JPS6259221A - 組織プラスミノ−ゲン活性化因子含有組成物 - Google Patents

組織プラスミノ−ゲン活性化因子含有組成物

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JPS6259221A
JPS6259221A JP60198629A JP19862985A JPS6259221A JP S6259221 A JPS6259221 A JP S6259221A JP 60198629 A JP60198629 A JP 60198629A JP 19862985 A JP19862985 A JP 19862985A JP S6259221 A JPS6259221 A JP S6259221A
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JP
Japan
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tpa
aqueous solution
diisocyanate
tissue plasminogen
gelatin
Prior art date
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Pending
Application number
JP60198629A
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English (en)
Inventor
Fumio Kakimoto
柿本 文雄
Naoki Asakawa
直樹 浅川
Yasuo Ishibashi
石橋 泰雄
Yasuo Miyake
康夫 三宅
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Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE8686112489T priority patent/DE3687255T2/de
Priority to AT86112489T priority patent/ATE83153T1/de
Priority to EP86112489A priority patent/EP0218112B1/en
Priority to US06/905,402 priority patent/US4837022A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本発明は組織プラスミノーゲン活性化因子含有組成物に
関する。すなわち本発明は医療の分野において利用され
る発明であり、さらに詳しくは血栓の形成によって起る
循環器系の諸疾患の治療の目的のために使用される組織
プラスミノーゲン活性化因子を医療の分野においていっ
そう利用しやす(するために発明された組成物に関する
(2)従来技術と問題点 組織プラスミノーゲン活性化因子、すなわちテイッシュ
ープラスミノーゲンアクチベーターはtPAと一般に略
記されており、以下の記述においてもこの略記を使用す
ることとする。
血栓の形成によって発生する循環器系の障害を除去する
目的のために、プラスミノーゲンアクチベーターと呼ば
れる一群の物質を使用して血栓を線溶系によって溶解す
ることはよく知られている。
すなわち、プラスミノーゲンアクチベーターによって活
性プラスミンが生成し、これが血栓のフィベーターはス
トレプトキナーゼとウロキナーゼである。しかしながら
、これらの薬物は血栓に対して特異的ではなく、フィブ
リン以外にフィブリノーゲン、プロトロンビン、第5因
子、第8因子のごとき血液蛋白までも破壊するので内出
血の副作用を起すおそれがある。このためにストレプト
キナーゼ、ウロキナーゼの投与はカテーテルを通して血
栓へ向けて直接に注入するごとき処理がおこなわれてお
り、操作が繁雑となり1次第に使用されなくなっている
。しかしながら他方、正常組織および癌組織から抽出さ
れるプラスミノーゲンアクチベーターがあり、これらは
抽出基源によってウロキナーゼ型プラスミノーゲンアク
チベーター(uPA)と本発明に係る組織型プラスミノ
ーゲンアクチベータ−(tPA)に分類される。
tPAグループはuPAグループと比較するとフィブリ
ンに対する親和性が非常に高(、従って治療目的に有用
であることが判っている。かくてtPAが有する上記治
療効果を最大限に発揮させるために必要な製剤技術の提
供が望まれるに至っているのである。
ところが、 tPAは水にきわめて難溶性の蛋白である
から、 tPAを水に溶解して投与する製剤1例えば注
射剤とすることは非常に困難である。これはtPAの医
療への実用化にあたって最大の問題点である。tPAは
循環器系に直接に投与すべき薬剤となるから十分な水溶
化が達成されなければ実用化かできないことになる。し
かしながらtPAの水溶化については未だ満足のできる
解決技術が提供されていないのが実情である。tPA製
剤に関する従来技術としては特開昭59−196824
号公報記載の発明が開示されているが、 tPAの水溶
化を解°決する技術には至っていない。
(3)問題点を解決するための手段 前記した問題点にかんがみ1本発明者はtPAの水に対
