JPS6261765A - 連続鋳造用ロ−ラエプロン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の目的〉 産業上の利用分野 本発明は連続鋳造用ローラエプロンに係り、詳しくは、
鋳型や鋳片パスライン通路の組替えを行なうことなく、
スラブ鋳片若しくはビームブランク鋳片が得られる連続
鋳造用ローラエプロンに係る。

従　　来　　の　　技　　術 Ｈ形断面を有する鋳片を連続鋳造する場合、比較的小断
面のＨ形鋼用については、ブルーム連鋳機の矩形モール
ドおよびローラエプロンをビームブランク専用のモール
ドおよびローラエプロンに交換し、鋳造する技術は既に
提案されている（特開昭５７−１９９５５５号）。しか
し、大断面のＨ形鋼については、設備上の制約から、大
断面矩形スラブを粗ミルでブレークダウンし、鋳片形状
をＨ形（ドツグボーン）に近づけた後、形鋼ミルでＨ形
鋼に仕上げることが一般に行なわれている。何れの方法
を採用するにしても、モールドヤローラエプロン交換の
ためのロスタイム発生や、°命令組上の制約等の問題、
あるいは、圧延時のバス回数が多くなるため、加熱炉原
単位が高く、また、歩留りが悪いなど、能率、省エネ歩
留り等の点で問題が多い。

これらの問題を解決するものとして特開昭５７−５８９
１３４号、５７−１９５５０９号が提案されている。

特開昭５７−５８９６４号は鋳型より用法かれる鋳片を
未凝固の状態で加圧、成形することにより所定ビームブ
ランク鋳片を得るものであり、又、特開昭５７〜１９５
５０９号は二次冷却を終了した凝固後の鋳片を圧延機に
より鋳片の表裏両面から圧下して所定形状の鋳片を得る
ものである。

しかしながら、前者の装置では、ビームブランク専用機
であることから経済性に問題があり、かつ、成形ロール
の位置制御の点で困難さがあり、後者では、凝固後に所
定形状に至るまで圧延することから、圧延荷重は過大な
ものとなり、引抜速度が低い連鋳機と直結した状態での
大圧下は困難である点に問題がある。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、これらの問題点の解決を目的とし、具体的に
は、鋳片通路を構成するローラエプロンの各ロールを分
割し、夫々のロールの圧下量を変化可能に構成すること
により、スラブ鋳片およびビームブランク鋳片の何れを
も製造可能とした連続鋳造用ローラエプロンを提供する
ことを目的とする。

〈発明の構成〉 問題点を解決するための 手段ならびにその作用 本発明は、鋼の連続鋳造において、鋳片通路を構成する
ローラエプロンの各ロール若しくは所定間隔を置いたロ
ールを幅方向に少なくとも３分割し、中央分割ロールと
他の分割ロールとを夫々のフレームに配設する一方、夫
々のフレームに駆動手段と駆動量を制限するストッパと
を設けたことを特徴とする。

以下、本発明の手段たる構成ならびにその作用を図面に
よって説明する。

第１図（ａ）、（ｂ）および（Ｃ）は本発明ローラエプ
ロンの平面図、矢視Ａ−Ａ方向の断面図、および矢視Ｂ
−Ｂ方向の断面図、第２図はドツグボーンスラブを鋳造
する場合のアライメントの断面図である。

本発明による連続鋳造装置の主要な構成は以下の通りで
ある。

（１）ロールおよびロール支持フレームは必要に応じて
分割され、任意のパスラインを形成するよう、ロールお
よびフレームを一体で油圧あるいは電動等の駆動手段を
用いて駆動できること。

（２）ドツグボーンスラブを鋳造する場合は、連続鋳造
機の二次冷却帯において上部のローラエプロンから徐々
にスラブ中央部のロールギャップを絞り込むため、溶鋼
静鉄圧および凝固シェルの塑性変形抵抗以上の押付力を
有する駆動装置を有すること。

