JPS625939Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS625939Y2 JPS625939Y2 JP1980119079U JP11907980U JPS625939Y2 JP S625939 Y2 JPS625939 Y2 JP S625939Y2 JP 1980119079 U JP1980119079 U JP 1980119079U JP 11907980 U JP11907980 U JP 11907980U JP S625939 Y2 JPS625939 Y2 JP S625939Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- shift lever
- console box
- outer boot
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 101150006573 PAN1 gene Proteins 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、主として自動車用のシフトレバー
ブーツに関するもので、フロア下部からの音に対
する遮音効果を高めるためにインナブーツとアウ
タブーツとを用いて二重シール構造としたタイプ
のシフトレバーブーツに関するものである。
ブーツに関するもので、フロア下部からの音に対
する遮音効果を高めるためにインナブーツとアウ
タブーツとを用いて二重シール構造としたタイプ
のシフトレバーブーツに関するものである。
この種のシフトレバーブーツは、一般に第1図
で示すような構造となつている。この第1図で示
されているアウタブーツ107の寸法Pはシフト
レバー104の動きを許容するに必要な寸法とし
てあらかじめ決定される。一方、このブーツ10
7は一般に型を用いて成型されることから、ブー
ツ107を中型から離型するには、素材の伸びを
考慮した上においてもその下面開口部117の寸
法Qを上記の寸法P以上に設定することが必要と
なる。このため、アウタブーツ107の開口部1
17の寸法Qが大きくなり、フロア下部からの騒
音が侵入しやすく、またブーツ107やこれを固
定すリテーナ108が大きくなつて重量ならびに
コストの増加を招くこととなる。
で示すような構造となつている。この第1図で示
されているアウタブーツ107の寸法Pはシフト
レバー104の動きを許容するに必要な寸法とし
てあらかじめ決定される。一方、このブーツ10
7は一般に型を用いて成型されることから、ブー
ツ107を中型から離型するには、素材の伸びを
考慮した上においてもその下面開口部117の寸
法Qを上記の寸法P以上に設定することが必要と
なる。このため、アウタブーツ107の開口部1
17の寸法Qが大きくなり、フロア下部からの騒
音が侵入しやすく、またブーツ107やこれを固
定すリテーナ108が大きくなつて重量ならびに
コストの増加を招くこととなる。
このような事情にかんがみて、本考案はアウタ
ブーツ離型時の問題を配慮したうえで、その下面
開口部の寸法Qを小さく設定でき、しかも開口部
側壁部(ブーツ下部)の剛性アツプも図ることが
できるシフトレバーブーツの提供を、その目的と
するものである。
ブーツ離型時の問題を配慮したうえで、その下面
開口部の寸法Qを小さく設定でき、しかも開口部
側壁部(ブーツ下部)の剛性アツプも図ることが
できるシフトレバーブーツの提供を、その目的と
するものである。
次に、本考案の構成を、第2図〜第6図で示す
実施例に従つて詳細に説明する。
実施例に従つて詳細に説明する。
まず、第2図においてトランスミツシヨン(図
示しない)に続くエクステンシヨンハウジング3
の一部にはシフトレバー4が、通常知られている
シフトおよびセレクト操作可能に球面支持されて
いる。このシフトレバー4は、フロントフロアパ
ン1にあけられている開口2を通じて車室内側に
導入されている。この開口2を閉そくするために
用いられるインナブーツ6およびアウタブーツ7
のうち、インナブーツ6はフロントフロアパン1
の車室内側に設けられたコンソールボツクス5内
に位置している。アウタブーツ7は上記インナブ
ーツ6の外側をおおい、その下部は同じくコンソ
ールボツクス5内に位置している。そして、両ブ
ーツ6,7の下面開口部16,17の各外周縁1
6′,17′は重合され、リテーナ8を介在してボ
ルト・ナツト9でフロントフロアパン1に固定さ
れている。
示しない)に続くエクステンシヨンハウジング3
の一部にはシフトレバー4が、通常知られている
シフトおよびセレクト操作可能に球面支持されて
いる。このシフトレバー4は、フロントフロアパ
ン1にあけられている開口2を通じて車室内側に
導入されている。この開口2を閉そくするために
用いられるインナブーツ6およびアウタブーツ7
のうち、インナブーツ6はフロントフロアパン1
