JPS6264840A - セルロ−ス系高分子を含有する重合体組成物 - Google Patents

セルロ−ス系高分子を含有する重合体組成物

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JPS6264840A
JPS6264840A JP20745185A JP20745185A JPS6264840A JP S6264840 A JPS6264840 A JP S6264840A JP 20745185 A JP20745185 A JP 20745185A JP 20745185 A JP20745185 A JP 20745185A JP S6264840 A JPS6264840 A JP S6264840A
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JP
Japan
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polymer
cellulose
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graft copolymer
vinyl chloride
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JP20745185A
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English (en)
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Chiaki Yoshida
吉田 千秋
Zenzaburo Ogoshi
善三郎 大越
Hiromitsu Tachibana
立花 博光
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はセルロース系高分子、塩化ビニル系重合体、セ
ルロース系グラフト共重合体、ゴムおよび可塑剤からな
るセルロース系高分子を含有する重合体組成物に関する
[従来の技術] 従来から本粉などのセルロース系高分子と熱可塑性重合
体とをブレンドしたり、セルロース系高分子に熱硬化性
重合体または熱可塑性重合体を形成する単量体などを含
浸させ、重合させたりして成形体をうる方法が知られて
いる。
[発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、前記のようなブレンド法ではセルロース
系高分子の添加量を多くすることができず、単口体など
を含浸させ、重合させる方法では押出加工、ロール加工
などの方法で成形することは難しく、また柔軟で引張強
度のある成形品をうろことは難しい。
本発明は、セルロース系高分子の添加量が多く、かつ加
工性、引張強度、柔軟性に優れたセルロース系高分子を
含有する重合体組成物を提供するためになされたもので
ある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、セルロース系高分子30〜70%(重量%、
以下同様)、塩化ビニル系重合体10〜60%およびセ
ルロース系グラフト共重合体5〜60%からなる重合体
混合物100部(重量部、以下同様)とゴム5〜30部
と可塑剤20〜100部とからなるセルロース系高分子
を含有する重合体組成物に関する。
[実施例] 本発明に用いるセルロース系高分子としては、たとえば
木粉、わら、バルブ、もみがらなどの天然高分子や、精
製したセルロース、化学的に変性したセルロースなどが
あげられる。これらのうちではとくに50〜200メツ
シュパス程度の木粉を用いるのが製品の外観や強度など
の点から有利である。
本発明に用いる塩化ビニル系重合体としては、たとえば
ポリ塩化ビニルや塩素化ポリ塩化ビニルあるいは塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化アリル共
重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−
プロピレン共重合体などの公知の共重合体で塩化ビニル
の割合が50%以上のものや、これらの混合物などがあ
げられる。
本発明に用いるセルロース系グラフト共重合体は、前記
セルロース系高分子に単量体を含浸させ、周波数20〜
200にH7,強度100〜1000W程度の超音波や
1〜10HeVのX線、γ線などの放、)     − 射線を照射して製造してもよく、セルロース系高分子と
単量体とを水中で通常の懸濁剤や重合開始剤の存在下、
通常の条件下で懸濁重合させて製造してもよく、その製
法にはとくに限定はない。
前記単量体としては、たとえば塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、酢酸ビニル、メタクリル酸、炭素数1〜12のア
ルコールとのメタクリレート、アクリル酸、炭素数1〜
12のアルコールとのアクリレート、アクリロニトリル
、ブタジェン、スチレン、α−メチルスチレン、アリル
クロライド、アリルグリシジルエーテルなどがあげられ
、これらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよ
い。これら単量体のなかでは、塩化ビニル、メチルメタ
クリレート、メチルメタクリレートを含む単量体あるい
はこれらの混合物を用いるのが懸濁重合しやすく、熱可
塑性重合体とも相溶性がよいことなどから好ましい。と
くにメチルメタクリレートとメチルアクリレートまたは
ブチルアクリレートとの混合物を共重合したばあいには
、組成物の加工性や熱安定性がよくなるため好ましく、
メチルメタクリレート 100部とメチルアクリレート
