JPS6263153A - エンジンのアイドル制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、アイドル時の負荷変動に対するエンジンのア
イドル制御装置に関するものである。

（従来技術） 従来より、エンジンのアイドル運転中に、例えば、パワ
ーステアリング用オイルポンプ、クーラー用コンプレッ
サ等の作動による外部負荷が加わった際に、アイドル回
転数の落込みを阻止するためにアイドル時の吸気量を所
定量増大するように、補正機能が作用するようにしたア
イドル制御装置が知られている（例えば、特開昭５７−
５９０３８号参照）。

しかして、上記のように外部負荷の作動に応じてアイド
ル制御するようにしたものにおいても、外部負荷の作動
開始時には吸気遅れ等の原因で若干のアイドル回転数の
落込みが生じ、この回転の落込みを回復するのに所定の
時間が必要である。

しかるに、この時間内に他の外部負荷の作動があって、
さらに負荷が増大した場合には、上記アイドル回転数の
落込みが太き（なり、エンジン回転数が不安定となると
ともに、エンジン停止を生起する恐れもある。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑み、アイドル中の短時間の間に外
部負荷の作動が重なることによる大きなアイドル回転変
動を抑制するようにしたエンジンのアイドル制御装置を
提供することを目的とするものである。

（発明の構成） 本発明のアイドル制御装置は、アイドル時にパワーステ
アリング用オイルポンプ、クーラー用コンプレッサ等の
外部負荷の作動を検出し、該負荷作動時から所定時間は
他の外部負荷の作動を禁止する制御°手段を設けたこと
を特徴とするものである。

（発明の効果） 本発明によれば、１つの外部負荷が作動してから所定時
間は他の外部負荷の作動を禁止するようにしたことによ
り、１つの外部負荷の作動に伴うアイドル回転数の落込
みが回復してから次の外部負荷を作動させるようにして
、短時間の間に外部負荷の作動が重なることによる大き
なアイドル回転変動が抑制でき、アイドル運転の安定性
を確保することができるものである。

（実施例） 以下、図面により本発明の詳細な説明する。

第１図は全体概略構成を示す。

アイドル制御装置１は、エンジン２の燃焼苗３に吸気を
供給する吸気通路４に介装されたスロットル弁５をバイ
パスするバイパスエア量の調整と、インジェクタ６から
の燃料噴射口の調整とによってアイドル回転数を制御す
るものである。

すなわち、上記スロットル弁°５をバイパスするバイパ
スエア通路７を設け、このバイパスエア通路７を開閉し
てパスバスエア量を調整するバイパス弁８を設け、この
バイパス弁８の開度をリニアアクチュエータ９によって
作動する。また、上記吸気通路４に設置されたインジェ
クタ６からの燃料噴射量を調整して供給空燃比を変更す
るものである。

上記エンジン１のクランクシャフト１１には、その回転
力によつ、で駆動される外部負荷として、パワーステア
リング用オイルポンプ１２、クーラー用コンプレッサ１
３、発電用オルタネータ１４、トルクコンバータ１５等
が設置されている。

そして、前記リニアアクチュエータ９の作動に伴うバイ
パス弁８の開度調整による吸気量およびインジェクタ６
による燃料供給口の制御は、コントロールユニット１６
からの制御信号によって行われる。上記コントロールユ
ニット１６には、アイドル運転状態を検出するためにア
イドルスイッチ１７からの信号、使用者によるクーラー
の作動を指示するエアコンスイッチ１８の信号、パワー
ステアリング用オイルポンプ１２の作動状態を示す信号
、オルタネータ１４の発電状態を示す信号、トルクコン
バータ１５の操作状態を示す信号等がそれぞれ入力され
る。さらに、このコントロールユニット１６によってク
ーラー用コンプレッサ１３の作動（駆動・停止）が制御
される。