の車室内側に設けられたコンソールボツクス5内
に位置している。アウタブーツ7は上記インナブ
ーツ6の外側をおおい、その下部は同じくコンソ
ールボツクス5内に位置している。そして、両ブ
ーツ6,7の下面開口部16,17の各外周縁1
6′,17′は重合され、リテーナ8を介在してボ
ルト・ナツト9でフロントフロアパン1に固定さ
れている。
そこで、上記アウタブーツ7のコンソールボツ
クス5内に位置する部分の構造について詳述する
と、この部分の側壁7′には第3図〜第5図で明
瞭に示すように、下面開口部17から上方へ切り
込まれた複数個のスリツト12と、これらスリツ
ト12の部分を結合する状態で外方へ一体的に膨
出させたビード部13とが形成されている。しか
も、下面開口部17の外周縁17′には、上記の
各ビード部17と対応する位置において切込部1
4がそれぞれ形成されている。これにより、アウ
タブーツ7の側壁7′は各ビード部13の個所に
おいて、第5図の状態から第6図の状態に変形さ
せることができる。
クス5内に位置する部分の構造について詳述する
と、この部分の側壁7′には第3図〜第5図で明
瞭に示すように、下面開口部17から上方へ切り
込まれた複数個のスリツト12と、これらスリツ
ト12の部分を結合する状態で外方へ一体的に膨
出させたビード部13とが形成されている。しか
も、下面開口部17の外周縁17′には、上記の
各ビード部17と対応する位置において切込部1
4がそれぞれ形成されている。これにより、アウ
タブーツ7の側壁7′は各ビード部13の個所に
おいて、第5図の状態から第6図の状態に変形さ
せることができる。
すなわち、この構成によればアウタブーツ7の
下面開口部17はその前後方向および左右方向に
関して拡開可能であり、その結果常態での開口部
17の例えば前後方向の寸法Qを、コンソールボ
ツクス5の上部に突出している部分における最長
部の寸法Pよりも小さく設定しても(第2図参
照)、拡開時の開口部17の寸法は上記寸法Pと
等しいかあるいはそれ以上となる。このことは、
開口部17の寸法Qを上記寸法Pより小さく設定
しても、アウタブーツ7の成型にあたつて中型か
らの離脱は可能となる。そして、アウタブーツ7
の使用状態においては、その下面開口部17が小
さいためにフロア下面から騒音の侵入が少く、仮
にこのブーツ7内に音が侵入しても、上記の各ビ
ード部13の内面によつて音の乱反射を吸収して
遮音効果を高める。
下面開口部17はその前後方向および左右方向に
関して拡開可能であり、その結果常態での開口部
17の例えば前後方向の寸法Qを、コンソールボ
ツクス5の上部に突出している部分における最長
部の寸法Pよりも小さく設定しても(第2図参
照)、拡開時の開口部17の寸法は上記寸法Pと
等しいかあるいはそれ以上となる。このことは、
開口部17の寸法Qを上記寸法Pより小さく設定
しても、アウタブーツ7の成型にあたつて中型か
らの離脱は可能となる。そして、アウタブーツ7
の使用状態においては、その下面開口部17が小
さいためにフロア下面から騒音の侵入が少く、仮
にこのブーツ7内に音が侵入しても、上記の各ビ
ード部13の内面によつて音の乱反射を吸収して
遮音効果を高める。
以上のように本考案は、アウタブーツのコンソ
ールボツクス内に位置する部分の側壁に、このア
ウタブーツの下面開口部から一定の範囲で上方へ
切り込まれた複数個のスリツトを形成するととも
に、同じくアウタブーツの側壁に上記各スリツト
の部分を個別におおい、かつこれらスリツトの拡
開を許容するように弾性変形可能なビード部を形
成したことにより、上記アウタブーツの下面開口
部を上記ビード部の弾性変形と各スリツトとによ
つて大きく拡開させることができ、もつてアウタ
ブーツ成形後の離型に何ら支障をきたすことな
く、通常の状態におけるアウタブーツの下面開口
部の寸法を小さく設定することができる。これに
よつてフロア下部からの音の侵入に対する遮音効
果を高め、かつブーツ自体はもちろんのこと、こ
れに付属するリテーナ等の小型化を図り、重量な
らびにコストを低減することができる。また、ア
ウタブーツの下部側壁に複数個のビード部を有す
るということは、このブーツ下部の剛性を高める
こととなる。
ールボツクス内に位置する部分の側壁に、このア
ウタブーツの下面開口部から一定の範囲で上方へ
切り込まれた複数個のスリツトを形成するととも
に、同じくアウタブーツの側壁に上記各スリツト
の部分を個別におおい、かつこれらスリツトの拡
開を許容するように弾性変形可能なビード部を形
成したことにより、上記アウタブーツの下面開口
部を上記ビード部の弾性変形と各スリツトとによ
つて大きく拡開させることができ、もつてアウタ
ブーツ成形後の離型に何ら支障をきたすことな
く、通常の状態におけるアウタブーツの下面開口
部の寸法を小さく設定することができる。これに
よつてフロア下部からの音の侵入に対する遮音効
果を高め、かつブーツ自体はもちろんのこと、こ
