔17,1
8から通路20に入つた音波の速度成分は、通路
21を通つて通路19に入り、ポールピース7と
コイル6との微小間隙のみを通つて振動板のドー
ム部5aの背面に達する。即ち導磁環8とコイル
6との微小間隙を通らないで済むから、その分だ
けイナータンスと音響抵抗とを減らすことができ
るのである。
第4図は、本考案による指向性マイクロホンユ
ニツトに後部ケースAを取付けた場合の音響等価
回路を示し、pは音圧、mはイナータンス、rは
音響抵抗、cは音響容量を示し、サフイツクスは
第5図の各部におけるものを示す。通路21の音
響抵抗r2は、導磁環8とコイル6との間の音響抵
抗r1より著しく小さいから、イナータンスm1
音響抵抗r1と並列にイナータンスm2、音響抵抗r2
が存在することにより音響抵抗r1の影響は無視で
きるものである。なお、このような通路21を形
成すると、コイル6に作用する有効磁束が減少す
ることになるが、通路21は著しく大きくする必
要がないから、磁束減少の影響は無視できる程度
である。
第6図は通路21を設けた本案のマイクロホン
ユニツトと通路21の無い従来のマイクロホンユ
ニツトとの特性を例示し、実線は本考案のもの、
点線は従来構造のものを示し、Aは0゜方向(正
面)に対する感度、Bは90゜方向(側方)に対す
る感度、Cは180゜(後方)に対する感度を縦軸
に、周波数を横軸にして示したものである。この
例では概略周波数の1000〜5000の範囲で指向性が
改善されていることが判る。
以上のように本考案は、環状磁石9と導磁環8
との間に音響抵抗の小さい通路21を形成するこ
とにより、側方の通孔17,18からケース内に
入つた音波の速度成分の振動板中央のドーム部5
aに対する作用を大きくして指向性を改善したも
のである。
磁石をコイルの内方に置き、コイル外方にヨー
クを置いた内磁型マイクロホンにおいて、ヨーク
にその内外を通じさせる通路を設けることは、実
公昭46−6871号公報、特開昭55−96796号公報に
も記載されているが、本考案のような、コイル内
方にポールピースを置き環状磁石でコイルを囲む
外磁型マイクロホンにおいては、環状磁石に通孔
を形成することは加工が困難である。本考案は、
フエライト粉末をプレス成型するときに通路21
を形成すれば、通路形成が容易であることに着目
してなされたものであつて、簡単な工作により容
易に実施できてマイクロホンユニツトの指向性を
改善する効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の指向性マイクロホンユニツトを
例示する縦断面図、第2図以下は本考案による指
向性マイクロユニツトを例示し、第2図は縦断面
図、第3図は環状磁石の斜視図、第4図は等価回
路図、第5図は等価回路図における符号を示すマ
イクロホンユニツトの縦断面図、第6図は従来の
マイクロホンユニツトと比較して示した特性曲線
である。 1:音孔、2:前面カバー、3:ケース、4:
枠、5:振動板、5a:ドーム部、6:コイル、
7:ポールピース、8:導磁環、9:環状磁石、
10,12,14,17,18:通孔、11:導
磁板、13:内蓋、15:外蓋、16:後室、1
9,20,21:通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動板5の背面にドーム部5aを囲んで固着し
    たコイル6を、ケース3により通路20を隔てて
    囲まれたポールピース7と導磁環8とで小間隙を
    隔てて挾み、導磁環8にポールピース7を通路1
    9を隔てて囲む環状磁石9を接続させ、ポールピ
    ース7と環状磁石9とを通孔10を持つ導磁板1
    1で接続した指向性マイクロホンユニツトにおい
    て、粉末フエライトをプレス成型して造つた環状
    磁石9に、成型時に放射状の通路21を形成し
    て、上記のポールピース7と環状磁石9との間の
    通路19を上記ケース内方の通路20に通じさせ
    たことを特徴とする指向性マイクロホンユニツ
    ト。
JP1981061244U 1981-04-30 1981-04-30 Expired JPS626784Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981061244U JPS626784Y2 (ja) 1981-04-30 1981-04-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981061244U JPS626784Y2 (ja) 1981-04-30 1981-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57191190U JPS57191190U (ja) 1982-12-03
JPS626784Y2 true JPS626784Y2 (ja) 1987-02-17

Family

ID=29857496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981061244U Expired JPS626784Y2 (ja) 1981-04-30 1981-04-30

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6068791U (ja) * 1983-10-18 1985-05-15 松下電器産業株式会社 指向性ダイナミツクマイクロホン
JPH0422638Y2 (ja) * 1985-02-04 1992-05-25

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5596796A (en) * 1979-01-18 1980-07-23 Sony Corp Dynamic microphone

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5596796A (en) * 1979-01-18 1980-07-23 Sony Corp Dynamic microphone

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JPS57191190U (ja) 1982-12-03

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