（３）分割されたフレームには、各々鋳片冷却用スプレ
ーヘッダーならびに複数個のスプレーを有し、ロールお
よびフレームと一体になって動く。

（４）各分割フレームには位置決め用ストッパーを取付
ける。

すなわち、第１図に示す本発明のローラエプロンは、２
つのフレーム３．４と各々のフレームに固定された分割
ロール５Ａ、５Ｂ（第１図では３分割ロールを示しであ
る）、および各々のフレームを駆動させるアクチュエー
ター１．２、鋳片圧下防止用ストッパー７．８（フレー
ム位置決めストッパー）、さらにフレームに固定したス
プレー用ヘッダー、鋳片冷却用スプレー（スプレー用ヘ
ッダーおよびスプレーは図示せず）から構成されている
。中央分割ロール５Ｂを固定する中央フレーム４は、外
枠フレーム３と独立に摺動し、ドツグボーンスラブを鋳
造する場合は、任意の厚みまでロールギャップを調整す
ることが可能である。この中央フレームは、外枠フレー
ムに設けたガイド９によって拘束され、鋳片を圧下支持
する際の反力によって中央フレーム部のパスラインが狂
うのを防止している。さらに、フレーム押付用のアクチ
ュエーター２は、鋳片凝固シェルの塑性変形抵抗および
溶鋼静鉄圧に十分耐えるだけの押付力を有すると共に、
ビームブランクの製造に際し、分割ロール５Ｂの押出歯
を規制するストッパー８を備える。従って、このストッ
パー８によって、分割ロール５Ｂによる鋳片の過大圧下
が防止される。所定間隔で配置される分割ロール５Ｂの
圧下量は上流から下流に行くに従って、凝固シェルの発
達程度により順次圧下量を微増させるよう設定され、こ
の設定により各分割ロール５Ｂで圧下が繰返され、モー
ルドから引抜かれた鋳片には累積の圧下量が加わり、所
定形状となる。この圧下量は上記ストッパー８により設
定され、ブレークアウト等凝固シェルの破断を阻止する
ように行なわれる。細分割ロール５Ａはビームブランク
のフィレット部を支持するロールとして使用される。

また、割れ等の発生し易い鋼種を鋳造する場合や上記分
割ロール５Ｂでの圧下量の累積が所定値に達し得ない場
合は、ピンチロール部分、又は、完全凝固部分で圧下を
加えれば良く、この場合、未凝固残存部に比べ大きな値
をとることも可能であり、１段の圧下ロールで１０％以
上の圧下値を採っても支障がなく、また、不足圧下量を
補充する操作であるから、簡単な設備で十分である。

なお、スラブ連鋳の際には、分割ロール５Ｂは、細分割
ロール５Ａと同位置とし、一本ロールとして鋳造を行な
う。

実施例 以下、実施例により更に説明する。

本発明ローラエプロンを使用し、ドツグボーンスラブを
製造する場合、第２図に示すように分割ロール５Ａ、　
５ＢのロールギャップＡ、８を変えて順次圧下を行なう
。

すなわち、矩形断面鋳型を通過した鋳片はローラエプロ
ンにおいて上流から下流へ順次圧下量を増加させるよう
にロールギャップを設定する。この設定側を第１表に示
す。第１表には分割ロール５Ａ、　５Ｂのロールギャッ
プを等しくして矩形スラブを鋳造する際のロールギャッ
プ設定側およびドツグボーンスラブを鋳造する際のロー
ルギャップ設定側を併記しであるが、ドツグボーンスラ
ブの場合、口〜ルギャップＡは矩形スラブの場合と同様
のロールギャップに設定し、Ｂは＃１０−ラエプロンか
ら＃９０−ラエプロンまでにおいて、Ｏ−ルギャップと
２２５．２ｍｍから１３４．４ｍｍまで順次減少するよ
う設定する。

このようにロールギャップを設定することによって、ブ
レークアウト等の凝固シェルの破断を生じることなく所
望のドツグボーンスラブが第１表 〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明はローラエプロンの各ロー
ル若しくは所定間隔を置いたロールを幅方向に少なくと
も３分割し、中央分割ロールと他の分割ロールとを夫々
のフレームに配設する一方、夫々のフレームに駆動手段
およびストッパーを設けたことを特徴とする連続鋳造用
ローラエプロンであって、このように構成するごとによ
って、鋳造や鋳片パスライン通路の組替えを行なうこと
なく、スラブ鋳片若しくはビームブランク鋳片を得るこ
とができ、従来の鋳型やローラエプロン交換のためのロ
スタイム発生や、命令組上げの制約等の問題が無くなる
ため、生産能率の向上、省エネルギー等のメリットが大
きい。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）および（Ｃ）は本発明のローラエ
プロンの平面図、矢視Ａ−Ａ方向の断面図および矢視Ｂ
−８方向の断面図、第２図はドツグボーンスラブを鋳造
する場合のアライメントの断面図である。 符号１・・・・・・フレーム押付シリンダー（アクチュ
エーター） ２・・・・・・フレーム押付シリンダー（アクチュエー
ター） ３・・・・・・フレーム　　　４・・・・・・フレーム
５・・・・・・ロール

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋼の連続鋳造において、鋳片通路を構成するローラエプ
   ロンの各ロール若しくは所定間隔を置いたロールを幅方
   向に少なくとも３分割し、中央分割ロールと他の分割ロ
   ールとを夫々のフレームに配設する一方、夫々のフレー
   ムに駆動手段と駆動量を制限するストッパとを設けたこ
   とを特徴とする連続鋳造用ローラエプロン。