する溶解度を向上させるための技術について種々の検討
をおこなった。その結果、ジイソシアネートと結合した
ゼラチン部分加水分解物を添加することによってtPA
の水に対する溶解度が飛躍的に増大することを知り9本
発明を完成するに至った。すなわち本発明の目的はtP
Aの水に対する溶解度の向上であり、当該目的の達成の
ために本発明はジイソシアネートと結合したゼラチン部
分加水分解物を添加する技術を開示するものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明においてtPAは天然物より抽出して得られたも
のであっても、また遺伝子組換技術によって人工的に製
造された閑あるいは細胞より得られたものであってもよ
い。すなわち、ヒト組織プラスミノーゲン活性化因子と
して一般に使用され。
入手されるものであればよく、その物の基源によって本
発明は限定されない。
本発明に係るジイソシアネートと結合したゼラチン部分
加水分解物はより詳しくはゼラチンを部分加水分解して
低分子ポリペプチドとし、このポリペプチドをジイソシ
アネート結合させた抗原性のない代用血漿成分であり9
通常は平均分子量が35000のものが使用される。ヘ
キスト社よりHaθmaccθl、ヘマセルの登録商標
をもって市販されるものを入手して使用すればよい。本
物質の詳細についてはドイツ特許第1118792号明
細書およびドイツ特許第1155134号明細書におけ
る記述が参照される。後記実験例によって示されるごと
く本物質の濃度の土性に伴ないtPAの溶解度は増加す
るので1本発明組成物において本物質およびtPAの濃
度については特に限定はない。しかしながら本物質が高
濃度になるとその水溶液の粘度ぐC*(< も大きくなり、取扱いに(くなる。侠−J’14#&は
水溶液とした場合に濃度が10%以下、さらに好ましく
は5%以下となるように本発明組成物中に配合されるの
が望ましい。
本発明組成物中に他の成分9例えば増量剤、安定化剤、
緩衝剤9等張化剤等の成分を配合することは本発明の目
的をいちじるしく損うことがない限り自由であり、これ
らによって本発明は限定されない。例えば本発明組成物
を凍結乾燥製剤とするために糖類、アミノ酸類を自由に
配合してよい。
本発明組成物の主要な形態は水性液であるが。
水性液とするためにあらかじめ準備された。すなわち水
性液用の形態も含まれる。
具体的な組成物形態例をもって示せば下記1)〜IV)
を挙げることができる。
1)同一水性液中にtPAおよびジイソシアネートと結
合したゼラチン部分加水分解物(以下。
本発明に係る添加物と呼ぶ)が共存する11)tPAお
よび本発明に係る添加物が別々の水性液として準備され
るが2両者は用時に一体となるように組合せて与えられ
る 1ll) tPAは粉末(例えば凍結乾燥粉末)として
準備され9本発明に係る添加物は水性液として準備され
るが1両者は用時に一体となるように組合せてムjえら
れる jv) tPA粉末(例えば凍結乾燥粉末)および本発
明に係る添加物の粉末(例えば凍結乾燥粉末)が一体の
ものとして準備される。これを用時溶解するために適当
な水性液が用意され、これをさらに組合せて与えること
は自由である。
本発明組成物の製造は所望の組成物形態に応じて。
それぞれにおける通常の製造方法に従っておこなえばよ
い。−例を示せば次のごとくである。tPA水溶液をバ
イアルに分注し、凍結乾燥してtPA含有粉末のバイア
ルを用意する。別に本発明に係る添加物の水溶液をバイ
アルに分注し、用意する。
両者を組合せて本発明組成物とする。
(4)作用 本発明の作用はtPAの水に対する溶解度の上昇であり
、それによってtPAの高濃度水溶液が提供される。従
って具体的な例としては高力価のtPA含有注射剤が提
供される。後記実験例によれば。
tPAの水に対する溶解度を力価単位(u)で示せばジ
イソシアネートと結合したゼラチン部分加水分解物を添
加しない場合には2144u/mlであったが、当該物
を添加する場合には、その1%で34042 u 1m
l、 2.5 %で59845 u 1ml、  5%
で106923u/ml、 10%で138038 t
1/mlであった。すなわち溶解度に対する飛躍的な増
大作用が観察されるのである。
(5)実施例 以下に記載する実施例によって本発明をさらに具体的に
説明する。
実施例1 pH7,5(7) 0.03 Mリン酸緩衝液100m
1中にジイソシアネートと結合したゼラチン部分加水分
解物10g、マユトールミ0&、tPAl千万単位を含
む水溶液を無菌的に調製し1.mlずつバイアルに分注
し凍結乾燥し密封する。
別に注射用蒸留水2mlを含むアンプルを用意し溶解用
のアンプルとする。
実施例2 無菌的に調製したtPA粉末1千万単位と、無菌のマニ
トール10gを均一に混合し、1バイアル当りtPAが
10万単位となるように充填し密封する。
別に、 0.01Mリン酸緩衝液(pH7,5) 20
0 ml中にジイソシアネートと結合したゼラチン部分
加水分解物10gを含む溶液を無菌的に調製し2mlず
つアンプルに分注し、溶解用アンプルとする。
実施例3 0.03Mリン酸緩衝液100 ml 19月こジイソ
シアネートと結合したゼラチン部分加水分解物10.!