すなわち、上記コントロールユニット１６は、パワース
テアリング用オイルポンプ１２の作動状態、トルクコン
バータ１５の操作状態、オルタネータ１４の発電状態、
エアコンスイッチ１８の操作によるクーラー用コンプレ
ッサ１３の作動状態の信号に応じて、つまり、これらの
外部負荷の作動に伴うエンジン１のクランクシャフト１
１に作用する負荷の増減に応じて、アイドル時の吸気量
および燃料供給口を制御し、外部負荷の増大時には吸気
量および燃料供給量を増大することによって、負荷の増
大に対応して出力を増加し、アイドル回転数を一定に維
持するように制御するものである。ざらに、コントロー
ルユニット１６は、エアコンスイッチ１８の投入に伴っ
てクーラー用コンプレッサ１３を作動するについて、こ
のエアコンスイッチ１８が投入された時に、他の外部負
荷の作動開始時期から所定時間はクーラー用コンプレッ
サ１３の作動を禁止し、所定時間経過後に作動するよう
に制御するものである。

第２図に基本動作を示し、（Ａ）はエンジン回転数（ア
イドル回転数）の変動を、（Ｂ）は吸気量の変化を、（
Ｃ）は燃料噴射量の変化をそれぞれ示している。まず、
アイドル状態のａ点でパワーステアリング用オイルポン
プ１２が作動して負荷が層太し、これに伴って吸気」お
よび燃料噴射ｍを増大するが、実際にエンジン出力が増
大するまでの時間遅れがあることから、エンジン回転数
は低下する。この回転数低下過程にあるｂ点で、今度は
エアコンスイッチ１８が投入された時に、直ちにクーラ
ー用コンプレッサ１３を作動させると、これによる負荷
の増大でエンジン回転数は破線で示すようにさらに低下
してしまう。しかし、コントロールユニット１６は前記
パワーステアリング用オイルポンプ１２の作動ａから所
定時間Ｔの間はコンプレッサ１３の作動を禁止し、この
時間Ｔが経過するまでに前記吸気量および燃料噴射量の
増大によりエンジン回転数は回復する。そして、上記所
定時間Ｔの経過に伴って０点でコンプレッサ１３を作動
し、これに対応して吸気量および燃料噴射ｍも増大し、
エンジン回転数はコンプレッサ１３の作動初期は低下す
るがすぐに回復し　　−でさらに上昇し、クーラーの冷
房能力を高くするために高いアイドル回転数に制御する
ものである。

上記コントロールユニット１６の作動を第３図のフロー
チャートに基づいて説明する。このフローチャートは要
部のみを示している。ステップＳ１はアイドルスイッチ
１７の作動からアイドル運転中か否か判定し、アイドル
中のＹＥＳ時には、ステップＳ２でクーラー用コンプレ
ッサ１３以外の外部負荷、例えばパワーステアリング用
オイルポンプ１２等が作動状態にあるか否か判定する。

外部負荷が作動しているＯＮ時にはその負荷が作動直後
の状態か否かをみるために、ステップ８３　　　’でク
ーラー用コンプレッサ１３′以外の外部負荷の増加変動
があったか否かを判定し、負荷が変動したＹＥＳ時には
上記コンプレッサ１３の作動を禁止するタイマーｔを所
定時間Ｔにセットする。

上記タイマーｔがセットされると、次回のステップＳ３
の判定はＮｏとなってステップＳ５に進み、このタイマ
ーｔがＯになったか否か判定する。

タイマーｔが０になっていないＮｏ時にはステップＳ７
でタイマーｔをディクリメントしてから、ステップＳ８
で許可フラグＦをＯにリセットする。

一方、タイマーｔがＯになってステップＳ５の判定がＹ
ＥＳとなると、ステップＳ６で許可フラグＦを１にセッ
トする。また、運転状態がアイドル以外で前記ステップ
Ｓ１の判定がＮｏの時、あるいは、ステップＳ２でクー
ラー用コンプレッサ１３以外の負荷がＯＦＦの時には、
ステップＳ９で許可フラグＦを同様に１にセットするも
のである。