またはブチルアクリレート50〜150部との混合物を
用いるのが好ましい。なおメチルメタクリレートを含む
単量体を用いるばあいの他の単量体成分としては、前記
のメチルアクリレート、ブチルアクリレートのほかに2
−エチルへキシルアクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレートなどがあげられ、メチルメタクリレートの含
量としてはメチルメタクリレートを含む単量体中に50
%以上であることが好ましい。
セルロース系グラフト共重合体を製造する際のセルロー
ス系高分子100部に対してグラフト重合せしめられる
単口体の量としては、10〜500部であるのが好まし
り、50〜200部であるのがさらに好ましい。重量が
10部未満になると、共重合体としての特徴が出ず、5
00部をこえるとグラフト効率が低下する傾向が生じる
前記セルロース系グラフト共重合体は単独で用いてもよ
く、2種以上併用してもよい。
本発明においては、セルロース系高分子と熱可塑性重合
体とセルロース系グラフト共重合体とから重合体混合物
が調製されるが、それらの使用割合としては、セルロー
ス系高分子30〜70%、好ましくは35〜60%、熱
可塑性重合体10〜60%、好ましくは20〜45%、
セルロース系グラフト共重合体5〜60%、好ましくは
10〜30%である。
前記セルロース系高分子の割合が30%未満になると、
セルロース系高分子としてたとえば木粉を用いたばあい
には、木肌感覚、外観のよさなどの特徴がえられず、コ
スト的にも不利になる。また70%をこえると、重合体
混合物が均一に混合しにくく、また加工性もよくなくな
る。
また前記熱可塑性重合体の割合が10%未満になると、
加工性がわるく均一な製品ができなくなり、60%をこ
えるとたとえば木粉を用いたばあいの特徴である木肌感
覚、外観のよさなどがえられなくなる。
さらに前記セルロース系グラフト共重合体の割合が5%
未満になると、組成物にしたばあいの加工性がよくなく
、60%をこえると、セルロース系高分子の添加量が少
なくなり、コスト的に不利になる。
本発明の組成物は前記重合体混合物100部とゴム5〜
30部、好ましくは10〜20部と可塑剤20〜100
部、好ましくは30〜90部とから調製され、要すれば
加工助剤を20部程度までの範囲で使用してもよい。
前記ゴムとしては、たとえば天然ゴム、SBR。
塩素化ポリエチレン、アクリロニトリル−ブタジェンゴ
ム、ABS系樹脂、HBS系樹脂などの公知のゴムがあ
げられる。
ゴムの割合が前記重合体混合物100部に対して5部未
満になると、えられる成形体の引張強度が改良されず、
50部をこえるとセルロース系高分子を用いるばあいの
特徴である剛性、表面の美観などかえられにくくなる。
前記可塑剤としては、たとえばフタル酸ニスチル系可塑
剤、エポキシ系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、直鎖脂
肪族系可塑剤などの一般に用いられる可塑剤があげられ
る。
可塑剤の割合が前記重合体混合物100部に対して20
部未満になると、えられる成形体には軟質成形体として
の柔軟性が発現せず、100部をこえるとセルロース系
高分子を用いたばあいの特徴である剛性、表面の美観な
どが出にくくなる。
前記加工助剤としては、たとえばスズ系、金属石ケン系
、リン系などの一般に用いられている熱安定剤、フェノ
ール系、アミン系などの一般に用いられている抗酸化剤
などの安定剤、ステアリン酸、脂肪酸グリセリドなどの
滑剤、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの充填剤、その
地鳥分子系加工助剤などがあげられる。
加工助剤の割合が前記重合体混合物100部に対して2
0部程度をこえて用いるとブリードが起こったり、コス
ト的にも不利となりがちである。
本発明の組成物の調製法にはとくに限定はなく、セルロ
ース系高分子、熱可塑性重合体およびセルロース系グラ
フト共重合体を所定量ヘンシェルミキサーなどに仕込み
、60〜120℃程度で混合し、重合体混合物を調製し
、これにゴム、可塑剤および要すれば加工助剤を加えて
本発明の組成物を調製してもよく、前記成分をすべて仕
込み、60〜120℃程度で混合して調製してもよい。
このようにしてえられた本発明の組成物は押出加工、ロ
ール加工、プレス加工などの方法により通常の成形条件
で成形することができ、木肌感覚をもち、耐衝撃性があ
って柔軟というような特徴を有する成形品をうろことが
できる。
つぎに本発明の組成物を実施例に基づき説明するが、こ
れらは本発明を限定するものではない。
実施例1〜6および比較例1〜3 木粉(200メツシユパス)、ポリ塩化ビニル(鐘淵化
学工業■製、重合度800)、通常の懸濁重合法でえら
れた木粉−塩化ビニルグラフト共重合体(木粉/塩化ビ
ニル=1/1  (重聞比))、SBR(日本合成ゴム
■製のJSR−1500> 、可塑剤(ジオクチルフタ
レート)およびカルシウム−亜鉛系安定剤(Ca−Zn
系安定剤、アデカ・アーガス■製のMARK 5C−1
2)を、第1表に示す割合で混合したものを150℃で
ロール混練し、加工性の評価として巻付き時間を調べた
巻付いた組成物を用いて通常のプレス法、140℃、5
kQ/Cl1l、  5分間加圧なる条件で厚さ 1m
umのロールシートを作製し、シート表面の木肌感覚の
有無を評価した。シート表面に木肌感覚のあるものを0
1ないものを×として評価した。
結果を第1表に示す。
なお本明細書にいう木肌感覚とは、天然の木材表面と同
様の感触のあることを意味する。
えられたシートはすべて柔軟性のある、曲げても木粉の
脱離しないシートであった。
第1表の結果から、木粉−塩化ビニルグラフト共重合体
を添加するとロール巻付き時間は速くなり(実施例1.