れに付属するリテーナ等の小型化を図り、重量な
らびにコストを低減することができる。また、ア
ウタブーツの下部側壁に複数個のビード部を有す
るということは、このブーツ下部の剛性を高める
こととなる。
第1図は従来のシフトレバーブーツの構造を表
した断面図、第2図は本考案の実施例におけるシ
フトレバーブーツを第1図との対応によつて表し
た断面図、第3図は第2図のアウタブーツとリテ
ーナとを表した斜視図、第4図は第3図の一部を
拡大して表した斜視図、第5図および第6図は第
4図のA−A矢印方向からみたビード部の常態と
拡開状態とをそれぞれ表した断面図である。 1……フロントフロアパン、4……シフトレバ
ー、5……コンソールボツクス、6……インナブ
ーツ、7……アウタブーツ、7′……側壁、13
……ビード部、17……アウタブーツの下面開口
部。
した断面図、第2図は本考案の実施例におけるシ
フトレバーブーツを第1図との対応によつて表し
た断面図、第3図は第2図のアウタブーツとリテ
ーナとを表した斜視図、第4図は第3図の一部を
拡大して表した斜視図、第5図および第6図は第
4図のA−A矢印方向からみたビード部の常態と
拡開状態とをそれぞれ表した断面図である。 1……フロントフロアパン、4……シフトレバ
ー、5……コンソールボツクス、6……インナブ
ーツ、7……アウタブーツ、7′……側壁、13
……ビード部、17……アウタブーツの下面開口
部。
Claims (1)
- コンソールボツクス内に位置するインナブーツ
と、このブーツの外側をおおい、その下部はコン
ソールボツクス内に位置してインナブーツと共に
フロントフロアパンに固定されたアウタブーツと
を備え、前記アウタブーツのコンソールボツクス
内に位置する部分の側壁には、このアウタブーツ
の下面開口部から一定の範囲で上方へ切り込まれ
た複数個のスリツトを形成するとともに、同じく
アウタブーツの側壁には各スリツトの部分を個別
におおい、かつこれらスリツトの拡開を許容する
ように弾性変形可能なビード部を形成したことを
特徴とするシフトレバーブーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980119079U JPS625939Y2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980119079U JPS625939Y2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5741527U JPS5741527U (ja) | 1982-03-06 |
JPS625939Y2 true JPS625939Y2 (ja) | 1987-02-10 |
Family
ID=29479741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980119079U Expired JPS625939Y2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS625939Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2586408Y2 (ja) * | 1991-02-28 | 1998-12-09 | スズキ株式会社 | シフトレバーブーツの取付構造 |
JP5024443B2 (ja) * | 2010-10-27 | 2012-09-12 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械のバルブ操作装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5937388U (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-09 | 株式会社島アイデア・センタ− | 編成編地の案内装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5617219Y2 (ja) * | 1977-12-22 | 1981-04-22 |
-
1980
- 1980-08-21 JP JP1980119079U patent/JPS625939Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5937388U (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-09 | 株式会社島アイデア・センタ− | 編成編地の案内装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5741527U (ja) | 1982-03-06 |
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