上記許可フラグＦがＯにリセットされている時には、エ
アコンスイッチ１８がＯＮ操作されてもコンプレッサ１
３の駆動を禁止するものである。

すなわち、ステップＳ１０は前回のエアコンスイッチ１
８の状態を判定し、ＯＦＦの時にはステップ８１３で現
在のエアコンスイッチ１８の状態を判定する。今回始め
てエアコンスイッチ１８がＯＮに操作されると、このス
テップ８１３のＯＮ判定によりステップ８１４に進み、
ここで許可フラグＦが１にセットされているか否か判定
する。前記タイマーｔが減算中で許可フラグＦが０にリ
セットされているときには、このステップ３１４の判定
がＹＥＳとなるまで待機する。前記タイマｔに設定され
た所定時ｆｌｌＴが経過して、該タイマｔがＯとなって
許可フラグＦが１にセットされると、該ステップＳ１４
の判定がＹＥＳとなり、ステップＳ１５でコンプレッサ
１３を駆動し、このクーラー作動に対応して吸気量を増
大するように見込み制御するとともに燃料補正して燃料
噴射量を増加する。

また、前回のエアコンスイッチ１８がＯＮでステップ８
１０からステップＳ１１に進むと、現在のエアコンスイ
ッチ１８の状態を判定し、現在のエアコンスイッチ１８
がＯＦＦになると、ステップ８１２でコンプレッサ１３
の駆動を停止するとともに、吸気量を減少するように見
込み補正を行うものである。

一方、前回のエアコンスイッチ１８がＯＮで現在のエア
コンスイッチ１８もＯＮの時、および、前回のエアコン
スイッチ１８がＯＦＦで現在の工アコンスイッチ１８も
ＯＦＦの時、すなわちエアコンスイッチ１８の状態が変
化していないときには、Ｉｌｌ　ＩＩＩ状態を変えるこ
となく維持するものである。

上記の如き実施例によれば、クーラー用コンプレッサ１
３はエアコンスイッチ１８の操作があっても、他の外部
負荷の作動から所定時間は駆動しないようにしたことに
より、第２図の破線で示すようなアイドル回転数の落込
みを阻止して安定したアイドル運転を維持することがで
きる。

なお、上記実施例においては、作動を禁止する外部負荷
としてクーラー用コンプレッサ１３の例について示した
が、その他、作動時期が多少ずれても影響の少ない外部
負荷について同様に作動禁止を行うようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるアイドル制御装置を
備えたエンジンの全体概略構成図第２図Ａ、Ｂ、Ｃは外
部負荷作動時の吸気層および燃料噴射量の制御およびこ
れにともなうエンジン回転数の変化を示す特性図、 第３図はコントロールユニットの作動を説明するための
フローチャート図である。 １・・・・・・アイドル制御装置　２・・・・・・エン
ジン４・・・・・・吸気通路　　　　　５・・・・・・
スロットル弁７・・・・・・バイパスエア通路　８・・
・・・・バイパス弁９・・・・・・リニアアクチュエー
タ １２・・・・・・パワーステアリング用オイルポンプ１
３・・・・・・クーラー用コンプレッサ１４・・・・・
・オルタネータ １５・・・・・・トルクコンバータ １６・・・・・・コントロールユニット１７・・・・・
・アイドルスイッチ １８・・・・・・エアコンスイッチ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）アイドル時にパワーステアリング用オイルポンプ
   、クーラー用コンプレッサ等の作動による外部負荷が加
   わった際に、アイドル時の吸気量を所定量増大するよう
   にしたエンジンのアイドル制御装置において、上記外部
   負荷の作動を検出し、該負荷作動時から所定時間は他の
   外部負荷の作動を禁止する制御手段を設けたことを特徴
   とするエンジンのアイドル制御装置。