2と比較例2との比較)、木肌感覚もえられるが、比較
例1のように木粉が少ないと巻付き時間は速いが木肌感
覚がえられない。
実施例7〜14および比較例4〜5 実施例1で用いたのと同じ本粉、ポリ塩化ビニル、懸濁
重合法でえられた第2表に示す組成(重量比)の木粉−
メチルメタクリレート系グラフト共重合体、バリウム−
亜鉛系安定剤(Ba−Zn系安定剤、アデカ・アーガス
■製のMARにAC−141) 、アクリロニドルーブ
タジェンゴム(日本合成ゴム■製のJSRN220SH
)および可塑剤(ジオクチルフタレート)を第2表に示
す割合で混合したものを、ブラベンダープラストグラフ
を用いて150℃、50rpmなる条件でゲル時間およ
び熱分解時間を調べた。熱分解時間は変色または分解で
判定した。
巻付いた組成物を用いて実施例1と同様にして厚さ0.
2mmの柔軟性のあるロールシートを作製し、JISに
6745に準じて引張強度を測定した。
結果を第2表に示す。
なお第2表の88^はメチルメタクリレート、HAはメ
チルアクリレート、BAはブチルアクリレートを表わす
[以下余白] 第2表の結果から、木粉−メチルメタクリレート系グラ
フト共重合体を添加することにより、ゲル化性、熱安定
性、引張強度が改良されることがわかる。とくに木粉−
メチルメタクリレート−ブチルアクリレートグラフト共
重合体、木粉−メチルメタクリレート−メチルアクリレ
ートグラフト共重合体を用いるとその効果が著しいこと
がわかる。
E本発明の効果コ 本発明の重合体組成物は、 ■セルロース系高分子を従来より多量に混合しても、セ
ルロース系グラフト共重合体を用いるため、塩化ビニル
系重合体との相溶性がよく、加工しやすく、また成形品
は柔軟性があり、引張強度が大きい ■セルロース系グラフト共重合体の組成の選択により、
熱安定性および引張強度を改良することができる などの特徴を有するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セルロース系高分子30〜70重量%、塩化ビニル
    系重合体10〜60重量%およびセルロース系グラフト
    共重合体5〜60重量%からなる重合体混合物100重
    量部とゴム5〜30重量部と可塑剤20〜100重量部
    とからなるセルロース系高分子を含有する重合体組成物
    。 2 前記セルロース系高分子が木粉である特許請求の範
    囲第1項記載の組成物。 3 前記塩化ビニル系重合体がポリ塩化ビニル、塩素化
    ポリ塩化ビニルである特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。 4 前記セルロース系グラフト共重合体が、セルロース
    系高分子と塩化ビニルとからなる共重合体および(また
    は)セルロース系高分子とメチルメタクリレートまたは
    メチルメタクリレートを含む単量体とからなる共重合体
    である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 5 前記セルロース系グラフト共重合体が、セルロース
    系高分子とメチルメタクリレートおよびメチルアクリレ
    ートまたはブチルアクリレートとからなるグラフト共重
    合体である特許請求の範囲第4項記載の組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19618271A1 (de) * 1996-05-07 1997-11-13 Edmund Zimmermann Verfahren zur Herstellung von Formkörpern aus fasrigen Pflanzenteilen und/oder Naturfasern und entsprechende Formkörper
CN112313256A (zh) * 2018-06-29 2021-02-02 新中村化学工业株式会社 纤维素纤维分散用复合体及纤维素纤维组合物

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