i’、  グリシン4gを含む水溶液を無菌的に調製し
凍結乾燥後粉末化する。この粉末にtPA粉末1千万単
位を加え均一に混合し、1バイアル当りtPAが10万
単位となるように充填し密封する。
別に注射用蒸留水2 mgを含むアンプルを用意し溶解
用のアンプルとする。
発明の効果 以下の実験例によって本発明の詳細な説明する。
実験例1 り′ tPAを小試験管に1000u4一つとり、これに水5
0μlまたは下記添加物(1)〜(6)の5%水溶液5
0μlを加えてよく混合し、遠沈し、一定量の上澄液を
とって0.1.M)リス塩酸緩衝液(pI(8,BSA
含有)で希釈し、フィブリンプレートによるtPAの活
性を測定した。
(1)  ヒドロキシエチルスターチ(HESと略記)
(2)低置換ヒドロキシエチルスターチ(ヘスパンダー
と略記) (3)エチレンオキサイドプロピレンオキサイド共重合
体 (プルロニックと略記) (4)プルラン (5)デキストラン (6)  ジイソシアネートと結合したゼラチン部分加
水分解物 (ヘマセルと略記) 結果 結果を図1に示す。図1は水中または5%の各添加剤水
溶液中におけるtPAの溶解度をu /1frlによっ
て示した棒グラフである。
図1よりジイソシアネートと結合したゼラチン部分加水
分解物がtPAの水に対する溶解度をいちじるしく増大
する作用をもつことが判明する。
実験例2 実験例1において添加物(1)〜(6)の5%水溶液の
代ワリに1%へマセル水溶液、  2.5%ヘマセル水
溶液、596ヘマセル水溶液、10%ヘマセル水溶液を
使用した点を除いて実験例1記載と同様におこない、ヘ
マセル水溶液の濃度とtPAの水に対する溶解度との関
係を求めた。
結果 結果を表1に示す。表1を図示すると図2のどと(にな
る。
図2は各種濃度のへマセル水溶液中におけるtPAの溶
解度をu /mlによって示したグラフである。
図2よりジイソシアネートと結合したゼラチン部分加水
分解物の濃度の上昇にともないtPAの水に対する溶解
度が増大することが判明する。
表1
【図面の簡単な説明】
図1は、水中または5%の各添加剤水溶液中におけるt
PAの溶解度を示す棒グラフである。 図2は、ヘマセル水溶液の濃度とヘマセル水溶液中にお
けるtPAの溶解度との関係を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジイソシアネートと結合したゼラチン部分加水分
    解物を必須成分とする水性液または水性液用の組織プラ
    スミノーゲン活性化因子含有組成物
  2. (2)ジイソシアネートと結合したゼラチン部分加水分
    解物の平均分子量が35000である特許請求の範囲第
    1項記載の組織プラスミノーゲン活性化因子含有組成物
JP60198629A 1985-09-10 1985-09-10 組織プラスミノ−ゲン活性化因子含有組成物 Pending JPS6259221A (ja)

Priority Applications (6)

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JP60198629A JPS6259221A (ja) 1985-09-10 1985-09-10 組織プラスミノ−ゲン活性化因子含有組成物
CA000517801A CA1267602A (en) 1985-09-10 1986-09-09 Composition containing tissue plasminogen activator
DE8686112489T DE3687255T2 (de) 1985-09-10 1986-09-09 Einen gewebe-plasminogen-aktivator enthaltende zusammensetzung.
AT86112489T ATE83153T1 (de) 1985-09-10 1986-09-09 Einen gewebe-plasminogen-aktivator enthaltende zusammensetzung.
EP86112489A EP0218112B1 (en) 1985-09-10 1986-09-09 Composition containing tissue plasminogen activator
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